「幸福の黄色いハンカチ」タグアーカイブ

山田洋次のすべて

 


山田 洋次(1931年9月13日 – )は、日本の大阪府 豊中市出身の映画監督です。

映画「男はつらいよ」シリーズの監督として、日本一有名な映画監督かもしれませんね。管理人789jun的には黒澤明と並んで大好きな日本の監督トップ2の1人です。

作品の紹介をする前に、山田洋次 監督自身の紹介を少しだけしておきます♪

大阪出身ではありますが、第二次世界大戦と父親の仕事の関係で、中国の大連や満州、日本の山口県など転々とした後、東京へ。大学は、なんと東大法学部を卒業しています!

その後、松竹に入社。黒澤明監督の「醜聞」や「白痴」で助監督を務めたこともある野村芳太郎 監督の助監督・脚本として経験を積みます。

そして、いよいよ映画「二階の他人」(1961)で監督デビューします。この映画、見たことがありますが僕は結構好きでした。なんとなく安心するんですね。




三谷幸喜さんの作品にも共通してると思いますが、特別なヒーローは登場しないけれど、普通の人の日常の悲喜こもごもが描かれていて、とっても共感できるんですね、きっと。

 

それから、ハナ肇を主演にした「馬鹿まるだし」などのコメディ映画を何本か撮りつつ、テレビ業界でも渥美清、青島幸男らが出演したTBSドラマ「泣いてたまるか」の脚本を担当していきます。

ちなみに、ハナ肇主演の山田洋次作品では「なつかしい風来坊」が一番好きです☆




もうこの頃から寅さん風のキャラクターが主人公として笑わせてくれて、恋をして、そして感動もさせてくれています♪

で、1968年にフジテレビで放送されたTVドラマ版「男はつらいよ」の原案と脚本を担当します。

 

ちなみに、最近AmazonでTVドラマ版の「男はつらいよ」も発売されました!ついにTV版の寅さんも観ることができるようになったんですねヽ(´▽`)/

このTVドラマが大ヒットし、翌年1969年には映画版「男はつらいよ」が公開されました。さあ!ここから山田監督の快進撃が始まります☆



では、ここからは作品中心に紹介していきますね。年代順の作品紹介は最後に作品年表を作っておきますので、そちらで確認できます。まずは、管理人789junの大好きな作品から紹介していくよんヽ(´▽`)/

まず、なんと言っても山田洋次監督といえば、映画「男はつらいよ」シリーズをはずす訳にはいきません。色々と誤解されている方もいるかと思いますが、単なるコメディではありません。

もちろん、思いっきり笑えますが、その上スゴく感動もできちゃいます。さらに見ていると元気をもらえるし、また人生や幸せについて考えさせられる哲学的なメッセージも含んでいるという極上のエール映画なんですね☆

日本人でこの映画を観ていないというのは、かなりの機会損失だと断言しちゃいたくなる程です。

あ、ただどちらかと言うと男性向きの内容かな~という気もしないではありません。毎回キレイなマドンナに寅さんが心を奪われるので(笑)

ですが、女性の方でもポロポロ泣けるのでストレス発散になりますし、男性を理解しやすくなるので勉強になるかもしれませんよ☆




そんな「男はつらいよ」の映画シリーズは、全部で48作+特別編が1作あります

ちなみに特別編というのは、寅さん役の渥美清さんが亡くなってしまった後に上映されたもの。内容は寅さんの甥っ子である満男(吉岡秀隆)が、こんなこともあったなぁ~と回想するところから始まり、内容のほぼ9割は第25作目の「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」が再上映されたものとなっています。

そして最後にまたチョコッと満男が「今も伯父さんがどこかで旅をしている気がします」というようなナレーションが流れて終わったと記憶しています。ちょうど大学生だった僕は、「寅さんを映画館で観る事ができるのもコレが最後かもしれないなぁ~」なんてしみじみ思いながら映画館まで見に行ったのを覚えています。

さて、全48作の中でも、特に最高!最高!と思う回を、このサイトの「人生を変える映画一覧」ページに12作ピックアップしています。

各作品の詳細はそちらのページを見ていただくとして、ここではタイトルだけ紹介しておきますね☆

・「男はつらいよ ぼくの伯父さん」(第42作)
・「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」(第35作)
・「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」(第17作)
・「男はつらいよ」(第1作)
・「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」(第25作)
・「男はつらいよ 寅次郎の青春」(第45作)
・「男はつらいよ 寅次郎の休日」(第43作)
・「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」(第15作)
・「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」(第23作)
・「男はつらいよ 寅次郎真実一路」(第34作)
・「男はつらいよ 寅次郎頑張れ!」(第20作)
・「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」(第30作)

本当は、せめて各話で登場する印象的なセリフだけでも紹介したいところなんですが、長くなりそうなので、中でも特に・・・というヤツだけ3つを挙げるてみましょうか。
 
 
1つ目は、42作目の「ぼくの伯父さん」で、高校生の満男(吉岡秀隆)がアポもなしに突然、想いを寄せている元後輩の泉ちゃん(後藤久美子)の親戚の元へバイクで向かうんですね。たしか佐賀県あたりまで。

しかたなく泉の親戚の家に居候させてはもったが、その家の父親はいきなり泉を訪ねてきた満男を良くは思っていない。

そしてその父親は、甥の満男のことを寅さんに非常識なのではないかと注意します。すると、寅さんは、こんなふうなことを言うんですね。

「私のような出来損ないが、こんなことを言ったらおかしいかもしれませんが、私は満男は間違っていないと思います。遠い土地で友達もできずに寂しい想いをしている泉ちゃんを思ってかけつけてきた甥を、むしろ私は褒めてやりたいと思っています」

しびれたなぁ~☆
 
 
2つ目は、35作目の「寅次郎恋愛塾」でのセリフ。

シンプルです。法曹界を目指し勉強ばかりしている男性に向かって、

「いいか?お前の人生はそこにかかっているんだぞ!?」とアドバイスする場面(笑)もちろんソコにかかっているのソコとは、恋愛のことです。

ちなみにこの回には、ソフトバンクのCMでお母さん役をやってる樋口可南子さんがマドンナ役で登場した回です。
 
 
あ、ほかの回も、もちろん素晴らしく面白いですよ。

例えば3つ目として、上記で挙げていない作品でも、47作目の「拝啓車寅次郎様」で満男がナレーションで伯父の寅に向けてしゃべるところでこんな感じのこと手紙のように言います。

「伯父さん、僕は最近伯父さんに似てきたと言われます。言ってる人は悪口のつもりなんだけど、僕は悪い気はしません。伯父さんは、人より他人の寂しさや悲しみがよく理解できる人なんだ。その点において、僕は伯父さんを認めているからです」
 
 
こんなふうに、まだまだ、たくさんの名場面、名セリフがあるのですが、それは先ほど挙げた詳細ページや、ぜひご自身で観て感じてみてください♪




「男はつらいよ」は何時観ても背筋がピンとなるというか、親孝行でもしようかな、とか、気持ちがジーンとなって身につまされるような、そんな気持ちにしてくれます。

一昔前まで日本人といえば感動や泣ける映画が好きというようなマーケティングを映画会社がこぞってしていましたが、それはこの「男はつらいよ」が大人気だったからではないかと思えるくらいです。



ちなみに、僕は全48作+特別編もDVDとブルーレイで持っています。なぜなら、以前にWOWOWとBSジャパンで放送してた寅さん特集を全部録画しておいたから♪

たしかWOWOWで撮りためたのをDVDに、BSで録画したのをブルーレイにダビングしたんだったかな?寅さんファンとしては最高に幸せなことですよね~☆

黒澤明監督の作品もほぼすべて同じようにWOWOWでやっていたのを録画しました。WOWOWに入っていると本当にこうゆう時に助かりますよ☆嬉しい限りです!ヽ(´▽`)/オススメ♪

WOWOW

さて、たしかに「男はつらいよ」は最高の作品ですが、山田洋次監督のスゴイところは、これだけじゃなく傑作をまだ生み出しているところなんですね。

その中でも、計4作撮った「学校」シリーズ!

あとは3本撮った時代劇シリーズの「たそがれ清兵衛」。

そして「虹をつかむ男」は、絶対に観ておかなきゃ損な名画たちです。

 

まずは「学校」シリーズですが、1作目の「学校」(1993)と2作目「学校Ⅱ」(1996)では、西田敏行が主演を務めています。

しかし2作の内容はまったく関係なく、キャストも舞台も一新しています。共通しているのは、主演が西田敏行だということと、学校が舞台であるということくらいです。

どちらも甲乙つけがたいくらいの大傑作です!感動的なエール映画ですよ。笑えて泣けて、元気をもらえます☆

1作目は、幸せって何なんだろう?ということを夜間学校の仲間たちが先生と一緒に心の交流をしながら考えていくという内容で、特に、生徒役の1人だった田中邦衛さんの演技は物凄かったです。あんな演技は、おそらく他の人にはできないでしょう。

↓予告編あったのですが、この予告はちょっとヒドイ出来ですね(汗)なにか著作権的な問題で本編シーンを流せなくなったのかな?




2作目は、北海道の高等養護学校を舞台に、障害を持つ生徒たちの成長や就職などを描いた作品。優しくて、感動的で、それでいて開放的なエールをくれる映画です。1作目同様、名作中の名作。素晴らしい映画でした。

下の予告編でも出てきますが、他人との交流によって深く傷ついてしまった青年の心が、やはり他人との交流によって癒されていく、そんな人間の心の面倒くささや愛らしさを描いた作品になっています。

また「学校Ⅱ」に主題歌はないのですが、卒業式のシーンで流れる「そのままの君で」という合唱曲は心に響いたなー♪あと、みんなで車の中で歌ったTHE BOOMの「風になりたい」も素敵でした。




 

シリーズ3作目の「学校Ⅲ」(1998)では、大竹しのぶと小林稔侍が主演。主題歌には中島みゆきさんの「瞬きもせず」が起用されました。

この作品はほかの学校シリーズとは違って、大人による大人のための映画になってると感じたなぁ。

引退後のサラリーマン男性と、シングルマザーの切なすぎる恋愛が展開されていると同時に、仲間の大切さを描いた映画。




そして4作目の「十五才 学校IV」(2000)では金井勇太という弱冠15歳だった俳優を主役に抜擢しました。

この子も今や結婚して1児のパパですよ!もう14年が経っているんですね、いや驚きだなー。

最近では「花子とアン」にも出演したらしくブログで吉高由里子さんとのツーショット写真を公開していました。どことなく吉岡秀隆さんにも似ているような・・・☆

それはともかく、4作目は第1作、第2作目と並んで学校シリーズの傑作です!ほかに丹波哲郎が良い味だしてます。ゆず の「シャララン」が主題歌として起用されていました。

この映画は15才の不登校の男の子が1人旅に出て、色々な大人たちとの交流を通じながら、学校の外にある様々な人生を知るという物語。

本作に出てきた、とある詩が最高です。引きこもりや不登校の人間に向けた山田洋次監督からのエールだと感じました。想い出すだけでも涙が出てきますが、同時に勇気も湧いてきます。

ちょこっとだけその詩を紹介すると、

「ほとんどの奴が馬に乗っても、浪人は、ゆっくりと歩いていく。

早く着くことなんて目的じゃないんだ。雲より遅くて十分さ。

この星が浪人にくれるものを見落としたくないんだ。

葉っぱに残る朝露。流れる雲。小鳥の小さなつぶやきを聞き逃したくない。

だから浪人は立ち止まる。そして、また、歩き始める・・・」

こんな感じです。

感動したなぁー!!あ~また観たくなってきちゃった(笑)

ちなみに同級生の女の子がメチャ可愛かったのも覚えてます(笑)




 
そしてそして、これまた超オススメなのが、映画「たそがれ清兵衛」!

真田広之&宮沢りえが主演です。

僕は時代劇はどちらかというと苦手なのですが、そんなことは、どうでもいいくらい面白い!感動する!そしてカッコ良い!!

時代は変れど、人間にとっての幸せとは?そして人とのつながりの面白さや愛くるしさが全面に押し出されたスゴイ映画です。これは傑作!

この作品はアカデミー外国語映画賞にノミネートもされました。残念ながら受賞はカナダ映画の「みなさん、さようなら」でしたが。

井上陽水の「決められたリズム」が主題歌でしたが、これがまた良かったなぁ~~♪




 
そしてそして、山田洋次監督の映画への愛を込めた作品といえば、もうこれしかない!!

映画「虹をつかむ男」です☆

 

一応、寅さんを演じた渥美清さんが亡くなってしまい、映画「男はつらいよ」シリーズに続く松竹のお正月映画として西田敏行、吉岡秀隆、田中邦衛のコンビで始まったシリーズです。

結局2作で終わってしまいましたが、これは素晴らしい映画!映画よ永遠なれ!という山田監督の想いが詰った素敵すぎる作品です。

洋画・邦画、新旧問わず色んな映画が紹介されているとともに、最後にはCGですが渥美さん扮する寅さんも登場し、山田監督からのメッセージ「敬愛する渥美清さんにこの映画を捧げます」というクレジットが出ます。




ちなみに、シリーズ第2作目の「虹をつかむ男 南国奮闘編」は1作目とはガラッと雰囲気が変り、南国でアロハシャツを着た西田敏行が元気に映画への情熱を燃やすという一新された内容となっています。

2作目には小泉今日子、松坂慶子、哀川翔、そして、お笑い芸人の小籔千豊なども出演しています。



そして、なんとなんと!僕も最近、気づいたのですが、「虹をつかむ男」と「虹をつかむ男 南国奮闘編」がHulu(フールー)で観れるようになっていました!すげーー!!

さらに嬉しいことに、山田洋次監督の映画が他にも、

「幸福の黄色いハンカチ」
(高倉健、武田鉄矢、桃井かおり)




「息子」
(三國連太郎、永瀬正敏、和久井映見)



「遥かなる山の呼び声」
(高倉健、倍賞千恵子)
「キネマの天地」
(渥美清、中井貴一、有森也実)
「母べえ」
(吉永小百合、檀れい、志田未来、浅野忠信)
「おとうと」
(吉永小百合、笑福亭鶴瓶)

などなど続々と配信開始しています!(’14年9月現在)

これから、もっと増えるかもしれませんね☆超オススメ!ヽ(´▽`)/

Huluで今すぐ視聴!今なら2週間 無料トライアル実施中!お早めに~☆

さて、どうでしたか?僕なりに大好きな監督の1人、山田洋次を紹介きましたが、ほかにも「息子」や有名な「幸福の黄色いハンカチ」なども言うまでもなく素晴らしい映画です。

これらがHuluで見れるようになったのは、本当に嬉しい限り。あとWOWOWで山田洋次特集などが放送されるのを楽しみに待ちましょうヽ(´▽`)/

WOWOWで今月やっているプログラムはコチラで見れます

 

人間にとって幸せってナンだろう?家族って?恋愛は人生で一番美しいよね?などなど、人生で大切な知恵を教えてくれる山田映画。。。寅さんじゃないけれど、山田洋次監督は、他の人よりも人の寂しさや悲しみがわかる監督なんですね、きっと。(´ー`)

2014年現在83歳になった山田洋次監督ですが、いつも、いつまでもエールをもらっています。そして嬉しいことに、つい先日、新作映画を撮ることが決定しました!

タイトルは「家族はつらいよ」。「男はつらいよ」終了後、約20年ぶりの本格的な喜劇映画になるそうです。楽しみ楽しみ♪

出演は、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優などだそうです。山田洋次監督の映画「東京家族」(2013)の時のキャストが再度結集という形になるとか。2016年に公開予定みたい。

ちなみに「東京家族」は、小津安二郎 監督、笠智衆主演の映画「東京物語」(1953)のリメイクになります。「東京物語」には、原節子、香川京子なども出演しています。この小津映画は、日本はもちろん外国でも、すごく高く評価されていて、時々オールタイムの映画ランキングで上位にランクインされているようですよ☆

あと、今年のお正月(2014年1月)には山田洋次監督の最新作「小さいおうち」が公開されました♪

松たか子&黒木華が主演。直木賞を受賞した原作小説を映画化するという、山田洋次監督にとって初めての映画になったそうです。

黒木華がベルリン国際映画祭で最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞するという快挙を成し遂げました。

でも個人的には松たか子さんがメチャ可愛かった☆彼女の存在感や演技も素晴らしかったと思うなぁ~ヽ(´▽`)/

お話もよかったけど、寅さんと違って女心を扱っているためか難しかった(笑)

「あれ?こういうことかな?」と考える点がいくつかあったので、中島京子さんの原作小説も読んでみようかと検討中です。




それにしても精力的に映画製作を続ける山田洋次監督からは、まだまだ元気をもらえそうです☆

 


年代順の作品一覧表↓(画像クリックで拡大)


 
 
☆おまけのトリビア7つ☆

・落語が大好き。

・1996年に紫綬褒章を授与されています。

・映画「釣りバカ日誌」シリーズの脚本を担当してます。

・渥美清のお葬式で感動的な弔辞を読みました。テレビ番組「知ってるつもり」で渥美清の追悼企画が組まれた際には『もっと渥美さんと、人間とは、人生とは、なんて話をもっとしておけばよかったなぁ』と惜しんでいました。

・2012年に山田洋次ミュージアムが東京都葛飾区柴又にオープンしました。

・NHK BSプレミアムで「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本」を選出しています。(100本の詳細はコチラ

・若い頃に小津安二郎監督の映画は退屈だと思っていたが、尊敬する黒澤明監督の家に遊びにいった際、黒澤明が夢中で小津作品を観ている姿にハッとしたと語っていました(NHKが発売しているDVD「100年インタビュー 山田洋次」で)
 
 
 
TV・映画監督の一覧ページへ戻る
 

[PR] 映画・TV・エッチな動画まで見放題!
unext ユーネクスト 動画配信
[PR] 映画・TVドラマをDVDに録画できる♪
スカパー

桃井かおりのすべて

 


桃井かおりは、日本の東京都出身の女優。ただし、本籍地は長野県になっているそうです。なぜかは、わかりませんでした(^^;

かなりアクの強い、個性的な女優さんというイメージがありますよね。そこが魅力的ですごく好きな女優さんの1人なのですが、調べてみると実生活でも、かなり破天荒というか波乱万丈な方なんですね。

まず父親にずっと女優業を反対されていたようですね。そんな父親は国際政治学者で軍事アナリストだったとのこと。また母親は芸術家で、兄の1人は脚本家だそうです。

小さい頃からバレエを習っていて中学の時にイギリスに留学までしていたみたい。結局バレエはやめて1971年、市川崑監督の「愛ふたたび」という映画で女優デビュー。浅丘ルリ子の妹役だったらしいですよ。

さらに同年、「朝まで生テレビ」でおなじみの田原総一朗が監督した「あらかじめ失われた恋人たちよ」という映画でヒロインに抜擢されます。

で、この作品に出演したことで、両親に黙って女優デビューしていたことが発覚し(笑)、父親から勘当され、広島の飲食店で住み込みのバイトをして数ヶ月間、過ごしたそうです。

「あらかじめ失われた恋人たちよ」はまだ観たことがないのですが、作中でかなりヌードを披露していたらしく、そりゃーご両親はビックリしたでしょうね。でも結局は許してもらって、家には帰ったそうです。

で、22歳の時に腎臓結核という病気になり山道で倒れていたところをトラック運転手に発見され一命を取り留めたそうです。

 


ブレイクしたのは、1975年に倉本聰 脚本のTVドラマ「前略おふくろ様」で岡野 海役を演じたのがきっかけでした。「前略おふくろ様」は1と2の2作ありますが、同じ役で両方に出演しています。

さらに1977年には映画でも山田洋次 監督の「幸福の黄色いハンカチ」にヒロイン役として出演して、大ブレイクします。

なんですが1981年に、なぜかアメリカはニューヨークへ飛び立ち、その後4年程メディアからも姿を消して生活していたそうです。気分転換かな?ダンスや語学の修行だったんですかね?

 


そして2004年にお父さんが他界したことがショックで、もっと自分を追い詰めようとハリウッド映画のオーディションに次々チャレンジしたそうです。

すでに有名女優になっていたにもかかわらず、1からオーディションを受けて2005年スピルバーグ製作、ロブ・マーシャル監督、チャン・ツィー主演の「SAYURI」でハリウッド映画に初出演を果たします。ちなみにロブ・マーシャルは映画「シカゴ」や「NINE」で有名な監督ですね。

加えて翌2006年には、アメリカ映画俳優組合に加入します。すげー本格的ですね。渡辺謙さんといい、真田広之さんといい、日本人の俳優・女優さんたち、国際的に活躍しようと頑張ってますねー!

桃井さんは、その後、映画監督にも挑戦してますし、大学の客員教授にもなったり、雑誌を創刊したりもしているそうです。

僕はやっぱり、「幸福の黄色いハンカチ」、そして同じく山田洋次監督の映画「男はつらいよ」でヒロイン役を演じ、渥美清、布施明らと共演した際の印象も強いですね。

あと三谷幸喜 脚本のテレビドラマ「警部補 古畑任三郎」にも犯人役で出演していましたが、この時のラジオパーソナリティ役も強烈でした☆

プライベートでは、松任谷由実、後藤久美子らと仲良しらしく、萩原健一や、イッセー尾形らを尊敬しているみたいです。

個性的な女優で、今後もどんな風に活躍していくのか楽しみですねヽ(´▽`)/



 
 
この女優がスゴイ!一覧ページへ戻る
 

[PR] 映画・TV・エッチな動画まで見放題!
unext ユーネクスト 動画配信
[PR] 映画・TVドラマをDVDに録画できる♪
スカパー

歴代の日本アカデミー賞 受賞一覧


このページでは、日本版アカデミー賞の歴代全受賞作品を一覧にしてみました。

1978年からやってるんですね~。結構、歴史がありますね。なかなか冒険した作品も選ばれてます。たまにコメディ作品も取り上げられてますね。

第1回は山田洋次監督の作品で、その後も3回くらい選ばれてますな。さすが~たしかに最高にいいです。「幸福の黄色いハンカチ」「息子」「学校」「たそがれ清兵衛」。ちなみに「男はつらいよ」はランクインされてないんですね(笑)不思議。

あと黒澤明が脚本を書いて結局生前には作れなかった映画「雨あがる」が受賞していますね。これも最高のエール映画。

アニメではジブリの「千と千尋の神隠し」が受賞した年もあったんですね。こうしてみると受賞作品には、たしかに良い映画が多いなー☆

あ!北野武監督の映画がまだ選ばれてないんですね。「菊次郎の夏」とか「HANA-BI」とか良かったけどな。

あら!あと三谷幸喜さんの映画も選ばれていませんね。「ラヂオの時間」とか傑作だったけどな~☆

日本ではいまいち評価されてないけど、世界では評価されている作品もたくさんありますからね。文学で言えば、太宰治みたいな(笑)

公式サイト見ると、だいたい毎年3月に授賞式が開催されているみたい。

※カッコ内の年は受賞が発表された年です。

第37回(2014) 「舟を編む」
第36回(2013) 「桐島、部活やめるってよ」
第35回(2012) 「八日目の蝉」
第34回(2011) 「告白」
第33回(2010) 「沈まぬ太陽」
第32回(2009) 「おくりびと」
第31回(2008) 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
第30回(2007) 「フラガール」
第29回(2006) 「ALWAYS 三丁目の夕日」
第28回(2005) 「半落ち」
第27回(2004) 「壬生義士伝」
第26回(2003) 「たそがれ清兵衛」
第25回(2002) 「千と千尋の神隠し」
第24回(2001) 「雨あがる」
第23回(2000) 「鉄道員(ぽっぽや)」
第22回(1999) 「愛を乞うひと」
第21回(1998) 「もののけ姫」
第20回(1997) 「Shall we ダンス?」
第19回(1996) 「午後の遺言状」
第18回(1995) 「忠臣蔵外伝 四谷怪談」
第17回(1994) 「学校」
第16回(1993) 「シコふんじゃった。」
第15回(1992) 「息子」
第14回(1991) 「少年時代」
第13回(1990) 「黒い雨」
第12回(1989) 「敦煌」
第11回(1988) 「マルサの女」
第10回(1987) 「火宅の人」
第9回(1986) 「花いちもんめ」
第8回(1985) 「お葬式」
第7回(1984) 「楢山節考」
第6回(1983) 「蒲田行進曲」
第5回(1982) 「駅 STATION」
第4回(1981) 「ツィゴイネルワイゼン」
第3回(1980) 「復讐するは我にあり」
第2回(1979) 「事件」
第1回(1978) 「幸福の黄色いハンカチ」

 
「エンタメ豆知識」一覧ページへ戻る
 
 

[PR] 映画・TV・エッチな動画まで見放題!
unext ユーネクスト 動画配信
[PR] 映画・TVドラマをDVDに録画できる♪
スカパー