海外ドラマ「フレイジャー」エピソード&ゲスト一覧 > シーズン1第1話
アメリカの海外ドラマ「フレイジャー」が好きすぎるため、無謀にも1話ずつ語っていきたくなりました!(笑)
皆さんと1歩1歩、地道に共有(シェア)していきます。是非ワインとチーズ、そしてフレイジャーのDVDを片手にお付き合いください☆
なお、「フレイジャー(Frasier)」(邦題は「そりゃないぜ!? フレイジャー」:放送は1993~2004までの11年間11シーズンに及ぶ大人気番組でした。同じく世界を魅了した米ドラマ「チアーズ」のスピンオフ)について詳しい情報はコチラのページで説明していますのでそちらをご覧ください。
■シーズン1の第1話
さて、今回お話するのは、記念すべきパイロット版ですね。シーズン1の第1話ということです!
原題は「The Good Son」。直訳すると「良き息子」や「孝行息子」ですね。同題のアメリカ映画もありますが、まったく同じころの公開だったので意識して作ってはいないと思います。邦題は「全員集合!?」。
僕だったら何ていう邦題をつけるかな~?・・・う~ん・・・やっぱり「孝行息子」かな!
現在の「The Good Son」ですが、なんとなくシリーズのしょっぱなだから「ドクター・フレイジャー・クレイン」とかにしそうですけど内容にぴったり合ってるシンプルなタイトルですよね♪
さて、まずはオープニングですが、おしゃれですよね~!海外ドラマのオープニングの中で一番好きな始まり方かも♪シンプルだけどオシャレでなんとなく大人の遊びも見え隠れする、コーヒーみたいなテイストのオープニングです。短くてすぐ始まるのも◎!
毎回タイトルの中のどこかが動くんですよね。今回はスペースニードルタワーのライトが赤く点滅しています。このタワー、舞台となっているアメリカはワシントン州のシアトルのシンボルマーク的存在で1962年の万博の時に作られたみたい。日本でいうところの太陽の塔(岡本太郎さん作)みたいな存在かな。
第1話でとにかく面白かったのは、フレイジャーが見かけによらずおだやかで上品な世界観をかもし出しつつも、ズコってなっちゃうようなボケをかましてくれるところのギャップ・・・わかりにくいですね(笑)
あとナイルズも最高です。すべての演技が絶妙なタイミングと間なんですよね(笑)
もちろんシットコム特有の観客の笑い声も気分を盛り上げてくれます♪
ナイルズの話が終わってるのに、まったく聞いてなくてフレイジャーが「すまん。終わってたか」と言うところや、
あとは、お父さんのマーティンが始めて訪れてきた際にピアノを不調和音で終わり、スーっと歩いてドアまで行く様子(笑)、
そして、
トイレが遠すぎると言いながら走ってきて、落ち着いた声で「次はCMです。」といったあと、「テープにしろ!」というシーン、これ大爆笑ですよね!ちなみに、三谷幸喜さんのミュージカル舞台「オケピ!」にも似たシーンがありましたね。急いでオケピメンバー(演奏者)が帰ってきて、一瞬演奏して終わるというシーンですね(笑)ここからヒントを得たのではと思ったことがありましたが、細かすぎですね<(_ _)>
あと、
ヘルパーさんの面接シーンで、ドアを閉めたとたんに「何が不満なの!」というシーンとか、
エディ(犬)が初めて登場するシーンね(笑)じっと姿勢よくフレイジャーを見つめているので吹き出しちゃいました!
そして、笑えるだけでなくジーンとなったり、思わず息をつくシーンも満載なんですね!「フレイジャー」は。たとえば、マーティンに向かって「父さんは一言だってありがとうと言ってくれないじゃないか」といって沈黙するシーンからの、マーティンからのラジオ相談のシーンなどはジーンときます。
まるで本当にセラピーを受けているようです。何かが崩壊して、何か温かいものが心のわだかまりを溶かしてくれるような、そんな気持ちになりましたヽ(´▽`)/
■シーズン1の第1話のゲストは?
ちなみに、「フレイジャー」には毎回のようにゲストが出演していますが、フレイジャーがラジオで人生相談をやっている精神科医ということで、ラジオに電話をしてくる相談者、つまり声だけでの出演が実は有名なスターだったりします。もちろん、普通に声だけでなくスターゲストとして出演することもたまにあります。
第1話は声のゲストが2名のみで、2人とも有名な方です。
1人は、映画「ターミネーター」の主人公の女性、サラ・コナーズ役を演じた女優リンダ・ハミルトンです。
2人目は、映画「マイ・ガール」でベータが恋する先生役を演じたあの俳優さんグリフィン・ダンです。
さて、久しぶりに観るとやっぱりすごく引き込まれますね!もうずっと観ていたい!(笑)
■シーズン1の第1話の英語
英語の勉強にもなるので、少し気になった英語表現や字幕翻訳も見ていきましょうヽ(´▽`)/
まず、ナイルズがコーヒーショップで日本人庭師について語るシーン。
明らかに「yokohama」と言っていると思うのですが、なぜか字幕で「横浜」が出てきません。あれ?と気になったので、英語を調べてみると・・・
“Yoshi, I do not want a Zen garden in my backyard.
If I want to rake gravel every ten minutes to maintain my inner harmony, I’ll move to Yokohama!”
と言っているようです。
訳してみると・・・「ねえヨシ、僕は裏庭を禅の庭にしたい訳じゃないんだ。もし僕が心の調和を整えるために、10分ごとに熊手で砂利をならしたいなら、横浜に引越しするよ」みたいな感じ?
う~ん、横浜が出てきた意味がよくわからない・・・(笑)アメリカ人にはウケるのかな?これが「京都」ならわかるのだが・・・(汗)でも横浜なんて単語がアメリカドラマに出てきたの初めてじゃないかな。何か意味があるなら知りたいなぁ~。
■シーズン1の第1話のフレイジャー’s アドバイス
精神科医ということで、自己啓発や成功哲学や潜在意識やセラピーやコーチ的な内容もくみとれますので、ちょっと取り出してみましょうか。
「今の自分、人生を変えたいなら、決まりきった日常から1歩勇気をだして外へ出て、何かアクションを起こすこと!」とフレイジャーはうつっぽくてやる気が出ないと相談するリスナーに語ります。
「転職、引越し、なんでもいいから何かアクションを起こしてみてください。人生は少しずつ変わりますよ。」と。
いいですね。元気が出ます。このスタイルは、日本で言えば、本田健さんがやってる「Dear Ken 本田健の人生相談」に似ていますね。ポッドキャストで聞けます。
あともうひとつ、
最後にラジオ相談で、「人生がうまくいかないからって、落ち込まなくてもいいんです。それは悪いとは限りません。人生は結局思い通りになるものですから」というのは、聞いていてまさに温かい心情と溶け合った知恵だなぁと思いますね。
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