「恋愛小説家」は最高のエール映画でSHOW?




「恋愛小説家」は、いいですよ~☆もうね、オシャレ!観てるとエールをもらえる!温かい!ユーモアがあって、センスもいい☆
 
個人的には、つい何回も観てしまう映画です。音楽のチョイスも素敵なんですよ~♪
 
主演はジャック・ニコルソンとヘレン・ハントです。監督は、ジェームズ・L・ブルックス。1997年公開のアメリカ映画です。
 
ジャック・ニコルソンは本当にすごいですよね、いろんなジャンルの作品で実に様々な役柄を演じています。今回のような軽めのラブコメは、本作「恋愛小説家」と「恋愛適齢期」くらいしかパッと思い浮かびませんね。そういう意味では貴重かも。
 
ちなみに、この時ジャック・ニコルソンは60歳です。でも作中では、特に年齢を感じさせずラブコメの主人公として全く違和感もありません。すごいバイタリティですね(笑)
 
なんと、この作品でアカデミー主演男優賞を受賞しています!
 
そしてヒロイン役には僕の大好きな女優ヘレン・ハント!海外ドラマ「あなたにムチュー」や映画「ハート・オブ・ウーマン」「ペイ・フォワード」「キャスト・アウェイ」で有名な、あの愛らしい女優さんです。
 
スゴイことに、ヘレン・ハントも本作「恋愛小説家」でアカデミー主演女優賞に輝いているんですね!主演の男女2人が両者ともにアカデミー主演賞を授与された作品なんです。作品賞を受賞しなかったのが不思議なくらいです(笑)
 
 
でもね、この1997年(授賞式は翌1998年)のアカデミー賞で作品賞を獲ったのは、あの「タイタニック」なんですね。当時の映画史上最高の興行収入を記録した秀作なので、まあ、しょうがないかなという感じもしますね☆
 
余談ついでに1997年度の脚本賞は、マット・デイモンとベン・アフレックの「グッド・ウィル・ハンティング」、メイク・アップ賞が「メン・イン・ブラック」を担当した人という傑作映画がズラリな1年。なんて年だ!(笑)
 
 
「恋愛小説家」に話を戻しましょう♪監督のジェームズ・L・ブルックスは、テレビでは「ザ・シンプソンズ」のプロデューサーとして有名で、映画では「愛と追憶の日々」「ブロードキャスト・ニュース」の監督・脚本・製作、および「ビッグ」「ザ・エージェント」の製作に関わっているというエール映画をたくさん世に送り出している才能あふれる監督です。
 
というわけで、ジャック・ニコルソンとは「愛と追憶の日々」以来のタッグになったわけですが、両作品ともアカデミー賞で何らかの賞を受賞しているというからスゴいコンビです。
 
また、その他のキャストもなかなか濃いメンバーで「ザ・エージェント」のキューバ・グッディング・Jrや、「リトル・ミス・サンシャイン」のグレッグ・キニア、そして「ゴースト・バスターズ」出演&「恋はデジャ・ブ」監督のハロルド・ライミスも役者として出演しています。

グレッグ・ギニア(左)と、キューバ・グッディング・Jr(右)↓

 


ハロルド・ライミスの役どころが、またすごく素敵で善良なお医者さまというキャラクターでして。この役を演じているハロルドを見ただけで、なんとなくハロルド・ライミスが好きになっちゃいますよ(笑)
 
 
「恋愛小説家」のタイトルですが、原題は「As Good as It Gets」です。意味は「これ以上ないほど良い」という慣用句らしいです。ただ、英語のフォーラムサイトなんかを見ると、「コレで精一杯」「これ以上よくはならない」というネガティブな意味にもとれるから、作者が意図的に良くも悪くもとれるタイトルにしたという意見なんかも見られました。
 
「これ以上は無理っす」みたいな意味でしょうか?たしかにジャック・ニコルソン演じる主人公のメルヴィンは良い人間になろうとしますが、ヒロインの母親から「完璧なボーイフレンドなんて、どこにもいないのよ!」みたいなこと言われてましたね(笑)
 
ちなみにメルヴィンが実際にセリフの中で「as good as it gets」と言っているのは、通っていた精神科の待合室で、診察を待っている患者たちに向かって怒りながら「これ以上良くならないとしたらどうする!?」的なことを叫ぶというシーンの中で、です。
 
ひょっとすると「as good as it gets」の意味が、最初は「今でもう精一杯」というマイナスな意味だったけれど、最後は「これ以上ないほど最高」というプラスの意味に変っていくということでつけられたタイトルなのかもしれませんね。
 
ただ、個人的には日本人的な感覚かもしれませんが、「as good as it gets」がゲットつまり獲得するのと同じくらいGood=良いものという意味には取れないだろうか?って考えました。
 
というのも、最初メルヴィンは他人に対して冷たく、ろくに関わろうともしなかったのですが、やがて他人を助けてあげたり、親切にしてあげたりするうちに、どんどん幸せになっていったんですね。
 
だから、「何かを獲得するのもいいけど、他人に与えることでも同じくらい素晴らしい気持ちになれる」という意味でもあるのかな?とも考えました。まあ、深読みでしょうけど(笑)
 
 
シーンの話が出ましたが、僕がこの映画で一番好きなのはセリフと雰囲気です。
 
特にメルヴィンがヒロインに向かって言うセリフがすごくいいものが多いんですよ!さすが売れっ子の恋愛小説家という設定になっているだけあります。
 
そんなセリフの中でも特に好きな2つを紹介しますね☆こんな素敵なセリフが作中でどんなふうに言われているのか知りたい方は、ぜひ「恋愛小説家」を見てみて下さいね☆
 
 
1つ目は、
 
レストランで、つい失言してしまったメルヴィンに対して、ヒロインが「私の機嫌が直るような気の利いた慰めの言葉を今すぐ言ってちょうだい!」と言うんですね。
 
それに対してメルヴィンは、こう言います。「精神科の医者から薬を飲めって言われても、嫌いだったから絶対に飲まないようにしていたんだ。でも君に『あなたとは絶対に寝ない』と言われた翌日から薬を飲むようになったんだ」
 
ヒロインの女性は「それのどこが慰めの言葉なのよ?」と首を傾げますが、そこでメルヴィンが一言。
 
「つまり、僕は君に逢ってから、もっといい男になりたいって思い始めたんだ」と告白するんですね。
 
これは管理人789junの紹介ページでも書きましたが、英語だと
「You make me wanna be a better man」
となります。直訳すると「あなたが私をより良い人間になりたいと思わせた」です。
 
このシーンが音楽とあわせて、すごく素敵なシーンなんです☆ぜひ観てほしいな~♪
 
 
2つ目は、
 
メルヴィンがヒロインの女性に対して素直な気持ちを吐露するシーンです。深夜というか、ほぼ明け方に人気のない歩道を歩きながらパン屋さんへ焼きたてのパンを買いにいく途中です。
 
詳細は省きますが、次のセリフです。ちなみにヒロインの女性の仕事は、ごく普通のレストランのウェイトレスです。
 
「この世で僕だけが、君が最高の女性だってことを知ってる。君が話す言葉はいつも真摯で善意にあふれてる。なのに大抵の人間はそれを見逃してる。テーブルに料理を運んでる君が、世界最高の女だってことをね。」
 
「そのことに気づいてるのは僕だけ。それが、とても誇らしい」
 
 
素敵でしょ?
 
 
さて最後に「恋愛小説家」は流れる音楽のセンスがすごくいいんです。劇中では主人公のメルヴィンがドライブ用に選曲したという設定になってるんですが、その一部を紹介しちゃいましょう♪
 
ちなみにサウンドトラックCDも発売されてます♪全曲視聴もできるので、興味ある方はどうぞ♪
 
「Days Like This」ヴァン・モリソン
「Everything My Heart Desires」ダニエレ・ブリスボ
「Under the Stars」ハンス・ジマー
「My Only」ダニエル・ブリズボワ
「(I Love You) For Sentimental Reasons」ナット・キング・コール
「hand on my heart」ジュディス・オーウェン
「Climb On」ショーン・コルヴィン
「Always Look On the Bright Side of Life」アート・ガーファンクル
 
 
まだまだ「恋愛小説家」について話していたいのですが、これ以上は激しくネタバレになりそうなので、この辺でヤメておきます(笑)
 
 
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「悪いことしましョ!」は最高のエール映画でSHOW?


「悪いことしましョ!」は2000年に公開されたアメリカ映画で、2014年2月に亡くなってしまったハロルド・ライミスが監督・脚本(共同)・製作(共同)を務めています。
 
映画「恋はデジャ・ブ」でも書きましたが、ハロルド・ライミスと言えば1984年の大ヒット映画「ゴーストバスターズ」に主演。ビル・マーレイ、ダン・エイクロイドと共に3人の博士のうちの1人を演じ、ダンとハロルドは脚本も担当しました。
 
「悪いことしましョ!」の主演は、ブレンダン・フレイザーとエリザベス・ハーレイ。ブレンダン・フレイザーといえば、大ヒット映画「ハムナプトラ」シリーズの主人公として有名かな?あとは、ディズニー・シーのアトラクションとしても有名な「センター・オブ・ジ・アース」やハリソン・フォードと共演した「小さな命が呼ぶとき」、アカデミー作品賞を受賞した「クラッシュ」にも出演しています。
 
本作では、PCカスタマーセンターで働く冴えないサラリーマンを演じていて、社内のマドンナ的女性に思いを寄せるが、内気な性格から知り合うチャンスもつかめないでいる。またオタクでKYな性格から、同僚からバカにされているというキャラクター設定になっています。
 
一方、エリザベス・ハーレイは本作では、ブレンダンを惑わせる悪魔の化身という役。↓のようなセクシーな格好も多々しています。女優としては映画「オースティン・パワーズ」シリーズに出演しています。
 
でも、もっと有名なのは、映画「ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」「ラブ・アクチュアリー」などで有名なイギリスのラブコメ俳優ヒュー・グラントと10年以上交際していたことです。結局2000年に破局して、その後、交際していた恋人との間に息子をもうけますが結婚はしていません。結婚は1度してますが、離婚。現在は元クリケット選手と婚約を発表しています。


日本語版の予告編を見つけられませんでした・・・もう売る気ないのかな?(^^;米国版予告編はこちら
 
「悪いことしましョ!」の原題ですが、「Bedazzled」で意味は目がくらむという意味ですね。悪魔に誘惑され、つい目が眩んだという意味なら内容ともマッチします。この邦題は・・・まあ、ほっときましょう(笑)あなたなら、なんという邦題をつけますか?僕なら、そうだなぁ~「正直者は夢を見る!?」「あなたの願いごと叶えます」「ジャスト・フレンズ」「目が眩む人生」「7つの誘惑と幸せな始まり」とかかな~?
 
 
さて、そろそろ本作の内容について触れたいと思います。この映画、結論から言うと最高のエール映画で、僕はいつもワケがわからなくなった時に見ます(笑)頭が混乱してきたり、気持ちがグラグラ揺れて道に迷っちゃったかな?と思った時に見ると、すごく救われるというか、勇気と希望をもらえるんですよ~☆
 
内気で友達も恋人もいない青年が、突然、悪魔と名乗るセクシーな女性から「魂をくれるなら7つの願いを何でも叶えてあげるわ」と持ちかけられます。早速、青年は片思いをしている女性をモノにしようとしたり、大金持ちになりたいと言ってみたり、名声を得たい、知性を得たいと願いを告げていきます。
 
ところが、悪魔がいじわるをして、毎回どこか想像していた世界にならないうちに、とうとう最後の願い事を告げる時がくる。。。という、お話。例によって、ここから下はネタバレを含みますので、まだ映画を観てない人は、そのつもりでm(_ _)m
 
 
「悪いことしましょ!」で一番心に残っているセリフは3つ。カッコよすぎて忘れられません(笑)1つ目と2つ目は、主人公エリオットが逮捕され牢獄に入れられている時、ある男性が言ったセリフ。「You’ll Get it」と「Just a really good friend」。このシーンでの会話だけでも、この映画を観てよかった!と思えるはず。すごくエールフルな場面です。ハッと目が覚める感じの気づきをもらえますよ☆
 
そして3つ目は、主人公エリオットが悪魔役のエリザベスに向かって「結果ばかり求めてたけど、そうなっていく過程こそが大事なんだと気づいた」と言って、他人の幸せを初めて願い事に取り入れるんですね。これはゲーテの「ファウスト」ですよね。この映画は現代版「ファウスト」と言っていいでしょう。
 
てか、前述の「恋はデジャ・ブ」も欲望を追い求めてばかりいた主人公が、いつまでも満たされず、最後は他人への奉仕の心に幸せを見出すというストーリーでしたね。しかも監督はハロルド・ライミス!たまたま、この2作をラブコメ一覧ページの1作目と2作目に挙げたんですが、記事を書いていて自分の好みがよくわかりました(笑)
 
話がそれましたが、「悪いことしましョ!」すごくオススメです。ちなみに本作は1967年の同題イギリス映画「Bedazzled」のリメイクになります。こちらは、まだ見たことがないのですが、Amazonで普通にDVD売ってました。見てみたいかも♪

↓左が2000年公開のアメリカ版(リメイク)「悪いことしましョ!」で、右が1967年のイギリス映画(オリジナル)「Bedazzled」。


あ!言い忘れましたが、ブレンダン演じるエリオットが想いを寄せている女性アリソン役は、イギリス生まれのオーストラリア女優フランシス・オコナーが演じています。この人、どこかで見たことあるなぁ~と思った方、実はスピルバーグ監督の「A.I.」で主人公の息子の母親役のあの人です!あとはケイト・ハドソン主演のラブコメ「アバウト・アダム」にも出演しています。
 
↓左がフランシス・オコナー。右がエリザベス・ハーレー。あなたのタイプはどっち?


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「恋はデジャ・ブ」は最高のエール映画でSHOW?


もしも永遠に同じ日を生きることになったら、どうしますか?
 
「恋はデジャ・ブ」は、1993年に公開されたアメリカ映画で、2014年2月に亡くなってしまったハロルド・ライミスが脚本・監督を務めたコロンビア映画の作品です。
(コロンビア映画は1989年に約5000億円でソニーに買収され、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントの一部となりました)
 
原題は「Groundhog Day」で、意味は2月2日にアメリカやカナダで行われる春の訪れを占う一種のお祭り行事のことです。グラウンドホッグというでっかいリス(とかハリネズミとか)が主役で、春はもうすぐ来るのかどうかを人間が聞きます。もしも冬眠から目覚めても、自分の影を見ると驚いて巣に戻ってしまうため、冬が続くと伝えられているそうです。
 
え?原題と邦題が違いすぎるって?ほっときましょう(笑)それより、あなたなら、どんな邦題をつけますか?僕なら「春よ、恋」「もしも明日が来ないなら」「今日1日の生き方」「タイム・ループの恋」・・・う~ん、でもやっぱり「グラウンドホグ・デイ」かな?(笑)それか「as good as it gets」。あ!「恋愛小説家」の原題になっちゃった(笑)
 
さて、ハロルド・ライミスと言えば1984年の大ヒット映画「ゴーストバスターズ」に主演。ビル・マーレイ、ダン・エイクロイドと共に3人の博士のうちの1人を演じ、ダンとハロルドは脚本も担当しました。
 
本作「恋はデジャ・ブ」は、そんなビル・マーレイを主演のフィル・コナーズ役に起用して、ハロルドが脚本、監督、製作を手がけた作品です。ヒロインのリタ役は、映画「セックスと嘘とビデオテープ」で有名になったアンディ・マクダウェルという女優さん。すごく可愛らしくて、知的で、綺麗ですねヽ(´▽`)/
 
本作「恋はデジャ・ブ」は、ストーリーがすごく面白くて、突然、毎朝、目が覚めると同じ日(2月2日)!という、いわゆるタイムループに陥った主人公が、何度も何度もまったく同じ1日を繰り返すことしかできなくなってしまいます。
 
予告編・・・日本語版は見つけられませんでした。。。マジか(^^; 英語版の予告で雰囲気をどうぞ

ヒロインのアンディ・マクダウェルさん(劇中の1シーン)↓

あ、ここからはネタバレを結構含んでますので、以下を読む方は、そのつもりでお願いします<(_ _)>知りたくない方は、作品を見てから読んでね☆
 
主人公のフィル・コナーズは初めは、何をしても不死身でしかも次の日には、町の人たちの記憶ごとリセットされるようなので、やりたい放題な生き方をしますが、そのうち知れば知るほど尊敬できる女性に真剣な想いを寄せるようになり、なんとかその女性を口説こうとします。
 
しかし何度やり直しても1日では、とても恋愛を成就させることができません。
 
愛する人と結ばれることを果たせないまま、死ぬこともできず永遠とループする時間の中で絶望感にかられますが、やがて何かを悟ったように他人の幸せに尽力する毎日を生きようと決意。様々な人たちと触れ合い、たくさんの町人たちを毎日助けるようになり、多くの人から感謝される人物となっていきます。
 
すると、今度は意中の女性の方が、フィルのことを気にかけ始めるようになるのです。さあ、その後2人はどうなるのか、時間ループからは抜け出せるのか?それは見てのお楽しみ☆
 
主人公フィルは、はじめ自分の欲望を満たすことしか考えていなかった利己的で自己中な生き方をしていましたが、やがて人間愛に満ちた男性へと成長していくというSFチックなラブ・コメディになっています。
 
ストーリー的にはゲーテの「ファウスト」に、ちょっと似てるかな?人間が自分を幸せにするために一番よい方法は、他人を幸せにすること。それはナゼなのか、理由を教えてくれているような物語☆
 
「人間は、自分の欲望を満たそうと躍起になっているうちは幸せになれず、他人を助け親切心から喜ばせようと一生懸命になる、そんな1日を過ごすようになって初めて自分自身を幸せにできる」
 
そんなメッセージが込められた素晴らしいエール映画ですね。ことわざ?で言えば、「情けは人の為ならず 巡り巡って己が為」ですね☆
 
ところで本作を何度みても考えさせられるのが、なぜ、どのタイミングで主人公は他人を助けるような1日を繰り返そうと決意したんでしょうか?そのきっかけは何だったのでしょうか?
 
素晴らしい女性と出会えたことで、自分が受けた親切や善意を誰かに返してみようと思ったのでしょうか?人は誰かから愛情をもらえたら、その愛情に応えようという心理が働くものだからなのでしょうか?それとも諦めから?無欲になったら、自然とほっとけなくなったのかな?
 
いや待てよ、そういえば、ある浮浪者のおじいさんが死んでしまうのを何度も助けようとするのに、どうしても助けられなかったという体験をしたんだ。その後くらいからだな、変ったのは。どうにもならないこともあると知り、ならば、どうにかできるものは全力で助けてみようと思ったのかな?

 
ところで、バートランド・ラッセルというイギリスの哲学者の言葉に、こんなのがあります。
 
現代の人は、昔は誰もが持っていた『詩心』というものを失ってしまった。その理由としては誰もが時間に追われるようになり、『次のこと』『次の日のこと』に気をとられて、今を謳歌できないからだ
 
というような内容です。この映画でも、同じようなセリフが出てきます。
 
「明日どうなろうと、未来の人生がどうなろうと、今、君と一緒にいられて僕は幸せだ」
 
常に未来のための今を生きるような打算的な人生は終わりにして、今を幸せにするために毎日を100%で生きよう!というメッセージが込められているのかもしれませんね。
 
もしくは、数学的な思考を捨て、文学的な人生に酔えと言っているのかもしれません。う~ん、このへん、も一回見て考えてみようっと(笑)
 
あ、バートランド・ラッセルは、アルバート・アインシュタイン博士と共に、核兵器反対を唱えた「ラッセル=アインシュタイン宣言」でも有名なアノ人ですよ。素晴らしい著書が多いので、知らなかったという人はぜひ読んでみてね
 
余談ですが、主人公がピアノを習おうと決意した時にカフェで流れていたのはモーツァルトのピアノソナタで、ピアノ教室で習っていた曲はラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏です。後に、すっかり成長した主人公がパーティー会場で弾いていた曲は、この曲をジャズ風?ダンス曲風?にアレンジしたものかな?ご興味のある方は探してみて下さいね♪
 
恋はデジャ・ブ」は、すごく学ぶ点が多く、希望とエールをたくさんくれる名画ですヽ(´▽`)/ダイスキ~♪
 
 
右端のまともな格好してる方がハロルド・ライミス(笑)↓

 
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