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スタンリー・キューブリックのすべて

 

スタンリー・キューブリック(1928-1999)は、米ニューヨーク州出身の映画監督です。

まず、上の写真は別人ではありません(笑)両方ともキューブリック監督です。

若い頃と、年とってからの写真とはいえ、なかなかルックスに変化が現れてますな。

ただし、作品は生涯通して変わることなく、ピカいちな傑作ばかりを発表しつづけた奇才です。

 


■ 代表的な映画作品は、

「現金に体を張れ」、
「ロリータ」、
「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」、
「2001年宇宙の旅」、
「時計じかけのオレンジ」、
「シャイニング」、
「フルメタル・ジャケット」、
「アイズ ワイド シャット」

などがあります。

どれも強烈な印象を残す映画ばかりですが、その理由は映像美であり、未来的なシーンであり、エグい性描写であり、そしてゾッとする狂気を描いているからです。

見るのにちょっと覚悟がいります(笑)

でもなぜか好きな作品が多い。いや~実に不思議です。
 
 
■ 特にオススメなのは、

上記の中でも「現金に体を張れ」「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」の4作ですね。

 

まず「現金に体を張れ」(1956)は、競馬場から現金を強盗する計画を立てた数人の男たちが、皮肉にも他人からの愛情や善意によって狂わされていく姿を描いている映画・・・ってワケでもないか(笑)

でも、なぜだか観るたびに、そんなインスピレーションをもらうんですよね。

理由もなく、たまに、観たくなる、不思議な魅力をもっている映画。

強盗メンバー1人1人が背負っている様々な人生が交差する作品です。

弱き心が強き力に勝ち、無垢が欺瞞を暴き、知恵が心情に蹴散らされるという練りに練られた展開は「スティング」や「ペーパー・ムーン」さながら☆
 
 
2作目は「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」(1964)で、これ、たしか僕が始めてみたキューブリック映画。

長いタイトルが目立ちますよね。博士の異常な愛情というタイトルも、なかなかマッドな感じがするでしょ?(笑)

でも「シャイニング」みたいな狂気を描いているわけでは決してないと思いますね。僕は。

むしろトコトン究極まで利己的になったら、こういう思想を持つのも、ごく当たり前だと思うし、至極、論理的な結論だとさえ考えますね。僕は。

なんだろうコメディみたいで、ホラーみたいで、やっぱりサクセスストーリー?結構、好きです。僕は。

観たことない人は、ぜひ見てみて下さい。たぶん一回は「は?」となりますから(笑)

 

3本目の「2001年宇宙の旅」(1968)は、もう名作中の名作ですね。山田洋次監督の映画「虹をつかむ男」でも名画の1つとして挙げられていました。

あの時代にこの映画がよく撮れたな!と思わされる映像美です。どうやって撮ったの?とも思いますよ。

ああ、キューブリックほどのセンスを持った人が、もしも現代で3DやCGを駆使して宇宙映画を撮ったらどんな感じだったのかな~?とも思います。

そんな、えいが☆

↓「2001年宇宙の旅」予告編


4本目は「時計じかけのオレンジ」(1971)。ああ、これはスゴイ映画ですよ。一見、狂った映画に思えますが、これはすごい。特に思春期に見てしまったら、ちょっとドキドキするかも。

そんな、えいが☆

むずかしいんですよね、キューブリックを解説するとヤボになるから(笑)観てちょ。

ちなみに、本作で主演を務めた俳優マルコム・マクダウェルは、映画「タイム・アフター・タイム」でH・G・ウェルズを演じたのですが、その時に共演した女優メアリー・スティーンバージェンと結婚していました。

メアリー・スティーンバージェンは「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」でドクの恋人クララ役を演じたあの女性ですね。

結局は離婚してメアリー・スティーンバージェンは、その後、人気シットコム「チアーズ」に主演したテッド・ダンソンと再婚しています。

↓マルコム・マクダウェルがキューブリックを語ってます

で、マルコム・マクダウェルに戻ると、彼、海外ドラマ「メンタリスト」では、ほらあの教祖役をやってる人ですよ。

あとは海外ドラマ「名探偵モンク」では、カリスマ・ファッション・デザイナーとして登場してますし、「フレイジャー」「HEROES」なんかにも登場しているので、一度くらいは見たことあるかも。
 
 
■ 残りの作品と遺作

 

キューブリックの映画といえば、まだまだ有名ものがあって例えばジャック・ニコルソン主演の狂気の恐ろしさを描いた「シャイニング」(1980)。

あとは、ロリコンなどの派生語を生んだほどセンセーショナルな同題小説が原作の映画「ロリータ」(1962)などもあります。

そして、キューブリックがベトナム戦争を描いた「フルメタル・ジャケット」(1987)。

最後に遺作となったのは、トム・クルーズと当時トムの妻であったニコール・キッドマン主演の映画「アイズ・ワイド・シャット」(1999)。

本作はエロスと秘密結社的な内容を描いた話題作。本作を撮り終えた後すぐにスタンリー・キューブリックは心臓発作で死去してしまいました。

さらに翌々年の2001年にはトム・クルーズとニコール・キッドマンも離婚しています。

 


■ 完璧主義

スタンリー・キューブリックは完璧主義だったため、撮影が長引くことも多く、たくさんの作品が途中で頓挫してしまっています。「アイズ・ワイド・シャット」など撮影後の編集から予告編に至るまで自分が必ず関わったそうです。

また、1962年には「ロリータ」の撮影のためにイギリスへ移住しています。その後、死ぬまでイギリスに居続けました。

ちなみにキューブリックは生涯で3回結婚しているようで、お相手はダンサーや女優です。また映画監督をする前は雑誌の見習いカメラマンでした。

意外にも、その頃よく見てたお気に入りの映画はチャップリン映画だったそうです。

 

そして、あのスティーブン・スピルバーグ監督とは親友だったようで、よく電話などで話していたみたい。

キューブリックは自身が企画していた映画「A.I.」の制作についてスティーヴン・スピルバーグとよく話をしていたらしいです。

ただし結局は制作する前に死去してしまったために、遺族の希望もあってスピルバーグが2001年に「A.I.」を完成・公開しました。

今となっては叶わぬ夢ですが、もっとキューブリック映画をたくさん観たかったなぁ。
 
 
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ロブ・ライナーのすべて

 

ロブ・ライナー(1947-)は、米ニューヨーク出身の映画監督です。

代表作は、映画「スタンド・バイ・ミー」、「恋人たちの予感」、「ア・フュー・グッドメン」、「アメリカン・プレジデント」、「ストーリー・オブ・ラブ」、「あなたにも書ける恋愛小説」、「迷い婚」、「最高の人生の見つけ方」などなど多数です。

本当に素晴らしい作品をイッパイ作っていて感心しちゃいます☆

 

ちなみに結婚は2度していて、最初の奥さんはペニー・マーシャルという映画監督で「ビッグ」や「レナードの朝」などの傑作映画を何本か撮っている実力のある女性です。

さらにペニー・マーシャルは、映画「プリティ・ウーマン」などで有名なゲイリー・マーシャル監督の実妹でもあります。

 

それと、ハロルド・ライミス監督のように俳優としても何本かの作品に出演しています。

代表的な作品ではトム・ハンクスとメグ・ライアン主演の「めぐり逢えたら」や、レオナルド・ディカプリオ、マシュー・マコノヒーらが出演したマーティン・スコセッシ監督の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」などに出ています。

ロブ・ライナー監督の作品で僕が特にオススメしたいのは、「アメリカン・プレジデント」、「ストーリー・オブ・ラブ」、そして「最高の人生の見つけ方」ですね。

他の作品も、もちろん素晴らしいですが、この3本に関しては必ず観ておきたい映画です☆

軽く紹介しておきましょう♪

まずは「アメリカン・プレジデント」ですが、こちら主演はマイケル・ダグラスとアネット・ベニング。

アネット・ベニングという女優さんは映画「心の旅」や「アメリカン・ビューティー」のヒロイン役を演じている実力派女優ですね。

それと、脇を固めている俳優陣も豪華で、チャーリー・シーンの実父マーティン・シーンや、マイケル・J・フォックス、その他、海外ドラマ「フレイジャー」でフレイジャーの父親役マーティン・クレインを演じたジョン・マホーニーなんかも出てます♪

ストーリーは、なんというか「これぞハリウッド映画!」とでも言いたくなるようなカッコ良さがあります。

大統領が政治的にも戦いながら、家族や恋愛を両立させようとするのを、周囲の仲間や恋人が懸命に支えあう姿を描いた、とっても粋な作品です。

2分程度の場面CLIPが公開されてました↓

2本目は「ストーリー・オブ・ラブ」。こちらはブルース・ウィリスとミシェル・ファイファーが主演を務めています。

ロブ・ライナー自身も主人公の親友ということで出演。ほかにもトム・ハンクスの妻で女優のリタ・ウィルソンや、海外ドラマ「バーン・ノーティス」ラリー役で有名なティム・マシスンなんかも出演しています。

あと音楽は、あのエリック・クラプトンが関わっているという贅沢なキャスティング。

ストーリー内容は、離婚の危機にある夫婦の、長年の歴史を振り返りながら互いの絆を取り戻そうとする愛情物語。

誰にでも起こり得るような身近な視点から描かれていて、ユーモアあり、涙ありの感動作です。

最後に3本目の「最高の人生の見つけ方」ですが、ロブ・ライナー作品の中でも一番好きかもしれません。

主演は、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンという、これ以上ないくらい豪華な大御所同士がタッグを組んだ作品。

末期ガンを宣告された2人が、世界中を旅しながら「死ぬまでにやりたいことリスト」を作り実行していきます。

人生において、何が一番大切なことなのか、幸せとは?という問いにロブ・ライナーが答えた映画です。圧巻!

主演の2人以外では、海外ドラマ「ウィル&グレイス」のショーン・ヘイズなどが出演しています。

また、主題歌はジョン・メイヤー。彼はケイティ・ペリーやジェニファー・ラブ・ヒューイット、ジェニファー・アニストン、ミンカ・ケリー、ジェシカ・シンプソンら多数のセレブ女優と交際しているプレイボーイとしても有名です。

「最高の人生の見つけ方」予告編↓

ちなみに、ロブ・ライナーのお父さんは、映画監督で俳優のカール・ライナー。カール・ライナーは、俳優として映画「オーシャンズ11」シリーズに主要キャストの1人ソウルとして出演してるのが一番有名かな。

あと、ロブ・ライナー監督の映画音楽のセンスが大好きで、先ほどのエリック・クラプトンや、「恋人たちの予感」で音楽を担当したジャズシンガーのハリー・コニック・Jr「It Had To Be You」や、「スタンド・バイ・ミー」のベン・E・キングが歌った同名主題歌などは楽曲としても大ヒットしていますね☆


■ オマケ

最近のロブ・ライナー作品をいくつか紹介しておきます。

2010年にはナゼか日本未公開の映画「Flipped」(原題)を監督しています。とっても面白そうです☆

映画「そんな彼なら捨てちゃえば」や「2012」で観たことがある美人子役のモーガン・リリーちゃんが主演!

映画「スタンド・バイ・ミー」と「マイ・ガール」を足して2で割ったような、古き良きアメリカを描いた感じの作品かな?

海外ドラマ「フレイジャー」のジョン・マホーニーも出てます。

↓「Flipped」予告編(英語)

2012年には映画「最高の人生のはじめ方(The Magic of Belle Isle)」で再びモーガン・フリーマンが主演。

お相手のヒロイン役は僕も大好きな女優ヴァージニア・マドセンです。

素敵な大人の恋でした。たしか「君は雨上がりの風のように心地よい気持ちにしてくれる」みたいなセリフがあったと思うんですが最高だったなぁ~☆

↓「最高の人生のはじめ方」予告編


そして2014年7月にアメリカで公開した「And So It Goes」。主演はマイケル・ダグラスとダイアン・キートンです。

↓「And So It Goes」予告編(英語)

↓ロブ・ライナーのインタビュー動画もありました

あと、俳優として最近ではズーイー・デシャネル主演の海外ドラマ「New Girl ダサかわ女子と三銃士」にもシーズン2を皮切りに複数話でているんですね!知らなかった☆

「New Girl」は2014年11月よりHulu(フールー)にて配信スタートしています。2014年11月現在は、まだシーズン1のみの配信ですが、すでに12月にはシーズン2の配信も予定されているようですヽ(´▽`)/

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そうそう、最後に、ロブ・ライナー監督は俳優として映画「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」には出演していません。なぜかサイトによっては結構有名どころまでこの映画のキャストにロブ・ライナー監督をリストインしていますが、人違いです。

ロブ・ライナー監督は「Rob Reiner」というスペルですが、「アンヴィル!」に出演しているドラマー役のミュージシャン・俳優は「Robb Reiner」。「b」が1つ多いんですね。紛らわしいけど、まったく別人です(笑)
 
 
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手塚 治虫のすべて

 

手塚治虫(てづか おさむ)は1928年生まれの、日本は大阪府出身の漫画家、アニメーター、医学博士です。

よく手塚治虫はマンガの神様なんて呼ばれ方をしますが、本当に数多くの傑作を残していて、藤子不二雄や石森章太郎はじめ多くの漫画家の憧れであると同時に、芸能人などの有名人にもファンが多いですよね。

落語家の立川談志なんかも、その1人で手塚先生は神様だとTVなどでよく語っていました。また夏目漱石の孫でマンガ評論家の夏目房之介は「手塚治虫はどこにいる」という有名な著書を発表しています。

手塚治虫は、まず、経歴からしてスゴイ!なんたって医学博士ですからね。大阪大学の医学部附属病院で1年インターンを経験した後、国家試験を受けて医師免許を取得しているそうです。

しかし小さい頃からマンガを書くのが好きだった手塚治虫は、結局、医者の道ではなく漫画家の道を歩むことを決意します。

 

さて、ここからは年表的な感覚で書いていこうかな♪

まずは、中高時代に戦争を経験し、戦後「幽霊男」という長編マンガを毎日新聞に応募するんですが、なんと落選しています。

■ 1946年1月~3月 デビュー

しかしその後、近所に住んでいた毎日新聞社に務めていた女性の紹介で、子供向けの「毎日小学生新聞」(当時は「少国民新聞」という名前)に「マアチャンの日記帳」という4コマ漫画を連載します。

これが20才の時にデビューした初の作品となります。ちなみに本名は手塚治ですが、昆虫好きがこうじてペンネームは治虫となります。最初は「おさむ」ではなく「おさむし」と読ませていたそうです。

さらに実は「ドラえもん」で有名な藤子不二雄もデビュー作「天使の玉ちゃん」を「毎日小学生新聞」に連載しています。

これは、藤子不二雄の2人が手塚治虫のファンだったことから、毎日小学生新聞に宛てて手塚治虫のファンであることと、現在は手塚治虫の作品が連載されていないので、その代わりに僕らの漫画を載せて下さいという手紙を送ったことがきっかけだったようです。

 
 

そして同年、酒井七馬という漫画家から「新宝島」という漫画の合作を持ちかけられます。原作・構成は酒井七馬で、作画が手塚治虫です。

この作品は、手塚治虫の長編デビュー作であると同時に、40万部以上も売れるという大ヒットを記録しました。

当然、この作品に影響を受けてマンガ家を志した漫画家もたくさんいて、藤子不二雄や石ノ森章太郎、ちばてつや、さいとう・たかをなどが挙げられます。

さらに落語家の立川談志や宮崎駿なども、大変感銘を受けたと語っています。

 

■ 1948年~ SF三部作

「新宝島」で人気が出た手塚治虫は次々と新作を発表。

1948年には「ロストワールド」、1949年「メトロポリス」、1951年「来るべき世界」という手塚治虫の初期の代表的なSF三部作を発表しています。

またこの時期、ゲーテの「ファウスト」をマンガにしています。(1950年)

 

驚くのは、この時期にはまだ医学生でもあったわけで、マンガを描きながらも1953年に国家試験に合格して医師免許を取得しているんですね!

さらに、この頃から大阪だけでなく東京へも原稿を持ち込みはじめ、最初は講談社に断られているんですね。

しかし1950年には東京の出版社で初の連載マンガをスタートします。タイトルは「タイガー博士の珍旅行」です。

 
 

さらに東京の別の複数の出版社で「ジャングル大帝」や、1951年には「アトム大使」(鉄腕アトムの前身)、さらに1953年には「リボンの騎士」を発表します。

特にリボンの騎士は、手塚治虫が少年時代に影響を受けた宝塚やディズニーの影響が強く現れていますね。

そして1954年には「火の鳥」の連載をスタート。

 

特に「火の鳥」シリーズは、手塚治虫が初期の頃から晩年まで書き続けた、まさにライフワークと言える作品。

過去、未来、地球、宇宙を舞台に人間の業を描いている壮大なシリーズで、レオナルド・ダヴィンチでいうところの「モナリザ」のような存在かも?

こうして手塚治虫は一躍、全国区的に人気漫画となるワケですね☆

 

■ 1952年~ 上京

東京の出版社での連絡が多くなると、いよいよ上京。1953年に伝説のトキワ荘14号室に入居します。

このトキワ荘は東京都豊島区にあった木造アパートで、他にも石ノ森章太郎や赤塚不二夫など、たくさんの漫画家が住んでいたことで有名です。1954年に手塚治虫が引っ越した後、14号室には藤子不二雄が住んでいました。

現在は老朽化を理由に取り壊されてしまいました。

ちなみにWikipediaによると、1953年の段階で手塚治虫はすでに関西の長者番付で画家の部門の1位になっていたそうです。

また、手塚治虫はトキワ荘にいた若いマンガ家たちに映画をたくさん観るよう勧めていたそうです。自身も年に365本観ていたとか(笑)

映画といえば、「博士の異常な愛情」や「時計じかけのオレンジ」などで有名なスタンリー・キューブリック監督から、映画「2001年宇宙の旅」の美術担当者として参加してくれないかという連絡をもらったらしいです。

結局、忙しい&養うべきスタッフや家族が大勢いるため断ったということですが、もし実現していたらハリウッド映画に手塚治虫が進出していたかなしれませんね。

 

■ 1955年~ 大人向けのマンガ執筆

そして1955年頃から、いよいよ大人向けの雑誌にも作品を執筆し始めます。

まずは1956年に、SF短編シリーズ「ライオンブックス」、「漫画生物学」「漫画天文学」などを発表しています。

■ 1959~ 週刊誌ブーム到来

1959年には、それまで主流だった月刊誌にかわり週刊誌ブームに。講談社の「少年マガジン」や小学館の「少年サンデー」が創刊されます。

両方から声がかかった手塚治虫は、少年サンデーに「スリル博士」を連載、少年マガジンには自分が下書きだけした「快傑ハリマオ」を石森章太郎に描かせ連載したようです。

さらに、この1959年という31才の年には、幼馴染の女性と結婚しています。忙しすぎて2回しかデートできなかったらしく、式にも直前まで仕事をしていたため遅刻したらしいです(笑)

■ 1961年 手塚治虫プロダクション動画部の設立

1961年には、ついにディズニー狂いと自称していたほどアニメ好きだった手塚が、手塚治虫プロダクション動画部を設立します。

翌1962年には「株式会社 虫プロダクション」として法人化。さらに1966年には子会社の「虫プロ商事 株式会社」を設立。版権・出版・営業などの業務を行うための会社だったようです。

ちなみに1968年には漫画の制作を行う株式会社 手塚プロダクションを設立しています。

つまり、アニメ制作は虫プロで行い、マンガは手塚プロが行うという体制を整えたようです。

ただ、虫プロ商事、そして虫プロで労働紛争が起こり、次々に社員が辞めていき、1971年には結局、社長職を退任。映画の失敗や受注が減ったことなどにより、1973年には2社が連続して倒産します。労働環境が苛酷だったようです。手塚治虫も個人的に1億5000万円ほどの借金を背負うことになったそうです。

ただし、1977年には元々は虫プロの労働組合だったメンバーが大部分を出資して「虫プロダクション株式会社」という会社を設立します。

手塚治虫は、この会社にアニメ作品などの著作権を譲渡しつつ、共同でアニメ作品を制作していきます。

■ 1966年~ 雑誌創刊

1966年には、当時流行っていた雑誌「ガロ」に対抗する形でマンガ雑誌「COM」(コム)を創刊します。自身も「火の鳥」を連載。

翌1967年には、水木しげるが起こした妖怪ブームに対抗して「どろろ」などを発表。

さらに1968年には青年漫画「きりひと讃歌」「空気の底」などをスタートさせます。

 
 

またこの頃、再びゲーテ「ファウスト」を原案としたマンガ「百物語」や、「ハレンチ学園」のヒットに対抗して描かれた性教育マンガ「やけっぱちのマリア」や「アポロの歌」などを発表しています。

■ 1973年~ 冬の時代を乗り越えて

さて、ついに経営難や人気のかげりなどを乗り越えて、1973年に連載をスタートした「ブラック・ジャック」が大人気になります。



1977年には、その他「三つ目がとおる」「ブッダ」「火の鳥」「ユニコ」「MW(ムウ)」を同時に連載していたそうです。

50才代となった1980年代には、「陽だまりの樹」や「アドルフに告ぐ」などを完成させています。

 


■ 1988年~ 晩年

1988年に胃がんとなり、翌1989年に死去。

遺作として未完の「グリンゴ」「ルードウィヒ・B」「ネオ・ファウスト」などがありました。これらは未完のまま出版・発売されています。

ちなみに「ネオ・ファウスト」は、またまたゲーテ「ファウスト」が原案の作品です。この小説がよほど好きだったんですね。

僕的のオススメは、なんと言っても「ブラック・ジャック」、「ファウスト」を原案とした作品、「火の鳥」、「アドルフに告ぐ」ですね。

特に、医師免許を持っていないながらも天才的な医師として多くの命を救う主人公を通して、人間の生死に関わる姿を描いた「ブラック・ジャック」。



そしてヒトラーにまつわる戦争物語を通して、正義の相対性を描いている「アドルフに告ぐ」。

 


この2つは、青年期に読んで、物事には見えていない違った側面もあるんだなと、ものすごく考えさせられました。

今でも行き詰った時には読み返して、生きるヒントやエールをたくさんもらってます。
 
 
手塚治虫の作品は今なお、単発ドラマとしての「ブラック・ジャック」実写版や、邦画「MW-ムウ-」、洋画「アトム」などとして映画化されていますし、舞台でも乃木坂46の生田絵梨花が出演した「虹のプレリュード」などが上演されています。

手塚治虫は、マンガ界、そしてアニメーションの世界でも偉大な功績を残した天才だったと言っていいでしょうね☆

なお嬉しいことに、今挙げた映画「MW -ムウ-」、「ATOM」、そして単発ドラマ「ブラック・ジャック」は、2014年11月現在Hulu(フールー)にて3本とも観れますよ♪

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ちなみに手塚治虫に密着したテレビ番組や対談、インタビューなどは結構たくさん放送されていたようです。

僕も昔、密着番組かなにかで、フランス旅行に行く直前に成田空港でタクシーに乗りながらも原稿を書き続ける手塚治虫を、外で出版社の担当者が待っている姿を見て、大変驚いたのを記憶しています(笑)

最後に手塚治虫文庫全集 (全200冊)が発売されていますので紹介しておきます。

 


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藤子・F・不二雄のすべて

 


藤子・F・不二雄は日本の富山県出身の漫画家です。

手塚治虫と並び、日本でトップ2の天才漫画家でしょう☆テレビアニメ化もされているマンガ「ドラえもん」は今なお世界中で大人気です。

ライフワークでもあった「大長編ドラえもん」シリーズは、映画化もされて僕が小学生の頃は、毎年夏休みに上映されていました。

科学や文学、歴史・考古学などをもとにして創作されているので、他のアニメとはまたちょっと違った胸躍るアイデア満載の映画となっています。

これを藤子・F・不二雄さん自身は、SF(SUKOSHI FUSHIGI)(= 少し・不思議)と呼んでいたそうです。オシャレ~♪



大長編ドラえもんシリーズは藤子・F・不二雄の生前、17作品が映画として公開されたようです。

これらを子供の頃に読んだり観たりした人が将来、宇宙物理学者、ロボット工学の研究者、探検家、博物館員、文化人類学者になった人も絶対に何人もいると思います。それくらい読んでいて本当にワクワク・ドキドキしたものです。

というのも、作品の原案が歴史や昔話などに基づいて、現実と空想の間をうまく描いてくるんですね。

わかりやすく説明すると・・・

例えば「のび太の恐竜」では、未来人がタイムマシンに乗って太古の昔、恐竜時代の地球へきます。

 

そこでは、なんとタイムトラベルしてティラノザウルスなどを猟銃で狩るというレジャーが裏ビジネスになっているんですね。そこへ時空を取り締まるタイムパトロールがやってきて、、という、そういう設定。

もしもタイムマシンが実用化されたら、いかにもありそうでしょ?そもそも、マンガでタイムマシンがこれほど活躍するなんて、他の作品では見かけなかったので、子供ながらにスゴく面白くて興味をそそられました。

まるっきり空想の世界じゃないんです。もしもタイムマシンが発明されたら・・・という非常に現実的な夢物語なんですね。




ちなみに、いきなり話が脱線しますが(笑)、「ドラえもん」には、タイムマシンを使ったパラドックスの話が何回か出てきます。

一応説明しておくと、パラドクスというのは、矛盾のことで、「どんな盾(たて)も貫くことができる矛(ほこ=ヤリのようなもの)」と、「どんな矛からの攻撃に対してもビクともしない盾」があると言う商人に、「では、その2つを戦わせてみたらどうなるのだ?」と問えば、どんな説明をもってしても結局、論理のつじつまが合わなくなりますよね。コレが矛盾です。

「ドラえもん」では、タイムマシンで時間を行き来できるために、様々なタイムパラドクス的なストーリーも描かれています。タイム・パラドックスを理解するには、よく例に出される下記のような感じの話があります。

例えば、

2030年にタイムマシンを発明した40才の男が、

30年ほど過去へタイムトラベルして2000年の世界に行ったとします。

その世界には、まだ10才の子供だった自分が存在しているわけです。

その10才の自分のことを、もしもタイムスリップしてきた40才の自分が殺してしまったらどうなるでしょうか?

10才の自分を殺したということは30年後の自分は存在しないことになるハズ。

しかし、ココで考えてみてください。

そもそも40才まで生きていた自分が存在したからこそ、タイムマシンを発明し10才の自分を殺せたはず。

とすれば、10才の自分が死ぬための条件は、自分が40才まで生きて過去にタイムトラベルしてこなければなりません。それが絶対条件です。

あれれ?ということは、10才で死んでしまっては、10才の自分を殺すことはできないことになってしまいます。

つまり、10才で死ぬためには、10才以上生きなければならない、というタイム・パラドックスが生じているわけですね。
 
 
実際に作中に登場したエピソードとしては、ドラえもんが、のび太に宿題を頼まれたため、タイムマシンを使って2時間後、4時間後、6時間後、8時間後の自分に手伝ってもらおうとしてエラい目にあう「ドラえもんだらけ」というエピソードなどもあったりして面白いですよ(笑:コミック5巻に収録)

他にもドラえもん大長編シリーズに、こういったタイムマシンの不思議を扱った作品がいくつも存在しています!

 

僕などは「ドラえもん」を読んで、宇宙物理学や理論物理学、量子論、素粒子などの本を小学生の頃から読み漁っていたものです。今でも時々、物理学者の佐藤勝彦さんの著書を手に取ることがあるくらい。

当時はドラえもん効果で、アインシュタインが好きとか、ホーキング博士に会いたいとか言ってた、そんな理系小学生が日本にはゴロゴロいたハズ(笑)だから今でも、タイムマシンを発明するのは、絶対、日本人だろうなと確信しています(笑)
 
 
さて映画の話に戻りますと、そんなワケでドラえもんの面白さは科学や歴史をちょこっとかいつまんで、「夢物語とされていることが本当だったとしたら・・・?」という描き方をしているから妙に現実味をおびていて面白いんですね。空想力や想像力を刺激されるというか、鼓舞されるというか。

 

例えば、「のび太と竜の騎士」では、地球に隕石が衝突したことが原因となって恐竜が絶滅してしまったお話を、なんと地底人説と結びつけています。

「もしも地底人がいるとしたら、どんな文明を持っていて、なぜ今まで見つからずにいられたんだろう?」「もしかしたら、地上人のことをこんなふうに考えているかもしれない」なんてことを、真剣に、極力科学的に仮説を創造しながら、物語として作り上げているんですね。

さらに、本作にはノアの箱舟的なエピソードまで登場します。聖書の内容も、取り入れて伝説の証明に科学をチョコっと織り交ぜて空想してみる。。。ストーリーを生み出す天才でしょ?ヽ(´▽`)/

ちなみに、どういう風にノアの箱舟的なストーリーが登場するかというと、タイムマシンで恐竜絶滅の時代にやってきたドラえもんたちは、隕石が地球に衝突した直後、未来の道具で広大な広さの地下室を作ります。そこに、できるかぎりの種類の動物を集めて避難させる、そして地底人たちと一緒にそこで暮らすよう促すんですね。

ああ、なるほど、未来人が隕石衝突を何とか防ごうとしてタイムマシンで過去へやってくる。そして地底でも暮らせるような設備を未来の技術を使って整えてあげて、地底人と一緒に地底で暮らすようかくまったのが地底人説が古来から生まれたきっかけなんじゃないかというワクワクする仮説をたてた訳ですね。

そして、これは、つまり聖書に登場するノアの箱舟は、実は未来人のノア一家が大洪水になる地球を哀れんでタイムマシンでやってきて未来の文明の道具を使ってなんらかの形で守ってくれたのではないか?なんて想像までできちゃうワケです!

もちろん本当かどうかは知りませんよ?ただ、こういうふうに色々と想像してみるのはスゴク面白いですよね。

エジプトの壁画に宇宙船のようなものが描かれていたとか、月や火星にピラミッドのような形の人工物があるなど古代の伝説と宇宙がつながることは、近年よくされていますが、あながち調べてみると面白い発見があってもおかしくはないんじゃないかと、ドラえもんを観ているとよく思います☆
 
 
その最たる例は、次の2作でしょう♪

のび太と鉄人兵団」と、「のび太の創世日記」です。

両方の共通点は何だと思います?ズバリ、神様が登場する点です。

 

まず「のび太と鉄人兵団」ですが、この作品、実は僕は大長編ドラえもんの中で一番感動した作品でもあります。

戦隊ロボットものに特にそんなに興味はないのですが、リルルに感動したんですね。リルル、そうあのロボットの女の子です。

詳細は「のび太と鉄人兵団」詳細ページをご覧いただくとして、実は本作のあらすじは、遠い未来に、戦争を繰り返し、憎み合ってばかりいる人類に嫌気がさしたある科学者が、争いのない世の中をつくるために、異星で心優しいアダムとイブ的なロボットを作ったんですね。

しかし、実はそのロボたちは失敗作で、結局は人間と同じように遠い未来において争いや戦争を始めてしまう。そのことを知らせにタイムマシンで科学者に会いにいくというお話なんです。

考えてみれば、私達人間も、自分たちが何者でどこからきたのか知りません。

ドラえもん のび太と鉄人兵団」は藤子・F・不二雄先生の想像の産物かもしれませんが、実は人間の起源は、遥か昔にどこかの星で絶望した宇宙人が地球に不時着して創造したアダムとイヴだったのかもしれません。。そんな風に考えたこともありませんでした。

余談ですが、リドリー・スコット監督の映画「プロメテウス」観ましたか?まだ観ていない人はこれからネタバレを語りますので、以下は読まないようにして下さいね。

「プロメテウス」でも、人間の起源は、実はエイリアンだったのではないかというのがテーマになっているようですし、最近は古代人と宇宙人の関係などもよく話題にのぼります。

「のび太の鉄人兵団」では、人間がやがてロボットを作り出し、ロボットの星を生み出しても、全然おかしくないという未来予想を描いてもあるんですね。

すごくすごく面白いと思いません?ヽ(´▽`)/

あ、ちなみに、ロボットが気持ち(意識)を持つということなんてあるのだろうか?と小学生ながらに僕は当時思っていたのですが、実は最近、脳科学の研究で意識についての仮説を唱えている博士がいるという話を聞きました。

その方は神経科学の分野では結構、有名な方でジュリオ・トノーニ博士という方なんですが、たしか、意識というのは、脳が発する電気信号が、クモの巣のように幾重にも複雑に重なりできた層のようなものだという説明だったと記憶しています。うろおぼえ&素人なので正確ではありませんが(^^;

しかし、意識がもし電気信号が作り出すものであるなら、構造を解明できたならロボットにも、電気を使って意識を持たせることができなくはないという話でした。これはスゴイ話ですね。まさに、ロボットがハートを持つことが可能だということです。

さらに人間の感覚とロボットをつなげて、感覚だけを共有したアバターと呼ばれている「入れ物」をつくる研究なんかもされているとか。つまり体は部屋にいるけど、外を歩いている感覚を体験できてしまうということらしい。。。いやはやスゴイ時代になってきましたね。

あ、ちなみに、もう1つ。エジプトにあるスフィンクスは、人間の顔と動物の体を持ちあわせていますよね。あれって何であんな格好をしているのでしょうか?

顔は当時の王で、ライオンのような体は強さを象徴しているなんて話を聞いたことがありますが、それ以外にも、一説には、宇宙人が大昔、犬の雑種などと同じように例えば猿と魚の遺伝子を組み合わせて人間を作ったとか、宇宙人のDNAの一部とサルのDNAを組み合わせたとかいう仮説もあるようなんですね。

そして、その実験段階なのか何なのかわかりませんが、スフィンクスは、生物をDNA操作したことに関連した意味を持っている建造物なんじゃないかという説も聞いたことがあります。

なかなか面白い説ですよね。

 

もう1作の、「のび太の創世日記」は、なんと、のび太が神さまになっちゃう話。ドラえもんの道具の「創世セット」だったかな?で、宇宙空間で、まだチリやガスの状態から地球を気長に作り上げていくんですね。

やがて地球のような星が出来上がったら、そこに生物を放ち様子を見るんです。「神様キット」としておもちゃになってるんですね(笑)

まあ、それはいいとして、この作品の中で特に面白かったのは、のび太の作った地球では人類のほかに、昆虫も独自の進化をとげて発展します。

で、この昆虫の進化した生き物たちが、実は昔話に出てくる「スズメのお宿」や「浦島太郎」「鬼が島」などのもとになっているのではないかというんですね。

つまり、のび太が訴えていたように、「昔の人はみんなウソつきだったのか?そうじゃないだろう?」「何か根拠や噂が、あったからこそ、それらを基にして昔話を作ったに違いない」と考えたわけですね。

例えば、鬼というのは、おそらく日本人が初めて西洋人を見た際の驚きや噂や怖れから生み出されたものだろうという説を聞いたことがあります。たしかに、何の知識もなく突然、昔の日本人が金髪に青い目をした背の高い白人や、黒人をみたらビックリするでしょうね。織田信長は、その運動能力の高さをかって黒人の家来をつけていたというくらいですからね。

それが、「のび太の創世日記」では、さまざまな昔話は実は高度な文明と知性を持って進化した昆虫の仕業だったという物語にしているわけです。スゴイ想像力というか、創造力ですよね。

いろんな資料や科学や歴史・考古学などから、自由に発想して様々な仮説をストーリー化してしまうという才能は、本当に素晴らしいと思います。これがまさに「すこし・不思議」ということなのでしょう。

この辺の話は、本当言うともっと深い話をしたいところなのですが、インターネット上でする話でもないので、この辺で大長編「ドラえもん」の話に戻りましょうかね。
 
 
あと「のび太の魔界大冒険」なんかも結構好きですね♪

魔法についても、科学同様、藤子・F・不二雄さんは相当勉強されていたんじゃないかというくらい、結構ストーリーに出てきましたよね。

まさに好奇心いっぱいの漫画家だったと言えるでしょうね。
 
 
好奇心といえば、「ドラえもん」に登場した時空法を守るために存在しているタイムパトロールを題材にしたいわばスピンオフ作品「T・Pぼん」(タイムパトロールぼん)という作品もあります。

 
 

この作品では、実に多くの歴史を学べます。タイムトラベラーが歴史を書き換えてしまわないよう見張るのがタイムパトロールの仕事なんですね。

様々な国の、いろんな時代の背景を面白く描いてくれているので、すごく楽しく読めますよ。

藤子・F・不二雄さんは、本当に勉強家だと思いますねぇ~ヽ(´▽`)/

それも楽しみながら調べているような感じがヒシヒシと伝わってくるから、読んでいるこっちも楽しくなっちゃいます♪
 
 
あとは、SF・異色短編ということで、大人向きの少しブラックな話を集めた短編集も発表しています。

 

これめずらしく、主人公が中年のサラリーマンとか青年なんですね。さらに、扱っているテーマも愛憎劇や成功争いなど。老いと若者をテーマにしたものなど、藤子・F・不二雄のエッセイ集を読んでいるようですよヽ(´▽`)/

で、この短編シリーズのなかには、タイムトラベルの話も何話か登場します。

実は、先ほどのタイム・パラドックスの話にも関係してくる、パラレル・ワールドというものが語られています。たしかエピソード名は「パラレル同窓会」だったかな?

パラレル・ワールドは、時の流れというものが、川の流れと同じように本流以外にもいくつかの支流をもって枝分かれしているという仮説に基づいた平行世界とか並行宇宙とか呼ばれる説のことですね。

平行世界という字のごとく、未来は幾通りものパターンが存在しているということ。例えば、先程のタイム・パラドックスの話でいえば、10才以上生きて40才でタイムマシンを発明する世界も存在しているし、それとは別に10才で40才の時の自分に殺されるという世界も存在しているということです。

ちょうど、時間の流れを川の流れのようなものに例えれば、川の真ん中に堤防を作ってしまったために、川が1つの流れから2つの流れに分かれ、別々の潮流として平行して流れていくという感覚です。

いやはや不思議な話です。ちなみに「パラレル同窓会」ではすべての時流の自分が一同に会して情報交換するというもの。中には人生を交換しようという自分も登場します。

あの時、アノ人と結婚していたら。別れていたら。あの仕事を請けていたら。あの決断をしていなかったら・・・なんて中年になれば誰しも思い出すようなことを書いているんですね。タイムマシンが発明されたら、たしかにみんな乱用しそうですよね(笑)

 


ちなみに、藤子・F・不二雄は、本名、藤本 弘(ふじもと ひろし)で、デビュー当初は、安孫子素雄(藤子不二雄カ$)という小学校からの同級生とともに、「藤子不二雄」というコンビを組んで、なんと17歳から漫画家デビューします。

最初は、新聞へ投稿した「天使の玉ちゃん」を執筆しつつ、高校卒業後、製菓会社へ就職するも3日で辞めて上京したそうです(笑)

ちなみに、藤子不二雄カ$のほうは当時、親戚が社長を務めていた新聞社の社員として働いていたそうです。が、藤子・F・不二雄が半ば強引に東京へ行くよう誘ったとのこと。

その後、2人は「オバケのQ太郎」というヒット作を生み出しテレビアニメ化もしました。

ちなみに、コンビ解消は1988年で、相棒の藤子不二雄カ$は、「笑ゥせぇるすまん」など、どんどん大人向けのダークな作風になっていく一方で、藤子・F・不二雄は「ドラえもん」を中心に子供向けの漫画を描き続けました。

藤子・F・不二雄は「ドラえもん」の他にも「パーマン」「キテレツ大百科」「エスパー魔美」などヒット作を生み出しています。




かく言う僕も小さい頃にパーマンのマスク+バッチ+マントのセットを買ってもらって遊んでいた記憶がうっすらとあります(笑)

あの頃は友達の誰しもがコピーロボットを欲しがっていたハズ(笑)






ちなみに、「ドラえもん」は最初こんな感じでした(笑)


ドラえもんには、楽しいエピソード以外にも、号泣しちゃうような感動エピソードや道徳教育になるようなストーリーなんかもあります。

僕が今パッと思い浮かぶものでは、以下3つのエピソードがあります。

1つ目は、「おばあちゃんの思い出」。(4巻に収録)
これは、のび太がタイムマシンで今は亡くなってしまった、優しいおばあちゃんに会いにいくというお話。いつも泣いてばかりいたのび太にむかって、おばあちゃんは、おきあがりこぶしをくれるんですね。そして「いくら泣いても、つまずいてもいいけど、そのたびに必ず起き上がる、このオキアガリコブシのような強い人間になるんだよ」と言ってくれるんですね。そのことを想い出して、明日からまた頑張ろうという気持ちになるのび太の成長を描いています。

2つ目は「どくさいスイッチ」。(15巻に収録)
これも、とっても良い話。スネ夫とジャイアンに相変わらずいじめられた のび太は、ドラえもんに自分がイヤだと思う人間をこの世から消してしまえるという道具を渡されます。そして、ちょっとしたことでも気に入らない人間を次々に消していったのび太は最終的には、世界で1人ぼっちになってしまっているというストーリー。独裁者になる前に、多少の迷惑も孤独から救ってくれるつながりの1つとして、俯瞰して見れるようになっていくお話です。

そして、3つ目は「ぼくの生まれた日」。(2巻に収録)
このお話は、いつもガミガミ怒られてばかりで、勉強する気もなくなっちゃうよ!と、ふてくされるのび太がタイムマシンで自分の生まれた日を訪れるというもの。そこで、自分がいかに両親に期待されて生まれてきたのかを知り、勉強でもするかな、と思い直すエピソード。

よかったら読んでみて下さい♪

あと、番外編としては「のび太の創世日記」と同時上映された、「2112年 ドラえもん誕生」も面白かったなぁ~。

本作にはナレーションで藤子・F・不二雄本人も登場しています。

ドラえもんが製造され、いかにしてセワシくん(のび太の子孫)のもとで雇われることになるかを描いた物語。

また、このお話の中では、ドラえもんは、セワシ君へのクリスマス・プレゼントとして、セワシくんの先祖の中でも最も出来の悪かった のび太を幸せにすることで、セワシ君の生活をより明るいものにしよう!と思い立ち、20世紀の野比家へタイムトラベルしてきたと語られています。
 
 
余談ですが、誕生の話がでたので、ついでに触れておきますと「ドラえもん」は未完の作品ですよ。藤子・F・不二雄先生が1996年にドラえもんの大長編「のび太のねじ巻き都市冒険記」を執筆中に亡くなってしまったため未完結なんですね。

でもですね「ドラえもん」は当初連載されていた雑誌が小学生向けの雑誌だったため、3月の卒業号には便宜上、毎回、最終話を書いていたそうで、いくつかの公式な最終回エピソードが存在しているそうです。

ただ、この最終回の翌月の4月号からは、また1つ下の学年用に連載がスタートしますので、本当の意味での最終回とはいえないと言えば言えませんが。(詳細はWikipedia参照)

その一応の公式最終エピソードは2本あって、「ドラえもん未来へ帰る」と「ドラえもんがいなくなっちゃう!?」。この2話については、唯一「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 1」巻にのみ掲載されているそうです!
 
 
ちなみに、ドラえもんのテレビアニメ放送は、まず日テレ版が1973年より放送されるもアニメ制作会社が解散したため、わずか半年で終了。その後に、現在も続いているテレビ朝日版が1979年から始まりました。

日テレ版が一度終了になる時に最終回として放送されたのは、この「ドラえもんがいなくなっちゃう!?」をアニメ化したエピソードだったとか。

さらに、テレ朝版もドラえもんの声優が1979年から2005年3月までの放送では、大山のぶ代さんが務めていましたが、こちらも2005年4月より声優陣を一新して放送がスタートする際には、一度、最終話を放送しています。

タイトルは「45年後…」というエピソードで、原作は1985年9月号の「小学六年生」に掲載された公式なエピソードです。50代後半ののび太が登場するストーリーで、現在は、コミック未収録の話を集めた「ドラえもん プラス」(全5巻)シリーズの第5巻に収録されているので読むことができます。

ちなみに、このエピソードの翌週には特番として「ドラえもんに休日を?!」というドラえもんのオールキャラが大集合するエピソードも放送されたようです。この放送が大山のぶ代さんバージョンのドラえもん最終話となります。このエピソードの原作はコミック35巻で読めます。

あとは、普通に単行本の6巻に掲載されている「さようならドラえもん」というエピソードがありますが、こちらは本当の最終回にしようとして描かれたものみたい。

というのも当時、日テレ版のアニメも一旦終了したこともあって本当に「ドラえもん」を連載終了させようと考えた藤子・F・不二雄が発表したものの、その後も「ドラえもん」の事が頭から離れずに結局、連載を再開させたという経緯があったようです。



ちなみに再開第1弾のエピソード「帰ってきたドラえもん」は、コミック第7巻に連載されています。



あと番外編として(?)ちょこっと述べておくと、未来の のび太が出てくるものとして「のび太の結婚前夜」というエピソードもあります。こちらも公式なもので、のび太が将来、誰とどのようにして結婚するのかが描かれています。コミックの25巻に収録されています。



蛇足ですが、上記以外に、あたかも公式エピソードであるかのように「のび太植物人間説」や「ドラえもんの開発者はのび太だった説」などが都市伝説として出回っているようですが、これらは全て藤子・F・不二雄さんとは無関係の、ファンなどが作り上げた話なんだそうです。紛らわしいですね(^^;僕も一時期、聞いたことがあって大変混乱しました。間違えないようにしましょう☆
 
 
藤子・F・不二雄のすべてというページにもかかわらず、やっぱり、どうしても「ドラえもん」中心になってしまった感もありますが(笑)、藤子・F・不二雄先生の作品は、毎日の世界を面白くするアイデアが満載!

しかも愛情やエール、人間愛、友情の素晴らしさ、夢・希望などを与えてくれる人生のチアリーダー的な作品が本当に多いです☆

ぜひ未読のコミックや、まだ見ていない映画などにも手を伸ばしてみてください☆オススメのエール作品ばかりです♪



ちなみに「ドラえもん」は、全45巻が発売されています。
漫画全巻ドットコムなどで全巻セット販売されていますので、興味のある方は、ぜひコチラからどうぞ~ヽ(´▽`)/

また、「大長編 ドラえもん」は、全24巻が発売されています。
こちらも漫画全巻ドットコムで全巻セット販売されていますので、興味のある方は、ぜひコチラからどうぞ~ヽ(´▽`)/

あと、「藤子・F・不二雄セット (全96冊)」というセットも販売されています。

内容は、

「ドラえもん(1-45巻 全巻)」、
「大長編ドラえもん(1-24巻 全巻)」、
「キテレツ大百科(1-2巻 全巻)」、
「21エモン(1-3巻 全巻)」、
「パーマン(1-5巻 全巻)」、
「エスパー魔美(1-6巻 全巻)」、
「ポコニャン(1-3巻 全巻)」、
「バケルくん(1-5巻 全巻)」、
「T・Pぼん(1-3巻 全巻)」

など。詳しくは、コチラでどうぞ~ヽ(´▽`)/

そして、なんと藤子・F・不二雄の著作を収録した個人全集「藤子・F・不二雄大全集」も公式発売されています!(全4期)

※内容等の詳細はリンク先で確認してみてねん♪(漫画全巻ドットコム)

藤子・F・不二雄大全集 第1期 全33巻セット

藤子・F・不二雄大全集 第2期 全33巻セット

藤子・F・不二雄大全集 第3期 全34巻セット

藤子・F・不二雄大全集 第4期 全14巻セット

 
 
また、映画DVDに関しても嬉しいことに全巻セットが発売されていますので、ご紹介しておきますね☆

「のび太の恐竜」(1980)から「のび太のワンニャン時空伝」(2004)までの25作品と、併映作を収録した永久保存版DVD-BOX↓


ほかにも、ドラえもんは今でも世界中で大人気のため、様々なグッズが発売されていますね。

 


 


 


 


 

「ドラえもん」のような素晴らしい作品がいつまでも何世代にもわたって引き継がれていくのは、現役世代だった僕としても嬉しい限りですヽ(´▽`)/

ドラえもんが誕生するとされている2112年まで、なんとか生きていたいなぁ~☆
 
 
【おまけ】
テレビアニメの「ドラえもん」の主題歌は、僕なんかはコチラがおなじみですが、初期の頃はこのように面白くて元気いっぱいな歌でした♪
 
 
【おまけのオマケ】
「ドラえもん」に登場する、大好物のドラ焼きは、新宿にある「時屋」という店のどら焼きがモデルじゃないかと言われているそうです。

というのも、藤子・F・不二雄先生は、ここのどら焼きが大好きだったそうなので☆

栗入りや生クリーム入りのドラ焼きなんかも販売しているそうです!おいしそう(´ー`)



時屋のどら焼きは、残念ながら楽天やAmazonでは販売していませんが(2014年10月現在)、クリーム入りや栗入りはもちろん、テレビで紹介されたプリンどら焼きや、バタどら、チョコレートどら焼き、はちみつドラ焼きなど巷で人気になっている色んなドラ焼きを探してみましたので、ご紹介してきます。

ドラえもんなら大喜びすることでしょう(笑)

純生クリームどら焼き↓

 


ぷりんドラ焼き(左)と、バタどら(右)↓

 


はちみつドラ焼き(左)と、栗入りドラ(右)↓

 


バタどら(左)と、粒アンたっぷりドラ(右)↓

 


1日に1000個売れる人気のあんこタップリどら焼き(左)と、チョコどら(右)↓

 





最後に、藤子・F・不二雄のざっくり作品年表+ドラえもん大長編一覧表を書いておきますね☆

↓作品年表は、全タイトルは多すぎるので、代表作のみを挙げています。

天使の玉ちゃん (1951年~)デビュー作。共作。「藤子・F・不二雄大全集」第100巻に収録。
オバケのQ太郎 (1964年~)共作。全巻セットはこちら。(全12巻)
パーマン (1966年~)全巻セットはこちら。(全8巻)
SF短編 (1968年~)藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編1~4。
21エモン (1968年~)藤子・F・不二雄大全集 21エモン1~2
ウメ星デンカ (1968年~)藤子・F・不二雄大全集 ウメ星デンカ1~4
モジャ公 (1969年~)単行本はコチラ
ドラえもん (1970年~)藤子・F・不二雄大全集ドラえもん全1-20巻セット
キテレツ大百科 (1974年~)藤子・F・不二雄大全集 キテレツ大百科1~2。
みきおとミキオ (1974年~)単行本はコチラ
バケルくん (1974年~)単行本はコチラ
エスパー魔美 (1977年~)藤子・F・不二雄大全集 エスパー魔美1~5。
T・Pぼん (1978年~)藤子・F・不二雄大全集 T・Pぼん1~3。
チンプイ (1985年~)藤子・F・不二雄大全集 チンプイ1~2。
未来の想い出 (1991年~)単行本はコチラ。(「中年スーパーマン左江内氏」と収録)

↓ドラえもん大長編シリーズ25作(単行本、および映画)

のび太の恐竜 (1980年)F大全集 大長編ドラえもん1に収録。映画DVDはコチラ
のび太の宇宙開拓史 (1980年)F大全集 大長編ドラえもん1に収録。映画DVDはコチラ
のび太の大魔境 (1981年)F大全集 大長編ドラえもん1に収録。映画DVDはコチラ
のび太の海底鬼岩城 (1982年)F大全集 大長編ドラえもん2に収録。映画DVDはコチラ
のび太の魔界大冒険 (1983年)F大全集 大長編ドラえもん2に収録。映画DVDはコチラ
のび太の宇宙小戦争 (1984年)F大全集 大長編ドラえもん2に収録。映画DVDはコチラ
のび太と鉄人兵団 (1985年)F大全集 大長編ドラえもん3に収録。映画DVDはコチラ
のび太と竜の騎士 (1986年)F大全集 大長編ドラえもん3に収録。映画DVDはコチラ
のび太のパラレル西遊記 (1988年)体調不良により連載はなく映画のみ公開。映画DVDはコチラ
のび太の日本誕生 (1988年)F大全集 大長編ドラえもん4に収録。映画DVDはコチラ
のび太とアニマル惑星 (1989年)F大全集 大長編ドラえもん4に収録。映画DVDはコチラ
のび太のドラビアンナイト (1990年)F大全集 大長編ドラえもん4に収録。映画DVDはコチラ
のび太と雲の王国 (1991年)F大全集 大長編ドラえもん5に収録。映画DVDはコチラ
のび太とブリキの迷宮 (1992年)F大全集 大長編ドラえもん5に収録。映画DVDはコチラ
のび太と夢幻三剣士 (1993年)F大全集 大長編ドラえもん5に収録。映画DVDはコチラ
のび太の創世日記 (1994年)F大全集 大長編ドラえもん6に収録。映画DVDはコチラ
のび太と銀河超特急 (1995年)F大全集 大長編ドラえもん6に収録。映画DVDはコチラ
のび太のねじ巻き都市冒険記 (1996年)連載スタート1ヶ月足らずで藤子・F・不二雄さん死去。
F大全集 大長編ドラえもん6に収録。映画DVDはコチラ
のび太の南海大冒険 (1997年)単行本はコチラ映画DVDはコチラ
のび太の宇宙漂流記 (1998年)単行本はコチラ映画DVDはコチラ
のび太の太陽王伝説 (1999年)単行本はコチラ映画DVDはコチラ
のび太と翼の勇者たち (2001年)単行本はコチラ映画DVDはコチラ
のび太とロボット王国 (2002年)単行本はコチラ映画DVDはコチラ
のび太とふしぎ風使い (2003年)単行本はコチラ映画DVDはコチラ
のび太のワンニャン時空伝 (2004年)単行本はコチラ映画DVDはコチラ

あと、「藤子・F・不二雄 大全集」の別冊で「藤子・F・不二雄の異説クラブ」というものも出版されています。

これは、Amazonにある説明によると1988年10月「ワンダーライフ」誌創刊号から1年半に渡り、藤子・F・不二雄が科学とSFをじっくりと語りおろした連載「藤子・F・不二雄の異説クラブ入門」をまとめた幻の著書だそう。

「タイムマシンの秘密」、「ロボットは人間を超えるか」などの話題や、藤子・F・不二雄のSF的好奇心や発想が、さまざまな作品へと展開された実例を、「ドラえもん」はもとより「エスパー魔美」「T・Pぼん」「モジャ公」「SF短編」などから豊富に引用紹介しているらしいです。

最高に面白そう~!ヽ(´▽`)/♪

 

さらに別冊として、「藤子・F・不二雄 まんがゼミナール/恐竜ゼミナール」という本も出版されています。

こちらは、Amazonの説明によると、藤子・F・不二雄のまんが&恐竜入門決定版で、藤子・F・不二雄先生がまんが作法について本格的にまとめた唯一の書と、「恐竜」への熱い想いをまとめた姉妹書をカップリングしているそうです☆
 
 
【おまけのオマケのおまけ】
 
ドラえもんチャンネルに、藤子・F・不二雄先生へのインタビュー記事が掲載されていますよヽ(´▽`)/

⇒ インタビュー前編はコチラ
⇒ インタビュー後編はコチラ

ちなみに、東京都豊島区南長崎三丁目に1952年1982年まで存在した「トキワ壮」という伝説の木造アパートがあったのをご存知でしょうか?

なにが有名って、そのアパートには、手塚治虫をはじめ、「サイボーグ009」の石ノ森章太郎や、「天才バカボン」の赤塚不二夫など、今や著名な漫画家となった人たちが、まだ若手だった頃に集まって住んでいたんですね。

そして、このトキワ壮に、藤子・不二雄の2人も住んでいました。今は老朽化により壊されてしまいましたが、当時のトキワ壮では若いマンガ家たちが夢や情熱を語り合いつつ互いに切磋琢磨していたそうです。

当時の様子は、藤子不二雄Aの「まんが道」などに詳しいそうなので興味のある方は読んでみるのも面白いかもしれません♪

最後に藤子・F・不二雄の生涯を20分にまとめた動画なんかもあるみたいです。
 
 
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倉本聰のすべて

 

倉本 聰(くらもと そう、1935-)は、日本・東京都出身の脚本家・劇作家・演出家です。

東京生まれですが、1977年からは北海道の富良野市に住んでいます。

テレビドラマ「北の国から」「前略おふくろ様」「優しい時間」「拝啓、父上様」などで有名ですね☆

僕は、「優しい時間」と「拝啓、父上様」で、倉本ワールドにハマりましたヽ(´▽`)/

 

■「優しい時間」は、

寺尾聰と、嵐というジャニーズグループの二宮和也が主演で、ヒロイン役には長澤まさみ。そのほか、大竹しのぶ、余貴美子などが出演しているドラマ。

たまにゲストで時任三郎、佐々木蔵之介、小日向文世、北島三郎、小泉今日子、高橋克実などが出演しています。

主題歌は、平原綾香が歌う「明日」♪これが最高に合ってる曲で、冬の夜に温かいココアでも飲んでいるような優しい気持ちになれますよ☆

ドラマの内容は、悲しい物語のハズなのでうすが、それでも色々な人間が様々な思い出交流を交わす中で、心の中のモヤモヤが雪解けしていくような気持ちにしてくれる優しい内容でもあります。

 

■「拝啓、父上様」は、

こちらも二宮和也が主演で、その他、関ジャニ∞というアイドルグループの横山裕、八千草薫、黒木メイサ、高島礼子、福田沙紀、梅宮辰夫、高橋克実、岸本加世子、奥田瑛二など豪華キャスト陣が出演しています。

神楽坂の老舗料亭を舞台にした、様々な人間模様を描いています。

ドラマの世界観をつくる大事なテーマソングには、森山良子が歌う「パピエ」を起用。これが最高にドラマをオシャレにしてくれているんですよ~♪

ちなみに、このドラマは「前略おふくろ様」の続編的な要素を兼ね備えていて、八千草薫や梅宮辰夫は「前略おふくろ様」にも出演していたばかりか、役柄は「拝啓、父上様」でも両作品とも同じで、おかみさん役と板前役です。

2作とも主演が二宮くんということで、俳優としての彼の今後の成長がますます楽しみです☆



■ 「北の国から」

そして、やはり倉本聰といえば、一番有名なのは「北の国から」でしょう!

テーマ曲の、さだまさし「北の国から〜遥かなる大地より〜」も、日本一有名なインストゥルメンタル曲と言ってもいいくらい有名になりました♪

さらに主演を務めた田中邦衛も、世代によっては(特に若い人にとっては)映画「若大将」シリーズよりも、こちらのイメージが強いでしょうね。

1981年から1982年まで全24話がフジテレビで放送されたのですが、その後も1983、1984、1987、1989、1992、1995、1998、2002年にスペシャル特番が放送。なんと21年間にも渡って続いた人気ドラマです。

スゴイのは映画「男はつらいよ」と本作の両方のロングラン作品に主要キャストの1人として出演していた吉岡秀隆。一体彼の代表作は、満男なのか純なのか(笑)

あとは、いしだあゆみ、中嶋朋子、竹下景子、岩城滉一、大滝秀治、地井武男、原田美枝子などが出演しています。

またスペシャルではゲストで、横山めぐみ、緒形直人、裕木奈江、宮沢りえ、内田有紀などの女優が出演しています。

ちなみに実生活で、内田有紀さんは、吉岡秀隆さんの元妻ですね。

「北の国から」は、アメリカのテレビドラマ「大草原の小さな家」をヒントに作られたそうです。

海外ドラマ「大草原の小さな家」もロング作品で、1974-1984年まで、シーズン8+新シーズン1+スペシャルが放送されています。



■ 映画

テレビドラマ以外にも映画「駅 STATION」(1981)では、高倉健を主演に迎え、倍賞千恵子、いしだあゆみ等も出演しています。

1986年には脚本を担当した「時計 Adieu l’Hiver」という映画を監督もしています。キャストはいしだあゆみ、中嶋朋子、永島敏行、石田えり、陣内孝則、岡田眞澄など。

映画は他にも「ブルークリスマス」「君は海を見たか」など何本か脚本を担当しているみたい。あと、ラジオや舞台、それともう閉じてしまいましたが俳優や脚本家を育てる富良野塾という養成学校を26年間に渡り主宰していたそうです。

■ 最近の活動



倉本聰は、最近では日本の人気脚本家10人がそれぞれ1話ずつ担当するという企画のTBSドラマ「おやじの背中」(2014年7月~9月)に参加。

第3話の西田敏行さんが主演を務めた「なごり雪」で脚本を担当しました。

実は2003年にNHKで放送されたドラマ「川、いつか海へ 6つの愛の物語」で、三谷幸喜や野沢尚と一緒に仕事をしています。

また、WOWOWの開局20周年記念ドラマとして、「學」(がく)を仲代達矢主演で公開しました。

このドラマは、倉本が1992年に脚本を書き上げたものの発表されることがなかった、まさに幻のオリジナル脚本をドラマ化した作品。ほかに八千草薫、勝村政信らも出演しています。

WOWOW

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宮崎 駿のすべて

 


宮崎 駿は東京都文京区出身の映画監督、アニメーション作家です。

宮崎監督といえば、ご存知スタジオジブリに映画監督、取締役の1人として所属している人気アニメーション作家ですね。

代表作は、

「風の谷のナウシカ」(1984)
「天空の城ラピュタ」(1986)
「となりのトトロ」(1988)
「魔女の宅急便」(1989)
「紅の豚」(1992)
「もののけ姫」(1997)
「千と千尋の神隠し」(2001)
「ハウルの動く城」(2004)
「崖の上のポニョ」(2008)
「風立ちぬ」(2013)

などなど、数多くの名作を発表し一時代を築き上げた巨匠です。




 
意外なところでは、モンキー・パンチ原作の漫画「ルパン三世」シリーズの劇場版映画「ルパン三世 カリオストロの城」で脚本・監督なんかも務めています。

宮崎アニメはアメリカでも人気が高く、吹替え版の声優を担当する人が毎回豪華なキャスティングです♪

例えば、「となりのトトロ」のサツキとメイの声はダコタ・ファニング姉妹がやりましたし、「もののけ姫」のサンはクレア・デインズ、「魔女の宅急便」のキキはキルスティン・ダンストが、「崖の上のポニョ」ではマット・デイモンやケイト・ブランシェット、「風立ちぬ」ではジョセフ・ゴードン=レヴィットやエミリー・ブラントが担当しています。

実際に、宮崎監督はアカデミー賞も今回の名誉賞の他、長編アニメ賞を「千と千尋の神隠し」2003年のアカデミー賞受賞式で受賞していたりします。

ちなみに、2014年8月、ジブリの宮崎駿 監督がアカデミー賞名誉賞を受賞することが決定したというニュースが流れました!ヽ(´▽`)/ワォ☆受賞式は2014年11月8日とのこと。

※2014/11/10追記 ここから↓

ついに2014年11月8日、宮崎駿監督にアカデミー名誉賞が授与されました。授賞式でのスピーチの様子が早速アカデミー賞公式チャンネルで配信されていましたのでご紹介しておきますねん♪

ちなみにプレゼンターは、ディズニー・アニメーションと、ピクサーの両社でチーフ・クリエイティブ・オフィサー(執行役員)という役職を務めているジョン・ラセターという方でジブリの大ファンでもあるそうです。



↑2014/11/10追記ここまで↑

アカデミー名誉賞ですが、これはアカデミー賞の中に設けられた特別賞の1つで、第1回のアカデミー賞(1929年に授賞式)から存在しています。

栄えある第1回の受賞者をご存知ですか?

チャールズ・チャップリンです!

チャップリンと一緒の賞を授与されるなんてスゴイ!羨ましいですね☆

ただし、この時はチャップリン個人が受賞というよりもチャップリンが製作、脚本、監督、主演した「サーカス」という映画に対して与えられた意味合いが強いです。

しかし、チャップリンは、個人としても第44回の名誉賞を受賞しているんですね。アメリカを国外追放された後に、だいぶ経ってからアメリカから招かれた感動の瞬間でした。




そして日本人として個人が受賞するのは、史上2人目です。1人目は、誰だと思いますか?

黒澤明 監督です!

しかもこの時、黒澤明を壇上に招き入れたプレゼンター2人は、スティーヴン・スピルバーグとジョージ・ルーカスでした。




黒澤明 監督は、スピルバーグやジョージ・ルーカスの他にもトム・クルーズなど多くのハリウッド映画人から慕われていますが、なんと名誉賞を受賞したばかりでなくアカデミー賞受賞式で、あのビリー・ワイルダー、ジョン・ヒューストンの3人でプレゼンテイターも務めています。



ちなみに、1948年から1956年に行われた受賞式では、名誉賞(一時期は特別賞とも称していた)は外国語映画賞の意味で授与されるようになり、人ではなく作品に対しての意味が大きくなっていました。

なので厳密には、黒澤明監督の「羅生門」、衣笠貞之助監督の「地獄門」、稲垣浩監督の「宮本武蔵」も受賞しています。

ということは、黒澤監督は、個人でも受賞し、「羅生門」でも受賞しているという、まさにチャップリンと同じように2度受賞しているんですね!

しかし現在の名誉賞は、人生を映画に捧げた、生涯を通して映画に貢献したなどの意味を持っています。今回の宮崎監督も、既に引退を表明しているので、この意味が強いでしょう☆

あ、あと今回名誉賞には、宮崎監督意外にも、女優のモーリン・オハラ、脚本家・俳優のジャン=クロード・カリエールの3人が受賞みたいですね。モーリン・オハラといえば「わが谷は緑なりき」「三十四丁目の奇蹟」「荒野のガンマン」などの名画に数多く出演した伝説的な女優です。

ちなみに名誉賞を他に、どんな人が受賞しているか紹介しておきます♪

ウォルト・ディズニー
シャーリー・テンプル
D・W・グリフィス
シャルル・ボワイエ
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
ダグラス・フェアバンクス
エルンスト・ルビッチ
ローレンス・オリヴィエ
ジーン・ケリー
ゲーリー・クーパー
メアリー・ピックフォード
オーソン・ウェルズ
リリアン・ギッシュ
ハワード・ホークス
ジャン・ルノワール

などなど、そうそうたるメンバーですよね!
 
 
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マイク・ニコルズのすべて

 


マイク・ニコルズ(1931-)は、ドイツ・ベルリン出身のアメリカで活躍する映画監督・演出家です。

なんと、TV界のエミー賞、音楽界のグラミー賞、映画界のアカデミー賞、演劇・舞台のトニー賞すべてを受賞したEGOT(イーゴット)の1人です!

ちなみに、EGOTは2014年現在、歴代15人しかいません。そのうちの1人はオードリ・ヘプバーンですね。EGOTについて詳しく知りたい方はコチラのページでどうぞ☆

ではマイク・ニコルズは何でEGOTになったのか?というと、

■ エミー賞(Emmy)
・テレビ映画「Wit」(2001)
・TVドラマ「エンジェルス・イン・アメリカ」(2003)

■ グラミー賞(Grammy)
・「An Evening with Mike Nichols and Elaine May」(1961)でBest Comedy Albumを受賞。

■ アカデミー賞(Oscar)
・映画「卒業」(1967)でアカデミー監督賞を受賞。

■ トニー賞(Tony)
演劇演出賞(Best Direction of a Play)を6回も受賞。
・「Barefoot in the Park」(1964)
・「The Odd Couple」(1965)
・「Plaza Suite」(1968)
・「The Prisoner of Second Avenue」(1972)
・「The Real Thing」(1984)
・「Death of a Salesman」(2012)
ミュージカル演出賞(Best Direction of a Musical)
・「Spamalot」(2005)
あと、個人で受賞したわけではないけど、下記2つもあります。
演劇作品賞(Best Play)
・「The Real Thing」(1984)
ミュージカル作品賞(Best Musical)
・「Annie」(1977)プロデューサーとして関わってたようです。
 
 
僕はミュージカルはちょっと苦手なので(笑)、映画・ドラマ中心にお話をしていきますと、

 

まず映画「バージニア・ウルフなんかこわくない」(1966)で映画監督デビュー。

生涯で7人の相手と8回も結婚したあの大女優エリザベス・テイラーが主演してアカデミー主演女優賞に輝いた作品です。

その翌年、映画「卒業」(1967)でアカデミー監督賞を受賞しています。

「卒業」の主演は、映画「クレイマー、クレイマー」や「レインマン」のダスティン・ホフマンと、「明日に向って撃て!」のキャサリン・ロス、「奇跡の人」のアン・バンクロフトの3人。

結婚式場から花嫁をさらってウェディングドレスの女性と駆け落ちするシーンは、かなり有名ですね。

テーマ曲として使用されたサイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」も大ヒットしました。

アカデミー賞を受けたのは「卒業」ですが、マイク・ニコルズの映画で僕が個人的に特にオススメしたいのは、次の2作!

 

1本目は「ワーキング・ガール」(1988)!

この映画、大好きな1本でロマコメです。主演は、ハリソン・フォード、メラニー・グリフィス、シガニー・ウィーバーの3人。

さらに他にもジョーン・キューザック、アレック・ボールドウィン、ケヴィン・スペイシーなど個性派の役者が出演しています。

ある会社で、女性の上司とその女性秘書の物語です。アメリカン・ドリーム的な内容+キャリア&恋愛が描かれているんですが、観ていてあたたかい気持ちにもなれます。元気が出る映画としてオススメです♪(⇒予告編
 
 
2本目は「心の旅」(1991)!

こちらも主演はハリソン・フォード。ヒロインは、映画「アメリカン・プレジデント」や「アメリカン・ビューティー」のアネット・ベニングです。

この作品も最高ですよ~☆心が生まれ変わるというか、改めて幸せや結婚生活についてヒントをもらえるし感動しちゃいますよヽ(´▽`)/

ちなみに脚本は、海外ドラマ「LOST」「フリンジ」や、映画「スタートレック」「M:i:III」のJ・J・エイブラムスです!

 

あとは他にも、メリル・ストリープジャック・ニコルソン主演の映画「心みだれて」(1986)や、

ロビン・ウィリアムズ、ジーン・ハックマン、ネイサン・レイン、キャリスタ・フロックハートが出演している映画「バードケージ」(1996)、

さらに比較的新しいところでは、ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライヴ・オーウェンの4人が主演の映画「クローサー」(2004)や、

ジュリア・ロバーツとトム・ハンクス主演の映画「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」(2007)などがあり、どれも世界的なヒットを記録しています。

 

マイク・ニコルズは、もともとブロードウェイで役者として舞台に出演していたみたいです。

ちなみにブロードウェイで上演された「アニー」(1977)をプロデュースしたり、ニール・サイモン作の「おかしな二人」(1965)を演出したりもしているようです。(参考:英語版Wikipedia

あと結婚は4回していて、現在の妻は1988年に結婚したダイアン・ソイヤーという元ミュースキャスターの女性です。

ダイアン・ソイヤーは米放送局ABCの「グッド・モーニング・アメリカ」や「ABCワールド・ニュース」のアンカーを務めた方です。

あ、そうそうマイク・ニコルズは顔写真入りの本が見つかりませんでしたが、IMDbには何枚か載ってますので興味のある方は見てみるといいですよ☆

ちなみに、2014年6月にはテレビ映画「Master Class(原題)」をマイク・ニコルズが監督するというニュースが伝えられました。主演はメリル・ストリープで、彼女がオペラ歌手マリア・カラスを演じるそうです。久しぶりのマイク・ニコルズ作品、楽しみですねヽ(´▽`)/♪
 
 
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ナンシー・マイヤーズのすべて

 


ナンシー・マイヤーズ(1949-)はアメリカのペンシルベニア州フィラデルフィア出身の映画監督・プロデューサーです。

代表作は全てラブコメで、今までに少なくとも4本以上も大ヒットしている作品があります。スゴイことに、Wikipedia見たら、どの作品も興業収入が200億円超えてるんですね!

参考までに、邦画だと三谷幸喜さんの映画でも50億は超えてないみたいだし、「ポケモン」、「ドラえもん」、「名探偵コナン」などでも30億いったらスゴイほうですから、200億円超えがいかにスゴイことかおわかりいただけると思います。

もっともスピルバーグ作品など超大ヒット作品になると300億円も超えてきますけどね。それでも200億円越えする作品は、普通に世界的大ヒットを果たした映画というレベルです♪

しかもナンシー・マイヤーズの作品はラブコメがほとんど。そんな条件下で、この人気ぶりはヤッパリ驚きですよ!

 

では、ナンシー・マイヤーズの代表作のラブコメ映画4本を紹介していきましょう。

■ 「ハート・オブ・ウーマン」(2000)
なんとハードボイルドな刑事役でブレイクした俳優メル・ギブソンがラブコメに!ということで話題をさらった、痛快な作品です。しかもお相手のヒロインには、「あなたにムチュー」や「恋愛小説家」の女優ヘレン・ハントです☆突然、女性の心の声が聞こえるようになってしまった男の物語で、予告編や本編でも使われていたメレディス・ブルックスの「bitch」という曲も話題になりました♪

■ 「恋愛適齢期」(2003)
ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーブスの3人が三角関係に!?というなんとも豪華なキャスティングで贈るラブコメ☆パリやアメリカを舞台に、ジャック・ニコルソンが相変わらず、いい味だしてます(笑)

■ 「ホリデイ」(2006)
ナンシー・マイヤーズ監督の作品の中でも一番のお気に入りかも!とにかくオシャレで、かつエールフルな内容になっているので、観たら元気をもらえちゃいます♪キャストも、ケイト・ウィンスレット、キャメロン・ディアス、ジュード・ロウ、ジャック・ブラックとどの役者も主役級のスターばかり☆オススメですヽ(´▽`)/

「ホリデイ」の予告編

「ホリデイ」詳細ページはこちら

■ 「恋するベーカリー」(2009)
名女優メリル・ストリープ、映画「花嫁のパパ」や「サボテン・ブラザース」のスティーヴ・マーティン、海外ドラマ「30 ROCK」のイケメン俳優アレック・ボールドウィン、海外ドラマ「ザ・オフィス」(米版)のジョン・クラシンスキーらが共演した、とってもハートフルなロマコメです☆

 
ちなみに2014年現在、映画「恋愛適齢期」はHulu(フールー)で配信されていますので、いつでも観ることができますよ☆

Huluで今すぐ視聴!今なら2週間 無料トライアル実施中!お早めに~☆


ナンシー・マイヤーズは上記4作以外では、監督はしていませんが、映画「花嫁のパパ」シリーズや「プライベート・ベンジャミン」、「赤ちゃんはトップレディがお好き」などの脚本・製作に携わっています。

「プライベート・ベンジャミン」では、アカデミー脚本賞にノミネートされましたが残念ながら受賞はならず。ですが、全米脚本家組合賞の脚本賞には輝きました。

また、「恋するベーカリー」はゴールデングローブ賞の脚本賞にノミネートされました。こちらも惜しくも受賞は逃しています。

 

また、デビュー作は映画「ファミリー・ゲーム/双子の天使」(1998)で、主演はお騒がせセレブのリンジー・ローハン。リンジーはこの時まだ12才前後で、本作が映画デビュー作です。

リンジーは作中、ハリーとアニーという双子の女の子を、1人2役で演じているんですが、この名前はナンシー・マイヤーズの実の娘2人の名前からとったそうです。

他にはデニス・クエイド、ナターシャ・リチャードソンなどが出演しています。
 
 
実生活については、顔写真入りの洋書がAmazonで見つからないほどでしたから、あまり公開されていないのかもしれませんが、IMDbに何枚か写真が載っています。

英語版Wikipediaを読んでみると、1980年に映画監督の男性と結婚後、娘を2人出産するが1999年に別居した後、離婚しているようです。

もしかしたら、別れた夫と恋愛するというのがテーマだった自身が監督した映画「恋するベーカリー」は、元夫とも仲がいいという実体験からヒントを得たのかもしれませんね。

 

ちなみに、2014年現在は、来年2015年の夏に公開予定の新作映画「The Intern(原題)」を撮影中なんだそう。「恋するベーカリー」以来、約6年ぶりの監督作品ですね!

主演は、ロバート・デニーロとアン・ハサウェイという超豪華メンバー!!

なんでもアン・ハサウェイがネット上でファッション関係の会社を運営している経営者役で、その会社にロバート・デニーロ扮する高齢者がインターンシップとしてやって来るが・・・というコメディになるらしいです。面白そう(笑)

ロバート・デニーロの娘のドレナ・デニーロも出演する予定みたい。早く観たい♪
 
 
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三谷 幸喜のすべて

 


三谷 幸喜(みたに こうき, 1961-)は日本の東京都世田谷区出身の映画監督、演出家、脚本家。

今、日本で一番有名&人気の脚本家かもしれませんね☆

代表作を挙げると、

TVドラマでは、「振り返れば奴がいる」、「警部補 古畑任三郎」シリーズ、「王様のレストラン」、「総理と呼ばないで」、「今夜、宇宙の片隅で」などがあり、

 
 


映画では「ラヂオの時間」、「みんなのいえ」、「THE 有頂天ホテル」等が大ヒット!

 
 


舞台でも、「You Are The TOP 今宵の君」、「ホロヴィッツとの対話」、「オケピ!」、

 
 

などが大変人気で、面白いです♪ヽ(´▽`)/

元妻は女優の小林聡美。(1995年から2011年まで結婚してました)

 

三谷が脚本を担当していた深夜のテレビドラマ「やっぱり猫が好き」に出演したのが出会いだったらしいです。

三谷さんのスゴイところは、TVドラマだけじゃなく、映画も大ヒット作品を連発してるし、なんといっても一番の得意分野が舞台だというところ。

ちなみに、東京サンシャイン・ボーイズという劇団では、ご自身も役者として舞台の上で芝居をされていました。

また、大泉洋さんのように、映画の宣伝でバラエティ番組にも結構出演していて、映画「清洲会議」では主演の大泉洋さんと一緒にKinki kidsの番組などに出てましたね。

他にも「笑っていいとも!」や「さんまのまんま」、また「情熱大陸」にも出演していました。



また、映画監督のビリー・ワイルダーが大好きだということを公言していますね。

そのことでは、WOWOWでビリー・ワイルダー特集を放送した際、「三谷幸喜の教科書!ビリーワイルダー傑作選」というタイトルでコメントを出したりしています。



さらにスゴイことに、実は三谷 幸喜さん、実際にビリー・ワイルダーに会いに行ってます

テレビの企画で対談を実現してるんですよ☆これは面白かったですね♪
 
 
ところで、三谷さん、ものすごく勉強家でシャーロック・ホームズや刑事コロンボなどの推理ものから、古典の純文学、古い映画、音楽、絵画などまで、あらゆる芸術やエンタメを勉強していますね。

その膨大な知識量はあらゆる作品に反映されて活かされているんですが、舞台でも古典作品を三谷流にリメイクした作品なんかを発表しています。

たとえば、ロシアの劇作家アントン・チェーホフの戯曲「桜の園」を演出。キャストは浅丘ルリ子、市川しんぺー、藤井隆、青木さやか、瀬戸カトリーヌらです。



さらには三谷文楽「其礼成心中」では、なんと文楽にも挑戦してるんですね!



あるいは、画家のゴッホ、ゴーギャン、ジョルジュ・スーラ、エミール・シェフネッケルの交友を描いた「コンフィダント・絆」。

こちらは中井貴一、生瀬勝久、寺脇康文、相島一之、堀内敬子ら舞台もテレビもこなす個性派の役者たちが集結。

また、大泉洋がTEAM NACS以外で初めて舞台に出演した作品で、夏目漱石がロンドンに留学した時のことを描いた舞台「ベッジ・パードン」なんていうのもあります。

漱石役は野村萬斎。その他、深津絵里、浅野和之などが出演しています。

そしてピアニストのホロヴィッツとピアノ調律師との交流についての舞台「ホロヴィッツとの対話」などもあります。

こちらは、段田安則、渡辺謙、和久井映見、高泉淳子が出演しています。こちらもよかったなぁ~☆なんとWOWOWで生中継してました!




そして、嬉しいことに、三谷舞台の「コンフィダント・絆」(2007)、「国民の映画」(2011)、「ホロヴィッツと­の対話」(2013) という、三谷幸喜が描いた【芸術家の物語】三部作がセットになったブルーレイBOXが発売されています。

なかなかDVD化されなかった三谷さんの舞台ですが、さすがにここまで大人気になったからには、発売しようということになったのかもしれませんね!

三谷ファンならずとも、嬉しい限りですね♪




そんでもってスゴイのは、なんとこれらが全てWOWOWで放送されたということ!

昔からWOWOWでは三谷幸喜の舞台を特集していて、たしか「オケピ!」なんかも生中継されていたように記憶しています。



これは、三谷幸喜さんの舞台って、DVDがレンタルもセル版もない作品がいくつかあるくらいですから、ものすごく貴重なことですよ☆

さらに最近(2014年現在)では、なんとあの長澤まさみさんと、斉藤由貴さんが二人舞台を11月より公演するそうです!

内容は、紫式部と清少納言の才媛を巡るオンナの戦いだそう。



もしかしたら、WOWOWで放送されるかもしれませんね☆要チェックです♪

WOWOW

 
また最近、NHKで人形劇版の「シャーロック・ホームズ」を脚本しています。

なんと、原作のシャーロック・ホームズを現代の15歳の中学生に設定。

同級生のワトソンと共に寄宿学校で生活を送っているという形に脚色しています。
 
 
 
またJ-WAVEでラジオ「MAKING SENSE」という番組も2005年から2014年3月までやっていました。

パーソナリティーは三谷幸喜と清水ミチコです。

こちらの放送内容は、単行本化されています。

 
 

そして、2000年から朝日新聞の夕刊に連載中のエッセイ「三谷幸喜のありふれた生活」も、定期的に文庫本となって発売されています。

2014年現在、もう12巻くらい発売されていますね。普段の生活や仕事の話などが登場する日記的な読み物になっているみたいです。

 
 

 
 

最後に、だいぶ端折っちゃったので管理人789jun的なオススメを紹介しておきますヽ(´▽`)/

超厳選の10本です!
 
 
■ TVドラマから6本 ■

 
 

○ 「警部補 古畑任三郎」(1994-2006)
キャストは、田村正和、西村雅彦、石井正則、小林隆、伊藤俊人、白井晃など。毎回、豪華なゲストが犯人役で出演☆言わずもがなの名作ですね。日本版コロンボ!詳しくは、コチラの詳細ページでどうぞ☆
 
 
○ 「王様のレストラン」(1995)
キャストは、松本幸四郎、山口智子、筒井道隆、鈴木京香、西村雅彦、小野武彦など豪華ですヽ(´▽`)/これは、笑えて、感動できちゃって、そしてさらには勇気をもらえるという素晴らしいエール作品です!詳しくは、コチラの詳細ページでどうぞ☆
 
 
○ 「総理と呼ばないで」(1997)
キャストは、田村正和、鈴木保奈美、筒井道隆、鶴田真由、西村雅彦、佐藤藍子、藤村俊二、郷田ほづみ、戸田恵子、仲本工事、小松政夫など。いや、これも素晴らしいドラマだった!ぜひ見てほしいなぁ~。それにしても、田村正和と鈴木保奈美の演技力がすごかった(笑)詳しくは、コチラの詳細ページでどうぞ☆
 

 
 

○ 「今夜、宇宙の片隅で」(1998)
キャストは、西村雅彦、飯島直子、石橋貴明、梅野泰靖など。ビリー・ワイルダー映画「アパートの鍵貸します」やチャップリン映画、マリリン・モンローなど、三谷幸喜の映画愛がヒシヒシと伝わってくるニューヨークを舞台にしたドラマです。大好き☆詳しくは、コチラの詳細ページでどうぞ☆
 
 
○ 「HR」(2002-2003)
キャストは、香取慎吾、今井朋彦、浅野和之、小野武彦、國村隼、酒井美紀、篠原涼子、白井晃、戸田恵子、中村獅童、生瀬勝久。その他、ゲストで伊東四朗、川平慈英、市村正親、相島一之、小日向文世、浅利陽介、奥田民生、草彅剛などが登場しました。なんと、日本版シットコムです!観客をいれて毎週放送した画期的かつ最高に面白かったドラマです。詳しくは、コチラの詳細ページでどうぞ☆
 
 
○ 「合い言葉は勇気」(2000)
キャストは、役所広司、香取慎吾、鈴木京香、寺尾聰、國村隼、金田明夫、山寺宏一、梶原善、温水洋一、八嶋智人、津川雅彦。その他、特別出演的に唐沢寿明、杉浦直樹、田中邦衛らも出演しています。弁護士、法廷ドラマですが、これはこれで応援歌的なメッセージがたくさん込められたドラマです。おすすめ!
 
 
■ 映画はこの2本 ■

 

○ 「ラヂオの時間」(1997)
キャストは、唐沢寿明、鈴木京香、西村雅彦、布施明、戸田恵子、井上順、細川俊之、藤村俊二など。カメオ的に市川染五郎、桃井かおり、宮本信子、渡辺謙も登場しています。もう三谷幸喜の映画と言ったらコレがダントツで最高傑作です!必見!!詳しくは、コチラの詳細ページでどうぞ☆
 
 
○ 「THE 有頂天ホテル」(2006)
キャストは、役所広司、松たか子、香取慎吾、佐藤浩市、篠原涼子、戸田恵子、生瀬勝久、原田美枝子、唐沢寿明、津川雅彦、伊東四朗、西田敏行など。超豪華で、オールスター映画「グランド・ホテル」の日本版!こちらも元気をもらえますよ♪
 
 
■ 舞台 ■

○ 「You Are The TOP 今宵の君」(2002)

キャストは、浅野和之、戸田恵子、市村正親の3人劇。

三谷舞台の中でもNo1に好き☆最高です!ものすごくエールをもらえますよ☆

詳しくは、コチラの詳細ページでどうぞ☆
 
 
○ 「オケピ!」(2000,2003)



ミュージカルの舞台下にあるオーケストラ・ピットが舞台の舞台です。2000年版と2003年版の2つがあります。

2000年版のキャストは、真田広之、戸田恵子、宮地雅子、小林隆、川平慈英、小日向文世、松たか子、布施明、伊原剛志、白井晃、北川潤、菊池均也、山本耕史。

2003年版のキャストは、真田広之が白井晃に、宮地雅子が瀬戸カトリーヌに、松たか子が天海祐希に、伊原剛志が寺脇康文に、白井晃がやっていた役が相島一之に、北川潤が岡田誠に、菊池均也が温水洋一に、山本耕史が小橋賢児に変更になりました。

音楽監督・指揮者は、服部隆之が担当しました。WOWOWで生中継されました。
 

 
 

あと三谷幸喜作品を観るといつも感じるのは、「警部補 古畑任三郎」にしろ、「マトリョーシカ」にせよ、「総理と呼ばないで」や「You Are The TOP 今宵の君」でも、夜を描いたシーンが秀逸だということ!

孤独感の中にも、甘くて、ちょっぴり切ない優しさや希望、不安や喜びなどが詰っているんですね☆

あの夜の男性の描き方は、なんというか、修学旅行の夜のような特別な感じがしていいいですねヽ(´▽`)/

観ていると、幸せな気持ちになります。
 
 
最近では、2013年52歳で、19才年下の一般女性と再婚したと報道されていましたね。さらに翌年には初の子供(男の子)も生まれてパパになったようです。

これから、ますます精力的に舞台・TVドラマ、そして映画を発表してもらいたいですね☆WOWOWで時々やる三谷幸喜さん特集も要チェックです!
 
 
↓ここから2014年12月追記↓

フジテレビの開局55周年企画の1つとして、三谷幸喜脚本、野村萬斎主演でスペシャルドラマ「オリエント急行殺人事件」が2夜連続で放送されると発表されました。放送日時は2015年1月11日と12日の夜9時から。

アガサ・クリスティー原作のエルキュール・ポアロ(ポワロ)ものとして一番有名なエピソードですね。

ちなみに「オリエント急行殺人事件」はこれまでアメリカやイギリスでは映画やドラマ化がされていますが、日本版ドラマ化は初めてということです。

このエピソードは、ちょっと普通の探偵モノとは違ってて、僕は結構好きですね。さすが天才作家アガサ・クリスティーって感じ♪

ちなみに主演の野村萬斎(のむら まんさい)は能楽師であり俳優さんでもあるわけですが、以前、三谷幸喜の舞台「ベッジ・パードン」(2011)で夏目漱石の役を演じた方ですね。

田村正和がポアロ役やったら最高に面白かったのに・・・残念(笑)

ちなみに他のキャストは、佐藤浩市、松嶋菜々子、二宮和也、杏、吉瀬美智子、玉木 宏、沢村一樹、黒木華、石丸幹二、西田敏行、笹野高史、高橋克実、小林 隆など。

豪華キャストと言われているけど・・・そこまで豪華かなぁ~?米映画版のオールキャストぶりを知ってる人にとっては物足りないかも?

渥美清、三国連太郎、高倉健レベルの豪華オールスターキャストで映画化されていたら面白かったろうに・・・残念。

でも、とにかくドラマは楽しみです。なんといっても三谷さんですからね!

↑ここまで2014年12月追記↑
 
 
ちなみに、2014年現在、Hulu(フールー)で「12人の優しい日本人」が見れます!

今後、三谷幸喜さんの映画作品やドラマ、そして舞台作品なんかも配信されると嬉しいですね♪ヽ(´▽`)/

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ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグのすべて

 


ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグ(1944-2013)は、米ニューヨーク州ブルックリン出身のTV・映画プロデューサーです。脚本も書いていたようです。父親は郵便局の職員。

代表作は、ダントツでこの海外ドラマ2作でしょう!「ファミリー・タイズ」と「スピン・シティ」ですね。

どちらもマイケル・J・フォックスが出演しているシットコム。僕は特に「スピン・シティ」が大大大好きですヽ(´▽`)/

ちなみに自伝のような本も出版していて、表紙には、おそらく彼が飼っている犬であろうと思われる黒い大型犬がフリスビーらしきものをくわえている姿が写っています。

この本、タイトルが面白くて「Sit, Ubu, Sit: How I went from Brooklyn to Hollywood with the same woman, the same dog, and a lot less hair」と大変長いタイトルになっています。

直訳すると、「ウブ(犬の名前)!お座り!:私がどのようにしてブルックリンから、同じ女性と、同じ犬とともにハリウッドへやってきたか。髪の毛はたくさん失ったけどね」って感じかな。

意訳すれば、「(頭髪が薄くなりながらも)幸せな家庭を維持しながら、ハリウッドで成功した私の秘訣」という邦題はどうでしょう(笑)

ちなみに、タイトル冒頭の「Sit, Ubu, Sit!」というのはゴールドバーグ自身が本当にプライベートで飼っていた犬の名前で、ゴールドバーグが設立した自分のTV番組製作会社の名前も「UBU Production」にしています。

Amazonで買ったアメリカ版の「スピン・シティ」を観てみるとエピソードの最後で何社かのロゴマークが登場する中に、この本とおなじUBUと思われる犬の表紙写真が登場します。その際、「Sit, Ubu, Sit!Good Dog」と男性の声が聞こえていますね。ゴールドバーグの声なのかな?

ちなみに「スピン・シティ」のエピソード後に毎回流れる会社のロゴは、ゴールドバーグの「UBU Production」と、マイケル・J・フォックスの制作会社「Lottery Hill Entertainment」、そしてスティーヴン・スピルバーグが共同設立者の「ドリーム・ワークス」です。

この声を聞きたい方は、実はゲイリー・デイヴィッド・ゴールドバーグの公式サイトがありまして、そこを開くと音声が鳴るようになっていますよ♪TOPの写真では、奥さんのダイアナ・ミーハンさんと一緒に写ってます。

あと彼の顔が知りたい方はIMDbに写真が何枚か載っています

とっても陽気そうな、親しみやすそうな顔をしていますよね。2013年に亡くなってしまったニュースを聞いた時には大変悲しかったです(享年68才)。もっとたくさんのシットコムを作ってほしかったなぁ。。。
 
 
それでは、ゲイリー・デビッド・ゴールドバーグの作品を振り返ってみましょうか。


まず「ファミリー・タイズ」は1982年から89年まで全7シーズンも続いた大ヒットドラマシリーズです。

家族の絆というタイトルどおり、ある家族の物語を描いているシットコム。まあ、フルハウスに近いテイストですね。

出演していたのは、何といってもマイケル・J・フォックス。マイケルは本作でエミー賞も受賞しましたし、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」出演への足がかりにもなりましたし、何より実生活で妻となったトレイシー・ポランと出逢いました。

トレイシーは、マイケルが演じていたアレックスの初期の頃の恋人役でした。1988年に結婚してるので、最終シーズンをまたずして結婚したんですね!

あと、最終シーズンでアレックスの恋人役で登場したのは、海外ドラマ「フレンズ」モニカ役で超有名なコートニー・コックスです。

その他ゲストとして、トム・ハンクスやリバー・フェニックス、「サインフェルド」のジュリア・ルイス=ドレイファスなど豪華キャストが駆け出しの頃に出演していたんですね!

(左から)トレイシー・ポラン、コートニー・コックス、ジュリア・ルイス=ドレイファス↓

 
 


さらに、その後、知らなかったのですが、1991年から1993年にかけて、ゲイリー・デヴィット・ゴールドバーグの半自伝的なTVシリーズもあったんですね。

タイトルは「Brooklyn Bridge」(ブルックリン・ブリッジ)。実在する橋の名前で、彼が生まれた街にあります。残念ながらこちらはシーズン2で終了しています。

出演していたのは、

海外ドラマ「ギルモア・ガールズ」や「ザット ’70s ショー」等にゲスト出演していた女優マリオン・ロス、

海外ドラマ「あなたにムチュー」や「新・刑事コロンボ」などに出演していたルイス・ゾリック、

映画「ワーキング・ガール」や海外ドラマ「ER」「フェリシティの青春」「名探偵モンク」「メンタリスト」「glee/グリー」などめちゃくちゃたくさんのドラマにゲスト出演している女優エイミー・アキノ、

海外ドラマ「LAW & ORDER ロー&オーダー」や映画「ラブ&ドラッグ」などに出演している俳優ピーター・フリードマン

などです。あまり知らない人ばかりかも・・・。でもシーズン1だけでもいいから観てみたいなぁ~。

 

その後、再びマイケル・J・フォックスを主役にすえたTVドラマシリーズ「スピン・シティ」が1996年から2002年まで、シーズン6まで続きます。

厳密にいえばシーズン4をもってマイケル・J・フォックスがパーキンソン病のために途中降板。代わりにご指名されたのは、今やアメリカNo1のコメディ俳優となった、ご存知チャーリー・シーンですね(笑)

キャストは他にも、

映画版「ロッキー・ホラー・ショー」のバリー・ボストウィック、

映画「アルゴ」「プロデューサーズ」など今や多数の映画に出演しているリチャード・カインド、

映画「フェリスはある朝突然に」のアラン・ラック、

海外ドラマ「ナッシュビル」や「Friday Night Lights」のコニー・ブリットン、

海外ドラマ「サマンサ Who?」や「ブルーブラッド」などで知られ、ブラッドリー・クーパーの元妻でもあるジェニファー・エスポジート、

海外ドラマ「ダイナスティ」や「メルローズ・プレイス」で有名な女優ヘザー・ロックリア、

などなど、結構有名どころが出演していました。

ジェニファー・エスポジート、コニー・ブリットン、ヘザー・ロックリア↓

 
 

さらにゲストには、マーティン・シーンやデニス・リチャーズ、ロリ・ロックリン、ダコタ・ファニング、クリストファー・ロイド、ホルヘ・ガルシア、ルーク・ペリーなどが豪華なキャスト人らが出演しています。

ちなみに、「スピン・シティ」の製作にはゴールドバーグともう1人、海外ドラマ「フレンズ」などで脚本を書いていたビル・ローレンスも参加しています。

あと、テレビドラマ以外にも映画「理想の恋人.com」や「晩秋」などで制作・監督・脚本を手がけています。

映画「晩秋」(DAD:1989)は、製作総指揮スティーヴン・スピルバーグ、監督・脚本・製作がゴールドバーグです。

キャストは、なんと映画「お熱いのがお好き」で有名なジャック・レモン、

海外ドラマ「チアーズ」のテッド・ダンソン、

ケヴィン・スペイシーなど大物が多数出演。

残念ながらAmazonでは日本版がVHSしか見つかりませんでした。

映画「理想の恋人.com」は、2005年公開の映画です。

主演は「運命の女」や「リトル・ロマンス」で知られる女優ダイアン・レインと、映画「2012」や「推理作家ポー」などで有名な俳優ジョン・キューザックです。

この映画の公式サイトがかろうじて残っているようで、そこにゴールドバーグの紹介文が載っています。

それによると、複数の大学に通い、なんと1975年、31歳の年になってようやく卒業しています。その後、脚本家を夢見てハリウッドへ渡り、76年にMTMという制作会社で脚本家として職につきます。そこでプロデューサーまで昇進した後、1981年に独立してUBUプロダクションを設立という経歴みたいです。

学生時代に何があったんですかね?(笑)

ちなみに、「ファミリー・タイズ」では脚本家としてエミー賞に輝いています。そして、「Brooklyn Bridge」ではゴールデングローブ賞を受賞しているみたい。結婚して子供は2人。(インタビュー動画

ああ、ますます「Brooklyn Bridge」が観たくなっちゃった(笑)

映画「理想の恋人.com」は、Hulu(フールー)で観ることができますよん♪

Huluで今すぐ視聴!今なら2週間 無料トライアル実施中!お早めに~☆



残念ながら一番のオススメ「スピン・シティ」はなぜかなぜかなぜか、日本でDVD未発売なんですね・・・。

以前、TBSと、スカパー!(Super! drama TV)で放送されていたみたいです。

またやってくれないかな~!もしくは、やっぱり海外ドラマといえば現在最強のHulu(フールー)で配信開始されるのを期待ですね!こまめにチェック♪
 
 
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