刑事コロンボは世界で最も愛され続けているミステリードラマ♪
刑事コロンボは、1971年~1978年の間放送された旧シリーズ(全45話)と、1989年~2003年に放送された新シリーズ(全24話)の全69話があります。
アメリカのTVドラマで原題は「Columbo」。ユニヴァーサル映画が制作で、脚本家でTVプロデューサーだったウィリアム・リンクとリチャード・レビンソンが原作・原案です。
IMDbとWikipediaによると、刑事コロンボという役は、1960年にウォルター・スレザックという俳優がホストを務めたTVシリーズ「The Chevy Mystery Show」内の第10話「Enough Rope」というエピソードに初めて登場。この時はアメリカの俳優バート・フリードがコロンボ役を演じたみたいです。
その後1962年に、このエピソードが「殺人処方箋」という舞台劇に脚色されました。この時には、映画「
素晴らしき哉、人生!」や「風と共に去りぬ」への出演で有名な俳優トーマス・ミッチェルが刑事コロンボ役を熱演。これをさらに1968年にTV版にアレンジしたものがピーター・フォーク演じるTVドラマ・シリーズ版の「刑事コロンボ」になったというわけです。
1968年当初にはシリーズものでなく単発作品として、舞台と同題の「殺人処方箋」というタイトルで放送されました。その後、3年後の1971年にドラマのパイロット版(第1話)として「死者の身代金」というエピソードが放送されシリーズがスタートしました。
テレビのアカデミー賞と言われている
エミー賞では、作品賞を1度、主演男優賞を3度受賞している等、大人気のTVドラマシリーズです。
主演はピーター・フォークという映画俳優で、実はフランク・キャプラ監督の映画「ポケット一杯の幸福」にも出演していて、ベティ・デイヴィスと共演していたりもします。
最近では「NEXT」という映画でちょこっとだけニコラス・ケイジともからんでいました。
コロンボの設定は、
ロス市警殺人課の警部補(lieutenant)が名推理によって様々な殺人事件を解決していくという物語。日本語版ではなぜか警部と訳されてます(笑)
いつもボサボサ頭にボロボロのコートで、ポンコツのレトロ車に乗って現場を調査しているため、最初は犯人に小バカにされるが相手を油断させておいて徐々に核心に迫っていくコロンボの鋭さに大抵の犯人はお手上げ状態になります。
また、普通の推理小説やミステリードラマでは犯人は最後までわからないものが多いですが、コロンボの特徴として最初にまず殺人シーンがきて犯人も誰かを明かしててしまいます。
それからコロンボがどうやって解決していくかという犯人とコロンボとの対決がコアとして描かれているドラマ形式となっています。
これは、日本では三谷幸喜さんのテレビドラマ「警部補 古畑任三郎」シリーズ(主演は田村正和)が真似ています。というかあのドラマはコロンボへのオマージュ作品でしょう♪僕はこちらも大好きです♪
そして「刑事コロンボ」に登場する
犯人役のゲストスターもとても豪華で楽しみの一つです☆
時には若き日のマリリン・モンローやベティ・デイヴィスらと共演した「イヴの総て」主演女優のアン・バクスターが犯人役として出演したり、監督がスティーブン・スピルバーグだったりとなかなか豪華です♪
他にも、レスリー・ニールセン(「裸の銃を持つ男」)や、ドン・アメチー(「天国は待ってくれる」「大逆転」)、ヘクター・エリゾンド(「プリティ・ウーマン」「プリティ・プリンセス」「バレンタインデー」)、
やはり同じく人気の海外TVドラマ「スタートレック」シリーズに出演している役者さんなんかも結構出てますし、「ローマの休日」や「マイ・フェア・レディ」と行った超名画に出演していた方なども出演しています♪
(
wikipedia)(
mixi コロンボコミュ)
コロンボの犯人役ゲストスターについてはこのページでも詳しく書こうと思っているのですが、既に
Wikipedia(コロンボの犯人役ページ)や
こちらの刑事コロンボ・ファンサイト「安葉巻の煙」などでも詳しく紹介されているようなのでご紹介しておきますね♪
また、日本での
吹き替えの声はとても有名で人気です。旧シリーズは小池朝雄さん、新シリーズは石田太郎さんが担当。その他ビデオソフト用の声優さんもいたようです。
「うちのかみさんがね・・・」という台詞はCMにも使われていた程で、おそらく誰でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
ただ、実際の刑事コロンボ(英語版)は、僕の印象ではもう少しシャープで人当たりも若干強めな感じがしますね。どちらかというとフランクで気さくな憎めないおじさんキャラといった感じでしょうか。
ちなみに、刑事コロンボのDVD版では、なんと音声が日本語と英語の両方が選べるだけでなく字幕も英語と日本語が選べちゃいます!
これはすごいことだと思います♪僕はしばらく英語の音声と英語の字幕に設定して見ながら英会話の勉強をしていたことがあるくらいです。
また、言語だけでなくアメリカの様々な職業の人が登場するためその業界の紹介みたいなシーンも多くあり、勉強になっちゃいますよ!
豪邸とか人間関係とか学ぶところがあまりにたくさんあったため、僕はアメリカ入門DVD教材としても観ていました(笑)
さらに各エピソードによって専門的な知識もしょっちゅう出てきます。例えば映画好きな人が犯人であればオーソンウェルズの「市民ケーン」についての話が出てきたり、テレビ局勤務の犯人の話ではテレビ局の裏側が詳しく紹介されていたりと本当に様々な角度から見られて面白いです。
推理ものには観察力やアクションのあるシャーロックホームズやルパン、灰色の頭脳のアガサクリスティ「名探偵ポワロ」など様々ありますが、コロンボは特に犯人との
心理戦を繰り広げることが多いです。
そのためマーケティング的な知識もたくさん披露されていて、当時は禁止されていなかったサブリミナル手法や思い込み、錯覚などを利用した犯人の巧妙な手口なども見られます。
そして、そんな中ほぼ毎回といっていいくらい笑えるシーンも盛り込まれています。一番可笑しかったのは「別れのワイン」でのレストランでのシーンかな~!殺人事件の物語で爆笑するなんて考えられます?(笑)
あと
食べ物もたくさん登場しますね。ファーストフードやお菓子から一流レストランの高級食材まで幅広いです。
ほんとにおいしそうで参ります(笑)特にコロンボの好物のチリビーンズは何度か登場するので食べたくなりました☆
そうそうそれで思い出しましたけど、日本食や日本人も登場するエピソードがあるんですよ。コロンボがフグ刺しを食べて芸者を見つめるなんてシーンもありました。ワインについてもかなり詳しく登場したりしますので「コロンボとグルメ」というテーマでサイトなりブログなりがあっても可笑しくないというか面白いでしょうね!
最も、コロンボといえばいつも口にしているのが安葉巻で、あまりにおいしそうに吸うので禁煙中の人はつい吸いたくなってしまうかも!?(笑)
最後に刑事コロンボを日本で観る方法ですが、一番オススメは
Huluで見ることですね。なんと旧シリーズも新シリーズも全話見れちゃいます!(2014年3月現在)
あとはDVDもオススメです。英語の字幕付きなので英会話まで勉強できちゃいますからね。
さらに、今なら以前よりもずっと
価格も安くなったDVD-BOXが発売されましたので、まさに買い時です。
ちなみに旧シリーズは日本でも全45作DVD化されてます。癖になるので何度でも見たくなりますよ!不思議なんですが、気分が暗い時なんかに見ると、なぜか元気になったり気が楽になったりします。
他にはNHK、BSなんかでも時々再放送されているようですし、ドラマ専門チャンネルと契約する方法もメジャーなやり方だと思います。
あとは、オンラインレンタルで全巻レンタルするという方法もなかなかリーズナブルなやり方かもしれませんね。(
TSUTAYA DISCASとか
楽天レンタル、ぽすれん、
DMMが代表的)ただ、
実はまだ全話がDVDになっている訳ではないんです!これかなり驚きですよね!
なぜかは知りませんが、新コロンボシリーズに関してはDVD化が24話中の5話分のみしか発売されていません。さらにやはり新シリーズだけはレンタルショップやオンラインレンタルでも未だに(2010/03現在)扱っているのを見たことがありません。
しかし!前述のとおり、革命的なオンライン配信サイト
Hulu(フールー)がやってくれましたヽ(´▽`)/
なんと新シリーズのコロンボも旧シリーズのコロンボも全話、配信してくれているんですね。もちろんコロンボだけじゃなく、その他ものすごい量のTVドラマや映画などが見放題で月額も約1000円と激安なので超オススメです☆
⇒ Huluで今すぐ視聴!今なら2週間 無料トライアル実施中!お早めに~☆
※2011年7月追記
ピーター・フォークさんが2011/6/23に亡くなってしまいました(涙)追悼企画として、
全69話収録のブルーレイBOX日本版が発売されることになったようです。
⇒
「刑事コロンボ」エピソードタイトル&一覧表をつくってみました☆
⇒
「刑事コロンボ」主要ゲスト一覧はこちら
ピーター・フォークさんの読みやすく面白いと評判の自伝↓
⇒
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