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グレイテスト・ゲーム 」は2005年公開のアメリカ映画です。
なんと、こんなに素晴らしい映画なのに日本劇場未公開です!かろうじてDVDは発売されているようで良かったです。
主演は、映画「トランスフォーマー」シリーズや「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」の俳優シャイア・ラブーフ。シャイア・ラブーフはスピルバーグに見初められてドリーム・ワークス社の作品にたくさん出演しています。
原題は「THE GREATEST GAME EVER PLAYED」。『史上最高のゲーム』といったところでしょうか。配給はディズニー・ピクチャーズです。チョット意外。実話に基づいた物語なんですね。1913年の全米オープンという大会に、フランシス・ウィメットという実在したアマチュアのゴルフ選手が出場した際のドラマが描かれています。
予告編は日本版はもちろん見つかりませんでしたが、アメリカ版はYouTubeの公式チャンネルにて公開されてましたので、紹介しておきます↓
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本作「グレイテスト・ゲーム」は、ゴルフの対決という意味ではサクセス・ストーリーな映画として紹介してもよかったし、夢をおいかけるという意味では「ライフワークを生きる映画」の1つとしてもよかったのですが、それ以上に親子の絆が素晴らしい描かれ方をしていたので感銘をうけ、「人間関係を癒してくれる映画」として紹介することにしました♪
あらすじは、労働者階級の息子でありながら、当時、上流階級のスポーツとされてきたプロゴルファーになりたいという夢を持つ青年の物語。夢に向かって努力はするが、なかなか厳しい世界。母親は応援してくれるものの、父親は息子に早く経済的に家族を支えて支えて欲しいと厳しくあたる。
やがて青年は夢をあきらめ、ゴルフショップで働くことになるが、そんなある日もう一度だけ大きなゴルフトーナメントに出場してみないかというチャンスが訪れる・・・、というお話。
監督は、映画「エイリアン2」や「ターミネーター」「アポロ13」などへの出演で知られる俳優のビル・パクストンがメガホンをとています。
左がシャイア・ラブーフ、右がビル・パクストン↓
他に共演者としては、映画「クラッシュ」「ゾディアック」「ベンジャミン・バトン」「シャッター アイランド」など数多くの作品に出演しているカナダ出身の俳優イライアス・コティーズがお父さん役を好演しています。
また映画「スパイ・ゲーム」や「ゼロ・ダーク・サーティ」、海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(スタニス・バラシオン役)などに出演しているイギリス人俳優スティーヴン・ディレインが主人公の憧れでもありライバルでもあるゴルフのスター・プレーヤー、ハリー・バートン役を演じています。
現実主義で厳格な労働者な父親と夢を追いかける息子との間の確執と和解を描いた泣ける映画で、親とちょっと距離を感じるとか、不仲であるとか、対立するところがあるとか、何をしても反対されたり、応援されていると感じられない、なんていう子供たちのための名作映画です。
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グレイテスト・ゲーム 」を観た時、ものすごい強さで親子関係によって生じた心の傷が癒されました。素直な感情を表現することの大切さを知ることができますよ☆
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