「ハリウッド」タグアーカイブ

ウィル・スミスのすべて

ウィル・スミス(Will Smith, 1968-)は、アメリカはペンシルベニア州出身の俳優です。

 
 
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ハリソン・フォードのすべて

ハリソン・フォード(Harrison Ford, 1942-)は、アメリカはイリノイ州シカゴ出身の俳優です。

 
 
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ショーン・コネリーのすべて

ショーン・コネリー(Sean Connery, 1930-)は、イギリス(スコットランド)出身の俳優です。

 
 
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ジェリー・サインフェルドのすべて

ジェリー・サインフェルド(Jerry Seinfeld, 1954-)は、アメリカ・ニューヨーク州出身の俳優・コメディアンです。

 
 
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モーガン・フリーマンのすべて

モーガン・フリーマン(Morgan Freeman, 1937-)は、アメリカ・テネシー州出身の俳優ですね。

 
 
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ジャック・ニコルソンのすべて

ジャック・ニコルソン(Jack Nicholson, 1937-)は、アメリカ・ニュージャージー州出身の俳優です。

2014年現在、77才という年齢でありながら今なおバリバリの現役。しかも実力、人気ともに非常に高い俳優なんですね。

かなり たくさんの名作映画に出演してきています。

 
 
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ニコラス・ケイジのすべて



ニコラス・ケイジ(Nicolas Cage、1964年- )は、アメリカはカリフォルニア州出身の俳優です。

何といっても、叔父が映画監督のフランシス・フォード・コッポラというのは有名な話。ニコラス・ケイジの父親の弟がフランシス・フォード・コッポラです。

父親は大学教授で小説家、母親はバレエ・ダンサー、2人いる兄のうち1人は映画監督、いとこには女優のソフィア・コッポラなどがいるみたいです。芸能一家ですね。

ただ、若い頃はオーディションなどでニコラス・コッポラという本名を出すと、叔父のフランシスのことばかり聞かれたので、後にニコラス・ケイジという芸名で俳優をやることにしたのだそうです。ちなみにケイジはアメリカのコミックの主人公の名前からとったらしいです。

フランシス・フォード・コッポラ↓


ニコラス・ケイジは、自身でもサターン・フィルムズ(Saturn Films)という映画制作会社を設立して、プロデュース業や監督にもチャレンジしています。初監督作品は「SONNY ソニー」(2002年)で、ジェームズ・フランコ主演。軍を除隊した青年が荒んだ生活から立ち直ろうとするシリアスな物語です。

ちなみに、Saturnとは悪魔のサタン(Satan)ではなく、土星という意味ですので、お間違いなく(笑)

代表作は、まず1986年の「ペギー・スーの結婚」で女優キャスリーン・ターナーと共演します。この映画、監督はフランシス・フォード・コッポラだったんですね。この作品、なかなか良かったなぁ~☆

 


その後だいぶハショリますが(笑)、1994年に映画「あなたに降る夢」に主演。ラブストーリーなんですが、この作品も良かったなぁ~♪共演者の女優はブリジット・フォンダ。この人はヘンリー・フォンダの孫です。伯母はジェーン・フォンダ。

ストーリーは、宝くじで大金が当たった警察官男性が、いきつけのレストランのウェイトレスをしている女性に恋をするというもの。実は、ニコラス・ケイジの2014年現在の妻は、元ウェイトレスの女性なんですね。不思議な偶然ですよねヽ(´▽`)/

同じく1994年の映画「不機嫌な赤いバラ」にも出演しますが、共演者はなんとシャーリー・マクレーンです。ビリー・ワイルダー監督の映画で「アパートの鍵貸します」など複数本の主演を務めた、あの女優さんですね。

ちなみに、この映画は最高傑作です。ニコラス・ケイジ出演作の中でも、一番好きな作品の1つですね☆

笑えて、ドキドキして、最後は感動できて、ガッツポーズしちゃいますよ(笑)

 


1996年には、「リービング・ラスベガス」に出演し、アカデミー主演男優賞に輝きます。また、ゴールデングローブ賞でも男優賞を受賞しました。

さらに同年「ザ・ロック」という映画で、ショーン・コネリーと共演。マイケル・ベイが監督ということもあってエンタメ性の強い面白い作品でした。他に「アポロ13」や「トゥルーマン・ショー」などの俳優エド・ハリスなんかも出演しています。

1997年には、映画「コン・エアー」に出演し、俳優ジョン・キューザックやジョン・マルコヴィッチらと共演。この時のニコラス・ケイジは、かなりマッチョでした。体を鍛えたのかな?

 


1998年には、映画「フェイス/オフ」でジョン・トラボルタとW共演。体と中身が入れ替わるという面白い設定でした☆


同年には映画「シティ・オブ・エンジェル」でメグ・ライアンと共演。「ベルリン・天使の詩」のリメイクで、ニコラス・ケイジが天使の役です。

 


2000年には映画「60セカンズ」で、アンジェリーナ・ジョリーと共演。この作品は「バニシングin60″」(1974)のリメイクとのことです。

同じく2000年には「天使のくれた時間」に出演。この映画はフランク・キャプラ監督の「素晴らしき哉、人生!」をモチーフにした作品。もしもあの時違った選択をしていたら人生はどうなっていただろう?というのがテーマになっています。

共演のヒロイン役には女優ティア・レオーニ。「Xファイル」で有名な俳優デイヴィッド・ドゥカヴニーの元妻です。

2001年には、「コレリ大尉のマンドリン」でペネロペ・クルスと共演しています。ちょっと意外な組み合わせだな~☆

そして2005年には大ヒット映画「ナショナル・トレジャー」に出演。「キッド」「あなたが寝てる間に・・・」などで有名なジョン・タートルトーブ監督のディズニー映画。Wikipediaを見ると350億円近くの興行成績をたたき出したみたいですね!おそらくニコラス・ケイジ自身も最大のヒット作になったことでしょう。

 


ドイツの女優ダイアン・クルーガーや、ジャスティン・バーサ、ショーン・ビーン、ハーヴェイ・カイテルらが共演。

そしてニコラス・ケイジ演じる主人公の父親役には、女優アンジェリーナ・ジョリーの実の父親ジョン・ヴォイトが、さらに祖父役は、名画「サウンド・オブ・ミュージック」のクリストファー・プラマーが担当するなど豪華なキャスティングです。

個人的にも、ニコラス・ケイジの作品の中でベスト3に入るくらい好きな作品です☆

この作品は続編も製作され、2007年に「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」が公開されました。



続編には、エド・ハリスやヘレン・ミレンも参加して、さらに盛り上がり、Wikipediaによると、ニコラス・ケイジの主演した作品で1番興行収入が高いそうです。額は1作目より約100億円多い、450億円ほどだそうです。スゴイですね!どのくらいスゴイかというと、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」より上です

ちなみに、この作品のプロモーション活動の一環でニコラス・ケイジとジョン・タートルトーブが来日した際には、3作目は日本で撮るぞー!みたいなことを言っていたんですが、2014年現在、結局まだ製作されていません(笑)

そのかわり、同じジョン・タートルトーブ監督とタッグを組んで2010年に「魔法使いの弟子」という映画に出演しました。こちらも大変面白かったです。共演者にはモニカ・ベルッチなども出演しています。

同年2010年には、ブラッド・ピットが製作に参加した主演クロエ・モレッツの「キック・アス」にもビッグ・ダディ役として出演しています。

 


また、少し戻りますが2007年には「NEXT -ネクスト-」、2009年には「ノウイング」とスマッシュ・ヒット作品に出演しています。

ただ、2009年頃に浪費癖から財政難になってしまい税金を滞納して所有していた何軒かの家を競売にかけたと報道されました。

たしかに、ニコラス・ケイジは大の車好きで、フェラーリやランボルギーニを何台も所有しているそうです。お城のような別宅を何軒も所有しているとか、恐竜の化石のコレクションなどかなり派手にお金を使っていたそうです。

そのせいなのか、最近はたくさんの映画に出演していますね。まあ、映画ファンとしては、たくさんの作品に出演してくれて嬉しい限りですね♪

「ゴーストライダー」「ゴーストライダー2」「デビルクエスト」「ゲットバック」などに出演しています。

プライベートでは、3度結婚しています。最初は海外ドラマ「ミディアム」で有名な女優パトリシア・アークエットと1995年から2001年まで結婚していました。

2度目は2002年に、なんとマイケル・ジャクソンとも結婚していた、エルヴィス・プレスリーの娘リサ・マリー・プレスリーと結婚してるんですね!

パトリシア・アークエット(左)と、リサ・マリー(右)↓

 


ただ、この結婚はわずか3ヶ月で破局し、2年後の2004年には正式に離婚が成立しています。一部マスコミでは、ニコラス・ケイジはエルヴィスプレスリーの大ファンだから、トロフィー・ワイフだったのではないか?と報じました。

そして、3度目の結婚は、2004年に当時ロスの寿司屋でウェイトレスをしていた韓国系アメリカ人の一般女性と電撃結婚。前述したとおり、まさに「あなたに降る夢」のようなシンデレラ・ストーリーですね。2005年、2人の間には男の子も誕生しています。

何にせよ、今後もますます、たくさんの作品でニコラス・ケイジの活躍する姿が見られることを期待しています♪

願わくば、ジョン・タートルトーブ監督と「ナショナル・トレジャー」第3弾を日本篇で!もしくは「魔法使いの弟子」の第2作目が公開されたら嬉しいな~☆

あ、そーいえば、ニコラス・ケイジがシルヴェスター・スタローンやジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、アーノルド・シュワルツェネガーらが出演して豪華キャストが話題となった「エクスペンダブルズ」シリーズの第3弾に出演するかもという噂が流れていましたが、結局、ハリソン・フォードとメル・ギブソンがゲスト出演するということになりましたね。ちょっと残念。

ニコラス・ケイジとウィル・スミスなんて組み合わせはどうかしら?頭脳派と肉体派の2人が刑事役で相棒なんて面白そうじゃない?(笑)
 
 
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トム・クルーズのすべて

 


トム・クルーズ(Tom Cruise、1962- )は、アメリカのニューヨーク州出身の俳優です。

もう言わずもがなのトップスターですよね。彼ほど長い間ハリウッドの第一線で活躍し続けているイケメン俳優はいないんじゃないかというくらい数多くの映画に主演している1人です。

映画を作ることが大好きと公言するくらいの仕事人間で、もともとレスリングをやっていたくらい体もしっかりと鍛えています。

そのため50歳を超えてもアクション映画で主演を務めていたり、SF映画でスタントマンを使わずに自分できわどいシーンに挑戦したりもしています。

代表作は、トニー・スコット監督の映画「トップガン」(1986)で、アメリカ海軍の戦闘機のパイロットを演じ、世界的に大ブレイクしました。この作品にはメグ・ライアンやティム・ロビンスなんかも出演しています。

 


一躍スターとなったトム・クルーズは、翌1987年に女優ミミ・ロジャースと結婚します。

その後、1988年にはアカデミー作品賞とダスティン・ホフマンが主演賞を受賞した映画「レインマン」に出演。

1989年には、オリバー・ストーン監督のベトナム戦争を扱った映画「7月4日に生まれて」でゴールデングローブ賞の主演男優賞を受賞。この作品には女優キーラ・セジウィックなんかも出演してますね。

1990年にミミ・ロジャースと離婚。同年12月にニコール・キッドマンと結婚します。この時、トム・クルーズは28歳の年で、ニコール・キッドマンは23歳の年ですね。2人の養子をとっています。

ミミ・ロジャース(左)と、ニコール・キッドマン(右)↓

 


1992年には、ロブ・ライナー監督の映画「ア・フュー・グッドメン」でジャック・ニコルソン、デミ・ムーア、ケヴィン・ベーコン、キーファー・サザーランドらと共演。

1993年には、シドニー・ポラック監督の「ザ・ファーム 法律事務所」でジーン・ハックマンやエド・ハリスと共演。

1994年には、ブラッド・ピットと共演を果たした吸血鬼映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」に出演。キルスティン・ダンストなんかも出演してます。



そして1992年には、自身のエージェントも担当していたポーラ・ワグナーという元女優のキャリア・ウーマンと、クルーズ/ワグナー・プロダクションズという映画制作会社を設立します。

この会社は、パラマウント映画が出資してくれていたらしいです。第一弾の作品は、あの人気シリーズ「ミッション:インポッシブル」(1996)シリーズです。

そう!トム・クルーズと言えば、やっぱり近年はこのシリーズが一番有名な感じですよね。

 

「ミッション・インポッシブル」は、もともとはアメリカのテレビドラマで、原題は「ミッション・インポッシブル」。同題で映画化したということです。ただし、日本ではこのドラマの邦題として「スパイ大作戦」というタイトルにしていました。ややこしいですね(^^;

トム・クルーズ主演の映画「ミッション・インポッシブル」シリーズは2014年現在、すでに4作が公開されていて、いずれも大ヒットしています。さらに2015年12月にはシリーズ5作目も公開予定だと発表されています。

 

この第1作目では、トム・クルーズとポーラ・ワグナーがプロデュースもしています。トム・クルーズの初プロデュース作品です。監督はブライアン・デ・パルマ。共演者には、ジョン・ヴォイト、ジャン・レノなどがいました。

2作目は、2000年にジョン・ウーが監督を務め、3作目は、2006年にJ・J・エイブラムスが監督を担当しフィリップ・シーモア・ホフマン、ケリー・ラッセル、ローレンス・フィッシュバーンらが出演。トム演じるイーサンの妻役には、ミシェル・モナハンという女優さんが抜擢されました。4作目は、2011年に公開され、ジェレミー・レナーなどが出演しています。



この作品でトムはスタントマンではなく自身でワイヤーを使ったアクションシーンに挑戦したりして話題を呼びました。

さらに「ミッション:インポッシブル」第1作と同じ1996年には、映画「ザ・エージェント」が公開されました。



「ザ・エージェント」は個人的にはトム・クルーズ主演の映画の中でもNo.1に好きな作品かもです♪

監督はキャメロン・クロウで、共演者のキューバ・グッディング・Jrはアカデミー助演男優賞に輝きました。この時の喜びようがほほえましくて、受賞式でのスピーチも観ているこっちが嬉しくなってしまうほどです。

アカデミー賞の公式動画が公開されていますので、ご紹介しておきますね☆



他にも「ザ・エージェント」には女優レニー・ゼルウィガーやケリー・プレストン(ジョン・トラボルタの妻)も出演しています。また、トム・クルーズはゴールデングローブ賞主演男優賞に輝きました。

1999年には、カルト映画として有名な「マグノリア」に出演して、ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞しました。

さらに同年、あの伝説的な映画監督スタンリー・キューブリックの映画「アイズ ワイド シャット」に当時妻であった女優のニコール・キッドマンとともに主演を務めます。この時スタンリー・キューブリック監督はすでに70才で、映画が完成して試写会が行われた数日後に自宅で亡くなりました。

トム・クルーズ(左)と、キューブリック監督(右)↓

この映画はキューブリック監督の遺作になったということ、トム・クルーズとニコール・キッドマンが夫婦共演ということなどから世界中で話題になり大ヒットしました。



ただ中身が過激で、性的な描写が多々ある上に、都市伝説的に「秘密結社フリー・メイソンのことが描かれているのではないか?」など様々な噂が飛び交っているようです。

ちなみに、2年後の2001年にニコール・キッドマンと離婚。その後はペネロペ・クルスと交際していたみたいですが2004年に結局破局したと報道されました。

トムとペネロペの2人は2001年の映画「バニラ・スカイ」で共演しています。

2002年には、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画「マイノリティ・リポート」に出演し、コリン・ファレルらと共演。この映画は近未来を描いた作品で、トムが犯罪者扱いされ警察から逃げる物語なんですが、すごく面白かったですね☆

 

2003年はエドワード・ズウィック監督のアメリカ映画「ラストサムライ」で渡辺謙、真田広之、小雪らと共演しています。親日家ですなー。ちなみにこの映画がきっかけで渡辺謙さんや真田広之さんはハリウッドでも活躍するようになります。

2004年には映画「コラテラル」で、殺し屋の役を演じます。トム・クルーズは、あんまり悪役のイメージがなかったので結構新鮮でしたね。監督は「アビエイター」や「ハンコック」のマイケル・マン。共演者はジェイミー・フォックスです。ジェイソン・ステイサムもチョイ役で出演しているんだそうです。気づかなかった!序盤に登場する空港の男とのこと。

 

2005年には再びスティーヴン・スピルバーグ監督の映画「宇宙戦争」に出演。H・G・ウェルズという有名なSF作家の小説が原作。天才子役として有名なダコタ・ファニングと、ハリウッド版「ドラゴンボール」や海外ドラマ「シェイムレス」のジャスティン・チャットウィンの父親役をトムが演じています。ティム・ロビンスも出演。ナレーターとしてモーガン・フリーマンが参加してたんだそうです。知らなかった(笑)

2006年には、シーズン6まで続いたアメリカのTVドラマ「ドーソンズ・クリーク」に出演していたことで知られる女優ケイティ・ホームズと結婚します。この時トムは44歳、ケイティーは28歳の年です。2人の間にはスリちゃんという名前の女の子が生まれました。トムにとってもケイティにとっても初めての実子です。

ペネロペ・クルス(左)と、ケイティ・ホームズ(右)↓

 


スリちゃんは、よくアメリカのゴシップ誌などで、ブラピとアンジェリーナ・ジョリーとの間にできた女の子シャイロちゃんと比較されたりしていますね。
(2008年に「過去最高にキュートな表紙」と話題になったスター誌の表紙写真はこちら

まあ、いつもスリちゃんはセレブでお嬢様タイプの格好、シャイロちゃんはお転婆で着の身着のままな感じという対照的な扱いをされることが多いですね(笑)

数年後に、もしかしたら2人が女優として共演するなんてこともあるかも?

さあ、まだまだトム・クルーズの出演映画は続きます(笑)

と、その前に・・・実は2006年に先程ご紹介したクルーズ/ワグナー・プロダクションズというパラマウントと組んで設立した映画製作会社ですが、パラマウントが一方的に契約を解除してきたんですね。

原因は2005年頃にケイティへの想いをオプラ・ウィンフリーの番組で大声で叫んだり、番組セットのソファーの周りを飛びまわったりしたことが、あまりに奇抜だったと話題になってしまったり、新宗教のサイエントロジーの信者であることを公言して様々なメディアで論争したりしたため、マスコミの餌食になったみたいですね。ちなみにサイエントロジーには1番目の妻ミミ・ロジャースを通じて関わるようになったとBBCニュースが報じています。

まあ、色々と世間を騒がせたから、パラマウントが手を切ったということなのかな~?ただ結局は、クルーズ・ワグナー・プロダクションズは、フットボールチームのオーナーなどから投資してもらい晴れてパラマウントから独立できました。トムもワグナーもパラマウントの扱いには怒り心頭だったようで、後にパラマウントの親会社バイアコムの会長が謝罪に近い言葉を発しているものの、さすがに無視したようです。

ちなみに、先ほどのオプラ・ウィンフリーの番組で奇抜は行動をした様は、かなりの人やメディアでパロディー化されました。通常アメリカでは行き過ぎた行為をすることを「Jumping the Shark」(サメを飛び越える)というんですが、これをモジって「Jumping the couch」(ソファーを飛び越える)という言葉まで流行したそうで、意味はWikipediaによると「誰かが公の場で自分の名声を傷つけるのに十分に極端な形で見境を失う」ことだそうです(笑)

さらに同じ2006年に、トムとワグナーが、実質MGM傘下にあったユナイテッド・アーティスツ社の経営トップに就任しました。下火になっていたユナイテッド・アーティスツを再興しようというのが目的だったようです。

ユナイテッド・アーティスツといえば、1919年にチャップリン、メアリー・ピックフォード、ダグラス・フェアバンクス、D・W・グリフィス監督の4人のビッグスターによって設立された夢の映画製作・配給会社です。

チャップリンの作った映画会社のトップにトム・クルーズが就任するなんて、エンタメの歴史って面白いですね

ただ2008年にはワグナーが退任しています。トムは今も経営に携わってるのかなー?MGMは今後もユナイテッド・アーティスツから映画を発信していきたいといってるみたいです。

というわけでトム・クルーズにとって2006年は激動の年だったと言えますね。

翌2007年には、ユナイテッド・アーティスツ社から映画「大いなる陰謀」を発表。ロバート・レッドフォードが監督・製作・主演を務めた作品です。トムはメリル・ストリープ、ロバート・レッドフォードと共演しました。

 

続けて2008年にはアドルフ・ヒトラー暗殺計画を題材にした映画「ワルキューレ」を、やはりユナイテッド・アーティスツから発表します。「ラブ・アクチュアリー」で有名な俳優ビル・ナイなどが出演してますね。

でもってビックリしたのは、同年「トロピック・サンダー」というコメディ映画に出演しているんですが、この作品はパラマウント映画なんですね。パラマウントとは仲が悪くなったかと思いきや、大人な対応ですね。

ちなみにこの作品でトムはなんと中年太りして、頭のハゲている憎らしい金持ちオヤジというキャラをノリノリで演じています(笑)



トム・クルーズだって気づかない人も多いんじゃないかと思うくらいのメイクですよね。

2010年には映画「ナイト&デイ」で、キャメロン・ディアスと共演しました。こちらは、キャンペーン企画が面白くて予告編の他に↓のような面白動画も公開されて話題を呼びました。




ちなみに、たぶんこの映画のプロモーションでイギリスの有名な車の長寿番組「トップ・ギア」に、トムとキャメロンの2人が出演しています。

この番組では、有名人がレース場1週を何秒でまわれるかを競うのですが、そのレーシングになんとトム・クルーズとキャメロン・ディアスが挑戦しています。貴重です。さらに結果やトムのドライビング・テクニック(?)も驚きですよ!



2012年には、「ロック・オブ・エイジズ」という映画でロン毛のロック歌手を演じるという新たなキャラにも挑戦。

さらにクリストファー・マッカリー監督の「アウトロー」では、アメリカで人気のシリーズ小説の主人公を演じ、女優ロザムンド・パイクと共演しました。

来日した際には、生トム・クルーズを見に行きましたが、めっちゃカッコ良くて完璧でした(笑)

しかし2012年は、ケイティ・ホームズから突然の離婚を突きつけられます。原因は不明ですが、一部メディアではサイエントロジー関連なのでは?とか、トムの束縛に嫌気がさして、などと噂されていました。たしかスリちゃんは母親であるケイティと暮らすことになったほずです。

そんなショックな出来事があったにもかかわらず、トムは仕事に集中し続け、2013年は「オブリビオン」で近未来の世界を描いた映画に出演。



2014年には、映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」で「プラダを着た悪魔」の女優エミリー・ブラント(夫は海外ドラマ「ザ・オフィス」(米)のジョン・クラシンスキー)と共演します。



「オール・ユー・ニード・イズ・キル」は日本の桜坂洋という人が書いた小説「All You Need Is Kill」が原作です。原作は英語なのに、映画の邦題がカタカナってどうなの?(笑)

ちなみにトム・クルーズは親日家としても知られていますが、黒澤明監督の「用心棒」とかも好きだと言ってました。

いやはや、トム・クルーズの紹介をかいつまんで書こうと思ったら、ものすごく長いページになってしまった(笑)

やっぱりトム・クルーズは俳優という仕事が大好きな人間なんだな~☆並外れた数の映画に出演してますね!

そしてトムのプロ意識に惹かれたのか、スター性をかわれたのか、様々な偉大な監督と仕事をしていてビックリします。今後もビッグなスターと共演してほしいなぁ~♪ディカプリオとか、ウィル・スミスとかと共演したら面白いですよねヽ(´▽`)/
 
 
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ブラッド・ピットのすべて



ブラッド・ピット(Brad Pitt、1963年- )は、アメリカはオクラホマ州出身の俳優です。

今も十分カッコイイですが、ディカプリオがブレイクした2000年前後には2大イケメン俳優としてディカプリオ派か、ブラピ派か?なんて言われるくらいイケメンの代名詞的存在ですね。

さらに、ブラッド・ピットの場合は肉体もすごい。鍛え挙げられた体でアクションシーンやファイティングシーンなども多いです。

短髪か長髪のことが多く、あまり2枚目と言われたりハンサムな男性の役柄を演じるのが好きじゃないのかな?ハードボイルドな役などが多いイメージです。

代表作としては、まず1994年(31歳の年)にトム・クルーズと共演した映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」がありますね。

そして翌1995年「セブン」では若き刑事役を演じ日本でも大ブレイク。モーガン・フリーマンと組んで若く元気な刑事を演じカッコ良かったですね。ちなみに奥さん役はグウィネス・パルトローでした。

 


1997年にはハリソン・フォードと共演した「デビル」、1998年には「ジョー・ブラックをよろしく」でアンソニー・ホプキンスと共演。死神役ではありましたが、ブラピが2枚目な青年として美しい女性と恋に落ちる役というイケメンとしての王道的作品に出演したので話題になりました。

 


1999年には「ファイト・クラブ」に出演。エドワード・ノートンと共演して、鍛え上げられた肉体美を披露するとともに、夜な夜な殴り合いのファイトをするという勇ましい役柄で野生的な魅力をアピールしました。



そして2000年に海外ドラマ「フレンズ」で有名なジェニファー・アニストンと結婚。

2001年は結構当たり年で、映画「ザ・メキシカン」ではジュリア・ロバーツと一風変ったラブコメに出演し、ハチャメチャなカップルを演じました。



またロバート・レッドフォードと共演したことで、新旧のイケメン俳優が夢の共演ということで話題を呼んだ「スパイ・ゲーム」では、演技派の俳優としてCIAエージェントを演じました。この作品は内容もすごく面白かったなぁ~♪



そしてジョージ・クルーニーの呼びかけで集まったマット・デイモンら豪華キャストが集結した映画「オーシャンズ11」にも主要メンバーの1人として参加しました。



「オーシャンズ」シリーズはその後も2作制作される大ヒットシリーズとなりました。このシリーズはフランク・シナトラ主演の映画「オーシャンと十一人の仲間」(1960)のリメイク版になります。

さらに大人気シットコム「フレンズ」へゲスト出演します。当時の妻であるジェニファー・アニストンと共演を果たし大いに観客をわかせました。

ちなみにブラッドは、学生時代にジェニファーにイジメられていた男性役で登場しました(笑)エピソードの邦題は「ブラピのヘイト・クラブ」でファイト・クラブにかけた題名になってました。

 


しかし2005年にはジェニファー・アニストンと離婚。噂ではブラピは子供が欲しかったけど、ジェニファーはまだキャリアを優先したかったために意見が衝突したというのが原因ではと言われていました。

同じく2005年にヒッチコック映画のリメイク「Mr.&Mrs. スミス」にて、アンジェリーナ・ジョリーと共演。この作品での出逢いがきっかけとなり2人は交際をスタート。

 


2006年にはアンジーがブラピの子供を妊娠していると公表しました。ですが、2人はアメリカの全ての州で同姓婚ができるようになるまでは結婚しないと表明していて、パートナーではあるが婚姻関係にはないらしいです。

もっとも、最近は子供達にせかされて2012年には婚約を発表、結婚式も間近か?と噂されています。ちなみに子供はアンジーとの間にできた実子が3人に養子が3人います。

2007年には「ジェシー・ジェームズの暗殺」、2008年「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」、2009年クウェンティン・タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」、2011年「マネーボール」、2013年「ワールド・ウォーZ」「悪の法則」などに出演しています。



有名な作品だけでも、さすがに多数ありますね。さらに「それでも夜は明ける」や「ディパーテッド」「きみがぼくを見つけた日」「キックアス」などをプロデュースするなど、最近は製作サイドでも活躍しているようです。

「それでも夜は明ける」は2013年度のアカデミー作品賞に輝きました。ただ、ブラピ自身がアカデミー賞を受賞したことは、意外にもまだ1度もありません。2014年現在、ディカプリオ、トム・クルーズ、ジョニデ、そしてブラピは、ナゼかアカデミー賞に輝いていないスターなんですね。

あ、あと自他ともに認める映画オタクらしいです。たくさん観てるみたいで、旅行する時にも何本か観たいDVDを持参していくとか。

ブラピは意外と色んな人と共演を果たしていますが、いまだに実現していない2大イケメンと言われたディカプリオとの共演を1度でいいから実現してもらいたいですね☆

 


オマケとして、ブラピはこれまで様々なCMに出演してますが、日本で放送したもので印象に残っているものは、エドウィン(ジーパン)、ロレックス、タグホイヤー、ソフトバンク、シャネルなどですかね。

ソフトバンクのCMでは小錦を抱えて歩くというシーンを披露してました(笑)

 


 
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黒澤明のすべて

 

黒澤明(1910-1998)は、日本の東京都 品川区出身の映画監督です。

もう説明するまでもないくらい、誰もが一度は名前を聞いたことがある監督でしょう(笑)個人的は、日本の好きな監督トップ3の1人です。山田洋次監督と同率1位という感じでしょうか♪

2014年8月にはジブリの宮崎駿さんが、日本人として2人目のアカデミー名誉賞を受賞することが発表されましたが、実は日本人として初めてアカデミー名誉賞を授与されたのは黒澤明 監督です。

アカデミー賞では他にも外国語映画賞を「羅生門」と「デルス・ウザーラ」で2度も受賞しています。(「羅生門」の時には、まだ外国語映画賞という賞自体が存在しませんでしたので正確には特別賞の1つだった名誉賞という名前の賞を受賞しています。ただし、この時の名誉賞は現在の名誉賞とは異なり、現在の外国語映画賞と同じ意味でした。)



そして、上の動画は、1986年に開催された第58回のアカデミー賞受賞式で作品賞のプレゼンターとして出席した際のオスカー公式動画です。

なんとビリー・ワイルダー、ジョン・ヒューストンの3人で作品賞の発表を行ったんですね。あのワイルダーと黒澤明が隣り合わせにいるなんて信じられない光景ですね!

ちなみに、ジョン・ヒューストンは映画「荒馬と女」というマリリン・モンローとクラーク・ゲーブルの遺作となった映画を監督した人で、ハンフリー・ボガートとも仲がよかったみたいで数多くのボガート主演映画を撮った人です。

 

話を黒澤監督に戻しましょう。黒澤明はアカデミー賞のほかにも世界三大映画祭の、ヴェネチア国際映画祭では「羅生門」が金獅子賞を、カンヌ国際映画祭では「影武者」がグランプリを、ベルリン国際映画祭では「生きる」がベルリン上院特別賞などを受賞しています。

このように、日本国内ではもちろん外国でも、例えばスティーヴン・スピルバーグやジョージ・ルーカス、フランシス・フォード・コッポラ監督などが黒澤ファンであることを公言しているほか、トム・クルーズなども来日時には「用心棒」が好きだと答えてます。

 

ちなみに、黒澤作品といえば以下の5人は常連かつ日本を代表するスターでもありますので、ぜひ知っておきたいところです。

1人目は、三船敏郎(みふね としろう)
三船敏郎は日本でも大スターですが「世界のミフネ」といわれているほど世界的な人気俳優です。黒澤作品のほとんどの主演を務めているとともに、「黒部の太陽」で石原裕次郎と共演したり、「男はつらいよ」で渥美清とも共演を果たしています。タレントの三船美佳の父にあたります。

2人目は、志村喬(しむら たかし)
この方も黒澤映画には欠かせない名俳優で、三船敏郎とはプライベートでも父親的存在として家族ぐるみで付き合っていたようです。やはり「男はつらいよ」でもタコ社長の工場で働くヒロシの父役で何度か出演しています。

「七人の侍」の志村喬(前方左)と、三船敏郎(前方右)↓


3人目は、香川京子(かがわ きょうこ)
香川京子も黒澤映画で三船敏郎の妻役だったり主演級の役で出演していることが多いです。黒澤映画では、ほかに原節子や京マチ子なんかも出演していますが、個人的には香川京子が一番カワイイと思います♪ヽ(´▽`)/

4人目は、仲代達矢(なかだい たつや)
三船敏郎の宿敵役として登場することが多いです。

5人目は、加山雄三(かやま ゆうぞう)
若い人には意外かもしれませんが、歌手であり役者でもあるんですね。加山雄三は。黒澤映画では、若い好青年役として三船敏郎と何度か共演しています。次世代の主役という感じの役柄が多いですね。

 
 

ほかにも常連の名わき役さんなどがいらっしゃいますが、とりあえず主要な俳優・女優として上の5人を覚えておくといいと思います。
 
 
さて、ではいよいよ一番大事な黒澤作品の数々をご紹介していきましょうか☆

黒澤明が監督した映画は全部で30作です。ほぼすべてが傑作と言ってもいいのですが(笑)、

まず黒澤映画といえば、有名なのは「七人の侍」「生きる」「用心棒」「椿三十郎」「赤ひげ」「まあだだよ」あたりですね。外国的には「羅生門」などもアカデミー賞受賞作として有名かもしれません。

ちなみに「羅生門」は嬉しいことに、2014年11月現在、Hulu(フールー)で配信されています☆
 
 
結論から言うと、個人的にも今挙げた作品達は、どれも最高ですヽ(´▽`)/

この中で甲乙つけるのは難しいですが、789jun的には特に「赤ひげ」「まあだだよ」「生きる」がトップ3です。

詳しくは各作品の詳細ページでご紹介しますが、

まず「赤ひげ」は、主演は三船敏郎、準主役は加山雄三、そしてなんと香川京子さんが色目を使う女性役で登場しています。

黒澤明の集大成とも言われることがある程ディテールにまでこだわった完璧な作品。

ストーリーも最高ですし、各役者さんたちが本当にイイです。

感動に次ぐ感動、ジーンとくるシーンが多く、作品自体は結構長くて185分もあるのですが、あっという間に終わってしまった感じがしました。

ラストシーンを見ながら、もっとあの世界にいたいと思えるくらいです。
 
 
2本目の「まあだだよ」は、主演が松村達雄で、その妻役に香川京子さんが出演しています。

全編にわたって全てが美しい作品。

音楽や演出、ストーリーまで最高に好きです。所ジョージや井川比佐志、寺尾聰、吉岡秀隆なども出演しています。

セリフの1つ1つが心に残るんですね。すごくエールをもらえる作品ですよ☆

ちなみにこの作品が黒澤明が監督した最後の映画となりました。

嬉しいことに「まあだだよ」は、Hulu(フールー)でオンライン配信されていますよ☆(2014/11現在)
 
 
3本目の「生きる」は、これまた最高傑作です。

主題がすごい上に、主演の志村喬の演技がスゴイです。

ゲーテの「ファウスト」やライフワーク、生きがい、若さ、女性、酒など、人生で何が大切なのか、本当の意味で充実した人生を生きるということがどういうことなのかを教えてくれる物語です。

個人的には、この映画を観た後の感動が、なんとなく安岡章太郎の「サーカスの馬」を初めて読んだ時の感動と似ていて懐かしくなりました。胸が熱くなりますよ。
 

 


さて、個人的な黒澤映画ベスト3は以上ですが、まだまだ傑作がたくさんあるのが黒澤監督のすごいところです。

まず、時代劇もの、すなわち三船敏郎主演もので素晴らしい3作といえばやはり下の3作でしょう♪

1本目は「用心棒」です。

三船敏郎が主演で、桑畑三十郎という腕の立つ浪人を演じています。とはいえ、桑畑というのは偽名で、三十郎がこの町に来る途中、たまたま桑畑を通りかかったため、とっさに思いついたものと思われます。

他に仲代達矢、志村喬、東野英治郎なども出演。

あらすじは、荒涼としたある町を通りかかった三十郎が、2つの対立するやくざ勢力に対して自分を用心棒として売り込み、たくみに相打ちをさせるよう仕組んでいくんですね。

この作品の魅力は、三十郎が一見するとアラクレ者に見えるし、実際に剣の腕も相当なものなのにもかかわらず、実は心優しく、知的であるというところ。

カッコ良いですよー!そりゃ~トム・クルーズもこの作品のファンになりますよ☆

あ!ちなみに「用心棒」はケヴィン・コスナーとホイットニー・ヒューストン主演の大ヒット映画「ボディガード」の中でも登場しています。余談ですが、ケヴィン・コスナー演じる主人公は「用心棒」をこれまで何度みたかとたずねられたシーンで、なんと「62回だ」と答えています(笑)アメリカでも評価が高いんですね!

2本目は「椿三十郎」。

タイトルのとおり三船敏郎が椿三十郎という浪人を演じています。そうです「用心棒」と同じ三十郎です。

直接的なストーリー上のつながりはほとんどありませんが、「椿三十郎」は「用心棒」の続編的な作品といわれています。

今度は、とある若侍たちの会合を偶然聞いてしまうところから、どことなく頼りなく、しかし善意を感じられるお侍さん達を成り行きで三十郎が助太刀することになるというお話です。この映画も無敵の剣さばきがカッコイイのはもちろん、さらに知的でいいんですよー!

その若いお侍さん達は、加山雄三や田中邦衛などが演じています。豪華すぎ(笑)他には志村喬、そして仲代達矢はまたまた三船のライバル役で登場します。

原作は、山本周五郎の小説「日日平安」です。

ちなみに、「椿三十郎」は織田裕二主演で2007年にリメイクされました。

観てみた感想は、想像していたよりカッコ良かったです♪織田裕二なかなか似合ってました。

ライバル役には豊川悦司、お侍さんには松山ケンイチ、佐々木蔵之介など。

他、中村玉緒、小林稔侍、風間杜夫、藤田まこと、鈴木杏らも出演しました。

そして3本目は「七人の侍」です。

もう誰もが知っている代表作ですよね。こちらも主演は三船敏郎、志村喬です。その他、黒澤映画常連の藤原釜足や左卜全、東野英治郎らも出演しています。

この作品はストーリーが良くできています。個人的には、なんとなく「十二人の怒れる男」を想い出すような、癒しとエール、そして勇気をもらえる映画です。

あらすじは、悪い野武士たちに自分たちの村が襲われ、農作物やひどい場合には農民の妻まで奪われてしまった農民たちが、侍を7人雇って野武士を撃退しようと決意するというお話。

運命的に集まった侍たちにも、それぞれドラマがあり、それぞれの想いを胸に悪に立ち向かう姿がなんとも感動的で見入ってしまいますよ☆

 


さてさて、まだまだ黒澤監督の映画で面白い作品はたくさんあります♪

例えば、次の6本。

1本目は、「悪い奴ほどよく眠る」。もう題名だけでもインパクト大ですよね。

主演は三船敏郎ですが、時代劇でなく現代の話しです。サラリーマンとしてスーツ着てます。復讐劇です。

最初はフランク・キャプラ監督の「スミス都へ行く」のような感じになるのかな?と思っていたら・・・まさかの結末で、ものすごい強く印象に残る問題提起の仕方だなぁと感心したのを覚えています。

海外ドラマ「リベンジ」って着想ここからきてるのかな?プロットがスゴく似てるんですよねぇ。。とすると最後は・・・。

香川京子が三船敏郎の恋人役です。ほかに志村喬、森雅之、菅井きんなどが出演。さらに、笠智衆が検事役を、田中邦衛が殺し屋の役を演じていますよ。
 
 
2本目「」は、日米合作映画で、スティーヴン・スピルバーグがワーナー・ブラザーズへ働きかけたことで実現したことから、日本語版にはスティーヴン・スピルバーグ提供というクレジットが入りました。

夏目漱石の小説「夢十夜」のように、『こんな夢を見た』という言葉から始まるオムニバス形式の映画です。漱石の小説は10の話から構成されていますが、黒澤監督の「夢」は8つの話で構成されています。

感想としては、美しいです。この一言に尽きます。本作の中に出てくるキツネの嫁入りの実写版を観たときには、ちょっとゾクッとさえしました。

作品全体を通して、なんとなくですが後の「まあだだよ」にも引き継がれているような世界観を感じますね。

出演は、寺尾聰、倍賞美津子、原田美枝子、井川比佐志、笠智衆、渡辺哲、いかりや長介、そして驚いたことにゴッホ役で映画監督のマーティン・スコセッシが俳優として出演しています!
 
 
3本目「素晴らしき日曜日」も、なかなか良かったなぁ~♪いままで紹介してきた黒澤映画とはテイストが違って爽やかなラブコメに近いです。

けなげというか、純朴というか、素朴で愛らしいラブストーリーなんですよね。途中、映画の中の人物が映画館でみている劇場の観客達に呼びかけるという斬新な試みもなされています。

出演は沼崎勲と中北千枝子。2人で喫茶店を開業する夢を語り合うところなんて素敵です♪起業を目指している人にとってのエール映画でもありますよんヽ(´▽`)/

WOWOWの作品解説では、D・W・グリフィスのサイレント映画「素晴らしい哉人生」(原題:Isn’t Life Wonderful?)をヒントに制作された映画とのことです。こちらの映画も黒澤監督の「素晴らしい日曜日」同様、戦後の町で若いカップルが未来に希望を見出すという内容とのことです。

フランク・キャプラ監督の「素晴らしき哉、人生!」(原題:It’s a Wonderful Life)ではないので注意です。似た題名で混乱しますよね(笑)余談ですが、もう1つ韓国映画に「素晴らしい一日」という映画もあります(笑)
 
 
4本目は「隠し砦の三悪人」です。

主演は三船敏郎、そして上原美佐という当時短大生だった女性がヒロインに抜擢されます。この女優さんは「私には才能がない」という理由で2年後に引退しています。

ほかに志村喬、藤原釜足、藤田進、千秋実らが出演。なんと、ジョージ・ルーカス監督の「スターウォーズ」(1977)は本作をヒントに制作されたようです。Wikipediaによれば、レイア姫のモデルは雪姫だったと監督自ら回想しているらしいです!驚きですね。でも言われてみれば、姫と勇者、そしてどこか笑える頼りない2人という構図が、たしかに同じだ(笑)

2008年には長澤まさみ、松本潤主演、樋口真嗣監督でリメイクもされました。タイトルは「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」。ほかに阿部寛、椎名桔平、宮川大輔なども出演しています。
 
 
5本目は「羅生門」。原作は芥川龍之介の有名な短編小説です。ただし内容は「羅生門」と「藪の中」を足しています。関係ないですが芥川龍之介の小説では「蜜柑」が好きです。

京マチ子がヒロインを熱演しています。大人向けの映画です。女の怖さみたいなものがヒシヒシと感じられます。

三船敏郎が、いつもとは違って活きのいい悪人を演じてます。志村喬も相変わらずイイ演技してます。

アカデミー名誉賞(現在の外国語映画賞)、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞しています。

ちなみに「羅生門」は嬉しいことに、2014年11月現在、Hulu(フールー)で配信されています!
 
 
6本目は「天国と地獄」です。こちらも三船敏郎主演ですが、現代劇です。

三船敏郎が、会社の常務を演じてます。香川京子が妻役です。この夫婦の子供が誘拐されるという内容です。

ほか、仲代達矢、そして山崎努が犯人役をやってます。若い!
 
 
 
最後に観てすごく救われた2作をご紹介しておきます。

どですかでん」と「雨あがる」です。

 

まず「どですかでん」は、タイトルだけ聞いても意味がわからないかと思います。映画を観ればわかるのですが、「夢」よりもさらに幻想的というか変った映画構成で、黒澤明監督の「どん底」にちょっと似てるかな?でも「どですかでん」の方が面白いです。原作は、山本周五郎の小説。

田中邦衛、井川比佐志、松村達雄らが出演していますが、一番驚いたのは、芥川比呂志(あくたがわ ひろし)という俳優が出演していたこと。そうです、作家の芥川龍之介の実の息子(長男)なんですね!ちなみに芥川龍之介の子供は3人いて、全員、男です。

大学生の時に初めて見て衝撃を受けました。人それぞれが持つ悩みや心の弱さを描いた映画は、これほど観た人の心を強くしてくれるんだなと感じましたね。すごくエールをもらえる優しい映画です☆
 
 
もう1本の「雨あがる」は、実は黒澤監督の死後公開された作品です。脚本は黒澤明ですが、監督は何本か黒澤明の助監督を務めたこともある小泉堯史が担当。

プロデューサーは、黒澤明の実の息子にあたる黒澤久雄が務めました。こちらも山本周五郎の小説が原作です。

ストーリーが最高で、寺尾聡が演じる主人公の浪人は、剣術の腕前はピカいちなんですが、あまりに腕がたちすぎるため嫉妬や生意気だといわれるなど不遇が続きどこの城でも雇ってもらえずにいるんです。そして、今度こそは!と意気込み新しい城の門をたたくが・・・という物語。

そんな夫を支える妻を宮崎美子が演じているのですが、またこの人が素晴らしく心に残りセリフを言うんですね。このセリフはネタバレになるので、興味のある方は映画を観るか、または「管理人789junが選ぶ 名セリフ・名場面」ページで確認してくださいね☆

ほかに、三船史郎(三船敏郎の実の息子)、檀ふみ、井川比佐志、吉岡秀隆、原田美枝子、松村達雄、仲代達矢など豪華メンバーがたくさん出演しています。

 


ちなみに、僕は上記で紹介してきた黒澤映画のほとんど全てをWOWOWで観ました。WOWOWで、たまたま黒澤明監督の特集をやっていたため、ほぼすべての黒澤作品を放送していたんですね。

なので当然ブルーレイに残すこともできました。これはスゴクお得だと思います!オマケに解説までついてましたから、時代背景や役者・作品の説明なども聞けて最高です!WOWOW

もちろん他の監督特集、俳優・女優特集なども今後放送されることでしょう。

WOWOWには3チャンネルあり、それぞれのチャンネルで海外ドラマや洋画、音楽ライブに舞台、そして最近では錦織圭選手が決勝までいって話題になったテニスなどまでありますから、ぜひ加入しておくことをオススメしますヽ(´▽`)/

WOWOW

 
ざっと作品についての概要だけみてきましたが、いかがだったでしょうか?観たい作品ありましたか?

やはり黒澤明は偉大で、日本の映画監督の中でもNo1の才能の持ち主だと思います。今回は作品中心のページでしたが、機会があれば私生活や交友関係なども調べて、まとめておきたいなぁ~☆

では、最後に黒澤明監督の作品年表です↓(クリックで拡大)

ちなみに2014年11月現在、Hulu(フールー)で配信されている黒澤明の作品は以下の通りです♪

 

僕も大好きな傑作映画で黒澤明が最後に監督した映画「まあだだよ」、

映画「プリティ・ウーマン」で有名なハリウッド俳優リチャード・ギアが黒澤映画に出演したことで有名になった「八月の狂詩曲」、

 

アカデミー外国語映画賞などを受賞した「羅生門」、

早くも日本でのパパラッチ問題を取り上げた作品「醜聞」(スキャンダル)、

 

患者の手術中に性病(梅毒)に感染してしまった医師を描いた「静かなる決闘」、

そしてロシアの文豪ドストエフスキーの小説「白痴」を日本のサッポロに舞台を移して映画化した「白痴」などがあります♪

いやぁ~!ありがたいですねー☆

Huluで今すぐ視聴!今なら2週間 無料トライアル実施中!お早めに~☆


 
余談ですが、黒澤明は生前、文藝春秋誌の企画で100本の映画を選んでいます。

今後「エンタメ豆知識」ページで詳細を紹介するつもりですが、TOP5は次の作品を選んだそうです。(参考:NAVERまとめ

ちなみに、この100本について、黒澤明の実の娘にあたる黒澤和子が「黒澤明が選んだ100本の映画」(文春新書)という本を新たに構成し直して出版しています。
 
 
1位:「散り行く花」    (D・W・グリフィス監督)

2位:「カリガリ博士」    (ロベルト・ヴィーネ監督)

3位:「ドクトル・マブゼ」    (フリッツ・ラング監督)

4位:「黄金狂時代」    (チャールズ・チャップリン監督)

5位:「アッシャー家の末裔」    (ジャン・エプスタイン監督)
 
 
ご参考までに☆
 
 
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