映画「プリティ・ウーマン」は、主演のリチャード・ギアとジュリア・ロバーツにとって世界的にブレイクするきっかけとなった出世作です。
9年後の1999年には同じ2人を主演にした「プリティ・ブライド」という映画も作成されましたが、僕は断然「プリティ・ウーマン」の方が面白いと思いますし好きですね♪
「プリティ・ウーマン」の監督はゲイリー・マーシャルという人で、他にも映画「バレンタインデー」「ニューイヤーズ・イヴ」「プリティ・プリンセス」シリーズなどを手がけているロマコメ、ラブコメの巨匠です。
また、1990年代は傑作が数多く出てハリウッドが絶好調の時でしたが、「プリティ・ウーマン」(1990)は、まさにその口火を切った作品の1つと言えるでしょう。実際、
Wikipediaによると、1990年度の米興行収入第1位だったそうです!
余談ですが、個人的には1990年に公開された映画の中でも、本作「プリティ・ウーマン」と「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ(第3作目)は特に印象に残っています。初めて洋画というものに触れ始めたのが、ちょうど、この2作あたりだったんですね☆
あとはアメリカで翌年公開された「マイ・ガール」、そしてなぜか「裸の銃を持つ男」もスゴく記憶に残っています(笑)
話しを「プリティ・ウーマン」に戻すと、この作品はラブコメでありながら、1人の男性と1人の女性の人生が、各々大きく変化していく様を描いた、単なる恋愛ものだけじゃ終わらない作品になっています。
また実は「プリティ・ウーマン」はリメイクとまではいかないのですが、「マイ・フェア・レディ」という古典映画のオマージュ作品です。言ってみれば現代版「マイ・フェア・レディ」とも呼べる作品です。
「マイ・フェア・レディ」は1964年公開の映画で、もともとは同名のミュージカルでした。主演はオードリー・ヘプバーン。ストーリーは、成功して大きな屋敷に住んでいる大学教授が、花売りの娘を社交界で通じるようなお嬢様に育てあげるというものです。
「プリティ・ウーマン」も、街で車に乗せたコールガール役のジュリア・ロバーツを、実業家として成功したビジネスマンである金持ち役のリチャード・ギアが高級な宝石や服をたくさん買い与えたり、一流ホテルの支配人が作法を叩き込んだりしていくうちに上品なレディと変身していく物語ですから、下敷きとなっている物語は一緒ですね。
この映画を観てると、すごくエールをもらえるんですが、その要因の1つに主題歌があると思います☆
ロイ・オービソンの「オー・プリティ・ウーマン」という曲なのですが、聞くと楽しくなるようなアップテンポな曲で、どこか懐かしい感じもして個人的には映画「マイ・ガール」の主題歌テンプテーションズの「マイ・ガール」を思い出します♪
ちなみに、リチャード・ギアのビジネス・パートナー役として出演しているのは、海外ドラマ「サインフェルド」の主要キャストの1人ジェイソン・アレクサンダーです。いい味出してます。
また、ホテルの支配人役にはヘクター・エリゾンドという俳優さんが起用されてます。この俳優さんはゲイリー・マーシャル監督作品の常連さんで、映画「バレンタインデー」「プリティ・プリンセス」や、海外ドラマ「刑事コロンボ」「シカゴ・ホープ」などにも出演しています。
ジェイソン・アレクサンダー(左)と、へクター・エリゾンド(右)
日本語の予告編動画は残念ながら見つかりませんでした。。
アメリカ版はこちら
「
プリティ・ウーマン」は、リチャード・ギアがビジネスマンから、1人の男として人生をやり直そうとする姿や、無邪気に恋の喜びに飛び込んでいく姿勢にはすごく心が打たれるエールフルな映画です。
もちろんジュリア・ロバーツという今やハリウッドを代表する大女優の可愛らしい笑顔にも救われます☆まだ観たことがない方は、ぜひ見てみてくださいねヽ(´▽`)/
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