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山田洋次のすべて

 


山田 洋次(1931年9月13日 – )は、日本の大阪府 豊中市出身の映画監督です。

映画「男はつらいよ」シリーズの監督として、日本一有名な映画監督かもしれませんね。管理人789jun的には黒澤明と並んで大好きな日本の監督トップ2の1人です。

作品の紹介をする前に、山田洋次 監督自身の紹介を少しだけしておきます♪

大阪出身ではありますが、第二次世界大戦と父親の仕事の関係で、中国の大連や満州、日本の山口県など転々とした後、東京へ。大学は、なんと東大法学部を卒業しています!

その後、松竹に入社。黒澤明監督の「醜聞」や「白痴」で助監督を務めたこともある野村芳太郎 監督の助監督・脚本として経験を積みます。

そして、いよいよ映画「二階の他人」(1961)で監督デビューします。この映画、見たことがありますが僕は結構好きでした。なんとなく安心するんですね。




三谷幸喜さんの作品にも共通してると思いますが、特別なヒーローは登場しないけれど、普通の人の日常の悲喜こもごもが描かれていて、とっても共感できるんですね、きっと。

 

それから、ハナ肇を主演にした「馬鹿まるだし」などのコメディ映画を何本か撮りつつ、テレビ業界でも渥美清、青島幸男らが出演したTBSドラマ「泣いてたまるか」の脚本を担当していきます。

ちなみに、ハナ肇主演の山田洋次作品では「なつかしい風来坊」が一番好きです☆




もうこの頃から寅さん風のキャラクターが主人公として笑わせてくれて、恋をして、そして感動もさせてくれています♪

で、1968年にフジテレビで放送されたTVドラマ版「男はつらいよ」の原案と脚本を担当します。

 

ちなみに、最近AmazonでTVドラマ版の「男はつらいよ」も発売されました!ついにTV版の寅さんも観ることができるようになったんですねヽ(´▽`)/

このTVドラマが大ヒットし、翌年1969年には映画版「男はつらいよ」が公開されました。さあ!ここから山田監督の快進撃が始まります☆



では、ここからは作品中心に紹介していきますね。年代順の作品紹介は最後に作品年表を作っておきますので、そちらで確認できます。まずは、管理人789junの大好きな作品から紹介していくよんヽ(´▽`)/

まず、なんと言っても山田洋次監督といえば、映画「男はつらいよ」シリーズをはずす訳にはいきません。色々と誤解されている方もいるかと思いますが、単なるコメディではありません。

もちろん、思いっきり笑えますが、その上スゴく感動もできちゃいます。さらに見ていると元気をもらえるし、また人生や幸せについて考えさせられる哲学的なメッセージも含んでいるという極上のエール映画なんですね☆

日本人でこの映画を観ていないというのは、かなりの機会損失だと断言しちゃいたくなる程です。

あ、ただどちらかと言うと男性向きの内容かな~という気もしないではありません。毎回キレイなマドンナに寅さんが心を奪われるので(笑)

ですが、女性の方でもポロポロ泣けるのでストレス発散になりますし、男性を理解しやすくなるので勉強になるかもしれませんよ☆




そんな「男はつらいよ」の映画シリーズは、全部で48作+特別編が1作あります

ちなみに特別編というのは、寅さん役の渥美清さんが亡くなってしまった後に上映されたもの。内容は寅さんの甥っ子である満男(吉岡秀隆)が、こんなこともあったなぁ~と回想するところから始まり、内容のほぼ9割は第25作目の「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」が再上映されたものとなっています。

そして最後にまたチョコッと満男が「今も伯父さんがどこかで旅をしている気がします」というようなナレーションが流れて終わったと記憶しています。ちょうど大学生だった僕は、「寅さんを映画館で観る事ができるのもコレが最後かもしれないなぁ~」なんてしみじみ思いながら映画館まで見に行ったのを覚えています。

さて、全48作の中でも、特に最高!最高!と思う回を、このサイトの「人生を変える映画一覧」ページに12作ピックアップしています。

各作品の詳細はそちらのページを見ていただくとして、ここではタイトルだけ紹介しておきますね☆

・「男はつらいよ ぼくの伯父さん」(第42作)
・「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」(第35作)
・「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」(第17作)
・「男はつらいよ」(第1作)
・「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」(第25作)
・「男はつらいよ 寅次郎の青春」(第45作)
・「男はつらいよ 寅次郎の休日」(第43作)
・「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」(第15作)
・「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」(第23作)
・「男はつらいよ 寅次郎真実一路」(第34作)
・「男はつらいよ 寅次郎頑張れ!」(第20作)
・「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」(第30作)

本当は、せめて各話で登場する印象的なセリフだけでも紹介したいところなんですが、長くなりそうなので、中でも特に・・・というヤツだけ3つを挙げるてみましょうか。
 
 
1つ目は、42作目の「ぼくの伯父さん」で、高校生の満男(吉岡秀隆)がアポもなしに突然、想いを寄せている元後輩の泉ちゃん(後藤久美子)の親戚の元へバイクで向かうんですね。たしか佐賀県あたりまで。

しかたなく泉の親戚の家に居候させてはもったが、その家の父親はいきなり泉を訪ねてきた満男を良くは思っていない。

そしてその父親は、甥の満男のことを寅さんに非常識なのではないかと注意します。すると、寅さんは、こんなふうなことを言うんですね。

「私のような出来損ないが、こんなことを言ったらおかしいかもしれませんが、私は満男は間違っていないと思います。遠い土地で友達もできずに寂しい想いをしている泉ちゃんを思ってかけつけてきた甥を、むしろ私は褒めてやりたいと思っています」

しびれたなぁ~☆
 
 
2つ目は、35作目の「寅次郎恋愛塾」でのセリフ。

シンプルです。法曹界を目指し勉強ばかりしている男性に向かって、

「いいか?お前の人生はそこにかかっているんだぞ!?」とアドバイスする場面(笑)もちろんソコにかかっているのソコとは、恋愛のことです。

ちなみにこの回には、ソフトバンクのCMでお母さん役をやってる樋口可南子さんがマドンナ役で登場した回です。
 
 
あ、ほかの回も、もちろん素晴らしく面白いですよ。

例えば3つ目として、上記で挙げていない作品でも、47作目の「拝啓車寅次郎様」で満男がナレーションで伯父の寅に向けてしゃべるところでこんな感じのこと手紙のように言います。

「伯父さん、僕は最近伯父さんに似てきたと言われます。言ってる人は悪口のつもりなんだけど、僕は悪い気はしません。伯父さんは、人より他人の寂しさや悲しみがよく理解できる人なんだ。その点において、僕は伯父さんを認めているからです」
 
 
こんなふうに、まだまだ、たくさんの名場面、名セリフがあるのですが、それは先ほど挙げた詳細ページや、ぜひご自身で観て感じてみてください♪




「男はつらいよ」は何時観ても背筋がピンとなるというか、親孝行でもしようかな、とか、気持ちがジーンとなって身につまされるような、そんな気持ちにしてくれます。

一昔前まで日本人といえば感動や泣ける映画が好きというようなマーケティングを映画会社がこぞってしていましたが、それはこの「男はつらいよ」が大人気だったからではないかと思えるくらいです。



ちなみに、僕は全48作+特別編もDVDとブルーレイで持っています。なぜなら、以前にWOWOWとBSジャパンで放送してた寅さん特集を全部録画しておいたから♪

たしかWOWOWで撮りためたのをDVDに、BSで録画したのをブルーレイにダビングしたんだったかな?寅さんファンとしては最高に幸せなことですよね~☆

黒澤明監督の作品もほぼすべて同じようにWOWOWでやっていたのを録画しました。WOWOWに入っていると本当にこうゆう時に助かりますよ☆嬉しい限りです!ヽ(´▽`)/オススメ♪

WOWOW

さて、たしかに「男はつらいよ」は最高の作品ですが、山田洋次監督のスゴイところは、これだけじゃなく傑作をまだ生み出しているところなんですね。

その中でも、計4作撮った「学校」シリーズ!

あとは3本撮った時代劇シリーズの「たそがれ清兵衛」。

そして「虹をつかむ男」は、絶対に観ておかなきゃ損な名画たちです。

 

まずは「学校」シリーズですが、1作目の「学校」(1993)と2作目「学校Ⅱ」(1996)では、西田敏行が主演を務めています。

しかし2作の内容はまったく関係なく、キャストも舞台も一新しています。共通しているのは、主演が西田敏行だということと、学校が舞台であるということくらいです。

どちらも甲乙つけがたいくらいの大傑作です!感動的なエール映画ですよ。笑えて泣けて、元気をもらえます☆

1作目は、幸せって何なんだろう?ということを夜間学校の仲間たちが先生と一緒に心の交流をしながら考えていくという内容で、特に、生徒役の1人だった田中邦衛さんの演技は物凄かったです。あんな演技は、おそらく他の人にはできないでしょう。

↓予告編あったのですが、この予告はちょっとヒドイ出来ですね(汗)なにか著作権的な問題で本編シーンを流せなくなったのかな?




2作目は、北海道の高等養護学校を舞台に、障害を持つ生徒たちの成長や就職などを描いた作品。優しくて、感動的で、それでいて開放的なエールをくれる映画です。1作目同様、名作中の名作。素晴らしい映画でした。

下の予告編でも出てきますが、他人との交流によって深く傷ついてしまった青年の心が、やはり他人との交流によって癒されていく、そんな人間の心の面倒くささや愛らしさを描いた作品になっています。

また「学校Ⅱ」に主題歌はないのですが、卒業式のシーンで流れる「そのままの君で」という合唱曲は心に響いたなー♪あと、みんなで車の中で歌ったTHE BOOMの「風になりたい」も素敵でした。




 

シリーズ3作目の「学校Ⅲ」(1998)では、大竹しのぶと小林稔侍が主演。主題歌には中島みゆきさんの「瞬きもせず」が起用されました。

この作品はほかの学校シリーズとは違って、大人による大人のための映画になってると感じたなぁ。

引退後のサラリーマン男性と、シングルマザーの切なすぎる恋愛が展開されていると同時に、仲間の大切さを描いた映画。




そして4作目の「十五才 学校IV」(2000)では金井勇太という弱冠15歳だった俳優を主役に抜擢しました。

この子も今や結婚して1児のパパですよ!もう14年が経っているんですね、いや驚きだなー。

最近では「花子とアン」にも出演したらしくブログで吉高由里子さんとのツーショット写真を公開していました。どことなく吉岡秀隆さんにも似ているような・・・☆

それはともかく、4作目は第1作、第2作目と並んで学校シリーズの傑作です!ほかに丹波哲郎が良い味だしてます。ゆず の「シャララン」が主題歌として起用されていました。

この映画は15才の不登校の男の子が1人旅に出て、色々な大人たちとの交流を通じながら、学校の外にある様々な人生を知るという物語。

本作に出てきた、とある詩が最高です。引きこもりや不登校の人間に向けた山田洋次監督からのエールだと感じました。想い出すだけでも涙が出てきますが、同時に勇気も湧いてきます。

ちょこっとだけその詩を紹介すると、

「ほとんどの奴が馬に乗っても、浪人は、ゆっくりと歩いていく。

早く着くことなんて目的じゃないんだ。雲より遅くて十分さ。

この星が浪人にくれるものを見落としたくないんだ。

葉っぱに残る朝露。流れる雲。小鳥の小さなつぶやきを聞き逃したくない。

だから浪人は立ち止まる。そして、また、歩き始める・・・」

こんな感じです。

感動したなぁー!!あ~また観たくなってきちゃった(笑)

ちなみに同級生の女の子がメチャ可愛かったのも覚えてます(笑)




 
そしてそして、これまた超オススメなのが、映画「たそがれ清兵衛」!

真田広之&宮沢りえが主演です。

僕は時代劇はどちらかというと苦手なのですが、そんなことは、どうでもいいくらい面白い!感動する!そしてカッコ良い!!

時代は変れど、人間にとっての幸せとは?そして人とのつながりの面白さや愛くるしさが全面に押し出されたスゴイ映画です。これは傑作!

この作品はアカデミー外国語映画賞にノミネートもされました。残念ながら受賞はカナダ映画の「みなさん、さようなら」でしたが。

井上陽水の「決められたリズム」が主題歌でしたが、これがまた良かったなぁ~~♪




 
そしてそして、山田洋次監督の映画への愛を込めた作品といえば、もうこれしかない!!

映画「虹をつかむ男」です☆

 

一応、寅さんを演じた渥美清さんが亡くなってしまい、映画「男はつらいよ」シリーズに続く松竹のお正月映画として西田敏行、吉岡秀隆、田中邦衛のコンビで始まったシリーズです。

結局2作で終わってしまいましたが、これは素晴らしい映画!映画よ永遠なれ!という山田監督の想いが詰った素敵すぎる作品です。

洋画・邦画、新旧問わず色んな映画が紹介されているとともに、最後にはCGですが渥美さん扮する寅さんも登場し、山田監督からのメッセージ「敬愛する渥美清さんにこの映画を捧げます」というクレジットが出ます。




ちなみに、シリーズ第2作目の「虹をつかむ男 南国奮闘編」は1作目とはガラッと雰囲気が変り、南国でアロハシャツを着た西田敏行が元気に映画への情熱を燃やすという一新された内容となっています。

2作目には小泉今日子、松坂慶子、哀川翔、そして、お笑い芸人の小籔千豊なども出演しています。



そして、なんとなんと!僕も最近、気づいたのですが、「虹をつかむ男」と「虹をつかむ男 南国奮闘編」がHulu(フールー)で観れるようになっていました!すげーー!!

さらに嬉しいことに、山田洋次監督の映画が他にも、

「幸福の黄色いハンカチ」
(高倉健、武田鉄矢、桃井かおり)




「息子」
(三國連太郎、永瀬正敏、和久井映見)



「遥かなる山の呼び声」
(高倉健、倍賞千恵子)
「キネマの天地」
(渥美清、中井貴一、有森也実)
「母べえ」
(吉永小百合、檀れい、志田未来、浅野忠信)
「おとうと」
(吉永小百合、笑福亭鶴瓶)

などなど続々と配信開始しています!(’14年9月現在)

これから、もっと増えるかもしれませんね☆超オススメ!ヽ(´▽`)/

Huluで今すぐ視聴!今なら2週間 無料トライアル実施中!お早めに~☆

さて、どうでしたか?僕なりに大好きな監督の1人、山田洋次を紹介きましたが、ほかにも「息子」や有名な「幸福の黄色いハンカチ」なども言うまでもなく素晴らしい映画です。

これらがHuluで見れるようになったのは、本当に嬉しい限り。あとWOWOWで山田洋次特集などが放送されるのを楽しみに待ちましょうヽ(´▽`)/

WOWOWで今月やっているプログラムはコチラで見れます

 

人間にとって幸せってナンだろう?家族って?恋愛は人生で一番美しいよね?などなど、人生で大切な知恵を教えてくれる山田映画。。。寅さんじゃないけれど、山田洋次監督は、他の人よりも人の寂しさや悲しみがわかる監督なんですね、きっと。(´ー`)

2014年現在83歳になった山田洋次監督ですが、いつも、いつまでもエールをもらっています。そして嬉しいことに、つい先日、新作映画を撮ることが決定しました!

タイトルは「家族はつらいよ」。「男はつらいよ」終了後、約20年ぶりの本格的な喜劇映画になるそうです。楽しみ楽しみ♪

出演は、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優などだそうです。山田洋次監督の映画「東京家族」(2013)の時のキャストが再度結集という形になるとか。2016年に公開予定みたい。

ちなみに「東京家族」は、小津安二郎 監督、笠智衆主演の映画「東京物語」(1953)のリメイクになります。「東京物語」には、原節子、香川京子なども出演しています。この小津映画は、日本はもちろん外国でも、すごく高く評価されていて、時々オールタイムの映画ランキングで上位にランクインされているようですよ☆

あと、今年のお正月(2014年1月)には山田洋次監督の最新作「小さいおうち」が公開されました♪

松たか子&黒木華が主演。直木賞を受賞した原作小説を映画化するという、山田洋次監督にとって初めての映画になったそうです。

黒木華がベルリン国際映画祭で最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞するという快挙を成し遂げました。

でも個人的には松たか子さんがメチャ可愛かった☆彼女の存在感や演技も素晴らしかったと思うなぁ~ヽ(´▽`)/

お話もよかったけど、寅さんと違って女心を扱っているためか難しかった(笑)

「あれ?こういうことかな?」と考える点がいくつかあったので、中島京子さんの原作小説も読んでみようかと検討中です。




それにしても精力的に映画製作を続ける山田洋次監督からは、まだまだ元気をもらえそうです☆

 


年代順の作品一覧表↓(画像クリックで拡大)


 
 
☆おまけのトリビア7つ☆

・落語が大好き。

・1996年に紫綬褒章を授与されています。

・映画「釣りバカ日誌」シリーズの脚本を担当してます。

・渥美清のお葬式で感動的な弔辞を読みました。テレビ番組「知ってるつもり」で渥美清の追悼企画が組まれた際には『もっと渥美さんと、人間とは、人生とは、なんて話をもっとしておけばよかったなぁ』と惜しんでいました。

・2012年に山田洋次ミュージアムが東京都葛飾区柴又にオープンしました。

・NHK BSプレミアムで「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本」を選出しています。(100本の詳細はコチラ

・若い頃に小津安二郎監督の映画は退屈だと思っていたが、尊敬する黒澤明監督の家に遊びにいった際、黒澤明が夢中で小津作品を観ている姿にハッとしたと語っていました(NHKが発売しているDVD「100年インタビュー 山田洋次」で)
 
 
 
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スティーヴン・スピルバーグのすべて

 

スティーブン・スピルバーグは、アメリカはオハイオ州出身の映画監督・プロデューサーです。

もうハリウッド映画といえばスピルバーグというくらい有名でしょう。もちろん、アメリカだけでなく世界的にも有名で、日本でも映画好きなら知らない人は、まずいないくらいの巨匠ですよね。



代表作を観てみればわかります。監督作品は、例えば

ジョーズ」、
E.T.」、
未知との遭遇」、
インディ・ジョーンズ」シリーズ、
ジュラシック・パーク」シリーズ、
シンドラーのリスト」、
A.I.」、
ターミナル」、
宇宙戦争」、
リンカーン

など、世界的に大ヒットした、一度は聞いたことのある作品ばかりです。



さらに製作総指揮をつとめた作品には、

バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、
グレムリン」シリーズ、
トランスフォーマー」シリーズ

などなど、本当に現代映画史に最も貢献してきた映画人だといっても過言ではない人です。



また、最近では海外ドラマの製作総指揮も担当していて、

バンド・オブ・ブラザース
TAKEN テイクン
フォーリング スカイズ
Terra Nova
ザ・パシフィック
SMASH
アンダー・ザ・ドーム

など様々な話題作に携わっています。



歴代の受賞歴はというと、

アカデミー賞では、
監督賞を「シンドラーのリスト」と「プライベート・ライアン」で2回、作品賞を「シンドラーのリスト」で1回、そして特別賞のアービング・G・タルバーグ賞を授与されています。意外と少ないですよね。もっともらってても良さそうなのに。。。

ゴールデングローブ賞では、
E.T.」が作品賞を、「シンドラーのリスト」が作品賞と監督賞を、「プライベート・ライアン」が作品賞と監督賞を受賞。セシル・B・デミル賞も授与されています。

その他
カンヌ国際映画祭で、「続・激突」がパルム・ドール(最高賞)と脚本賞を受賞。

ヴェネツィア国際映画祭で、栄誉金獅子賞、および「A.I.」がフューチャー・フィルム・フェスティバル・デジタル賞を受賞しています。

 

交友関係をちょこっとだけご紹介しておくと、映画「インディ・ジョーンズ」シリーズを一緒に製作した映画監督のジョージ・ルーカスと一緒にいる写真はよく観ますね。プライベートでも長年の親友でありライバルでもあるようです。他にも、Wikipediaによると映画監督のマーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラ、クリント・イーストウッドらとは長年の友人のようです。

あとは黒澤明監督のファンであることを公言していますね。よく映画製作に行き詰った時にはインスピレーションを得るために「素晴らしき哉、人生!」「七人の侍」「捜索者」「アラビアのロレンス」などを観ると言っています。

実際、黒澤明監督の「」という映画を実現させるためにスピルバーグがアメリカの映画会社に持ちかけ話がまとまったというエピソードもあります。

また、最近では人気映画監督でありプロデューサー・クリエイターのJ・J・エイブラムスと組んで「SUPER8/スーパーエイト」という映画を製作しています。テレビ番組の「やりすぎ都市伝説」では、この2人は似ているために実は親子なのでは?という都市伝説まで飛び出していました。

 
 

俳優では、トム・クルーズ、トム・ハンクス、ハリソン・フォード、シャイア・ラブーフらとよく組んでいますね☆

それと、映画音楽はほとんどジョン・ウィリアムズという音楽家が担当しています。彼の音楽は一度は聴いたことがあると思いますよ。それくらい有名な映画音楽ばかりで巨匠です。

意外なところでは、海外ドラマの「刑事コロンボ」の「構想の死角」という回の監督も務めたりしています。

ちなみに「刑事コロンボ」シリーズは、なんと新旧全話がHulu(フールー)で配信されているため見放題ですヽ(´▽`)/♪

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あと、スピルバーグ監督は17歳の時に遊びにきたカリフォルニアのユニバーサル映画会社のスタジオ見学ツアーに参加して、途中でトイレに隠れて抜け出すという大胆な行動をとり、自分1人で勝ってにスタジオ内をあちこち見学していたそうです。

そのままスタジオ内で顔見知りをつくり、スタジオ内に自分のオフィスまで作ってしまい、最初の短編映画「アンブリン」の出資金まで出してもらっています。根っからの映画少年ですね。それにしてもスゴい行動力(笑)

その関係なのか、日本にあるテーマパークのユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のクリエイティブ総監督を務めておりTVCMなどにも出演しています。

結婚は、2度しています。2014年9月現在も再婚相手と結婚しています。最初の結婚は39才の年に女優エイミー・アーヴィングと結婚しますが、離婚。その後、45才の年に映画「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」に出演していた女優ケイト・キャプショーと再婚しています。

ちなみに、前妻との離婚では慰謝料約100億円だったそうで話題になりました。子供は、養子、前妻との子、後妻の連れ子など全員で7人もいる大家族ですね。

あ、そうそう「インディ・ジョーンズ」シリーズといえば、以前WOWOWで全4作品が放送されていました。WOWOWに加入していると、こういう時すごくお得ですよね♪

WOWOW

ちなみに実の妹アン・スピルバーグは、トム・ハンクス主演の映画「ビッグ」で脚本を書いています。あと子供が何度か自身の映画にカメオ出演したりしているようです。

そうそうスピルバーグといえば、ドリームワークスという映画製作会社の共同設立メンバーとしても有名ですね。共同設立メンバーは3人で、ほかの2人は、元ディズニーにいたジェフリー・カッツェンバーグと、ゲフィン・レコードの創設者デヴィッド・ゲフィンです。

余談ですが、ゲフィン・レコードといえば、エアロスミスやガンズなどをヘッドハンティングした会社として有名です。
 
 
では、早速スピルバーグのオススメ作品をご紹介していきましょう♪

このページの最後に年代順の作品年表を用意しているので、まずは管理人789junのオススメ順に紹介していきます。

まず、スピルバーグ監督の作品の中で、一番に大好きなのは、映画「ターミナル」です。

意外でしょ?(笑)

でもこの映画、人生に行き詰った時なんかに観てみると、すごくエールをくれる作品なんです!

まるでチアリーダーのように、いつも元気をくれる映画なんですよね~☆

原作というか実在のモデルとなった人がいるそうで、パリの空港に何年も住み続けたイラン人の日記というものがあるそうです。驚き(笑)



トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演で、他にも「プラダを着た悪魔」のスタンリー・トゥッチや「アバター」でヒロインを演じたゾーイ・サルダナ、「ダンシング・ハバナ」主演のディエゴ・ルナなど豪華キャストです。また、サーシャ・スピルバーグというスピルバーグの実の娘もチョイ役で出演しています。

作中で美しいシーンもたくさんありますが、特に印象に残っているセリフが2つあるんです。

1つ目はトム・ハンクスがキャサリン・ゼタ・ジョーンズに向かって、「君は変じゃないよ。ちょっとだけ遠視なだけ」というところ。

あとは、スタンリー・トゥッチに彼の上司役の人が「時には規定よりも人間を優先することが大切だよ。この国の基盤は人間重視と思いやりだ」と言うところですね。
 
 
ちなみに同じく、トム・ハンクスと、あとレオナルド・ディカプリオが主演の映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」も好きだなぁ~。

まずこの2人の主演俳優+スピルバーグが監督を担当という時点でスペシャルすぎます(笑)夢のタッグということで期待したのですが、結構シリアスなテーマではありますね。

家族愛、特に両親の離婚が子供の心に与える影響というのが、スピルバーグ自身の両親も離婚していることからかリアルに描かれていて胸がつまされました。

あとは、実話というところがスゴイ。実際に詐欺師となり小切手偽造や偽札づくりをしていた青年が、医者や弁護士などになりすましながらもスレスレのところで世間を綱渡りしていくという物語。

コミカルなタッチで進んでいくので重過ぎないけど、愛情や優しさ、仕事や人生について大切なメッセージがたくさん詰ったエール映画です。

キャストは他にもマーティン・シーンやクリストファー・ウォーケン、僕の大好きな女優エイミー・アダムスや、エリザベス・バンクス、ジェニファー・ガーナーなども出演しています。
 
 
それとやはりスピルバーグが監督した映画「シンドラーのリスト」は名画ですね。戦争映画なので時々目をそむけたくなるシーンもたくさんあるんですが、それはそれで戦争は2度と起こしてはいけないんだなということが感覚として刻まれるので大切なシーンです。

この映画では驚かされるシーンがたくさんあります。

例えば、主人公がある女性に「これまでビジネスで成功しなかった理由は自分の人生にあるモノが欠けていたからだ」と言います。

すると女性が「運?」と聞くと、主人公は「戦争さ」と言い放つんですね。戦争をビジネスチャンスと見ているシーンをあまり戦争映画で見たことがなかったので新鮮でした。

それと、捕虜となったユダヤ人を次々とお金で救っていく。こんな発想というか史実は歴史の授業で習った記憶がなかったのでビックリしました。

余談ですが、実はこの映画の主人公と同様、日本人でも同じように数々のユダヤ人捕虜を救った方がいたってことご存知ですか?

杉原千畝(すぎはら ちうね)さんという方で、日本の官僚、外交官だった方です。海外では有名で「日本のシンドラー」と呼ばれているそうです。なんだか誇らしいですね。

Wikipediaによると、『外務省からの訓令に反して、大量のビザ(通過査証)を発給し、およそ6,000人にのぼる避難民を救った』らしいです。カッコイイ!

主演のリーアム・ニーソンも素晴らしかった。ガタイのよさといい、交渉のうまさといい、まさにピッタリの配役だったと思います。
 
 
SFものでは、「E.T.」や「未知との遭遇」「宇宙戦争」など宇宙人モノが結構有名ですが、僕的には「A.I.」「マイノリティ・リポート」の2作が秀逸だと思っています。

特に映画「A.I.」は、未来の世界をあんなにリアルに描いているのにビックリ!

そして切ないほど一貫してロボットが母親からの無償の愛を求めさまよう姿が、なんとも印象的でした。

脳の研究が進み、意識の正体が解明されたら、ロボットやアバターが意識を持つなんて世界が本当にくるでしょうから、あながち遠い夢物語でもなさそうで、ちょっと怖いですな(^^;

「シックス・センス」や「ペイ・フォワード」のハーレイ・ジョエル・オスメントや、ロビン・ウィリアムズ、ジュード・ロウ、「悪いことしましョ!」のフランセス・オコナーなどが出演しています。

そして実はこの映画、なんと「時計じかけのオレンジ」や「博士の異常な愛情」「2001年宇宙の旅」などで有名な、あのスタンリー・キューブリック監督が企画していた映画だったんですね!

しかし、実現する前にキューブリックが亡くなってしまったため、親交のあったスピルバーグが引き継いで映画化を実現させたという作品なんです。
 
 
あとシリーズものでは、もちろんスピルバーグ監督の映画「インディ・ジョーンズ」シリーズ!

これはもうテッパンですよね!

僕ら90年代に青春を過ごした世代にとっては、映画の代名詞的な作品です。

主演はハリソン・フォード!3作目にはショーン・コネリーも父親役として出演しています。

そして、監督にスピルバーグ、さらにスピルバーグの親友でライバルだったジョージ・ルーカスが製作総指揮としてタッグを組んだ作品です。

考古学の面白さに魅せられた人も多いのでは?

世界的大ヒットをしたために、ディズニーランド(正確にはディズニー・シー)にインディ・ジョーンズのアトラクションまであるくらいです。(2014年9月現在)
 
 
もちろん、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」も!

こちらは監督はロバート・ゼメキスで、スピルバーグは製作総指揮を担当しました。

主演はマイケル・J・フォックス!彼はこの映画で一躍ハリウッドスターとして世界的にブレイクしました。

僕が初めて映画館で見た映画は、この映画だったかもしれません。ちなみに映画館ではなくてドライブインで見た「男はつらいよ」が管理人789junが生まれて初めて見た映画なんですが、それはどうでもいいですね(笑)

それまではタイムトラベルなんて、漫画ドラえもんの世界だけだと思ってましたが、まさか実写の映画でここまでカッコ良く描いちゃうなんてハリウッド映画はすごいなー!と思ったのを覚えています。
 
 
いや~こうやってみてみると、やっぱりスピルバーグは僕にとってもやっぱり洋画の入り口というか、ハリウッド映画のすごさや面白さをたくさん教えてくれた偉大な映画人です。

映画に対する情熱がこちらにまで伝わってきて、元気をたくさんもらえます☆まさにライフワークを生きている人ですね!

あ、そうだスピルバーグは最近、テレビドラマもたくさん製作に関わっています。

中でも僕は「SMASH」という海外ドラマが好きです。というか、残念ながらシーズン2をもって既に終わってしまったので面白かったです。というべきか。(泣)

 

「SMASH(スマッシュ)」は、マリリン・モンローの生涯を描いたブロードウェイ・ミューカルのキャスト達が舞台裏で繰り広げるドラマを描いた作品で、すごくセンスの良い傑作だったんですけどねー!終わってしまって残念!!

シットコム「ウィル&グレイス」のデブラ・メッシングや、ユマ・サーマン、米人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」準優勝者のキャサリン・マクフィー、映画「アダムス・ファミリー」のアンジェリカ・ヒューストン、イケメン歌手・俳優のニック・ジョナスなどが出演しています。



製作には映画「ヘアスプレー」や「シカゴ」に携わったスタッフたちが、参加していたんだそうです。

ちなみに、2014年現在もまだスピルバーグが関わっている海外ドラマは「フォーリング スカイズ」や「アンダー・ザ・ドーム」など複数本あります。

さて、それでは、まだまだたくさんあるスピルバーグの作品を年代順に一覧表にまとめてみました。(※画像クリックで拡大表示)

スピルバーグ作品年表
 
 
こうしてみると、海外ドラマについてはWOWOWでも何本か放送していまうすが、やはりチャンネル数がスゴく多いスカパー!で観られるドラマはたくさんありますね☆


最後に、めずらしく日本語訳つきのスピルバーグ監督 公式インタビュー動画があったの紹介しておきますね。

映画「リンカーン」のPR動画で、リンカーン大統領について熱く語ってます。



 


 
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ジェニファー・アニストンのすべて

ジェニファー・アニストン(, 1969-)は、米カリフォルニア州出身の女優です。

 
 
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デブラ・メッシングのすべて

デブラ・メッシング(, 1968-)は、米ニューヨーク州出身の女優です。

 
 
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アレクサンドラ・ダダリオのすべて

アレクサンドラ・ダダリオ(, 1986-)は、米ニューヨーク州出身の女優です。

 
 
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ケイリー・クオコのすべて

ケイリー・クオコ(, 1985-)は、米カリフォルニア州出身の女優です。

 
 
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エリシャ・カスバートのすべて

エリシャ・カスバート(, 1982-)は、カナダ出身の女優です。

 
 
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ケイト・アプトンのすべて

ケイト・アプトン(, 1992-)は、米ミシガン州出身の女優です。

 
 
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ナターシャ・マケルホーンのすべて

ナターシャ・マケルホーン(, 1969-)は、イギリスのロンドン出身の女優です。

 
 
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