皆さんは、LAスクリーニングをご存知でしょうか?
アメリカのテレビ局大手6スタジオ主催で毎年5月頃に行われる、ドラマの試写会です。
要は、新しいドラマのパイロット版や、既存のドラマの新シーズンのお披露目会です。
アメリカの大手6スタジオとは以下の6社のこと。
・ブエナ・ビスタ・インターナショナル(ウォルト・ディズニー・スタジオ)
・SONY(ソニー・ピクチャーズ)
・NBC(ユニバーサル)
・CBS(パラマウント)
・20th Century FOX
・ワーナー・ブラザーズ
ドラマを製作する側のスタジオが、毎年世界中のテレビ局のバイヤーをご招待して行われるそうです。
日本でも海外ドラマコーナーというのが出来るくらい1つの分野として確立していますからね♪
NHKのスタッフブログやら海外ドラマ情報サイトなどでよくレポート記事がアップされています。
参考までに下記にURLを記載しておきます↓
・海外ドラマNAVI版 2013年のLAスクリーニング体験レポート
・NHKBSオンラインのBSコラム 2012年のLAスクリーニング
こうやって、世界各国に向けてオープンに人気投票をやってしまうんだからわかりやすくていいですね。
ちなみにパイロット版というのは0話目のようなものでいわゆる試作品です。まず1話作ってみて様々な人に評価を仰いだ結果、シーズン化するのかしないのかを決定していく訳です。
LAスクリーニングは、72カ国以上の国からバイヤーが参加してくるそうで、これは世界最大規模のスクリーニングといえるでしょう。
さらに日本とは違って、あるテレビ局で制作されたドラマが違う局で放送されるなんてこともあるそうです。まさに自由競争の世界です。
製作やスクリーニングの流れ的には、
1.企画
2.プロデューサーが脚本を依頼
3.脚本をテレビ放送局などに売り込む
4.テレビ放送局などが脚本の権利を購入
5.パイロット版が制作される
6.LAスクリーニングでふるいにかける
7.オンエアされる時間帯を決めて番組スタート
とこんな感じみたい。ちなみに、スクリーニングという英語(screening)には、上映という意味の他にも、審査、選抜などの意味もあるんですね。不思議だ。
なんでも日本語のパンフレットを用意してくれているスタジオがあったり、パーティには出演者も参加したりと大いに盛り上がるそうです。ちょっとバイヤーになって参加してみたくなっちゃいますよね(笑)
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