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ハロルド・ライミスのすべて

 

ハロルド・ライミスはアメリカはイリノイ州シカゴ出身の映画監督・俳優・脚本家です。

ハロルド・ライミスは、僕が大好きな監督の1人です☆残念ながら2014年に69歳で亡くなってしまいました。

ハロルド・ライミスは脚本も書くし、監督もする、そして俳優として出演もしています。有名なところでは「ゴースト・バスターズ」シリーズのメインキャストの1人ですね♪

ではまずは、監督作品。

一番有名で、しかも大好きな映画は、もうダントルで、この2作ですヽ(´▽`)/

ズバリ!映画「恋はデジャ・ブ」と映画「悪いことしましョ!」です。

 

映画「恋はデジャ・ブ」(1993:原題はGroundhog Day) は、主演ビル・マーレイ、ヒロイン役女優はアンディ・マクダウェル。

映画「ゴースト・バスターズ」シリーズで共演した友人でもある俳優ビル・マーレイを主役に据えたというわけですね。

内容は、テレビ局のお天気キャスターをしている男性が、ある日ロケ先で何度朝を迎えても同じ日を迎えてしまうという繰り返しループにはまってしまうというお話。

何をやっても死なないし、どんな失敗を犯しても翌朝にはリセットされているのをいいことに好き勝手をし始める。しかし、ほどなく、永遠に明日がこないことに絶望し始め自殺を図るんですね。

そんな時、ある女性に本気で恋に落ちてしまう。しかし何度同じ日を繰り返して、何度チャレンジしてもても、なかなか女性と結ばれない。

やがて「一体、幸せになるためには何をすればいいのだろう?」と試行錯誤し始め、人間的に成長していく姿を描いています。

 

これ、一見するとコメディSF作品なのですが、実はすご~く深い気づきをたくさんくれる映画です。まさしく人生のチアリーダー的エール作品で、僕は落ち込んだ時などに必ず立ち戻って観る、元気をくれる名作の1つですよ♪

ちなみに、永遠に「今日」を繰り返していることから、ニーチェの永劫回帰思想を表現しているらしいですが、個人的には、ひたすら利己的な欲望を追い求めた人間が、やがて自分の幸福を得るためには他人に奉仕することじゃないだろうか?と想い至るという点において、ゲーテの「ファウスト」と似ているストーリーだなぁ~なんて感じました。
 
 
2本目は、映画「悪いことしましョ!」(2000:原題:Bedazzled)。

実はこちらも、冴えない毎日を送っている男が悪魔に魂を捧げるという契約を結ぶかわりに7つの願いを叶えてもらうという、ゲーテの「ファウスト」そっくりな内容になっています。

リッチになりたい、権力を持ちたい、尊敬されたい、人気を得てモテたい、知的になりたい、芸術的才能がほしい、などなど様々な夢を叶えるも幸せになれないんですね。

そこで、人生における幸せは、結果でなく過程にこそあるのではないか?と気づき始めます。そんな中、とうとう最後7つ目の願いごとを叶える時が迫ってくるが・・・。というお話です。

主演は映画「ハムナプトラ」シリーズでもオナジミのブレンダン・フレイザーと、ヒュー・グラントと10年以上交際していたことでも知られる女優エリザベス・ハーレイ。

さらに、映画「A.I.」のお母さん役だった女優フランセス・オコナーも出演しています。

ゲラゲラ笑えて、しかも気づきをたくさんもらえる、癒しのエール映画です☆


ちなみに「悪いことしましョ!」は、1967年公開の同題イギリス映画のリメイク版になります。

本作の中で一番好きなシーンは、なんといっても牢獄の中でのアノ人との会話です。(詳しくは観てのお楽しみ♪)

この会話を観るために、この映画はあると言っても過言ではありません。そのくらい素晴らしいエール・シーンです。

実は管理人789junが選ぶ名セリフ・名場面のページでも紹介してますが、ちょこっとだけ会話シーンの内容を紹介すると、

「悪魔は君を混乱させようとしてる。でも最後には、きっと自分の存在理由を見出す。どんな人間でも選択ミスはする。でも柔軟な心と精神があれば・・・You’ll Get It(乗り切れる)」

これがまたカッチョいいんですね~ヽ(´▽`)/

ちなみに、ハロルド・ライミス監督の作品は、時々スカパー!でも放送されているようなので、要チェックです!


さてお次はハロルド・ライミスが出演した作品を紹介しましょう♪

特に映画「恋愛小説家」と映画「ゴースト・バスターズ」が特筆すべき作品だと思います☆

 

まずは「恋愛小説家」(1997)!

もうこのジェームズ・L・ブルックス監督の映画は、主演のジャック・ニコルソンとヘレン・ハントが2人ともアカデミー賞を受賞しちゃったくらい名作中の名作なんですが、作中にハロルド・ライミスがプライベート・ドクターとして登場します。

これがまた良い役なんですよ、救いの手を差し伸べてくれる良心的な医者の役とでも言えばわかりやすいかな?この映画観たら、潜在意識的にハロルド・ライミス=良心的な人物というイメージが確立しちゃうくらい(笑)
 
 
そして、もう1本の「ゴースト・バスターズ」(1984)、これはもう映画史に残る大ヒット映画ですね。

こちらには、ハロルド・ライミスは役者として出演しつつ、脚本にも携わっています。



当時、日本でも大人気で特にマシュマロマンの人形やら様々なグッズまでが飛ぶように売れていたと記憶しています。

オバケ退治をするゴースト・バスターズ3人衆がメインキャスト。ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、そしてハロルド・ライミスです。

これまでにシリーズ2作が発表されいて、最近シリーズ第3弾を製作しようとしていた矢先にハロルド・ライミスが亡くなってしまいました。実に残念ですね(泣)

数々の元気が出る映画を残してくれたハロルド・ライミス監督の作品、まだ観てない方は、ぜひ一度観てみてください。きっと幸せな気持ちにしてくれますよヽ(´▽`)/

あ、ちなみに映画「ゴースト・バスターズ」シリーズは2014年現在、なんと2作ともHulu(フールー)で配信しています!嬉しい~☆

Huluで今すぐ視聴!今なら2週間 無料トライアル実施中!お早めに~☆





 
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「悪いことしましョ!」は最高のエール映画でSHOW?


「悪いことしましョ!」は2000年に公開されたアメリカ映画で、2014年2月に亡くなってしまったハロルド・ライミスが監督・脚本(共同)・製作(共同)を務めています。
 
映画「恋はデジャ・ブ」でも書きましたが、ハロルド・ライミスと言えば1984年の大ヒット映画「ゴーストバスターズ」に主演。ビル・マーレイ、ダン・エイクロイドと共に3人の博士のうちの1人を演じ、ダンとハロルドは脚本も担当しました。
 
「悪いことしましョ!」の主演は、ブレンダン・フレイザーとエリザベス・ハーレイ。ブレンダン・フレイザーといえば、大ヒット映画「ハムナプトラ」シリーズの主人公として有名かな?あとは、ディズニー・シーのアトラクションとしても有名な「センター・オブ・ジ・アース」やハリソン・フォードと共演した「小さな命が呼ぶとき」、アカデミー作品賞を受賞した「クラッシュ」にも出演しています。
 
本作では、PCカスタマーセンターで働く冴えないサラリーマンを演じていて、社内のマドンナ的女性に思いを寄せるが、内気な性格から知り合うチャンスもつかめないでいる。またオタクでKYな性格から、同僚からバカにされているというキャラクター設定になっています。
 
一方、エリザベス・ハーレイは本作では、ブレンダンを惑わせる悪魔の化身という役。↓のようなセクシーな格好も多々しています。女優としては映画「オースティン・パワーズ」シリーズに出演しています。
 
でも、もっと有名なのは、映画「ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」「ラブ・アクチュアリー」などで有名なイギリスのラブコメ俳優ヒュー・グラントと10年以上交際していたことです。結局2000年に破局して、その後、交際していた恋人との間に息子をもうけますが結婚はしていません。結婚は1度してますが、離婚。現在は元クリケット選手と婚約を発表しています。


日本語版の予告編を見つけられませんでした・・・もう売る気ないのかな?(^^;米国版予告編はこちら
 
「悪いことしましョ!」の原題ですが、「Bedazzled」で意味は目がくらむという意味ですね。悪魔に誘惑され、つい目が眩んだという意味なら内容ともマッチします。この邦題は・・・まあ、ほっときましょう(笑)あなたなら、なんという邦題をつけますか?僕なら、そうだなぁ~「正直者は夢を見る!?」「あなたの願いごと叶えます」「ジャスト・フレンズ」「目が眩む人生」「7つの誘惑と幸せな始まり」とかかな~?
 
 
さて、そろそろ本作の内容について触れたいと思います。この映画、結論から言うと最高のエール映画で、僕はいつもワケがわからなくなった時に見ます(笑)頭が混乱してきたり、気持ちがグラグラ揺れて道に迷っちゃったかな?と思った時に見ると、すごく救われるというか、勇気と希望をもらえるんですよ~☆
 
内気で友達も恋人もいない青年が、突然、悪魔と名乗るセクシーな女性から「魂をくれるなら7つの願いを何でも叶えてあげるわ」と持ちかけられます。早速、青年は片思いをしている女性をモノにしようとしたり、大金持ちになりたいと言ってみたり、名声を得たい、知性を得たいと願いを告げていきます。
 
ところが、悪魔がいじわるをして、毎回どこか想像していた世界にならないうちに、とうとう最後の願い事を告げる時がくる。。。という、お話。例によって、ここから下はネタバレを含みますので、まだ映画を観てない人は、そのつもりでm(_ _)m
 
 
「悪いことしましょ!」で一番心に残っているセリフは3つ。カッコよすぎて忘れられません(笑)1つ目と2つ目は、主人公エリオットが逮捕され牢獄に入れられている時、ある男性が言ったセリフ。「You’ll Get it」と「Just a really good friend」。このシーンでの会話だけでも、この映画を観てよかった!と思えるはず。すごくエールフルな場面です。ハッと目が覚める感じの気づきをもらえますよ☆
 
そして3つ目は、主人公エリオットが悪魔役のエリザベスに向かって「結果ばかり求めてたけど、そうなっていく過程こそが大事なんだと気づいた」と言って、他人の幸せを初めて願い事に取り入れるんですね。これはゲーテの「ファウスト」ですよね。この映画は現代版「ファウスト」と言っていいでしょう。
 
てか、前述の「恋はデジャ・ブ」も欲望を追い求めてばかりいた主人公が、いつまでも満たされず、最後は他人への奉仕の心に幸せを見出すというストーリーでしたね。しかも監督はハロルド・ライミス!たまたま、この2作をラブコメ一覧ページの1作目と2作目に挙げたんですが、記事を書いていて自分の好みがよくわかりました(笑)
 
話がそれましたが、「悪いことしましョ!」すごくオススメです。ちなみに本作は1967年の同題イギリス映画「Bedazzled」のリメイクになります。こちらは、まだ見たことがないのですが、Amazonで普通にDVD売ってました。見てみたいかも♪

↓左が2000年公開のアメリカ版(リメイク)「悪いことしましョ!」で、右が1967年のイギリス映画(オリジナル)「Bedazzled」。


あ!言い忘れましたが、ブレンダン演じるエリオットが想いを寄せている女性アリソン役は、イギリス生まれのオーストラリア女優フランシス・オコナーが演じています。この人、どこかで見たことあるなぁ~と思った方、実はスピルバーグ監督の「A.I.」で主人公の息子の母親役のあの人です!あとはケイト・ハドソン主演のラブコメ「アバウト・アダム」にも出演しています。
 
↓左がフランシス・オコナー。右がエリザベス・ハーレー。あなたのタイプはどっち?


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