「拝啓、父上様」は、2007年1月にフジテレビで放送されたドラマで、「前略おふくろ様」で有名な倉本聰 脚本、嵐の二宮和也 主演です。
ニノ(二宮和也)&倉本聰のタッグは、長澤まさみも出演したドラマ「優しい時間」以来になります。「優しい時間」は少し重めでシリアスなドラマでしたが、今回は東京は神楽坂の老舗料亭を舞台にした軽やかで楽しいドラマです。
「拝啓、父上様」では、黒木メイサ、八千草薫、高島礼子、横山裕、福田沙紀、梅宮辰夫、高橋克実、岸本加世子、奥田瑛二ら豪華キャストが共演です。
主題歌の森山良子さん「パピエ」も、すごくおしゃれな曲で好きだったなぁ~!思わずCD買っちゃいました♪洋風な感じなのに、なんとなく懐かしい日本的な感じもする、まさに神楽坂の石畳って感じですヽ(´▽`)/
ちなみに「拝啓、父上様」は、倉本さんの大ヒットドラマ「前略おふくろ様」(1975年)をオーマージュ的に継承していて、随所に面影がみえる憎い演出になっています。
たとえば、毎回ドラマの中で主人公の一平(二宮)が つぶやくナレーションの口調や、「前略おふくろ様」に出演していた梅宮辰夫や八重草薫さんは2作とも同じ職業で登場しています。このあたり、ファンにとっては32年ぶりに見ることができて嬉しかったでしょうね☆
本作以外にも「北の国から」や「優しい時間」、「前略おふくろ様」など倉本さんのドラマは素晴らしいものが多いですね!
Wikipediaによると、製作総指揮を務めた中村敏夫さんという方は、「北の国から」「優しい時間」でも倉本さんとタッグを組んだ方らしいです。あと、演出の宮本理江子さんという方は、山田太一さんの娘さんらしいです。
山田太一といったらドラマ「ふぞろいの林檎たち」などで有名な脚本家で、よく倉本聰、山田太一、向田邦子の3人は「シナリオライター御三家」と呼ばれていたそうです。
ちなみに、今作の「拝啓、父上様」で一番印象に残っているセリフというか場面は、一平(二宮)がナオミ(黒木メイサ)とバイバイした後に、足取りも軽く帰宅しながら「拝啓、父上様。人生は、時々素晴らしいです!」と嬉しいそうに言ったところです☆
あと、このドラマ見てたら、何度か登場した神楽坂(飯田橋)のお堀にある川沿いのレストラン「カナルカフェ」に行きたくなりました☆
なんていうか、職人さんのドラマでもあり、おしゃれな町で真剣な恋をする若者のドラマでもあるので、見ていると背筋がピンと伸びて、さわやかな気分にしてくれる、そんな素敵なドラマです♪
⇒元気が出るTVドラマ「日本&韓国のTVドラマ」一覧ページへ戻る
〓関連記事