皆さんは、同じ映画なのにアメリカと日本で流れる予告編が違うことがあるってご存知でしたか?
それも若干修正されるのではなく、アメリカではコメディタッチな予告編だったのものが日本版予告編は、なんと感動的なものになるくらい、まったく別モノに編集されることが多々あります。
どうも、アメリカ人に受けるのは「とにかく笑いがあるもの」で、日本人に受けるのは「とにかく泣ける感動モノ」という短絡的な見解があるようですね(汗)
それはともかく、アメリカやイギリス本国で制作された予告編は本当にクオリティが高いんですよ。思わず本編を観たくなる!まさに映画の宣伝としては完璧です。いやもう、それ以上に1つのミニ作品と呼んでしまってもいいかもしれません♪
アメリカの映画予告編を編集している方の中には、日本の予告編会社の方も尊敬するような天才と呼ばれるクリエイターがいるという話も耳にしたことがあるくらいです。
すこし話がそれましたが、このページでは、そんな本国の予告編となぜかまったく違ったテイストに変えられてしまった日本版予告編を紹介しています。
■「キッド(原題:THE KID)
まずは2000年の映画で、ジョン・タートルトーブ監督作品、主演ブルース・ウィリスの「キッド」という僕も大好きな映画ですが、これ笑いました。まったく別モノになっちゃってます。
本国アメリカ版の予告↓(本当は以前のバージョンの予告の方が好き♪)
日本版の予告編・・・は実はオンライン上で見つかりませんでした。驚きです。一体この映画のDVDをどうやって売るつもりなんでしょうか?知ることが難しい状況にしてしまって(汗)。日本版の公式サイトすら見つかりませんでした。季節限定の料理みたいに幻です(笑)
そーいえばジブリ作品も予告編がYouTubeに残っていません。予告編がないのに、どうやって新しい作品と出会えばいいのでしょう?実に不思議です。あ、日本バージョンの予告編を見る方法がありました、そう、セル版DVDに収録されてます(笑) Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン
ちなみに、本国の予告編ではスティービー・ワンダーのノリノリな曲が使われているのに、日本版では森本レオさんのナレーションつきで、ショパンの「別れの曲」が使われています。
日本版は予告編がないので、ショパンの別れの曲の動画を紹介しておきます(笑)雰囲気ぐらいはわかるでしょう。
贅沢にも僕の大好きな天才ピアニストのヴァレンティーナ・リシッツァさん公式映像でどうぞ☆
ちなみに、この曲は「101回目のプロポーズ」という一番ブームを巻き起こした日本の人気ドラマの挿入歌としても使われ有名になりました。ちなみについでに、このドラマの主題歌も爆発的に大ヒットしました、チャゲアス(CHAGE & ASKA)の「SAY YES」だったんですよ~♪なつかしーヽ(´▽`)/
つい余談に花が咲いちゃいますが、アメリカ版の「THE KID」の予告編どうでしたか?よかったでしょ?予告編みて笑って、ちょっと感動して、そしてなにより本編が見たくなります。何度みてもあきないんですよ。うまいですね~感心しちゃいますね。
あとはスピルバーグ監督の、主演がトム・ハンクスとキャサリン・ゼタ=ジョーンズだった映画「ターミナル」なんかもアメリカ版予告編と日本版とでは、だいぶ違うニュアンスになっています。
やっぱりアメリカは笑いを盛り込んだものになっていて、日本版では悲劇的な音楽やシーンが盛り込まれています。どちらが良い予告編かは、ご自身で見て判断してみてください。
まずは本国アメリカ版予告編↓
次に日本版予告編↓
ええと、唯一公式チャンネルで見つけられた予告編だったのですが、予告というより1シーン抜粋ですねΣ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン
あまり愚痴っぽくなっても仕方ないので、もう比べるのはやめましょう。「この予告編、すごく面白い!」かつ「本編をすぐに観たくなった!」と思った大好きな予告編をいくつかご紹介しておきます♪もちろんアメリカ本国の予告編です。
「What Women Want」(ハート・オブ・ウーマン)
「The Holiday」(ホリデイ)
⇒予告編はこちら
「The Truman Show」(トゥルーマンショー)
「A Good Year」(プロヴァンスの贈り物)
⇒予告編はこちら
「Love Actually」(ラブ・アクチュアリー)
⇒予告編はこちら
蛇足ですが、ほとんどの映画の最新予告編動画はAPPLEの予告編ページから観れますよ。
もっとたくさんの予告編動画が観たい!という方は、こちらのTrailer Addictというサイトでほぼ見つかると思います♪
ところで映画作品の公式サイトってどうしてすぐに消えてしまったり、更新がストップされてしまうんでしょうか?
素晴らしい作品に出逢った時、その監督が作った他の映画も観てみたいと思った時など、せめて予告編動画が残っているとDVDやブルーレイ購入時の参考になるんですけどね。。。映画は100年経っても面白い作品は面白いという、決して生ものではないのでぜひ検討してもらいたいところです。
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