「我が家の楽園」は最高のエール映画でSHOW?

 


我が家の楽園」は1938年公開のアメリカ映画です。
 
天才フランク・キャプラ監督&アメリカの良心こと俳優ジェームズ・スチュワート主演の名作です。
 
他にも主要な出演者には、ライオネル・バリモア、ジーン・アーサー、エドワード・アーノルドなど名優ぞろい。
 
日本がバブル時代にソニーが買収した米コロンビア映画が製作・配給して、第11回(1938年度の映画が対象:授賞式は1939年に実施)アカデミー賞作品賞を受賞。また、フランク・キャプラはアカデミー監督賞に輝きました。原作はピューリッツァ賞を受賞した戯曲だそうです。
 
冒頭の方で登場する以下のセリフが大変印象的で、好きなことを仕事にしてライフワークを生きようと考えている人にとっては最高のエール映画となるでしょう☆
 
「どうして好きなことを仕事にしない?生活費は、野に咲くユリを大切にするような人が面倒みてくれるさ」(ちょっと編集しています)
 
あと時間に追われているビジネスマンに対して「目がケイレンを起こしているぞ。忙しく働きすぎだ」と注意しているシーンがあるのですが、これって、ブルース・ウィリス主演の2000年のディズニー映画「キッド」に登場した忙しすぎる主人公も、まったく同じ症状でしたよね。もしかして、この映画のオマージュだったのかな?
 
あ!そういえば、あの映画の主人公も最初は「他人に別人になりすましてウソをつかせる仕事」をしていて、やがて自分の夢だったパイロットになろうと思っていた少年時代を想い出すんだった!やっぱり絶対、意識してるよね?監督のジョン・タートルトーブ☆
 
ちなみに余談ですが、本田健さんという<お金と幸せの関係>についてや<ライフワーク>について、何冊も本を出版している方を知ってますか?「ユダヤ人大富豪の教え」がベストセラーになった作家さんで、お金の専門家です。
 
以前、その方のセミナーに行った時に、実際にお話させていただく機会がありましたので、その際に名刺を渡して「好きなことを仕事にしようというテーマの映画があるので、本田健さんにピッタリですよ」と言ったら、「名刺の裏にメモさせていただいてもよろしいですか?」と僕にことわりを入れた後、「我が家の楽園」というタイトルをメモしていました。勉強熱心な方だな~と感心したものですが、せっかくならDVD1枚くらい持っていってプレゼントしてあげれば良かったかな?(笑)
 
本田健さんといえば、著書「普通の人がこうして億万長者になった」で紹介されている神王リョウさんという方も、最近、爆笑問題さんやナインティーナインさんのテレビ番組等で紹介されてました。
 
神王リョウさんは現在、夢を叶える お金持ちになるための学校(通信講座)を開いているようですね。
 
さて話を戻しますと、「我が家の楽園」はフランク・キャプラ監督とジェームズ・スチュワートがタッグを組んだ最初の映画でもありますね。
 
フランク・キャプラをご存知ない方のためにチョコっとだけ紹介しておくと、ハリウッド黄金期の1920年代~1940年代に活躍したイタリア出身のハリウッド映画監督で、元気をくれる映画第1位に輝いた名作「素晴らしき哉、人生!」の監督でもあります。また「スミス都へ行く」や「群衆」といった名作も監督しています。
 
面白いのは、今言ったような名作はアカデミー賞を受賞していないんですね(笑) でもキャプラは無冠で終わるような監督じゃありません。いえ、それどころか、なんと3度もアカデミー監督賞に輝いているんですね。「或る夜の出来事」「オペラハット」そして本作「我が家の楽園」で。
 
キャプラ監督について、もっと詳しく知りたい方はこちらの「フランク・キャプラ」特集ページをご覧下さいね♪
 
ジェームズ・スチュワートは、その人柄や演じてきた役柄から「アメリカの良心」と呼ばれていてフランク・キャプラ監督とは「素晴らしき哉、人生!」や「スミス都へ行く」「我が家の楽園」など複数の作品で主演を務めています。加えてエルンスト・ルビッチ監督の「街角 桃色の店」、ビリー・ワイルダー監督の「翼よ! あれが巴里の灯だ」、ヒッチ・コック監督の「裏窓」「めまい」「ロープ」などでも主演を務めている、スーパー売れっ子俳優でした。

 

また本作のヒロイン役ジーン・アーサーという女優さんは、キャリア・ウーマン役をやらせたらピカイチと言われた女優さんで、キャプラ映画の常連でもありました。「オペラハット」や「スミス都へ行く」「我が家の楽園」などに出演しています。僕も大好きな女優さんで、とっても綺麗なのに愛嬌と度胸があります(笑)
 
あとはドリュー・バリモアのおじいさんのお兄さん(大伯父)にあたるライオネル・バリモアなんかも主要キャラとして出演しています。
 
原題は「You Can’t Take It With You」で、意味は、「どんなにお金を稼いでも墓場までは持っていけない」という意味の慣用句だそうです。
 
アカデミー作品賞に輝いた作品なんですが、日本版もアメリカ版も予告が見つからず・・・(汗)かろうじて米人気映画レビューサイト「ロッテン・トマト」にクリップ映像が公開されていました
 
本作は、やりたくもない仕事を、つまらなそうに毎日やる人生は幸せとは、とても呼べないというのが大きなテーマ。自分の好きなことに打ち込んでいる人たちが、1つの家に集まって暮らしています。そこのお嬢さんに大企業の跡取り息子が恋をしたから、さぁ大変というお話。
 
お金のためだけに、やりたくない仕事を機械的にこなしていると無機質な人生を送ることになる。また、権力者に対して、お金をいくら稼いでも墓場までは持っていけないのだから節度をわきまえなさいと諭している作品でもあります。基本的にはコメディなんですが、人生についての知恵や経験から生まれた気づきも、たくさんちりばめられている映画です。
 
お金と幸せの関係を学びたい方、好きなことを仕事にすることの幸福感を疑似体験したい方にもオススメの1本です♪
 
そして、「我が家の楽園」は、他のキャプラ映画と同様、人間愛にあふれていて、エールを送ってくれている応援歌のような作品に仕上がってもいます。まさに不朽のライフワーク映画の1本です!ぜひ1度、観てみてくださいなヽ(´▽`)/
 
 
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