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「人生は、奇跡の詩」は最高のエール映画でSHOW?

 
 
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ロベルト・ベニーニのすべて

 

ロベルト・ベニーニ(1952-)は、イタリアはカスティリオーン・フィオレンティーノ出身の映画監督・俳優です。

もうロベルト・ベニーニ監督といえば46歳の年に、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」(1998)でアカデミー外国語映画賞、ならびに主演男優賞を受賞したことが一番有名です。

この時に壇上からプレゼンターとしてロベルト・ベニーニの名前を呼んだのは、同じくイタリア出身の映画女優ソフィア・ローレンです。

ソフィア・ローレンの笑顔と、思わずイスの上でバンザイしちゃうロベルト・ベニーニがとっても印象的です。思わずこっちまで嬉しくなっちゃいます(笑)



も~ロベルト・ベニーニは元気で元気で、とくかくよくしゃべる印象が強いですよね。映画の中でも弾丸のようにしゃべり倒しているシーンが多いです(笑)元気をもらえますけどね♪

ちなみに、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」で共演した奥さん役の女優ニコレッタ・ブラスキは、本当に実生活でもロベルト・ベニーニの妻です。夫婦で主演した映画で受賞なんて、なんか素敵ですよね☆

 


ロベルト・ベニーニ監督作品の中で、僕が一番大好きな映画は2本あります。そのうちの1本は「ライフ・イズ・ビューティフル」、そしてもう一本は「人生は、奇跡の詩」☆

まず1本目の映画「ライフ・イズ・ビューティフル」、みなさんはご覧になりましたか?

初めてこの作品を観たとき、ああ、戦争中の悲惨で悲しい体験を、こんなふうに元気に、しかも妻や子供への愛情や優しさ、気遣いを忘れないまま描くことができるんだ!?という衝撃を受けました。


特に印象的だったシーンは、子供を怖がらせないようにと、敵国の兵隊さんの通訳となって、捕虜のみんなに「今日は、かくれんぼをします」みたいなデタラメなことを言うシーン(笑)

すごい発想だなと思って可笑しくなったのと、同時に、それを子供たちを怖がらせないようにするためだと悟った同じ国の捕虜の大人たちが黙って聞いている姿に目頭が熱くなりました。

笑えて、感動できる、そして、どんな状況でも思いやりは忘れちゃいけないよなぁ~と、あらためて気づかされる素晴らしいエール映画です。ぜひ!

ちなみに本作の受賞歴は、アカデミー外国語映画賞、主演男優賞、カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリ、英国アカデミー賞で主演男優賞、全米映画俳優組合賞で主演男優賞に輝きました。

残念ながら公式の予告編動画が見つかりませんでした!(泣)DVDの販促としてYouTubeの公式チャンネルにUPしておいてほしいなぁ~。。。

しかし!なんとなんと!「ライフ・イズ・ビューティフル」は、2014年現在、Hulu(フールー)で配信しているではないですか!!嬉しい~♪ これで、いつでも観ることができます☆

Huluで今すぐ視聴!今なら2週間 無料トライアル実施中!お早めに~☆

そして、2本目は「人生は、奇跡の詩」(2005:伊)!

こちらの作品も最高なんですよ!まず、すごく映像が美しいです。綺麗です。幻想的なんです。

 

まるで現実だってロマンティックな心と愛する心さえあれば、こんなにも美しく見えてくるんだよ、と諭されているような気持ちにしてくれる、そんな映画です☆

こちらも実生活での妻である女優ニコレッタ・ブラスキとの共演作になります。ジャン・レノも出演。また、シンガーソングライターのトム・ウェイツもゲスト的な出演を果たしています。

「人生は、奇跡の詩」で特に印象に残っているシーンは、ローマの道路で雪(花粉)が降っている中にトラが立っているシーン。あとは、ひたすらニコレッタ・ブラスキに話しかけまくるロベルト・ベニーニの姿(笑)

そして、すごく素敵だなと思ったセリフは、たしか「すごく美しい情景を信じてもらえなかったのは、僕がうまく言葉を使って説明できなかったからさ。だから、僕は詩人になったんだ」と子供たちに説明しているところです。

こちらも妻への愛の強さと、人間の発想力、想像力の豊かさに限界はないなと感じさせてくれる素敵なエール映画です☆

こちらの作品は、現在DVDがAmazonで売ってないようですので、TSUTAYA DISCASや、楽天レンタルDMMレンタルなどで借りて観ることができます。


さてさて、ロベルト・ベニーニなんですが、20代の頃からイタリアの舞台やテレビで活躍していたようです。

そして34歳頃にアメリカのジム・ジャームッシュ監督作品「ダウン・バイ・ロー」(1986)に俳優として出演。さらに同監督の「ナイト・オン・ザ・プラネット」(1991)にも出ています。

ジム・ジャームッシュ監督は、このほか映画「ブロークン・フラワーズ」なども監督していて、最近では俳優ビル・マーレイと組むことが多いようですね。

その後、ロベルト・ベニーニは、なんと!イタリアの伝説的な映画監督フェデリコ・フェリーニの遺作「ボイス・オブ・ムーン」(1990)に出演します。

フェリーニといえば、名画「8 1/2」や「甘い生活」「道」などの傑作を残し、アカデミー名誉賞も授与された巨匠です。

さらにロベルト・ベニーニは39才の年に「ジョニーの事情」(1991)で映画監督としてもデビューします。

この映画でベニーニは主演もこなし、また、ヒロインを務めたのは、現在の妻ニコレッタ・ブラスキです。

同年2人は結婚しています。
 
 
そしてベニーニは、2012年には、あのウディ・アレン監督作品にも出演を果たしています。

映画「ローマでアモーレ」という作品。

 

この作品には、ウディ・アレン自身も監督としてだけではなく、俳優として、かなり久しぶりに出演している他、アレック・ボールドウィン、ペネロペ・クルス、エレン・ペイジなど豪華なキャストが出演しています。



ちなみに、ロベルト・ベニーニは、奥さんの二コレッタとともにMelampo Cinematograficaという映画製作会社を経営しています。さらに不動産関係の会社なども複数経営しているようで、景気がよかった頃には年間30億円以上の利益があったそうです。

そういえばベニーニの映画「ピノッキオ」などは、奥さんの二コレッタが共演者としてだけでなく、製作者として参加していたような気がします。なかなかヤリ手の夫婦ですな(笑)

ロベルト・ベニーニも還暦をすぎましたが、まだまだ監督として、そして俳優としても多くの映画に出演して元気でしゃべりまくる姿をいっぱい観たいですねヽ(´▽`)/
 
 
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