三船敏郎のすべて

 


三船敏郎(1920-1997)は、日本の俳優さん。黒澤明監督の数多くの作品で主役をはった、世界的にも人気の高い映画俳優ですね。

僕は最近WOWOWで黒澤明監督の映画を一挙放送するという企画で、たくさんの黒澤映画を観て、すっかり三船さんの魅力にやられました☆

もっと人気があっていいと思うのですが、あまり若い人で知っている人が少ないんですよね。国際的なスターなのに不思議です。自分も、もっと早く三船敏郎のことを知りたかったなぁ~とつくづく思います。たまたまWOWOWで放送されたから良かったですけどね(^^;

三船さんは、黒澤明監督の映画には多数主演しています。黒澤明監督の映画もたくさん観たいと思っていたんですが、なかなか機会がないというか、テレビでもっとやってほしいですよね。

 


さて、三船さんの出演作で好きな作品や有名な作品は、なんといってもハズせないのが黒澤映画「七人の侍」「用心棒」「椿三十郎」「赤ひげ」でしょう。

もうすべて何度も見返したくなる最高傑作です☆

年代順に見ていくと、まず1954年「七人の侍」ですね。

もうこの作品はいわずもがなの有名な作品です。日本のみならず外国の俳優や監督にもファンが多い作品です。ヴェネチア映画祭で銀獅子賞(現在の銀獅子賞は監督賞的な意味ですが、当時は2等賞の作品賞的な意味合いだったようです)を受賞しました。

例えば、スティーヴン・スピルバーグ監督なんかも映画製作に行き詰った時などに、インスピレーションを得るために見る映画作品の1つとして挙げていました。(ちなみに他には「素晴らしき哉、人生!」「アラビアのロレンス」「捜索者」など)

三船敏郎と志村喬(しむら たかし)の2人が主人公で、他にも7人の侍の中には黒澤映画の常連俳優木村功らが起用されていました。

白黒映画で、なんと上映時間は3時間45分という長さです。



ストーリーは、1586年の戦国時代、野武士(のぶし)と呼ばれる山賊のような連中が、お百姓さんたちの村を襲っては食べ物や女性を略奪していたんですね。困り果てたお百姓さんたちは、浪人と呼ばれる街から街へとさまよっている元侍の人たちに野武士をやっつけてくれないかと話をもちかけます。

そこで雇われたのが、志村喬をはじめとする7人の侍ですね。もっとも、最初から7人いたわけではなくて、奇遇な縁で集まった者や噂を聞きつけてスカウトした者、勝手についてきた者など、どこか運命的な7人がシンクロにシティに導かれるようにして集まるわけですね。

それぞれの生い立ちや参加した理由、背景など様々な人間ドラマが織り込まれている名作です。この映画はアメリカでもリメイクされ「荒野の七人」(1960)という映画があります。

特に最後に志村喬が言った下記のセリフは印象的で、三谷幸喜さんのドラマ「合い言葉は勇気」でも使われているくらいです。

※あ、ネタバレになるので、知りたくない人は、この先は読まないで下さいね。というか、このサイト自体、数多くのネタバレしまくっております。他の作品についても、ネタバレが嫌な方は、このサイトを訪問すること自体、推奨できかねます。ご了承下さい<(_ _)>

志村喬が言った言葉は、
 
 
「勝ったのは、わしらではない。勝ったのは、あの百姓たちだ」

カッコ良かったですねー☆

三船敏郎は、この映画で受賞こそ逃しましたが、英国アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされました。
 
 
1961年には映画「用心棒」に主演。

この作品は、トム・クルーズなんかも大好きな日本映画の1つだと言ってました。三船敏郎のハマリ役の1つでもあります。なんと日本人にしてヴェネツィア映画祭で主演男優賞に輝いています。ちゃんと調べてはいないけど、たぶん三船敏郎の他にこの賞に輝いた日本人いないんじゃないかな?

これがまたカッコイイし、憎めないし、とてつもなく頼りがいのあるキャラなんですよね~ヽ(´▽`)/

 


三船敏郎演じる桑畑三十郎(くわばたけ さんじゅうろう)役のライバルには仲代達矢が配役されています。また共演者には志村喬も。

ちなみに名前を聞かれた時に、たまたま目の前に桑畑が広がっていたため、「桑畑 三十郎。といっても、もうすぐ四十郎だがな」と言うシーンがあります。(おそらく偽名という設定かな)

ちなみにIMDbをみると「Yojimbo the Bodyguard」(用心棒 ザ・ボディガード)というタイトルになっていますので、そのまま「用心棒」という名前でアメリカでも浸透しているようですね。たしか、トム・クルーズも「用心棒」とそのまま発音していました。

そしてそして、あのケヴィン・コスナーとホイットニー・ヒューストンが主演し、主題歌「I Will Always Love You」も世界的に大ヒットしたハリウッド映画「ボディガード」の中に「用心棒」が登場するのを覚えていますか?

主人公のケヴィン・コスナー演じるフランクが、ホイットニーとデートで一緒に観る映画が「用心棒」です。1シーンが思いっきり登場しています。ホイットニーに「今までこの映画を何回観たの?」と聞かれ、フランクは「62回」と答えます(笑)スゴイ!そんなに観てる日本人すら少ないと思うぞ。。。

ちなみに原作は特にないですが、ダシール・ハメットというアメリカの作家が書いた探偵小説「血の収穫」にヒントをたくさん得たということです。

「用心棒」も実はハリウッド映画化されていて、イタリア映画「荒野の用心棒」(1964)というタイトルで主演はクリント・イーストウッドです。ただし、実はこの作品、「用心棒」を製作した東宝に無断でリメイクされたとして、東宝が訴えを起こし勝訴しています。

 


そして「用心棒」の人気が出たことをうけ、翌1962年には「用心棒」の続編ともいえる映画「椿三十郎」が公開されます。

続編としてつながりがあるかと言われれば、ないんですが(笑)、主人公の三船敏郎演じる浪人は、名前を聞かれて、たまたま庭に咲いていた椿の花を見て、「椿 三十郎(つばき さんじゅうろう)。といっても、もうすぐ四十郎だがな」と言います。

この言い回しが苗字こそ違いますが、「用心棒」に出てきた言い回しと同じで、名前も三十郎ということから続編だとわかります。続編というかシリーズに近いかな?3作目、4作目と続いてほしかったですね♪

ちなみに、「椿三十郎」の中でのライバル役は、やはり仲代達矢が演じています。敵側の用心棒ですな。また、志村喬も当然、共演しています。

この作品も最高にカッコ良くて、愛らしくて、そして胸がスカッとして、勧善懲悪がもたらしてくれる、独特な安心感を感じさせてくれますよ♪

「用心棒」よりも、コミカルな要素や知的な要素が加わっているんですが、その要因は加山雄三や田中邦衛といった共演者の若侍たちです。彼らと三十郎のやりとりがこっけいで観ていて面白いです(笑)もちろん、救おうとしている姫たちも、やけにノンビリした性格で笑えます。

さらに日本でもリメイクしていて、2007年に角川春樹が製作、東宝が配給を担当して映画「椿三十郎」が公開されました。

主演は、織田裕二。どんなもんだろう?と観てみたら、すごく良かった!三船さんにはかなわないですが、織田裕二は時代劇に向いていると思ったなぁ~!

ライバル役には豊川悦司。これはいただけなかった。ライバル役には今なら伊藤英明か坂口憲二、はたまた江口洋介、唐沢寿明、真田広之などなど、いくらでも適役の人はいただろうと思うんだが、、、残念。

あとは、中村玉緒さんが出演していたのは、最高でした。あの役にはピッタリなキャラクターだと思います(笑)

他には松山ケンイチ、佐々木蔵之介、風間杜夫、西岡徳馬、小林稔侍、藤田まこと等が出演しました。

あ、「椿三十郎」の原作は日本の作家、山本周五郎の小説「日日平安」です。さすが山本周五郎☆
 
 
1965年には「赤ひげ」が公開されました。再び若き日の加山雄三と三船敏郎コンビが主演ですが、この映画は三船&黒澤コンビの最高傑作といってもいいくらい、大好きな映画の1つです。

こちらも原作は山本周五郎の「赤ひげ診療譚」です。

加山&三船の他にも、香川京子、志村喬、笠智衆、山崎努など豪華キャストが出演しています。

特に、香川京子は良かったなぁ~!綺麗だったし、あの清純なイメージの香川京子さんが妖艶な女性を演じるなんて!とドキドキしちゃいましたヽ(´▽`)/

ちなみに、香川京子さんは、黒澤映画で三船さんと一番たくさん共演したヒロインなんだそうです。たしかに妻役とか、恋人役とかが多いですね。まあ、三船さんとの共演数は、たぶん志村喬さんがダントツでしょうけど(笑)

ストーリーは、お金にはならないけれど、貧しい人にも誠心誠意、医療を受けさせようと奮闘する医者の元へ留学帰りの若い優秀な医師が送られる。どうやら親が勉強のためにもと手を回したらしいが、若い医師には不満らしい。

しかし、患者に体当たりで向き合う先輩医師の姿を見るにつれ、次第に尊敬の念が湧いてきて、反省する。

そして、最後には・・・という物語です。本当に面白い映画ですよ☆

ちなみに三船敏郎は、この作品でもヴェネツィア映画祭で主演男優賞を受賞しています。2度目!

 


ちなみに、三船敏郎の父親は秋田県出身なのですが、写真好きが高じて、あちこちを旅して中国にたどり着き、ついには中国でカメラ店を開いたんだそうです。そして、中国の青島市というところで三船敏郎が生まれました。

なので、三船敏郎は日本人なのですが、生まれた場所は中国ということになります。中学卒業後には戦争中だったため徴兵を覚悟で初めて日本の神戸へ行き陸軍に配属されたようです。

終戦後には父親のふるさと秋田県に戻り、その後、軍で知り合ったツテを頼って上京。

東宝撮影所に撮影助手として雇ってもらうために訪れたんですが、映画「二十四の瞳」のヒロインで有名な女優の高峰秀子や黒澤明監督の目にとまり、なぜか俳優としてデューすることになったんだとか。面白い めぐり逢わせですね。

そして映画「銀嶺の果て」にて銀幕デビュー。共演者は志村喬と若山セツ子。脚本は黒澤明。監督は黒澤の親友でもある谷口千吉。谷口は後に若山セツ子と結婚・離婚し、45歳の年に女優の八千草薫(当時26歳)と結婚し谷口が死ぬまで添い遂げています。

ちなみに、三船敏郎は志村喬のことを父親のように慕い、結婚してからも生涯、志村夫妻と家族ぐるみの交流があったそうです。

話しがそれましたが、その後、特に黒澤明監督映画に多数出演。

上記で挙げた代表作以外にも、落ちぶれていくヤクザ役を三船が、そして中年の酔いどれ医師を志村喬が演じた「醉いどれ天使」(1948)、病気に侵された医者を演じた「静かなる決闘」(1949)、拳銃を奪われた刑事を演じた「野良犬」(1949)、この時代に既にパパラッチ問題を扱った「醜聞」(1950)。

そして盗賊役を熱演した「羅生門」(1950)はヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞に輝き、アカデミー賞の外国語映画賞(名誉賞)を受賞しました。共演は京マチ子、志村喬などがいます。

原作は、日本の作家、芥川龍之介の「藪の中」が主ですが、外枠は「羅生門」という形をとっていますね。

さらに黒澤明 監督の作品ではないのですが、稲垣浩という監督の映画「宮本武蔵」(1954年)にも主演しており、こちらもアカデミー外国語映画賞(名誉賞)に輝きました。キャストがすごくて、三船敏郎、八千草薫、三國連太郎です。スゲー!実は、まだ観れてないんですが、これは絶対見てみたい!大好きな俳優・女優さんがそろってるんだもん♪

参考までに、稲垣監督は未亡人に想いを寄せる一途な男を描いた映画「無法松の一生」という作品が有名で、こちらでも三船敏郎は無法松役で主演を務めた経験があります。なんとこちらの作品もヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞に輝いています。

まだまだ続きますよ(笑)

1952年には、溝口健二監督の映画「西鶴一代女」に出演。主演は女優の田中絹代さんで、こちらはヴェネツィア国際映画祭で国際賞を受賞しました。

1958年には、黒澤明 監督の映画「隠し砦の三悪人」に出演。コミカルかつワクワクさせるような謎や冒険のある傑作でした。

 

ストーリーは、戦国時代に城を追われた姫と、その忠実な家臣であり腕のたつ侍が、隠した金の延べ棒を持って敵から逃げ切り、再建を図ろうとしていたところに、たまたま金の延べ棒を発見した百姓2人が遭遇し、ひょんなことから共に行動することになるという物語。

面白いのは、ヒロイン役の姫を、当時、女子大生だった上原美佐という人が務めたんですね。たまたま東宝の社員の目にとまり、黒澤明にも見初められて大抜擢されたんだそうです。本作で一躍スターとなりますが、2年後に「やっぱり女優の才能がない」と、惜しくも女優業から引退してしまっています。

ちなみに、本作は「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」として2008年にリメイクされました。

配役は、姫役を長澤まさみが演じ、家臣の侍を阿部寛が演じました。ただし、オリジナルとは異なり、主役はこの2人ではなく、ジャニーズの嵐メンバー松本潤が演じたオリジナルキャラクターである武蔵。ストーリーの大半がオリジナル。

他にも共演者には、お笑い芸人の宮川大輔、俳優の椎名桔平などがいます。監督は「ローレライ」「日本沈没」などの樋口真嗣。

1960年には、黒澤明監督の映画「悪い奴ほどよく眠る」に出演。本作は舞台が現代なのでスーツ姿です。これも大変おもしろい映画で、どこか「生きる」に共通する、腐敗しきってしまっている会社組織のあり方について強烈に疑問を問いかけている作品。

三船敏郎と香川京子が共演しています。他に志村喬や、「東京物語」や「男はつらいよ」の御前様でおなじみの笠智衆、そして小説家・有島武郎の実の息子にあたる俳優の森 雅之らが出演しています。

三船敏郎が、身分を偽り巨大企業に対して復讐していく様がカッコ良かったし、まさかのラストに、かなりの衝撃を覚えましたね。

1963年には、黒澤明監督の映画「天国と地獄」に出演。こちらも時代劇ではなく現代が舞台なので会社の重役の1人ということで洋服姿です。奥さん役には香川京子さん☆ハラハラさせる誘拐もので、この映画の模倣反が出るほど反響があったということです。ドラッグの問題にも触れていて、怖さを感じさせます。

さて1968年には、なんと石原裕次郎と三船敏郎という、夢の2大スターが共演を果たします。映画「黒部の太陽」で、実際に富山県にある黒部ダム建設とトンネル建設に関わった人間たちの苦闘を演じています。

共演者には志村喬、そして裕次郎が頼み込み、この映画の製作に尽力してくれた俳優の宇野重吉と、その実の息子である歌手で俳優の寺尾聰らがいます。

配給は日活で、製作は三船プロダクションと石原プロモーションが担当しています。大ヒットしたらしいので、一度見てみたと思いつつまだ未見のままです。。迫力ありそ~☆

監督は熊井啓で、三船敏郎は1989年にも「千利休・本覚坊遺文」という熊井映画に出演。「千利休・本覚坊遺文」はヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞に輝いています。

 


さらに同年、映画「待ち伏せ」でも、三船敏郎と石原裕次郎が共演しているんですね!加えて、勝新太郎、浅丘ルリ子、そして中村錦之助(女優の淡路 恵子の元夫)ら超豪華キャストが出演しています。コチラもすごいキャスティングですね!

そしてですね、1970年には、映画「座頭市と用心棒」で、なんと勝新太郎が演じる座頭市と、三船敏郎の演じる用心棒が夢の対決・共演です!ファンにとってはたまらない作品でしょうね。「姿三四郎」の岡本喜八が監督。「座頭市」シリーズの第20作目にあたる記念すべき作品です。

 


そして、これまたビッグなタッグですが、三船敏郎は、山田洋次監督の寅さんシリーズにも出演していたんですよ。知ってましたか?1987年公開の「男はつらいよ 知床慕情」で、頑固な獣医役を演じています。三船の娘役には竹下景子。三船敏郎と車寅次郎こと渥美清の共演は、なかなか豪華な組み合わせですね♪

ちなみに、まったくの余談ですが、三船敏郎は、テレビCMにもいくつか出演していて、中でもサッポロビールのコマーシャルで「男は黙って、サッポロビール」というセリフが大流行し、様々なところで使われました。



当時はサッポロビールの入社面接で、このセリフを言って合格した人がいるという噂まで流れたとか(笑)

ちなみに、お笑いコンビのクールポコのネタである「男は黙って○○」というのも、ここからきているのかもしれませんね。

プライベートな三船敏郎の話ついでに、結婚は1度、女優の吉峰幸子と1950年にしています。1950年といったら、三船がこれからスターとして売れはじめるといったところですかね。三船敏郎30歳の年です。息子が1人生まれ、三船史郎という俳優で映画プロデューサーです。

しかし1970年代に入ると三船敏郎の酒乱グセなどに悩まされ、別居。三船側からは何度か離婚を迫ったようですが、結局、吉峰は死ぬまで離婚に応じなかったようです。

この離婚裁判中に、三船は当時、映画で共演もしていた女優の喜多川 美佳と交際。1982年には喜多川 美佳とのあいだに娘が誕生。三船64歳、喜多川34歳の頃でした。

この時の女の子が、現在テレビでタレントとして活躍している三船美佳です。ちなみに、夫は歌手の高橋ジョージで、年の差は24歳。1998年に結婚した当時、三船美佳は16歳、高橋は40歳だったというから驚きです。2人は三船美佳が13歳頃から知り合いだったということです。

1997年に亡くなってしまった三船敏郎は結婚を知らなかったと思いますが、もし生きていたら何と言ったのかな~?それとも既に話してたのかな?この辺のことは、きっと三船美佳さんのインタビューなどで語っているのかもしれませんね。

ただちょっと複雑なのは、結局、最初の妻吉峰幸子とは離婚できていないまま、いわば愛人の子として生まれたので、三船美佳が三船敏郎の子供だと法律上、認知されたのは、三船敏郎の死後、遺言によってだそうです。

1992年に三船敏郎が心筋梗塞で倒れてからは、吉峰幸子が看病を希望したため、つきっきりで看病をして晩年の夫婦仲は良かったらしいです。その後、吉峰幸子が三船より先に1995年に亡くなり、結婚生活に終止符が打たれます。その2年後の1997年には三船敏郎が亡くなっています。

三船敏郎の死去は、日本のみならず外国のエンタメ・メディアでも大々的に報じられ、翌年のアカデミー賞のステージでは追悼のVTRまで流れたらしいです。

さて、最後はそんな大スターだった三船敏郎が世界の巨匠や俳優と共演した作品を紹介しておきますね☆

1967年の「グラン・プリ」ジョン・フランケンハイマー監督。共演者は、イヴ・モンタン。

1971年の「レッド・サン」テレンス・ヤング監督。共演者は、アラン・ドロン。

1976年の「ミッドウェイ」ジャック・スマイト監督。共演者は、チャールトン・ヘストン、ヘンリー・フォンダ、グレン・フォード。

1979年の「1941」スティーブン・スピルバーグ監督。共演者は、ダン・エイクロイド。

1980年の「インチョン!」テレンス・ヤング監督。共演者は、ローレンス・オリビエ。

1980年の「兜KABUTO」ゴードン・ヘスラー監督。共演者は、ショー・コスギ。

1994年の「シャドウ・オブ・ウルフ」では、ドナルド・サザーランドらと共演。

さすが世界のミフネ。そうそうたるメンバーと仕事をしているんですね!ちなみに、僕のオススメ三船敏郎 映画トップ3は、「赤ひげ」、「用心棒」、「椿三十郎」です。他にも「七人の侍」「悪い奴ほどよく眠る」など傑作・名作ぞろいなので、ぜひ1度観てみてくださいね♪
 
 
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ニコラス・ケイジのすべて



ニコラス・ケイジ(Nicolas Cage、1964年- )は、アメリカはカリフォルニア州出身の俳優です。

何といっても、叔父が映画監督のフランシス・フォード・コッポラというのは有名な話。ニコラス・ケイジの父親の弟がフランシス・フォード・コッポラです。

父親は大学教授で小説家、母親はバレエ・ダンサー、2人いる兄のうち1人は映画監督、いとこには女優のソフィア・コッポラなどがいるみたいです。芸能一家ですね。

ただ、若い頃はオーディションなどでニコラス・コッポラという本名を出すと、叔父のフランシスのことばかり聞かれたので、後にニコラス・ケイジという芸名で俳優をやることにしたのだそうです。ちなみにケイジはアメリカのコミックの主人公の名前からとったらしいです。

フランシス・フォード・コッポラ↓


ニコラス・ケイジは、自身でもサターン・フィルムズ(Saturn Films)という映画制作会社を設立して、プロデュース業や監督にもチャレンジしています。初監督作品は「SONNY ソニー」(2002年)で、ジェームズ・フランコ主演。軍を除隊した青年が荒んだ生活から立ち直ろうとするシリアスな物語です。

ちなみに、Saturnとは悪魔のサタン(Satan)ではなく、土星という意味ですので、お間違いなく(笑)

代表作は、まず1986年の「ペギー・スーの結婚」で女優キャスリーン・ターナーと共演します。この映画、監督はフランシス・フォード・コッポラだったんですね。この作品、なかなか良かったなぁ~☆

 


その後だいぶハショリますが(笑)、1994年に映画「あなたに降る夢」に主演。ラブストーリーなんですが、この作品も良かったなぁ~♪共演者の女優はブリジット・フォンダ。この人はヘンリー・フォンダの孫です。伯母はジェーン・フォンダ。

ストーリーは、宝くじで大金が当たった警察官男性が、いきつけのレストランのウェイトレスをしている女性に恋をするというもの。実は、ニコラス・ケイジの2014年現在の妻は、元ウェイトレスの女性なんですね。不思議な偶然ですよねヽ(´▽`)/

同じく1994年の映画「不機嫌な赤いバラ」にも出演しますが、共演者はなんとシャーリー・マクレーンです。ビリー・ワイルダー監督の映画で「アパートの鍵貸します」など複数本の主演を務めた、あの女優さんですね。

ちなみに、この映画は最高傑作です。ニコラス・ケイジ出演作の中でも、一番好きな作品の1つですね☆

笑えて、ドキドキして、最後は感動できて、ガッツポーズしちゃいますよ(笑)

 


1996年には、「リービング・ラスベガス」に出演し、アカデミー主演男優賞に輝きます。また、ゴールデングローブ賞でも男優賞を受賞しました。

さらに同年「ザ・ロック」という映画で、ショーン・コネリーと共演。マイケル・ベイが監督ということもあってエンタメ性の強い面白い作品でした。他に「アポロ13」や「トゥルーマン・ショー」などの俳優エド・ハリスなんかも出演しています。

1997年には、映画「コン・エアー」に出演し、俳優ジョン・キューザックやジョン・マルコヴィッチらと共演。この時のニコラス・ケイジは、かなりマッチョでした。体を鍛えたのかな?

 


1998年には、映画「フェイス/オフ」でジョン・トラボルタとW共演。体と中身が入れ替わるという面白い設定でした☆


同年には映画「シティ・オブ・エンジェル」でメグ・ライアンと共演。「ベルリン・天使の詩」のリメイクで、ニコラス・ケイジが天使の役です。

 


2000年には映画「60セカンズ」で、アンジェリーナ・ジョリーと共演。この作品は「バニシングin60″」(1974)のリメイクとのことです。

同じく2000年には「天使のくれた時間」に出演。この映画はフランク・キャプラ監督の「素晴らしき哉、人生!」をモチーフにした作品。もしもあの時違った選択をしていたら人生はどうなっていただろう?というのがテーマになっています。

共演のヒロイン役には女優ティア・レオーニ。「Xファイル」で有名な俳優デイヴィッド・ドゥカヴニーの元妻です。

2001年には、「コレリ大尉のマンドリン」でペネロペ・クルスと共演しています。ちょっと意外な組み合わせだな~☆

そして2005年には大ヒット映画「ナショナル・トレジャー」に出演。「キッド」「あなたが寝てる間に・・・」などで有名なジョン・タートルトーブ監督のディズニー映画。Wikipediaを見ると350億円近くの興行成績をたたき出したみたいですね!おそらくニコラス・ケイジ自身も最大のヒット作になったことでしょう。

 


ドイツの女優ダイアン・クルーガーや、ジャスティン・バーサ、ショーン・ビーン、ハーヴェイ・カイテルらが共演。

そしてニコラス・ケイジ演じる主人公の父親役には、女優アンジェリーナ・ジョリーの実の父親ジョン・ヴォイトが、さらに祖父役は、名画「サウンド・オブ・ミュージック」のクリストファー・プラマーが担当するなど豪華なキャスティングです。

個人的にも、ニコラス・ケイジの作品の中でベスト3に入るくらい好きな作品です☆

この作品は続編も製作され、2007年に「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」が公開されました。



続編には、エド・ハリスやヘレン・ミレンも参加して、さらに盛り上がり、Wikipediaによると、ニコラス・ケイジの主演した作品で1番興行収入が高いそうです。額は1作目より約100億円多い、450億円ほどだそうです。スゴイですね!どのくらいスゴイかというと、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」より上です

ちなみに、この作品のプロモーション活動の一環でニコラス・ケイジとジョン・タートルトーブが来日した際には、3作目は日本で撮るぞー!みたいなことを言っていたんですが、2014年現在、結局まだ製作されていません(笑)

そのかわり、同じジョン・タートルトーブ監督とタッグを組んで2010年に「魔法使いの弟子」という映画に出演しました。こちらも大変面白かったです。共演者にはモニカ・ベルッチなども出演しています。

同年2010年には、ブラッド・ピットが製作に参加した主演クロエ・モレッツの「キック・アス」にもビッグ・ダディ役として出演しています。

 


また、少し戻りますが2007年には「NEXT -ネクスト-」、2009年には「ノウイング」とスマッシュ・ヒット作品に出演しています。

ただ、2009年頃に浪費癖から財政難になってしまい税金を滞納して所有していた何軒かの家を競売にかけたと報道されました。

たしかに、ニコラス・ケイジは大の車好きで、フェラーリやランボルギーニを何台も所有しているそうです。お城のような別宅を何軒も所有しているとか、恐竜の化石のコレクションなどかなり派手にお金を使っていたそうです。

そのせいなのか、最近はたくさんの映画に出演していますね。まあ、映画ファンとしては、たくさんの作品に出演してくれて嬉しい限りですね♪

「ゴーストライダー」「ゴーストライダー2」「デビルクエスト」「ゲットバック」などに出演しています。

プライベートでは、3度結婚しています。最初は海外ドラマ「ミディアム」で有名な女優パトリシア・アークエットと1995年から2001年まで結婚していました。

2度目は2002年に、なんとマイケル・ジャクソンとも結婚していた、エルヴィス・プレスリーの娘リサ・マリー・プレスリーと結婚してるんですね!

パトリシア・アークエット(左)と、リサ・マリー(右)↓

 


ただ、この結婚はわずか3ヶ月で破局し、2年後の2004年には正式に離婚が成立しています。一部マスコミでは、ニコラス・ケイジはエルヴィスプレスリーの大ファンだから、トロフィー・ワイフだったのではないか?と報じました。

そして、3度目の結婚は、2004年に当時ロスの寿司屋でウェイトレスをしていた韓国系アメリカ人の一般女性と電撃結婚。前述したとおり、まさに「あなたに降る夢」のようなシンデレラ・ストーリーですね。2005年、2人の間には男の子も誕生しています。

何にせよ、今後もますます、たくさんの作品でニコラス・ケイジの活躍する姿が見られることを期待しています♪

願わくば、ジョン・タートルトーブ監督と「ナショナル・トレジャー」第3弾を日本篇で!もしくは「魔法使いの弟子」の第2作目が公開されたら嬉しいな~☆

あ、そーいえば、ニコラス・ケイジがシルヴェスター・スタローンやジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、アーノルド・シュワルツェネガーらが出演して豪華キャストが話題となった「エクスペンダブルズ」シリーズの第3弾に出演するかもという噂が流れていましたが、結局、ハリソン・フォードとメル・ギブソンがゲスト出演するということになりましたね。ちょっと残念。

ニコラス・ケイジとウィル・スミスなんて組み合わせはどうかしら?頭脳派と肉体派の2人が刑事役で相棒なんて面白そうじゃない?(笑)
 
 
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トム・クルーズのすべて

 


トム・クルーズ(Tom Cruise、1962- )は、アメリカのニューヨーク州出身の俳優です。

もう言わずもがなのトップスターですよね。彼ほど長い間ハリウッドの第一線で活躍し続けているイケメン俳優はいないんじゃないかというくらい数多くの映画に主演している1人です。

映画を作ることが大好きと公言するくらいの仕事人間で、もともとレスリングをやっていたくらい体もしっかりと鍛えています。

そのため50歳を超えてもアクション映画で主演を務めていたり、SF映画でスタントマンを使わずに自分できわどいシーンに挑戦したりもしています。

代表作は、トニー・スコット監督の映画「トップガン」(1986)で、アメリカ海軍の戦闘機のパイロットを演じ、世界的に大ブレイクしました。この作品にはメグ・ライアンやティム・ロビンスなんかも出演しています。

 


一躍スターとなったトム・クルーズは、翌1987年に女優ミミ・ロジャースと結婚します。

その後、1988年にはアカデミー作品賞とダスティン・ホフマンが主演賞を受賞した映画「レインマン」に出演。

1989年には、オリバー・ストーン監督のベトナム戦争を扱った映画「7月4日に生まれて」でゴールデングローブ賞の主演男優賞を受賞。この作品には女優キーラ・セジウィックなんかも出演してますね。

1990年にミミ・ロジャースと離婚。同年12月にニコール・キッドマンと結婚します。この時、トム・クルーズは28歳の年で、ニコール・キッドマンは23歳の年ですね。2人の養子をとっています。

ミミ・ロジャース(左)と、ニコール・キッドマン(右)↓

 


1992年には、ロブ・ライナー監督の映画「ア・フュー・グッドメン」でジャック・ニコルソン、デミ・ムーア、ケヴィン・ベーコン、キーファー・サザーランドらと共演。

1993年には、シドニー・ポラック監督の「ザ・ファーム 法律事務所」でジーン・ハックマンやエド・ハリスと共演。

1994年には、ブラッド・ピットと共演を果たした吸血鬼映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」に出演。キルスティン・ダンストなんかも出演してます。



そして1992年には、自身のエージェントも担当していたポーラ・ワグナーという元女優のキャリア・ウーマンと、クルーズ/ワグナー・プロダクションズという映画制作会社を設立します。

この会社は、パラマウント映画が出資してくれていたらしいです。第一弾の作品は、あの人気シリーズ「ミッション:インポッシブル」(1996)シリーズです。

そう!トム・クルーズと言えば、やっぱり近年はこのシリーズが一番有名な感じですよね。

 

「ミッション・インポッシブル」は、もともとはアメリカのテレビドラマで、原題は「ミッション・インポッシブル」。同題で映画化したということです。ただし、日本ではこのドラマの邦題として「スパイ大作戦」というタイトルにしていました。ややこしいですね(^^;

トム・クルーズ主演の映画「ミッション・インポッシブル」シリーズは2014年現在、すでに4作が公開されていて、いずれも大ヒットしています。さらに2015年12月にはシリーズ5作目も公開予定だと発表されています。

 

この第1作目では、トム・クルーズとポーラ・ワグナーがプロデュースもしています。トム・クルーズの初プロデュース作品です。監督はブライアン・デ・パルマ。共演者には、ジョン・ヴォイト、ジャン・レノなどがいました。

2作目は、2000年にジョン・ウーが監督を務め、3作目は、2006年にJ・J・エイブラムスが監督を担当しフィリップ・シーモア・ホフマン、ケリー・ラッセル、ローレンス・フィッシュバーンらが出演。トム演じるイーサンの妻役には、ミシェル・モナハンという女優さんが抜擢されました。4作目は、2011年に公開され、ジェレミー・レナーなどが出演しています。



この作品でトムはスタントマンではなく自身でワイヤーを使ったアクションシーンに挑戦したりして話題を呼びました。

さらに「ミッション:インポッシブル」第1作と同じ1996年には、映画「ザ・エージェント」が公開されました。



「ザ・エージェント」は個人的にはトム・クルーズ主演の映画の中でもNo.1に好きな作品かもです♪

監督はキャメロン・クロウで、共演者のキューバ・グッディング・Jrはアカデミー助演男優賞に輝きました。この時の喜びようがほほえましくて、受賞式でのスピーチも観ているこっちが嬉しくなってしまうほどです。

アカデミー賞の公式動画が公開されていますので、ご紹介しておきますね☆



他にも「ザ・エージェント」には女優レニー・ゼルウィガーやケリー・プレストン(ジョン・トラボルタの妻)も出演しています。また、トム・クルーズはゴールデングローブ賞主演男優賞に輝きました。

1999年には、カルト映画として有名な「マグノリア」に出演して、ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞しました。

さらに同年、あの伝説的な映画監督スタンリー・キューブリックの映画「アイズ ワイド シャット」に当時妻であった女優のニコール・キッドマンとともに主演を務めます。この時スタンリー・キューブリック監督はすでに70才で、映画が完成して試写会が行われた数日後に自宅で亡くなりました。

トム・クルーズ(左)と、キューブリック監督(右)↓

この映画はキューブリック監督の遺作になったということ、トム・クルーズとニコール・キッドマンが夫婦共演ということなどから世界中で話題になり大ヒットしました。



ただ中身が過激で、性的な描写が多々ある上に、都市伝説的に「秘密結社フリー・メイソンのことが描かれているのではないか?」など様々な噂が飛び交っているようです。

ちなみに、2年後の2001年にニコール・キッドマンと離婚。その後はペネロペ・クルスと交際していたみたいですが2004年に結局破局したと報道されました。

トムとペネロペの2人は2001年の映画「バニラ・スカイ」で共演しています。

2002年には、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画「マイノリティ・リポート」に出演し、コリン・ファレルらと共演。この映画は近未来を描いた作品で、トムが犯罪者扱いされ警察から逃げる物語なんですが、すごく面白かったですね☆

 

2003年はエドワード・ズウィック監督のアメリカ映画「ラストサムライ」で渡辺謙、真田広之、小雪らと共演しています。親日家ですなー。ちなみにこの映画がきっかけで渡辺謙さんや真田広之さんはハリウッドでも活躍するようになります。

2004年には映画「コラテラル」で、殺し屋の役を演じます。トム・クルーズは、あんまり悪役のイメージがなかったので結構新鮮でしたね。監督は「アビエイター」や「ハンコック」のマイケル・マン。共演者はジェイミー・フォックスです。ジェイソン・ステイサムもチョイ役で出演しているんだそうです。気づかなかった!序盤に登場する空港の男とのこと。

 

2005年には再びスティーヴン・スピルバーグ監督の映画「宇宙戦争」に出演。H・G・ウェルズという有名なSF作家の小説が原作。天才子役として有名なダコタ・ファニングと、ハリウッド版「ドラゴンボール」や海外ドラマ「シェイムレス」のジャスティン・チャットウィンの父親役をトムが演じています。ティム・ロビンスも出演。ナレーターとしてモーガン・フリーマンが参加してたんだそうです。知らなかった(笑)

2006年には、シーズン6まで続いたアメリカのTVドラマ「ドーソンズ・クリーク」に出演していたことで知られる女優ケイティ・ホームズと結婚します。この時トムは44歳、ケイティーは28歳の年です。2人の間にはスリちゃんという名前の女の子が生まれました。トムにとってもケイティにとっても初めての実子です。

ペネロペ・クルス(左)と、ケイティ・ホームズ(右)↓

 


スリちゃんは、よくアメリカのゴシップ誌などで、ブラピとアンジェリーナ・ジョリーとの間にできた女の子シャイロちゃんと比較されたりしていますね。
(2008年に「過去最高にキュートな表紙」と話題になったスター誌の表紙写真はこちら

まあ、いつもスリちゃんはセレブでお嬢様タイプの格好、シャイロちゃんはお転婆で着の身着のままな感じという対照的な扱いをされることが多いですね(笑)

数年後に、もしかしたら2人が女優として共演するなんてこともあるかも?

さあ、まだまだトム・クルーズの出演映画は続きます(笑)

と、その前に・・・実は2006年に先程ご紹介したクルーズ/ワグナー・プロダクションズというパラマウントと組んで設立した映画製作会社ですが、パラマウントが一方的に契約を解除してきたんですね。

原因は2005年頃にケイティへの想いをオプラ・ウィンフリーの番組で大声で叫んだり、番組セットのソファーの周りを飛びまわったりしたことが、あまりに奇抜だったと話題になってしまったり、新宗教のサイエントロジーの信者であることを公言して様々なメディアで論争したりしたため、マスコミの餌食になったみたいですね。ちなみにサイエントロジーには1番目の妻ミミ・ロジャースを通じて関わるようになったとBBCニュースが報じています。

まあ、色々と世間を騒がせたから、パラマウントが手を切ったということなのかな~?ただ結局は、クルーズ・ワグナー・プロダクションズは、フットボールチームのオーナーなどから投資してもらい晴れてパラマウントから独立できました。トムもワグナーもパラマウントの扱いには怒り心頭だったようで、後にパラマウントの親会社バイアコムの会長が謝罪に近い言葉を発しているものの、さすがに無視したようです。

ちなみに、先ほどのオプラ・ウィンフリーの番組で奇抜は行動をした様は、かなりの人やメディアでパロディー化されました。通常アメリカでは行き過ぎた行為をすることを「Jumping the Shark」(サメを飛び越える)というんですが、これをモジって「Jumping the couch」(ソファーを飛び越える)という言葉まで流行したそうで、意味はWikipediaによると「誰かが公の場で自分の名声を傷つけるのに十分に極端な形で見境を失う」ことだそうです(笑)

さらに同じ2006年に、トムとワグナーが、実質MGM傘下にあったユナイテッド・アーティスツ社の経営トップに就任しました。下火になっていたユナイテッド・アーティスツを再興しようというのが目的だったようです。

ユナイテッド・アーティスツといえば、1919年にチャップリン、メアリー・ピックフォード、ダグラス・フェアバンクス、D・W・グリフィス監督の4人のビッグスターによって設立された夢の映画製作・配給会社です。

チャップリンの作った映画会社のトップにトム・クルーズが就任するなんて、エンタメの歴史って面白いですね

ただ2008年にはワグナーが退任しています。トムは今も経営に携わってるのかなー?MGMは今後もユナイテッド・アーティスツから映画を発信していきたいといってるみたいです。

というわけでトム・クルーズにとって2006年は激動の年だったと言えますね。

翌2007年には、ユナイテッド・アーティスツ社から映画「大いなる陰謀」を発表。ロバート・レッドフォードが監督・製作・主演を務めた作品です。トムはメリル・ストリープ、ロバート・レッドフォードと共演しました。

 

続けて2008年にはアドルフ・ヒトラー暗殺計画を題材にした映画「ワルキューレ」を、やはりユナイテッド・アーティスツから発表します。「ラブ・アクチュアリー」で有名な俳優ビル・ナイなどが出演してますね。

でもってビックリしたのは、同年「トロピック・サンダー」というコメディ映画に出演しているんですが、この作品はパラマウント映画なんですね。パラマウントとは仲が悪くなったかと思いきや、大人な対応ですね。

ちなみにこの作品でトムはなんと中年太りして、頭のハゲている憎らしい金持ちオヤジというキャラをノリノリで演じています(笑)



トム・クルーズだって気づかない人も多いんじゃないかと思うくらいのメイクですよね。

2010年には映画「ナイト&デイ」で、キャメロン・ディアスと共演しました。こちらは、キャンペーン企画が面白くて予告編の他に↓のような面白動画も公開されて話題を呼びました。




ちなみに、たぶんこの映画のプロモーションでイギリスの有名な車の長寿番組「トップ・ギア」に、トムとキャメロンの2人が出演しています。

この番組では、有名人がレース場1週を何秒でまわれるかを競うのですが、そのレーシングになんとトム・クルーズとキャメロン・ディアスが挑戦しています。貴重です。さらに結果やトムのドライビング・テクニック(?)も驚きですよ!



2012年には、「ロック・オブ・エイジズ」という映画でロン毛のロック歌手を演じるという新たなキャラにも挑戦。

さらにクリストファー・マッカリー監督の「アウトロー」では、アメリカで人気のシリーズ小説の主人公を演じ、女優ロザムンド・パイクと共演しました。

来日した際には、生トム・クルーズを見に行きましたが、めっちゃカッコ良くて完璧でした(笑)

しかし2012年は、ケイティ・ホームズから突然の離婚を突きつけられます。原因は不明ですが、一部メディアではサイエントロジー関連なのでは?とか、トムの束縛に嫌気がさして、などと噂されていました。たしかスリちゃんは母親であるケイティと暮らすことになったほずです。

そんなショックな出来事があったにもかかわらず、トムは仕事に集中し続け、2013年は「オブリビオン」で近未来の世界を描いた映画に出演。



2014年には、映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」で「プラダを着た悪魔」の女優エミリー・ブラント(夫は海外ドラマ「ザ・オフィス」(米)のジョン・クラシンスキー)と共演します。



「オール・ユー・ニード・イズ・キル」は日本の桜坂洋という人が書いた小説「All You Need Is Kill」が原作です。原作は英語なのに、映画の邦題がカタカナってどうなの?(笑)

ちなみにトム・クルーズは親日家としても知られていますが、黒澤明監督の「用心棒」とかも好きだと言ってました。

いやはや、トム・クルーズの紹介をかいつまんで書こうと思ったら、ものすごく長いページになってしまった(笑)

やっぱりトム・クルーズは俳優という仕事が大好きな人間なんだな~☆並外れた数の映画に出演してますね!

そしてトムのプロ意識に惹かれたのか、スター性をかわれたのか、様々な偉大な監督と仕事をしていてビックリします。今後もビッグなスターと共演してほしいなぁ~♪ディカプリオとか、ウィル・スミスとかと共演したら面白いですよねヽ(´▽`)/
 
 
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ブラッド・ピットのすべて



ブラッド・ピット(Brad Pitt、1963年- )は、アメリカはオクラホマ州出身の俳優です。

今も十分カッコイイですが、ディカプリオがブレイクした2000年前後には2大イケメン俳優としてディカプリオ派か、ブラピ派か?なんて言われるくらいイケメンの代名詞的存在ですね。

さらに、ブラッド・ピットの場合は肉体もすごい。鍛え挙げられた体でアクションシーンやファイティングシーンなども多いです。

短髪か長髪のことが多く、あまり2枚目と言われたりハンサムな男性の役柄を演じるのが好きじゃないのかな?ハードボイルドな役などが多いイメージです。

代表作としては、まず1994年(31歳の年)にトム・クルーズと共演した映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」がありますね。

そして翌1995年「セブン」では若き刑事役を演じ日本でも大ブレイク。モーガン・フリーマンと組んで若く元気な刑事を演じカッコ良かったですね。ちなみに奥さん役はグウィネス・パルトローでした。

 


1997年にはハリソン・フォードと共演した「デビル」、1998年には「ジョー・ブラックをよろしく」でアンソニー・ホプキンスと共演。死神役ではありましたが、ブラピが2枚目な青年として美しい女性と恋に落ちる役というイケメンとしての王道的作品に出演したので話題になりました。

 


1999年には「ファイト・クラブ」に出演。エドワード・ノートンと共演して、鍛え上げられた肉体美を披露するとともに、夜な夜な殴り合いのファイトをするという勇ましい役柄で野生的な魅力をアピールしました。



そして2000年に海外ドラマ「フレンズ」で有名なジェニファー・アニストンと結婚。

2001年は結構当たり年で、映画「ザ・メキシカン」ではジュリア・ロバーツと一風変ったラブコメに出演し、ハチャメチャなカップルを演じました。



またロバート・レッドフォードと共演したことで、新旧のイケメン俳優が夢の共演ということで話題を呼んだ「スパイ・ゲーム」では、演技派の俳優としてCIAエージェントを演じました。この作品は内容もすごく面白かったなぁ~♪



そしてジョージ・クルーニーの呼びかけで集まったマット・デイモンら豪華キャストが集結した映画「オーシャンズ11」にも主要メンバーの1人として参加しました。



「オーシャンズ」シリーズはその後も2作制作される大ヒットシリーズとなりました。このシリーズはフランク・シナトラ主演の映画「オーシャンと十一人の仲間」(1960)のリメイク版になります。

さらに大人気シットコム「フレンズ」へゲスト出演します。当時の妻であるジェニファー・アニストンと共演を果たし大いに観客をわかせました。

ちなみにブラッドは、学生時代にジェニファーにイジメられていた男性役で登場しました(笑)エピソードの邦題は「ブラピのヘイト・クラブ」でファイト・クラブにかけた題名になってました。

 


しかし2005年にはジェニファー・アニストンと離婚。噂ではブラピは子供が欲しかったけど、ジェニファーはまだキャリアを優先したかったために意見が衝突したというのが原因ではと言われていました。

同じく2005年にヒッチコック映画のリメイク「Mr.&Mrs. スミス」にて、アンジェリーナ・ジョリーと共演。この作品での出逢いがきっかけとなり2人は交際をスタート。

 


2006年にはアンジーがブラピの子供を妊娠していると公表しました。ですが、2人はアメリカの全ての州で同姓婚ができるようになるまでは結婚しないと表明していて、パートナーではあるが婚姻関係にはないらしいです。

もっとも、最近は子供達にせかされて2012年には婚約を発表、結婚式も間近か?と噂されています。ちなみに子供はアンジーとの間にできた実子が3人に養子が3人います。

2007年には「ジェシー・ジェームズの暗殺」、2008年「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」、2009年クウェンティン・タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」、2011年「マネーボール」、2013年「ワールド・ウォーZ」「悪の法則」などに出演しています。



有名な作品だけでも、さすがに多数ありますね。さらに「それでも夜は明ける」や「ディパーテッド」「きみがぼくを見つけた日」「キックアス」などをプロデュースするなど、最近は製作サイドでも活躍しているようです。

「それでも夜は明ける」は2013年度のアカデミー作品賞に輝きました。ただ、ブラピ自身がアカデミー賞を受賞したことは、意外にもまだ1度もありません。2014年現在、ディカプリオ、トム・クルーズ、ジョニデ、そしてブラピは、ナゼかアカデミー賞に輝いていないスターなんですね。

あ、あと自他ともに認める映画オタクらしいです。たくさん観てるみたいで、旅行する時にも何本か観たいDVDを持参していくとか。

ブラピは意外と色んな人と共演を果たしていますが、いまだに実現していない2大イケメンと言われたディカプリオとの共演を1度でいいから実現してもらいたいですね☆

 


オマケとして、ブラピはこれまで様々なCMに出演してますが、日本で放送したもので印象に残っているものは、エドウィン(ジーパン)、ロレックス、タグホイヤー、ソフトバンク、シャネルなどですかね。

ソフトバンクのCMでは小錦を抱えて歩くというシーンを披露してました(笑)

 


 
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バーバラ・スタンウィックのすべて

 


バーバラ・スタンウィック(Barbara Stanwyck、1907-1990)は、アメリカはニューヨーク州出身の女優さん。

代表作は「群衆」、「レディ・イヴ」、「ステラ・ダラス」(リメイク)、「教授と美女」、「深夜の告白」などですかね。

僕は「レディ・イヴ」が好きで、これを観てバーバラ・スタンウィックも好きになりました。すごく綺麗なのに、ユーモアがあって、ハキハキしてて、なんとなく可愛らしい彼女に見とれましたね♪

ちっとも知らなかったのですが、バーバラ・スタンウィックは、かなり大変な人生を送ってきたんですね。4歳の時に母親が自動車事故にあったりして5人兄弟の末っ子だったのですが、孤児になってしまい、そこから里親のもとを転々として、13歳で学校を中退。電話会社などで働き、ダンサーとして頑張って、ついに26歳でブロードウェイで主役にまでのぼりつめたんだそうです。壮絶ですね。

そんなバーバラも1928年の21歳の年に、若き頃のチャップリンのように舞台上で踊ったり手品をしたりするボードヴィヴィリアンと結婚。ハリウッドにお引越ししたそうです。

 


ハリウッドにきてからは何本かの映画に出演後、1930年にあのフランク・キャプラ監督の「希望の星」に出演しブレイク。その後 「奇蹟の処女」(1931年)、「たそがれの女」(1932年)、「風雲のチャイナ」(1933年)などキャプラ映画に複数本出演。監督にも気に入られた模様ですね。

ただ夫のほうはなかなか映画界で成功できず、結局1935年に離婚。その後、1939年(32才の年)に映画で共演した2枚目俳優ロバート・テイラーと再婚し、公私共に充実します。

そして1941年、プレストン・スタージェス監督のスクリューボール・コメディ映画「レディ・イヴ」でヘンリー・フォンダ相手にヒロイン役を務めます。



そして、またまたフランク・キャプラ監督の「群衆」にヒロイン役で出演。相手はゲイリー・クーパーです。さらにビリー・ワイルダー監督の「深夜の告白」などに出演。「第二の妻」ではハンフリー・ボガートとも共演しています。

その後、結局2度目の離婚をして、映画界から遠ざかりますが、テレビ界にも活躍の場を広げ、「バーバラ・スタンウィック・ショー」なる番組まで持ったらしいです。観てみたいなー!さらに日本でも放送された「バークレー牧場」にも出演、この作品はプロデュースにも関わったようです。

 

プライベートではわがままな女優も多い中、バーバラ・スタンウィックは人柄も良く、かなり多くの人から共演を望まれていたとか。生涯でアカデミー名誉賞、ゴールデングローブ賞のセシル・B・デミル賞、さらにエミー賞も受賞しています。舞台出身なんだから、EGOTになっていてもおかしくなかったんですね。

あ、あと海外ドラマ「ダイナスティ」にもゲスト出演したことがあるんですね!ビックリ!ヽ(´▽`)/

バーバラが出演した作品で、まだ観ていない作品もあるので、早くみたいな~☆
 
 
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モニカ・ベルッチのすべて


モニカ・ベルッチは(Monica Bellucci、1964-)、イタリア出身の女優で、モデルもこなしています。

「イタリアの宝石」と称されるほどの美女として有名で、父親は実業家の社長、母親は画家だそうです。

モニカ・ベルッチ自身は、なんと弁護士になろうと大学に進学し、そこで学費を稼ぐためにモデルを始めたみたい。

 


映画「クリムゾン・リバー」や「オーシャンズ12」で知られるフランス人俳優のヴァンサン・カッセルと1999年、35歳の年に結婚して2人の女の子を出産しています。その際には妊婦姿のヌードも披露しています。2013年に離婚。

 


女優としては、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の「マレーナ」に主演したことで世界的に有名になったのではないでしょうか?その後、映画「マトリックス」シリーズの第2作と3作、「魔法使いの弟子」などハリウッド映画にも多数出演しています。



いや~モニカ・ベルッチと言えば、個人的には「マレーナ」の印象が強いですね。これは強烈でした。あんなに綺麗な人があそこまで過激なことをするのか!と大変驚いたのを覚えています。

歳をとっても今なお綺麗なモニカですが、今後はどんな役柄をこなしていくんでしょうね?あとは再婚もするのか気になるところです☆
 
 
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ジーン・アーサーのすべて

 


ジーン・アーサー(Jean Arthur, 1900-1991年)は、アメリカのニューヨーク州出身の女優です。

元々はニューヨークでモデルをやっていたところ、映画会社20世紀フォックスに見出されたとのこと。

ただし、20代前半で映画デビューするも、なかなかブレイクしなかったために一時、舞台で活動後、30代になって映画界へ戻ってきてブレイクしたそうです。



代表作は、やっぱりフランク・キャプラ監督の映画「我が家の楽園」や「スミス都へ行く」での人気俳優ジェームズ・スチュワートとのコンビでしょう☆

あのコンビは、観ていて私生活でも付き合ったらうまくいくんじゃないかと思えてくるくらい、お似合いのカップルだと思うんだけどな~♪

 


実際にこのページの最後にも掲載していますが、ロケ地での2人の仲の良さを物語る写真も残っていますヽ(´▽`)/

純情でまっすぐなジェームズ・スチュワートと、知的で大人なジーン・アーサーのコンビ、好きですねー!

ジーン・アーサーはキャリアウーマン役がハマリ役として有名ですが、本当に似合っていて、少々、気が強いんだけど実は心の優しい美女という感じが本当に似合う(笑)

個人的には、「スミス都へ行く」での最後のほうでジェームズ・スチュワートの母親役の女性から電話がかかってきてお願いをされた際に、「OK.mam!」(了解しました、お母様!)と言うところがとっても印象に残っています。

 


ざっとキャリアを見ていくと、36オの年にフランク・キャプラ監督、ゲイリー・クーパー主演の映画「オペラハット」にヒロイン役として出演してます。ビックリ!あの時に、すでに36歳だったんですね!若く見えるなー!!

その後、「歴史は夜作られる」「コンドル」などにも出演してますが、なんといっても先ほど述べたとおり、38才の年に「我が家の楽園」ヒロイン、そして39才の年に「スミス都へ行く」にヒロイン役でキャプラ映画に出演。ジェームズ・スチュワートと共演しました!

この時のジーン・アーサーもとても40才手前には見えないけどなー!しかも当時の38才、39才にしては、なおさら若く見えますよね~☆

そして最後の映画出演は、なんとあの伝説的な西部劇映画「シェーン」にヒロイン役で出演しています。この時には53才の年ですね。

ジーン・アーサーの演技を見ていると、なんだか彼女から「細かいことなんて気にすることないわっ!」って言われているような気がして、いつもエールをもらえます。

ちなみに、↓の写真は撮影所でのジェームズ・スチュワートとの写真ですが、この2人がもうこの世にいないんだと思うと、なんだか涙が出てくる程ほほえましい写真ですよね。素敵な1枚です☆



 
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桃井かおりのすべて

 


桃井かおりは、日本の東京都出身の女優。ただし、本籍地は長野県になっているそうです。なぜかは、わかりませんでした(^^;

かなりアクの強い、個性的な女優さんというイメージがありますよね。そこが魅力的ですごく好きな女優さんの1人なのですが、調べてみると実生活でも、かなり破天荒というか波乱万丈な方なんですね。

まず父親にずっと女優業を反対されていたようですね。そんな父親は国際政治学者で軍事アナリストだったとのこと。また母親は芸術家で、兄の1人は脚本家だそうです。

小さい頃からバレエを習っていて中学の時にイギリスに留学までしていたみたい。結局バレエはやめて1971年、市川崑監督の「愛ふたたび」という映画で女優デビュー。浅丘ルリ子の妹役だったらしいですよ。

さらに同年、「朝まで生テレビ」でおなじみの田原総一朗が監督した「あらかじめ失われた恋人たちよ」という映画でヒロインに抜擢されます。

で、この作品に出演したことで、両親に黙って女優デビューしていたことが発覚し(笑)、父親から勘当され、広島の飲食店で住み込みのバイトをして数ヶ月間、過ごしたそうです。

「あらかじめ失われた恋人たちよ」はまだ観たことがないのですが、作中でかなりヌードを披露していたらしく、そりゃーご両親はビックリしたでしょうね。でも結局は許してもらって、家には帰ったそうです。

で、22歳の時に腎臓結核という病気になり山道で倒れていたところをトラック運転手に発見され一命を取り留めたそうです。

 


ブレイクしたのは、1975年に倉本聰 脚本のTVドラマ「前略おふくろ様」で岡野 海役を演じたのがきっかけでした。「前略おふくろ様」は1と2の2作ありますが、同じ役で両方に出演しています。

さらに1977年には映画でも山田洋次 監督の「幸福の黄色いハンカチ」にヒロイン役として出演して、大ブレイクします。

なんですが1981年に、なぜかアメリカはニューヨークへ飛び立ち、その後4年程メディアからも姿を消して生活していたそうです。気分転換かな?ダンスや語学の修行だったんですかね?

 


そして2004年にお父さんが他界したことがショックで、もっと自分を追い詰めようとハリウッド映画のオーディションに次々チャレンジしたそうです。

すでに有名女優になっていたにもかかわらず、1からオーディションを受けて2005年スピルバーグ製作、ロブ・マーシャル監督、チャン・ツィー主演の「SAYURI」でハリウッド映画に初出演を果たします。ちなみにロブ・マーシャルは映画「シカゴ」や「NINE」で有名な監督ですね。

加えて翌2006年には、アメリカ映画俳優組合に加入します。すげー本格的ですね。渡辺謙さんといい、真田広之さんといい、日本人の俳優・女優さんたち、国際的に活躍しようと頑張ってますねー!

桃井さんは、その後、映画監督にも挑戦してますし、大学の客員教授にもなったり、雑誌を創刊したりもしているそうです。

僕はやっぱり、「幸福の黄色いハンカチ」、そして同じく山田洋次監督の映画「男はつらいよ」でヒロイン役を演じ、渥美清、布施明らと共演した際の印象も強いですね。

あと三谷幸喜 脚本のテレビドラマ「警部補 古畑任三郎」にも犯人役で出演していましたが、この時のラジオパーソナリティ役も強烈でした☆

プライベートでは、松任谷由実、後藤久美子らと仲良しらしく、萩原健一や、イッセー尾形らを尊敬しているみたいです。

個性的な女優で、今後もどんな風に活躍していくのか楽しみですねヽ(´▽`)/



 
 
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八千草薫のすべて



八千草 薫(やちぐさ かおる)さんは、日本の大阪府出身の女優。

なんと1947年に宝塚に入ってるんですね。宝塚出身かぁ~♪

お年を召してからの八草さんの印象が強い僕としては、あんなにおとなしくて可愛らしい人が宝塚でどんな風に活躍していたのか想像もつきません(笑)



代表作は映画「宮本武蔵」「蝶々夫人」「雪国」「侍」「男はつらいよ 寅次郎夢枕」「ハチ公物語」など多数。

最近では、「くじけないで」で主演を務めるという現役ぶりです。

ほんとに数多くの作品に出演していて、三船敏郎、仲代達矢など大物俳優とも共演してるんですね。

 


さらにドラマも数多くの出演作があって、NHKの大河ドラマや連続テレビ小説はもちろん、比較的、最近のドラマではジャニーズ事務所のアイドルグループ嵐の二宮和也 主演、倉本聰 脚本の「拝啓、父上様」などでも重要な役をこなしていました。

ちなみに、同じく倉本聰の「前略おふくろ様Ⅱ」にも出演しています。

 


なんというか、八千草さんがテレビ画面に映ると、場の雰囲気が凛として気持ちがいいというか、ダラッとしたドラマの流れが一気に背筋がのびますよね。

しかも、それでいて、やわらかい可愛らしさが残るという、とても貴重で不思議な存在の女優さんです☆



プライベートでは、26歳の時に映画監督の谷口千吉さんと結婚。谷口さんは三船敏郎の映画デビュー作「銀嶺の果て」を監督したり、三島由紀夫の小説「潮騒」の映画化をされた方みたいです。

小説家 林芙美子 原作で森光子 主演の舞台「放浪記」にも出演していたんですね!こちらはロングランで有名な舞台ですが、やっぱり八千草さんも長らく出演していたのかな~?

余談ですが、八千草 薫さんの大阪弁をあまり聞いたことがないように思うのですが、昔の作品を観たらしゃべってるのかな?それとも宝塚時代に標準語というか舞台後を叩き込まれたのかな?ぜひ一度聞いてみたい気もする(笑)

八千草 薫さんや香川京子さんは、ぜひ一度お会いしてみたい女優さんの1人ですね。昔の話やエンタメ論を聞いてみたいものです。

お年を召してなお、可愛らしくファンの多い八千草 薫さんですが、これからも、ますます、たくさんの映画やドラマで活躍してほしいですね!



 
 
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香川京子のすべて

 

香川京子さんは、茨城県で生まれたという情報と東京都出身という情報があり、どちらなのかよくわかりませんが、Wikipediaによると、どうやら戦争中に兵庫県にいったり、茨城県に疎開していたりと1箇所にいなかったようですね。さらに終戦後は東京に移り住んで学校に通っていたということです。

香川京子さんのインタビュー動画とかを色んなメディアで探したんですが、なかなか見つからないですね。文字のインタビューはいくつかありましたが・・・めったにテレビには出ない人なのかな?

ものすごく美人で、なんというか体の回りにキリっとしたやわらかさが漂っている女優さんです。ぜひ映画を観てみてください♪

僕が初めて、あ!この女優さん好きかもと思ったのは、「まあだだよ」という黒澤明監督の映画でした。この作品で主人公の妻役を演じていますが、すごく気品があるのに、おちゃめでもあり、清楚で綺麗で可愛らしいという印象でした。

その後、黒澤明監督の映画を立て続けに何本か観たんですが、香川京子さんは黒澤作品にたくさん出演されているため、みる映画みる映画、あ!この人かわいい!と思うと決まって香川さんだったという(笑)

「天国と地獄」での三船敏郎の妻役、「悪い奴ほどよく眠る」の三船さんの恋人役、そして、圧巻は「赤ひげ」の狂女役!この役では妖艶で、ちょっぴり怖い「女」の香川京子さんが見られます。加山雄三さんに向かって攻めていくシーンは見ていてドキっとしました。

 


ちなみに、ネット上には香川さんが旧華族の出身だという情報もあるようです。本当かどうかわかりませんが、たしかにお嬢様系の顔立ちをしていると思います☆

女優になったきっかけは、新聞で募集していたオーディションに合格して、新東宝という、今はもうなくなってしまった映画会社に女優として入社したことだったそうです。

プライベートでは、1963年に新聞記者の男性と結婚というから32歳くらいですね。映画的には2年後の1965年に「赤ひげ」に出演した後、子供を出産。さらに旦那さまの海外赴任が決まり、3年ほどアメリカのニューヨークで暮らしたそうです。

帰国は1968年で、女優復帰後は、テレビや舞台を中心に活躍したそうです。とはいえ、映画でも、山田洋次監督の「男はつらいよ 寅次郎春の夢」(1979年)でマドンナ役をやってたり、黒澤明監督の「まあだだよ」(1993年)で主役の男性の妻役を演じているわけですから大活躍です(笑)

 


あと映画では「Shall we ダンス?」、ドラマだとつい最近2014年のNHKドラマ「サイレント・プア」で深田恭子と共演したりしてるんですね!生涯現役ですねヽ(´▽`)/

一度、八千草薫さんと一緒にコメディーにも挑戦してもらいたいな~☆あと、長澤まさみが香川京子に似ているという声もあるようですが、2人の共演も見てみたいですね。親子関係なんて素敵かも♪
 
 
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