「ダウントン・アビー」は2010年よりイギリスITVで放送している人気海外ドラマです。
2014年現在、すでにシーズン5まで放送している長寿番組で、アメリカでも公共放送のPBSで放送されていて人気が高いようです。
日本では現在NHKでシーズン1、2が吹替え版で放送されています。2011年にはスカパー!(スターチャンネル)で放送されていました。
■ ドラマの内容は?
20世紀初頭のイギリス貴族と使用人たちをめぐる人間ドラマで、相続問題や恋愛スキャンダルなど様々な感情や思惑が描かれている傑作ドラマです。
僕も最初は貴族なんて関係ないお話だな~なんて思っていたのですが、シーズン1を観はじめたら止まらなくなり、最終話を観たあとは、早くシーズン2が観たくてしょうがなくなっている自分に気づきました(笑)
すっかり感情移入しているんですね。やっぱり人間関係や恋愛感情に今も昔もないんだなぁ~なんて実感。。スゴク面白いドラマです☆
■ 登場人物とキャストは?
まず、主人公一家の家長であり父親のグランサム伯爵役を演じるのはヒュー・ボネヴィル。
ヒュー・ボネヴィルは、映画「ノッティングヒルの恋人」や「ミケランジェロ・プロジェクト」、海外ドラマ「ドクター・フー」(2つのエピソードにゲスト出演)や「Twenty Twelve」などに出演してます。
結構、色んな作品で見る俳優さんですね。
ちなみに2014年現在、
Hulu(フールー)で、イギリスの人気TVドラマ「Twenty Twelve」という番組が見れます。
このドラマでは、彼がロンドンオリンピックの準備委員として、部下達にさんざん振り回されるというコミカルな役を演じているんですね。シーズン1と2の合計13話を観ることができますよ♪
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あ、余談ですが、一応イギリスの階級について簡単に説明しておきますね。
まず貴族以上に位が高いのは、王族ですね。
王族の中で最高位は、王です。
そして、王族だけど王以外の人を、大公(たいこう)と呼びます。
で、王族に続くのが貴族で、貴族の中でも5つの位が存在していて、これを五爵(ごしゃく)と呼びます。
五爵の位は高い順番に挙げていくと、
公爵(こうしゃく)
侯爵(こうしゃく:読み方は公爵と一緒で字だけ違う)
伯爵(はくしゃく)
子爵(ししゃく)
男爵(だんしゃく)
当ドラマ「ダウントン・アビー」に登場するグランサム卿は、伯爵ですから五爵の真ん中の位ですね。
あ、卿(きょう)という呼び方は敬称であって位のことではありません。わかりやすく言うと「ミスター」とか「サー」みたいなものですね。
あと男爵の下には、1代限りの「ナイト」というのもありますが、こちらは貴族ということではなく叙勲を授与した人のための称号です。
ナイトの称号を授与した有名人では、ポール・マッカートニーや、ショーン・コネリーなどがいますね。
余談ついでに話しておくと、当ドラマ「ダウントン・アビー」で、少しややこしいと思うのは、まずダウントン・アビーというのが何のことかわからないですよね(笑)
実はこれ、お屋敷の名前なんですね。地名じゃなくて邸宅名です。
そして、もう1つ混乱するのが、グランサム伯爵のグランサムって誰?ということ(笑)
なぜなら、グランサム伯爵の名前はロバート・クローリーなんだもん。グランサムって名前じゃないんですよ。
これはよくわからなかったのですが、おそらく貴族として伯爵位を築いた先祖の名前がグランサムなのかな?
つまり、ロバート・クローリーという男が、グランサム伯爵としてダウントン・アビーという屋敷、および財産を継いだということですね。
キャストの話に戻ると、グランサム伯爵の妻コーラ・クローリーは、エリザベス・マクガヴァーンという女優さんが演じています。
映画「普通の人々」で映画デビューした後、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」や「キック・アス」(主人公デイヴの母親役)に出演しています。
なんと過去に映画監督のロブ・ライナーと噂になったこともあるそうです。
グランサム伯爵の母親バイオレット・クローリー役はマギー・スミスが演じています。この女優さんは、ナイトの称号を授与されている大女優。
舞台や映画「名探偵登場」や「ハリー・ポッター」シリーズのミネルバ・マクゴナガル先生役、「天使にラブ・ソングを」シリーズの修道院長役で有名です。
そして、グランサム卿には3人の娘がいます。
ミシェル・ドッカリーが演じる長女メアリー。
ローラ・カーマイケルが演じる次女イーディス。
ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ演じる三女シビル。
遠縁の親戚で一般人として弁護士業を営んでいるマシューは、ダン・スティーヴンスという俳優さんが演じています。
一方、使用人としては、
男性使用人たちの監督責任者である執事カーソン役を、ジム・カーターという俳優が演じています。
ジム・カーターは映画「ブラス!」や「恋におちたシェイクスピア」にも出演してます。
女性使用人たちの監督責任者である家政婦長エルシー・ヒューズ役を、フィリス・ローガンという女優が演じています。
主人直属の従者ベイツ役を、ブレンダン・コイルという俳優が演じています。
ブレンダン・コイルは映画「推理作家ポー 最期の5日間」などに出演している俳優。
2013年には、1日だけこのブレンダン・コイルの使用人になれる権利がオークションにかけられるという企画がアメリカでありました(笑)
落札した人は使用人としてブレンダン・コイルに詩の朗読してニューヨークのレストランまで連れて行く等の内容だったらしいです。ブレンダン・コイルはダンディな男性として大変人気があるようですね。
「ダウントン・アビー」がらみだと、以前にも、ブレンダン・コイルとランチができる権利や、料理長パットモア役を演じているレスリー・ニコルとお茶できる権利なんかもオークションにかけられたみたい。面白い企画ですね!
日本でもこういうのやってほしいですね。サインや私物のオークションを番組終わりに出品するという企画は聞いたことありますが、ドラマの内容に沿った内容を体験できる権利を売るというのが楽しいじゃないですか♪
夫人直属の侍女オブライエン役を、シボーン・フィネランという女優が演じています。
第一下僕のトーマス役は、ロブ・ジェームス・コリアーという俳優が演じています。
メイド長のアンナ役は、ジョアン・フロガットという女優が演じています。
また、ゲスト出演としては、あのビリー・ワイルダー監督の映画「アパートの鍵貸します」でヒロイン役を演じたシャーリー・マクレーンが、コーラの母親役でシーズン3に登場しているようです!
■ 受賞歴
「ダウントン・アビー」はアメリカの公共放送PBSでも放送されているということもあり米国でも人気が非常に高く2014年現在、
ゴールデングローブ賞では、ミニシリーズ・テレビ映画部門で、2013年にマギー・スミスが助演女優賞、2012年には作品賞を受賞。
プライムタイム・エミー賞では、2014年にヘアスタイリング賞、2013年に楽曲賞、2012年に助演女優賞(マギー・スミス)、ヘアスタイリング賞、楽曲賞、2011年に助演女優賞(マギー・スミス)、監督賞、衣装賞、撮影賞、脚本賞、作品賞を受賞しています。
さすが、大御所のマギー・スミスが特に素晴らしい活躍ぶりですね!
貴族の生活や、高潔さ、権力争い、ラブストーリー、成功を夢見る使用人たちなどなど、本当にたくさんの物語が交差する「ダウントン・アビー」。
今後も、まだまだ続いてほしいですね☆新しいゲストも楽しみ!ベネディクト・カンバーバッチとか登場しないかな~(笑)
あと、そのうちHulu(フールー)でも、ぜひ放送してほしい~!
もう既にイギリスドラマだと「SHERLOCK(シャーロック)」や「ジ・オフィス」、「フォルティ・タワーズ」や「Twenty Twelve」まで配信されてるんだから、きっと「ダウントン・アビー」も期待していいハズ!ヽ(´▽`)/
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