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マリリン・モンローのすべて

 


マリリン・モンローは、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス出身の女優です。
 
(Marilyn Monroe、1926年6月1日-1962年8月5日)
 
もう映画好きじゃなくとも、マリリン・モンローという名前は知っている人がほとんどじゃないでしょうか。
 
彼女は映画スターにして、世界中から愛されたセクシー・アイコンであり、ハリウッド・セレブのシンボル的存在でもありました。
 
代表作としてはビリー・ワイルダー監督の「七年目の浮気」、「お熱いのがお好き」、ハワード・ホークス監督の「紳士は金髪がお好き」、その他「百万長者と結婚する方法」や「ナイアガラ」「ノックは無用」などがあります。
 
ショウほど素敵な商売はない」という映画にも出演していますが、IMDbによると下火になりつつあったミュージカル映画を盛り上げようと、本作に出演すれば見返りとして「七年目の浮気」のヒロインに起用するといってモンローに出演してもらったようです。

 
また、ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ監督作品でベティ・デイヴィスとアン・バクスター共演のアカデミー作品賞受賞映画「イヴの総て」にも実は端役で出演しています。
 
ちなみにモンロー最後の出演作となった「荒馬と女」では、映画「風と共に去りぬ」や「或る夜の出来事」で有名な大スター俳優クラーク・ゲーブルと共演を果たしました。
 
この「荒馬と女」撮影後、クラーク・ゲーブルもマリリン・モンローも亡くなっています。2大スターの遺作となるとは、なんともめずらしい作品ですね。
 
また、作品そのものも素晴らしいのですが、作中で見せたマリリンのしぐさが話題になり、今だに語り継がれているもの、たくさんあります。

 

例えば「ナイアガラ」でみせた腰を振りながらセクシーに歩く姿はモンロー・ウォークと呼ばれ真似をする女性が大勢いたようです。モンロー・ウォークは「お熱いのがお好き」でも見ることができ、駅のホームをお尻を振りながら歩くというシーンがあります。
 
一説によれば、マリリンはセクシーな歩き方を印象づけるために、わざと片方のヒールのかかとを短くして歩いてみせていたのだとか☆
 
そして一番有名なのは「七年目の浮気」の1シーンで、マリリンが地下鉄の通気口の上に立ち、風でスカートがめくれるという場面でしょう。
 
それと「お熱いのがお好き」で見せてくれた「I Wanna be Loved By You」という歌も、とても有名ですね。トゥトゥッピドゥ♪ってやつです(笑)

 

映画の中だけではなく、マリリンが実際に記者から「夜は何を着て寝ますか?」と質問され、「シャネルの5番よ」と答えたことも有名です。
 
このことについては、実際にシャネルのCMにも採用されており、その中では(最後のほう)実際にマリリンの肉声も聞けます。



ちなみに、マリリン・モンローというのは芸名で、本名はノーマ・ジーン・モーテンソン。マリリンというのは1920年代にブロードウェイで活躍した舞台女優マリリン・ミラーに由来していて、モンローというのはマリリンの母親の旧姓からとっているそうです。
 
セクシーで可愛らしい女優として有名なマリリンですが、演技についてもかなり勉強していたみたいで、ニューヨークにある超有名な演技学校のアクターズ・スクールに通っていたみたいです。
 
その甲斐あってなのか、わかりませんが「お熱いのがお好き」ではゴールデングローブ賞で主演女優賞に輝きました。
 
そんな伝説のスター、マリリン・モンローだけに私生活の方も波乱万丈で恋多き女性だったようです。もちろんそこには様々な噂やゴシップもつきまといます。
まず結婚は生涯で3度。最初は16歳の頃に高校中退をして近所に住んでいた整備工のジム・ドハティという青年と。しかしこの結婚は4年でピリオド。
 
マリリンはこの頃からモデルや女優として本格的に働き始めるが、なかなか芽が出ずにヌード・カレンダーのモデルなどのアルバイトをしながら家賃や車の月賦をなんとか払っていました。苦労してるんですね。その頃の写真は今でも見ることができます
 
その後、女優として有名になってから大リーガーのジョー・ディマジオと結婚。ですが9か月で離婚して、翌年1956年には劇作家のアーサー・ミラーと結婚します。結局アーサーとも5年で離婚してしまいますが、その後のゴシップがすごい。

 

あのアメリカ大統領だったジョン・F・ケネディと不倫関係にあったといわれており、さらにケネディの弟のロバート・ケネディとも関係があったという噂もささやかれていました。
 
モンローはジョン・F・ケネディ45歳の誕生日パーティーで「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」をセクシー歌いあげ、ケネディに「もういつ引退しても悔いはない」という言葉を言わしめました。
 
ちなみにマリリンとケネディを引き合わせたのはフランク・シナトラだそうです。このフランク・シナトラというのはマフィアとつながっていたという噂があり、ケネディ暗殺やモンローの謎の死について関わりがあったのではないか?なんていう話がよくされているようですね。もちろん真相はわかりませんが。

 

マリリンは36歳という若さで、自宅の寝室で全裸で亡くなっていたのをメイドが発見したそうです。マスコミは睡眠薬の飲み過ぎという報道を流したそうですが、真相はどうなんでしょうかね。
 
仕事のオファーはいくつか大役が決まっていたそうなので、自殺という可能性は低いと思うんですが、アーサー・ミラーと結婚していた1957年頃から精神的に不安定な状態で、精神病院に通ったり睡眠薬を飲み過ぎたりしていたそうです。またWikipediaによると、この頃に流産を経験したとあります。
 
ただマリリンが大切に日記をつけていた赤い手帳が現場から消えていたことや受話器を持っていたが通話記録はなかった、クスリを飲むためのコップがなかったなど陰謀説もまことしやかにささやかれているようです。

 

余談ですが、セクシーなブロンド美女が登場するとマリリンとよく比較されることがあるそうで、マドンナやスカーレット・ヨハンソンなんかはモンローの再来なんて言われた時期があります。もっとも、マリリンの実際の髪の色はブロンドではなくブルネットだったとか。
 
マリリンに関しては他にも隠し子がいたとか、20世紀FOXが2歳若いことにしてデビューさせたとか、色んなゴシップニュースがありますが、映画で見るマリリンは本当にセクシーで、そしてそれ以上に可愛らしい女性という印象を受けます。いずれにしても、もう少し生きていて欲しかった稀代のスター女優でした。
 
マリリンの作品を見たことがない方は、ぜひ一度見てみてください♪オススメは「七年目の浮気」「お熱いのがお好き」、そして端役だけど「イヴの総て」かな☆
 
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その他、マリリンの写真や本を探してみました☆やっぱ綺麗&カワイイ♪ヽ(´▽`)/

 
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ビリー・ワイルダーのすべて

◆誰もが知ってる映画史上の伝説的シーンを作り出したビリー・ワイルダー☆
 
ビリー・ワイルダービリー・ワイルダー監督はハリウッドの黄金期に活躍し、映画史上最も有名なシーンや作品を生み出し、エンターテイメントの発展に非常に貢献した伝説的映画監督の1人です。
 
有名なシーンというのは、例えば、映画「七年目の浮気」でマリリン・モンローが歩道で地下鉄の風を受け、スカートがめくれるシーンなどは誰でも一度は見たり聞いたことがあるかと思います。
 
また、ジャック・レモンとシャーリー・マクレーン主演の「アパートの鍵貸します」やマリリン・モンローとジャック・レモン主演の「お熱いのがお好き」などは世界的に有名な作品ですから、観たことはなくても題名を聞いたことくらいがあるでしょう。
 
ちなみに三谷幸喜さんのビリー・ワイルダー好きは有名で、まだワイルダーが生きていた2000年に直接逢いに行くというテレビの特別番組が放送されたくらいです。元気が欲しい時には「お熱いのがお好き」の脚本をよく眺めているそうです。

日本でいうと、あと関係の有無は不明ですが、サザンオールスターズの「恋はお熱く」という歌で「お熱いのが好き」というフレーズが頻繁に登場します♪桑田さんのことですから、きっと遊び心たっぷりなオマージュかな?とか個人的には思ってます。



ちなみに、以前WOWOWでは、「三谷幸喜の教科書!ビリーワイルダー傑作選」という三谷幸喜さんがビリー・ワイルダーの魅力を語りつくすという番組が放送されたようです。
WOWOW

そして、もうひとつ、驚きべき事というか幸運なことに、「アパートの鍵貸します」で主演した可憐な女優のシャーリー・マクレーンさんは実は、まだ現役バリバリの映画女優として活躍しておられます!
 
きっと、映画が好きな方なら知らなかった人も1度くらいは観た事があるかもしれません。最近では「バレンタインデー」という映画に出てきましたし、ちょっと前には「インハーシューズ」という映画でも重要な役をやっています。またニコラス・ケイジと共演した「不機嫌な赤いバラ」、ジャック・ニコルソンと共演した「愛と追憶の日々」などは有名な作品ですね。
 
ワイルダーは、僕の感想ですが一言で言うと映画にエンターテイメント性を持たせることにかけて天才的な監督だったと思います。シャレた演出、オシャレなセリフ、決めのシーン、粋なストーリーなど世界最高レベルの演出家だったと思っています。
 
そのため、映画史上に残る名場面や彼の映画に主演した女優のほとんどは世界的に後世まで語り継がれるような大スターとなっています。
 
マリリン・モンローなどは、その一番の例で「七年目の浮気」の地下鉄の風でスカートがめくれ上がるシーンはもう知らない人はいないくらいでしょう。

また「お熱いのがお好き」で駅のホームを歩くマリリンは腰とお尻をクネクネとさせながらセクシーに歩くのですが、これはわざとセクシーさを強調させるための演出で、実際に履いていたヒールの高さを左右で異なるようにしていたそうですが、この歩き方は当時一世を風靡したそうです。
 
まあでも「お熱いのがお好き」の中では、マリリンのこの歌が一番有名かも?「I Wanna Be Loved By You」ですね♪

さらにはオードリ・ヘプバーン主演のビリー・ワイルダー映画「麗しのサブリナ」ではそのファッションに当時の女性は憧れて真似た人が大勢いたとか♪
 
またマレーネ・ デートリッヒ主演、アガサ・クリスティ原作のビリー・ワイルダー映画「情婦」では、予告編や映画作品の宣伝で、「まだ観ていない人のために、結末は絶対に漏らさないで下さい」というキャッチコピーをつけて話題を呼びました。
 
ワイルダー映画の常連で、20世紀最高の喜劇俳優と称されたジャック・レモンも偉大すぎる程の大スターで様々な映画に出演しています。

そうそう、これらワイルダー映画についてはスカパー!でも時々放送されているようなので要チェックです♪

ビリー・ワイルダーが映画界に与えたインパクトは素晴らしいものでした。アカデミー賞も「アパートの鍵貸します」をはじめ受賞歴が何度かあります。
 
また信じられないことに、そんなワイルダーがさらに師匠とあがめていた人がいます(笑)エルンスト・ルビッチという伝説の映画監督がそうなのですが、ワイルダーの仕事部屋には「ルビッチならどうした?(How would Lubitsch have done it)」という文字を飾っていたくらいだそうです。
 
ワイルダーは実際ルビッチ監督作品に脚本家として何本か参加しながら学んでいたようです。これまた面白い作品が多くて「青髭八人目の妻」「ニノチカ」「教授と美女」などは必ず観て欲しい作品の1つです。あまり脱線するとキリがないので、これらの作品について詳しく知りたい方は、エルンストルビッチ監督のページでご覧下さい。
 
以下は特にオススメな代表作6本です。

「七年目の浮気」  1955年
原題:The Seven Year Itch
七年目の浮気
 
「アパートの鍵貸します」  1960年
原題:The Apartment
アパートの鍵貸します
アカデミー監督・作品・脚本賞
「お熱いのがお好き」  1959年
原題:Some Like It Hot
お熱いのがお好き
 

 
少しだけどんなお話か紹介すると、
 
七年目の浮気」は、とある普通の家庭で妻と子供が避暑地へ遊びに行くため数日間、家で亭主が1人きりで留守番して過ごすことになる。そこへ偶然2階に越してきた若くて綺麗な女性(マリリン・モンロー)が遊びにきてはその度にあらぬ妄想が男の頭に浮かんだり、浮気をしてしまいそうになったりと誘惑と良心の間で揺れ動く男の心を面白おかしく描いた傑作コメディ。
 
アパートの鍵貸します」はサラリーマンをしているしがない男のアパートは時々、上司と愛人との密会のため、貸し出されていた。男は不甲斐ないながらもそのことに目をつぶってきたが、その愛人は実は自分が密かに思いを寄せていたエレベーターガールだったものだから・・・というこれまた痛快コメディ。
 
お熱いのがお好き」は、「Nobody’s perfect」完璧な人なんていないという言葉が一世を風靡した名作で、とある演奏家の男2人がギャングの抗争を目撃してしまったため追われるハメに。そんな時、女性だけのバンドツアーに女装して紛れ込みながら逃走を図るが、、、というコメディ作品。作中マリリン・モンローがウクレレをもって踊ったり、歌ったりする曲はあまりにも有名です♪
 
もう3本は、以下になります。
 

「情婦」  1957年
原題:Witness for the Prosecution
情婦
「麗しのサブリナ」  1954年
原題:Sabrina
麗しのサブリナ
「あなただけ今晩は」  1963年
原題:Irma la Douce
あなただけ今晩は

 
少しだけどんなお話か紹介すると、
 
情婦」は、アガサ・クリスティ原作の映画である女性が、愛する人が裁判にかけられてしまった時様々な知恵を駆使して自らの主張を男に、そして裁判を通して世間に知らしめようとするとてもウィットに富んだ作品。
 
麗しのサブリナ」は、オードリ・ヘプバーンとハンフリー・ボガートが主演という超豪華な作品。お金持ちの家でメイドとして働く両親の子供(ヘプバーン)が巴里で花嫁修業して帰ってきたら素晴らしく綺麗な女性となっていたため、お金持ちの家の息子が一目惚れしてしまうが・・・というラブコメです。
 
あなただけ今晩は」は、ある娼婦に恋をしてしまった男が自分の人生をかえりみずに猛烈に献身的に愛を貫こうとする物語です。作中で使われている「それはまた別のお話」というセリフは三谷幸喜さんの「王様のレストラン」でも使われていますね。
 
 
ビリー・ワイルダー監督の映画は観ると楽しくなってくると同時に自分の知恵や工夫次第で人生はこんなにも多種多様な生き方ができるようになるんだ!?という気持ちにしてくれます。とってもエールフルなので元気をくれる映画や希望をくれる映画として個人的にはとっても感謝しています。たまにWOWOWなどでも放送されてますので、ぜひ見てみて下さい♪
 
 
◆ビリー・ワイルダー自身の人生を知りたい方へ☆
 
ビリー・ワイルダーならどうする?ワイルダーの自伝的インタビュー本で日本語にも翻訳されている本なら間違いなく「ワイルダーならどうする?」という本が一番面白くて有名です。これはキャメロン・クロウという「ザ・エージェント」や「エリザベスタウン」で有名な映画監督がビリー・ワイルダーに1997年から98年の2年間かけて断続的に行われた貴重なインタビュー本です。
 
当時既に90歳を超えていたにも関わらずものすごくはっきりとした口調で答えているのが驚きです。「タイタニック」は、つまらない映画だ!とか(笑)「ザ・エージェント」への出演依頼を断ったりとか面白いエピソードが満載で読み物としても宝物になる一冊です。
 
キャメロン・クロウ監督は映画監督になる前には「ローリングストーン」誌で編集補佐にもついていたのでこういう取材が得意と言えば得意だったようです。原書名は「CONVERSATIONS WITH WILDER」なのですが、この本を翻訳した人は素晴らしいセンスをもって題名を「ワイルダーならどうする?」としました。これは先ほどお話した「ルビッチならどうする?」にかけてのことでしょうが、すごく粋な書名のつけかただと個人的には絶賛したいですね☆ちなみに、ワイルダーに逢いにいった三谷幸喜さんは「私ならこうする。ビリー・ワイルダー」というサインを色紙にもらい額に入れて飾っているそうです。
 
また、ビリー・ワイルダー DVD コレクターズBOXというのが発売されています。1と2がありほとんどのワイルダー作品が網羅されていますが、2011年2月現在では残念なことにAmazonで中古しか扱っていませんでした。新しいバージョンのDVD-BOXが発売されるかもしれませんので待つか、もしくはイーブックオフ(ネットオフ)などで中古で安く探して購入するのがオススメです。
 
 
さて、ざっと書いてきましたがビリー・ワイルダー監督についてはまだまだ知らないことが多いので、新しい発見があったら随時このページに追記していくつもりです。お楽しみに☆
 
 
◆ビリー・ワイルダー監督の作品年表と人生年表☆
 
・ビリー・ワイルダー作品年表

  ●脚本のみ
 
  1929年 悪魔の記者 – Der Teufelsreporter (脚本)
  1929年 日曜日の人々 – Menschen am Sonntag (脚本)
  1931年 人間廃業 – Der Mann,der seinen Morder sucht (脚本)
  1931年 女王様御命令 – ihre hoheit befiehit (脚本)
  1931年 浮気 – Seitensprunge (脚本)
  1931年 にせの夫 – Der falsche Ehemann (脚本)
  1931年 少年探偵団 – Emil und die Detektive (脚本)
  1932年 かつてワルツありき – Es War einmal ein Walzer (脚本)
  1932年 ブロンドの夢 – Ein blonder Traum (脚本)
  1932年 街の子スカンポロ – Scampolo,ein kind der StraBe (脚本)
  1932年 空の青さ – Das Blaue vom Himmel (脚本)
  1933年 マダムは子供をお望みでない – madame Wunsht keine kinder (脚本)
  1933年 女たちの夢見ること – Was Frauen traumen (脚本)
  1933年 アドーラブル – Adorable (脚本)
  1934年 刺激的な冒険 – One Exciting Adventure (脚本)
  1934年 空飛ぶ音楽 – Music in the Air (脚本)
  1935年 麗はしの巴里 – Lottery Lover (脚本)
  1935年 男の魂 – Under Pressure (脚本)
  1935年 エミールと探偵たち – Emil and the Detectives (脚本)
  1937年 シャンパン・ワルツ – Champagne Waltz (脚本)
  1938年 青髭八人目の妻 – Bluebeard’s Eighth Wife (脚本)
  1939年 ミッドナイト – Midnight (脚本)
  1939年 ウォット・ア・ライフ – What a Life (脚本)
  1939年 ニノチカ – Ninotchka (脚本)
  1940年 リズム・オン・ザ・リバー – Rhythm on the River (脚本)
  1940年 囁きの木陰 – Arise My Love (脚本)
  1941年 ホールド・バック・ザ・ドーン – Hold Back the Dawn (脚本)
  1941年 教授と美女 – Ball of Fire (脚本)
  1942年 運命の饗宴 – Tales of Manhattan (脚本)
  1945年 死のひきうす – Die Todesmuhlen (編集協力)
  1947年 気まぐれ天使 – The Bishop’s Wife (脚本)
  1948年 ヒット・パレード – A Song is Born (脚本)
  
  ●監督もしてる作品
 
  1933年 悪い種子 – Mauvaise Graine (脚本・監督)
  1942年 少佐と少女 – The Major and the Minor (脚本・監督)
  1943年 熱砂の秘密 – Five Graves to Cairo (脚本・監督)
  1944年 深夜の告白 – Double Indemnity (脚本・監督)
  1945年 失われた週末 – The Lost Weekend (脚本・監督)
  1948年 皇帝円舞曲 – The Emperor Waltz (脚本・監督)
  1948年 異国の出来事 – A Foreign Affair (脚本・監督)
  1950年 サンセット大通り – Sunset Blvd. (脚本・監督)
  1951年 地獄の英雄 – Ace in the Hole (脚本・監督・製作)
  1953年 第十七捕虜収容所 – Stalag 17 (脚本・監督・製作)
  1954年 麗しのサブリナ – Sabrina (脚本・監督・製作)
  1955年 七年目の浮気 – The Seven Year Itch (脚本・監督・製作)
  1957年 情婦 – Witness for the Prosecution (脚本・監督・製作)
  1957年 昼下りの情事 – Love in the Afternoon (脚本・監督・製作)
  1957年 翼よ!あれが巴里の灯だ – The Spirit of St. Louis (脚本・監督)
  1959年 お熱いのがお好き – Some Like It Hot (脚本・監督・製作)
  1960年 アパートの鍵貸します – The Apartment (脚本・監督・製作)
  1961年 ワン・ツー・スリー – One, Two, Three (脚本・監督・製作)
  1963年 あなただけ今晩は – Irma la Douce (脚本・監督・製作)
  1964年 ねぇ!キスしてよ – Kiss Me, Stupid (脚本・監督・製作)
  1966年 恋人よ帰れ!我が胸に – The Fortune Cookie (脚本・監督・製作)
  1970年 シャーロック・ホームズの冒険 – The Private Life of Sherlock Holmes (脚本・監督・製作)
  1972年 お熱い夜をあなたに – Avanti! (脚本・監督・製作)
  1974年 フロント・ページ – The Front Page (脚本・監督)
  1979年 悲愁 – Fedora (脚本・監督・製作)
  1981年 バディ・バディ – Buddy Buddy (脚本・監督)

作品年表については、もうひとつ、なんとビリー・ワイルダー監督が活躍した時期は偶然にもチャップリンとフランク・キャプラとエルンスト・ルビッチ監督という僕の大好きな、というか映画史上最も偉大な4人の天才が同時期に活躍したというすごい時期なんですね。
 
そういう意味でビリー・ワイルダー監督だけでなく、チャップリン、フランク・キャプラ、エルンスト・ルビッチも合わせた4人の代表作品年表も作成しましたので興味のある方はぜひ参考に見てみて下さい。
 
(画像をクリックすると別ウィンドウで拡大表示します)

 
 

・ビリー・ワイルダーの人生年表

 
(画像をクリックすると拡大します)

 
 
◆ビリー・ワイルダー監督に関するトリビア☆

・ビリー・ワイルダーは50年以上映画に携わり、60本もの作品に携わった。

・三谷幸喜映画「ザ・マジックアワー」の舞台設定や美術のつくりはビリー・ワイルダー監督作品「あなただけ今晩は」を参考にしたオマージュとなっているらしい。

・三谷幸喜ドラマ「今夜、宇宙の片隅で」内では古典映画についての話題がたくさん登場するが、中でもワイルダー作品の「教授と美女」や「お熱いのがお好き」でのモンローのシーン、「アパートの鍵貸します」の最後のシーン、「青髭八人目の妻」のパジャマの上下を男女で貸しあったりとたくさんのオマージュが登場します。

・脚本のほとんどは、黄金コンビとして数々の名作を生み出してきたチャールズ・ブラケットやI・A・L・ダイアモンドらと一緒に作り出した。

・アカデミー賞受賞作品としては、「失われた週末」が作品賞・監督賞・脚色賞・主演男優賞(この映画はカンヌ国際映画祭でグランプリも受賞)。「サンセット大通り」が美術監督・装置賞・脚色賞・作曲賞。「アパートの鍵貸します」が作品・監督賞・脚本賞・美術賞・編集賞を受賞。

・「麗しのサブリナ」はゴールデン・グローブ賞の脚本賞を受賞している。

・パジャマの上と下だけを買おうとする男女が出会うというのはワイルダーがルビッチから男女の出会いのシチュエーションを求められたのに答えたものだったらしい。ちなみにこのシーンのことについて話シーンがナンシー・マイヤーズ監督の映画「ホリデイ」に出てきます。

・周防正行監督「Shall we ダンス?」が素晴らしいというコメントを残している。

・コレクションがオークションに出された時の合計金額は3260万ドルという高額の値段だった

・英語がまったくできなかったが、毎日20語の英単語を暗記して、一日中部屋にこもり、ラジオを聴くなどかなりの勉強家だったらしい。

・渡米後、ビザが切れたため更新しようと国境付近の米国領事館に赴くも、書類の不備からなかなかビザの発行がおりずに絶望的になっていた時、副領事から「仕事は何をしているのか?」と尋ねられ、ワイルダーは「シナリオライターです」と答えると、副領事は「いいシナリオを書くんだ」と言ってパスポートにスタンプを押してくれたという。

 
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