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マイク・ニコルズのすべて

 


マイク・ニコルズ(1931-)は、ドイツ・ベルリン出身のアメリカで活躍する映画監督・演出家です。

なんと、TV界のエミー賞、音楽界のグラミー賞、映画界のアカデミー賞、演劇・舞台のトニー賞すべてを受賞したEGOT(イーゴット)の1人です!

ちなみに、EGOTは2014年現在、歴代15人しかいません。そのうちの1人はオードリ・ヘプバーンですね。EGOTについて詳しく知りたい方はコチラのページでどうぞ☆

ではマイク・ニコルズは何でEGOTになったのか?というと、

■ エミー賞(Emmy)
・テレビ映画「Wit」(2001)
・TVドラマ「エンジェルス・イン・アメリカ」(2003)

■ グラミー賞(Grammy)
・「An Evening with Mike Nichols and Elaine May」(1961)でBest Comedy Albumを受賞。

■ アカデミー賞(Oscar)
・映画「卒業」(1967)でアカデミー監督賞を受賞。

■ トニー賞(Tony)
演劇演出賞(Best Direction of a Play)を6回も受賞。
・「Barefoot in the Park」(1964)
・「The Odd Couple」(1965)
・「Plaza Suite」(1968)
・「The Prisoner of Second Avenue」(1972)
・「The Real Thing」(1984)
・「Death of a Salesman」(2012)
ミュージカル演出賞(Best Direction of a Musical)
・「Spamalot」(2005)
あと、個人で受賞したわけではないけど、下記2つもあります。
演劇作品賞(Best Play)
・「The Real Thing」(1984)
ミュージカル作品賞(Best Musical)
・「Annie」(1977)プロデューサーとして関わってたようです。
 
 
僕はミュージカルはちょっと苦手なので(笑)、映画・ドラマ中心にお話をしていきますと、

 

まず映画「バージニア・ウルフなんかこわくない」(1966)で映画監督デビュー。

生涯で7人の相手と8回も結婚したあの大女優エリザベス・テイラーが主演してアカデミー主演女優賞に輝いた作品です。

その翌年、映画「卒業」(1967)でアカデミー監督賞を受賞しています。

「卒業」の主演は、映画「クレイマー、クレイマー」や「レインマン」のダスティン・ホフマンと、「明日に向って撃て!」のキャサリン・ロス、「奇跡の人」のアン・バンクロフトの3人。

結婚式場から花嫁をさらってウェディングドレスの女性と駆け落ちするシーンは、かなり有名ですね。

テーマ曲として使用されたサイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」も大ヒットしました。

アカデミー賞を受けたのは「卒業」ですが、マイク・ニコルズの映画で僕が個人的に特にオススメしたいのは、次の2作!

 

1本目は「ワーキング・ガール」(1988)!

この映画、大好きな1本でロマコメです。主演は、ハリソン・フォード、メラニー・グリフィス、シガニー・ウィーバーの3人。

さらに他にもジョーン・キューザック、アレック・ボールドウィン、ケヴィン・スペイシーなど個性派の役者が出演しています。

ある会社で、女性の上司とその女性秘書の物語です。アメリカン・ドリーム的な内容+キャリア&恋愛が描かれているんですが、観ていてあたたかい気持ちにもなれます。元気が出る映画としてオススメです♪(⇒予告編
 
 
2本目は「心の旅」(1991)!

こちらも主演はハリソン・フォード。ヒロインは、映画「アメリカン・プレジデント」や「アメリカン・ビューティー」のアネット・ベニングです。

この作品も最高ですよ~☆心が生まれ変わるというか、改めて幸せや結婚生活についてヒントをもらえるし感動しちゃいますよヽ(´▽`)/

ちなみに脚本は、海外ドラマ「LOST」「フリンジ」や、映画「スタートレック」「M:i:III」のJ・J・エイブラムスです!

 

あとは他にも、メリル・ストリープジャック・ニコルソン主演の映画「心みだれて」(1986)や、

ロビン・ウィリアムズ、ジーン・ハックマン、ネイサン・レイン、キャリスタ・フロックハートが出演している映画「バードケージ」(1996)、

さらに比較的新しいところでは、ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライヴ・オーウェンの4人が主演の映画「クローサー」(2004)や、

ジュリア・ロバーツとトム・ハンクス主演の映画「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」(2007)などがあり、どれも世界的なヒットを記録しています。

 

マイク・ニコルズは、もともとブロードウェイで役者として舞台に出演していたみたいです。

ちなみにブロードウェイで上演された「アニー」(1977)をプロデュースしたり、ニール・サイモン作の「おかしな二人」(1965)を演出したりもしているようです。(参考:英語版Wikipedia

あと結婚は4回していて、現在の妻は1988年に結婚したダイアン・ソイヤーという元ミュースキャスターの女性です。

ダイアン・ソイヤーは米放送局ABCの「グッド・モーニング・アメリカ」や「ABCワールド・ニュース」のアンカーを務めた方です。

あ、そうそうマイク・ニコルズは顔写真入りの本が見つかりませんでしたが、IMDbには何枚か載ってますので興味のある方は見てみるといいですよ☆

ちなみに、2014年6月にはテレビ映画「Master Class(原題)」をマイク・ニコルズが監督するというニュースが伝えられました。主演はメリル・ストリープで、彼女がオペラ歌手マリア・カラスを演じるそうです。久しぶりのマイク・ニコルズ作品、楽しみですねヽ(´▽`)/♪
 
 
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