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ジュゼッペ・トルナトーレのすべて

 
 

ジュゼッペ・トルナトーレはイタリアはシチリア島バゲリーア出身の1956年生まれの映画監督です。

もうジュゼッペ・トルナトーレ監督といえば、代表作として、あまりにも有名な、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」があります!

この映画は、本当にファンが多くて、公開されたのは1989年と、実に25年も前なのですが、未だに根強い人気があります。

特に日本では結構な人気なんじゃないかなぁ~?

 

ちなみに、山田洋次監督の映画「虹をつかむ男」の1作目と2作目両方とも、この「ニューシネマパラダイス」のオマージュがストーリーの中に見られます。

映画監督の中でも、「ニュー・シネマ・パラダイス」のファンだという方は多いのかもしれませんね♪

ジュゼッペ・トルナトーレは「ニュー・シネマ・パラダイス」の監督・脚本・原案を担当していて、アカデミー外国語映画賞に輝いています。また、世界三大映画祭の1つ、カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞しています。



「ニュー・シネマ・パラダイス」についての解説は作品詳細ページで解説していますので、ここでは省きますが、実は僕も「ニュー・シネマ・パラダイス」を観てジュゼッペ・トルナトーレ監督の大ファンになりましたヽ(´▽`)/

なんというか、優しいし、懐かしいし、美しいしんですね☆笑えて、ジーンと胸が温かくもなる名画です。

内容も役者の最高で、見た後に寅さんのように人間愛があふれ出てくる感じがするので、ヘタなカウンセリングをうけるよりも、よっぽどセラピー効果があるんじゃないかと思います(笑)

 

そんな傑作を、さらに素晴らしいものにしてくれているものの1つに映画音楽がありますが、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画はほとんどエンニオ・モリコーネという作曲家で世界的に有名な人気映画音楽家が担当しています。

もちろん「ニュー・シネマ・パラダイス」もエンニオ・モリコーネが音楽を担当しています。

さらに「ニュー・シネマ・パラダイス」以降、トルナトーレ監督の代表作はすべてエンニオ・モリコーネが担当しています。

さて、ジュゼッペ・トルナトーレ監督のオススメ作品に戻りますと、翌年1990年に発表した「みんな元気」は、なんと小津安二郎 監督の「東京物語」のオマージュなんだそうです。

ちなみに「みんな元気」は、ハリウッド映画としてリメイクされています。主演はロバート・デ・ニーロ、ドリュー・バリモアです。日本では残念ながらビデオスルーされたようです。

ただし残念ながらAmazonでもジュゼッペ・トルナトーレ監督の「みんな元気」はDVDは見つかりませんでした。ハリウッドリメイク版と「東京物語」はちゃんとありますけどね。

 

そして、「明日を夢見て」(1995)では「ニュー・シネマ・パラダイス」と同じく映画を題材にした物語を撮り、ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を授与されています。

ただ、日本ではあまり話題にならなかったように記憶しています。

日本では、むしろ1999年に発表された「海の上のピアニスト」が好評だったかと思います。

 

僕は映画館で2度観ましたが、ピアノと船の2つが両方とも大好きなので映画も大変面白かったです♪

すごく独特な映画で、トルナトーレらしい映画なんですが、こういうストーリーはモノマネじゃなかなか作れないです。独創的で、それでいて傑作。

主演はイギリスの俳優ティム・ロスです。
 
 
さあ、そしてその翌年2000年から作風がガラッと変ります!

 

マレーナ」という映画をジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品だからと動機で観るとかなりの衝撃にやられることでしょう(笑)

暴力的なシーンや人間の群れとしての怖さ、ずるさ、醜さなどが描かれていて、さらにエロスが生々しく描写されています。

ただし、僕は結構好きな映画で、ただ単にオドロオドロしい作品とは一線を画しています。

全体を通して純粋な少年が年上のお姉さんに憧れながら音楽を知り、女性を知り、母親や父親らとともに成長していく物語になっています。

やっぱりイタリアの<家族像>が映し出されている、温かいメッセージを感じることもできます。



ちなみに、主演女優はイタリアの宝石と称えられている女優モニカ・ベルッチです!

この人のヌードが何度も登場しますが、たしかに宝石です(笑)この映画でイッキに大ファンになりました。

映画「マトリックス」シリーズ(たしか2と3だったかな)にも出演している女優さんですね。

そんなわけで「マレーナ」は色んな意味で、かなり衝撃的でした。

ちなみに日本では、僕も使っているお勧めのオンライン動画配信Hulu(フールー)で観ることができます。(2014年9月現在)

Huluで今すぐ視聴!今なら2週間 無料トライアル実施中!お早めに~☆

で、6年後の2006年にさらに衝撃的な映画「題名のない子守唄」が公開されます(笑)

 

こちらはショッキングな暴力シーンや、思わず目を覆いたくなるような悲惨すぎるシーン、悲しすぎるヒロインの人生などが、これでもかというくらいハッキリと描かれている作品。

観る人は結構、覚悟が必要です。ただし、僕は最後のシーンが素敵すぎて、どうしても忘れられません。当サイトでも「管理人789junが選ぶ 名セリフ・名場面」ページで紹介しているくらい好きなシーンの1つです。

この1シーンを見るためだけに、この映画は存在していると言っても過言ではないハズ。そのくらい印象的なシーンでしたね。

その後、2009年に「シチリア!シチリア!」を発表。

 

こちらは「ニュー・シネマ・パラダイス」のように1人の男の人生を子供時代から回想していくという物語。

たしかDVDについてたメイキングの中でトルナトーレ監督が「叙事詩ような映画を撮りたい」と思って作ったのが本作なんだと言っていたと記憶していますが、そのとおりのイタリアの家族の絆、人生のドラマが描かれていました。

上の写真は左が「シチリア!シチリア!」のDVDで、右はトルナトーレ監督が撮りためたシチリア!の素材集だそうです。(詳しくはリンク先を参照して下さい)

そして、2013年には「鑑定士と顔のない依頼人」を発表。

 

これは結構面白かったなぁ~。最初テイストが「マレーナ」や「題名のない子守唄」に似ているなと思ったのですが、サスペンスだったというだけで、まったく別モノでした。

主演は、映画「シャイン」に主演してアカデミー主演男優賞を受賞した俳優ジェフリー・ラッシュ。この人は、他にも「恋におちたシェイクスピア」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ、「英国王のスピーチ」、「やさしい本泥棒」などにも出演している名優です。

海外ドラマ「24」でジャック・バウアーを演じたキーファー・サザーランドの実の父親、ドナルド・サザーランドも出演しています。

サスペンスとしても結末が「まさか」な感じで面白かったし、テーマがなかなか手の込んだものというかヒネリが効いててナルホド~と思いますよ♪ニセモノを見破ることを仕事にしてきた鑑定士が・・・なるほど~ってなります(笑)



ここ近年は3、4年間隔で映画を製作しているようなので、まだまだ新作を期待したいです。まだ58歳(2014年現在)ですしね。

また、調べてみるとトルナトーレ監督は古い映画が好きで昔の映画フィルムの修復作業などにも参加しているようです。たしかに「ニュー・シネマ・パラダイス」で古い映画の映像が何作品も何作品も登場しますからね☆

この、たくさん登場した古い映画の1つ1つのタイトルを全部調べてみようという無謀なページが当サイトにはありますので、よかったらどうぞ(笑)

ちなみに古典を学んでいる人の作る映画は、スピルバーグや黒澤明など、本当に素晴らしい作品が多いですよ。何度も観たくなるような映画のことねん♪

それにしても2000年の「マレーナ」あたりからガラッと作風が変った背景には何かがあったのかな?

たしか、ジュゼッペ・トルナトーレ監督は2007年、ローマで強盗に襲われた経験があるそうなので、その時のショックから作風に影響が出たのかと思ってましたが、事件に遭う以前から作風が変ってますから違うぽいですよね。

年齢的には、2000年の時に44才か。。。私生活の情報があまりないんですよね。

英語版のWikipediaにも、16才頃から舞台や演技に興味を持っていたこと(ステージ・ディレクターを務めたとも言われているようです)、最初はフリーランスの写真家だったこと、作品の受賞歴などについてくらいしか載ってません。唯一、兄弟がいてプロデューサーだということは記載されています。

IMDbに載ってる写真は6枚か・・・もしかしてメディア嫌いだったり?結婚してるのか どうか くらい知りたいなー。

洋書で調べるか、イタリア語を勉強してネットで調べるしかないかな~?それはそれで楽しそうだけど(笑)

また何かわかったら追記していきまーすヽ(´▽`)/

まとめると、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」は映画史に燦然と輝く不朽の名作なので、絶対に観ておくことをお勧めします☆

ちなみにWOWOWでは過去に、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の3時間オリジナル完全版を放送したことがありますし、その他「シチリア!シチリア!」などのジュゼッペ・トルナトーレ監督作品もたまに放送していますので、要チェックです!

WOWOW

 
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映画音楽にジ~ン♪主題歌に胸焦がす

皆さんは映画音楽と言えば、何の映画のどの曲を思い浮かべますか?また、作曲家は誰を思い浮かべますか?

そんなの意識したことないという方もいるでしょう。作品に自然に溶け込む音楽もあれば、いかにも別物という感じのとってつけたような音楽もあります。

また、映画の内容がよければ自然と映画音楽も良く聞こえてくるということもあるでしょうし、反対にどんなに音楽が素晴らしくても映画の内容がひどければ、あまり耳に残らなかったり、話題になって評価されることもない、なんてこともあるかもしれません。

また、映画音楽は、その作品に合わせて作られたオリジナルの曲と、もともとあった曲を映画に使うというパターンもありますよね。

そんな作品と密接につながった映画音楽の世界的な巨匠といったら、エンニオ・モリコーネとジョン・ウィリアムズの2人が個人的には一番なじみがあります。

1人目のエンニオ・モリコーネは、ジュゼッペ・トルナトーレ監督のイタリア映画「ニュー・シネマ・パラダイス」で流れていた作曲の楽曲が有名ですね。

モリコーネはトルナトーレ監督の他にもセルジオ・レオーネ、ローランド・ジョフィ、ブライアン・デ・パルマ監督らの映画など様々な映画音楽を手がけている世界的な音楽家で、アカデミー名誉賞、グラミー賞などを受賞。映画以外では日本のNHKの大河ドラマ「武蔵」(2003)の音楽なんかにも参加しているそうです。

僕はモリコーネといったら、やはり「ニュー・シネマ・パラダイス」の音楽がパッと浮かびます♪素晴らしい音楽で、聞くとなんとも言えないノスタルジーな気持ちにさせてくれます。懐かしいというか、美しいというかね☆

サウンドトラックも発売されていて、こちらで全曲視聴できるようになってます♪「愛のテーマ」と「ニュー・シネマ・パラダイス」という曲が特に好きヽ(´▽`)/
 
YouTubeには、一般の方が自演しているものなどが公開されていたりしますね☆

2人目は、ジョン・ウィリアムズ。この人は、とにかく手がけた作品数がスゴイですよ(笑)しかもヒット映画ばかり!

これまで手がけてきた作品は例えば、「E.T.」「ジョーズ」「スーパーマン」「スター・ウォーズ」シリーズ、「インディー・ジョーンズ」シリーズ、「ホーム・アローン」シリーズ、「ハリー・ポッター」シリーズ、「JFK」「A.I.」「シンドラーのリスト」「ターミナル」などなど・・・ものすごいでしょ?有名な映画ばかりでしょ?

特にスピルバーグ監督の映画音楽を担当している印象が強いですね♪事実スピルバーグの映画「ジョーズ」でアカデミー作曲賞・グラミー賞受賞を受賞しています。

0日本人だと、久石譲とか坂本龍一が有名ですかね。久石さんは特にジブリ映画の音楽が有名で宮崎駿監督作品では「風の谷のナウシカ」以降すべて担当してます♪「となりのトトロ」とか「紅の豚」とか「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」「千と千尋の神隠し」などです。

あとは北野武監督作品もかなり手がけていて、「HANA-BI」とか「菊次郎の夏」担当。意外なところでは、山田洋次監督の「小さいおうち」や「東京家族」なども手がけてます。

坂本龍一は「ラスト・エンペラー」や「戦場のメリー・クリスマス」で、前者でアカデミー作曲賞を受賞。後者では英国アカデミー賞作曲賞に輝いています。

さて、あとは、ミュージシャンが歌う曲が映画のテーマソングとして使われるということも、よくあります。

有名なところでは、ケビン・コスナー主演の映画「ボディ・ガード」で採用されたホイットニー・ヒューストンが歌う「オールウェイズ・ラブ・ユー」が大ヒットしましたね。彼女は映画でもヒロイン役を務めました。

あとは、ブルース・ウィリス主演の映画「ダイ・ハード」では、ヴォーン・モンローという方が歌っているクリスマスのスタンダード曲「Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!」がエンディングで流れていました。すごく自然な感じでマッチしてましたね~♪

あとは映画「ワーキング・ガール」のカーリー・サイモンが歌う「ステップ・バイ・ステップ(Let the River Run)」も大ヒットしましたね。

 
 


探してみるとたくさんありますね。

ジュディ・ガーランドが映画「オズの魔法使」で歌う「虹の彼方に」、
映画「カサブランカ」で流れた「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」、
ジーン・ケリーの「雨に唄えば」、
オードリー・ヘプバーンが映画「ティファニーで朝食を」で歌っていた「ムーン・リバー」、
映画「タイタニック」のテーマソングで大ヒットしたセリーヌ・ディオンが歌う「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」、
映画「サタデー・ナイト・フィーバー」のビージーズが歌う「ステイン・アライヴ」、
ディズニーの「ピノキオ」に登場するクリフ・エドワーズの「星に願いを」、
映画「卒業」で有名なサイモン&ガーファンクルの「ミセス・ロビンソン」などなど。

あと、てっきり民謡だと勘違いしてたんですが、「エーデルワイス」や「ドレミのうた」という歌は、映画「サウンド・オブ・ミュージック」のために書かれた歌なんですね♪

やっぱり、音楽と映画は密接な関係なんですねぇ~!音楽を聞くと、一瞬にして映画の世界観を思い出せますので、まさに人生の応援歌と言えますねヽ(´▽`)/
 
 
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「ニュー・シネマ・パラダイス」は最高のエール映画でSHOW?

 

↑外国版のDVDパッケージだそうです☆


「ニュー・シネマ・パラダイス」は1988年に公開された映画史に燦然と輝くイタリアの名画です。
 
監督は、イタリア・シチリア島出身の奇才ジュゼッペ・トルナトーレ。本作は、トルナトーレ監督の世界的な代表作です。
 
主演は、年老いた映写技師のアルフレード役にフランスを代表する俳優フィリップ・ノワレ、アルフレッドを慕う「トト」ことサルヴァトーレの少年期をサルヴァトーレ・カシオ、青年期をマルコ・レオナルディ、中年期をフランスのベテラン俳優ジャック・ペランという俳優さんが演じています。
 
アスミック・エースが公式サイトを運営しています。また、YouTubeの公式チャンエルに予告編もUPされています!素晴らしい☆
 
過去の映画の日本語版予告編がYouTubeの公式チャンネルにUPされているなんてめずらしいですよ!DVD発売してるんだから、存在して当たり前だと思いますけどね(笑)↓

ちなみにトトの少年期を演じたサルヴァトーレ・カシオは現在は俳優をやめてレストランを経営しているそうです。
 
ヒロインの美しいエレナ役には若い頃をアニェーゼ・ナーノが、中年期はブリジット・フォッセーというフランスの女優さんが演じています。このブリジット・フォッセーという女優さん、実は名画「禁じられた遊び」でポーレットという主役の女の子を演じた元子役だった女優さんです。
 
ただ、中年期のエレナが登場するのは、本編がきちんと完全に175分収録されているバージョンのDVDのみなんだそうです。僕が今、手元にあるのはパッケージの写真が青年期のエレナ&トトで、完全オリジナル版と書いてあります。本編は175分。そうです、たしかに中年期のエレナが登場しました。
 
しかし実は、本編が123分バージョンのDVDが存在するんですね。というかWikipediaによると、むしろこっちが国際的に公開された劇場版ということになるそうです。というのも、イタリアで上映した際、長すぎるということで興行的に失敗したため、短縮版を監督自らの編集で作ったようです。
 
この短縮版では中年期のエレナが登場するシーンはバッサリ削除されているようです。52分もカットするってすごいですね(汗) ちなみにDVDには完全オリジナル版や完全オリジナル版スペシャル・エディション、ディレクターズ・カット版、SUPER HI-BIT EDITIONなど、もう混乱するくらいのバージョン数が存在します。まあ、ほっときましょう(笑)でも1つだけ気をつけてください。購入する際に本編の分数をチェックしなければいけません。そして当然175分の完全版を購入されることをオススメします。

 

↑左が123分版、右が175分版。

山田洋次監督の映画で「虹をつかむ男」という西田敏行さん主演の作品がありますが、その中で次のようなセリフがあります。
 
「この映画は長すぎるからカットしてしまえ、というのは恐ろしいことですよ。それはピカソの絵が大きすぎるから、どこか適当な箇所を切ってしまえというのと同じです」
 
カットするにあたってジュゼッペ・トルナトーレ監督がどんな気持ちだったのか、インタビューがあれば聞きたいですね。探してみます。
 
 
さてさて、本編のあらすじですが、大きく分けて3つの時代が描かれています。最初は、映写技師アルフレードと映画に興味がある少年トトの心温まるイタリアの田舎町の生活が描かれていて、ユーモアに溢れたやりとりや夢いっぱいの少年時代の様子を観ることができます。
 
2つ目はトトが青年になってからの時代。同じ学校の青い目をした金髪の美しい女生徒に恋をします。個人的にはこの時代が一番美しくて好きです☆雨の中の上映会や女性との恋が青春って感じですヽ(´▽`)/また、人生の先輩としてアルフレードがトトに様々な処世術や知恵を授けてくれている場面も好きです。
 
そして3つ目は、中年期のトトが何年も都会で働いてから町を再び訪れた際の時代です。いよいよクライマックスになるわけですが、この時代のノスタルジックな描写、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の得意な分野だと思います。ものすごく心に染みます。温かい気持ちになって感動しますよ。
 
映画愛や、人生と初恋の関係についてなど、様々な美しいテーマが含まれていると思いますが、日本でいうと「男はつらいよ」が、あと30年ほど続いていたら同じような結末になっていたのかもしれない?とも思った内容で親しみが湧きました(笑)すごく勝手な想像ですが(^^;

 
 

今なお世界中でファンが多い映画ですが、僕も大好きで、この映画を観てジュゼッペ・トルナトーレ監督が大好きになり彼の作品をたくさん観ましたし、つい最近も新作映画の「鑑定士と顔のない依頼人」観ました☆応援してます!
 
トリビアですが、実は「ニュー・シネマ・パラダイス」にジュゼッペ・トルナトーレ監督自身もカメオ出演しています。映画館の映写技師としてエンディング間際に登場しますのでDVDをお持ちの方は確認してみてください♪
 
 
さて、ネタバレを含む内容に少し触れておきます。知りたくない人は以下読まないでね。「ニュー・シネマ・パラダイス」を観た人の多くが気になるシーンとして、エンディングに主人公が映画館で1人、次々とキスシーンが流れるフィルムを観るというのがあるのですが、この中に登場する作品名をすべて知りたいなんていう人がいるんですね。はい、そうです。それは私です(笑)
 
ということで、登場した映画の全タイトルをまとめてこちらの特集ページに挙げてますので、興味のある方はぜひご覧下さい☆
 
「ニュー・シネマ・パラダイス」は、本当に不朽の名作で今でも心の栄養がほしい時には見返しています。本当に美しい映画で精神的な故郷のような存在です。
 
1989年、カンヌ国際映画祭審査員特別賞に輝いてます。あと、1990年に行われた米アカデミー賞受賞式にて、1989年度アカデミー外国語映画賞を受賞しています。
 
イタリアでの公開は1988年ですが、フランスや日本など海外は1989年公開でした。アメリカはIMDbを見る限り1990年2月とありますね。ちなみに日本公開も最初は単館上映で徐々に口コミ評判がたったということです。
 
 
それともう1つ、この映画は音楽が最高!ジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品といえば、世界的に有名な音楽家エンニオ・モリコーネが担当していることがほとんどですが、感動的なんですよ~♪
 
特にこの映画のテーマソングは人気で、世界中でCMに使われていたり、さまざまな国のいろんな有名アーティストによってもカバーやアレンジされています。一度は聞いたことあるんじゃないかな~?素敵で心が温かくなる優しい曲です♪
 
ちなみにモリコーネさんは2007年、第79回アカデミー賞受賞式で名誉賞を受賞しています。
 
サウンドトラックも発売されていて、こちらで全曲視聴できるようになってます♪「愛のテーマ」と「ニュー・シネマ・パラダイス」という曲が特に好きヽ(´▽`)/
 
YouTubeには、一般の方が自演しているものなどが公開されていたりしますね☆
 
 
ながながと話してきましたが、結論を言うと「ニュー・シネマ・パラダイス」は映画好きならば1度は必ず観ておきたい、名画中の名画です。たくさんの感動とエールをもらえますよ☆
 
 
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映画「ニューシネマ・パラダイス」のキスシーン全タイトルを考えてみる

ついに、長年知りたい知りたいと思っていた、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の不朽の名作「ニューシネマ・パラダイス」に出てくるキスシーンのモンタージュに登場する映画達のタイトルをかなり詳しく調べているサイトを発見しました!
 
あ、本題に入る前に、このページは「ニュー・シネマ・パラダイス」についてネタバレを含んでいるので、まだ見てない方はちょこっと覚悟が必要です。
 
で、こちらがそのサイトページ(英語)ですが、色々調べた中でもかなり信頼性のある回答をしていると思いました。
 
キャプラの「素晴らしき哉、人生!」やチャップリン映画も登場してるんですよ~☆
 
ただ、まだ不明のところはあるみたい・・・なかなか全部は難しそうですね。
 
今度、自分でも再チャレンジしてみよっと☆
 
以下がそのデータです。ほとんど上記のサイトからの引用になっちゃいますが、僕なりに邦題も調べて付け加えてみました。番号はシーンが登場する順番です。
 
01.「にがい米」Riso Amaro (1949 伊) (Bitter Rice)
02.「ヒズ・ガール・フライデー」His Girl Friday (1940)
03.「ならず者」The Outlaw (1943)
04.「カルメーラ」Carmela(1942)
05.不明
06.「にがい米」Riso Amaro (1949 伊) (Bitter Rice)
07.「郵便配達は二度ベルを鳴らす」Ossessione(1943:伊ver)
08.「黄金狂時代」The Gold Rush (1925)
09.「ロビンフッドの冒険」The Adventures of Robin Hood (1938)
10.「にがい米」Riso Amaro (1949 伊) (Bitter Rice)
11.「年上の女」Room at the Top (1959)
12.「熱砂の舞」The Son of the Sheik (1926)
13.「素晴らしき哉、人生!」It’s A Wonderful Life (1946)
14.不明
15.不明(俳優はトト・ミニョネ?アントニオ・デ・クルティス?)
16.「ベリッシマ」Bellissima(1952)
17.「揺れる大地」La Terra Trema (1948 伊) (The Earth Trembles)
18.「白夜」Le Notti Bianche (1957 伊) (White Nights)
19.「道化の晩餐」La Cena Delle Beffe (1942 伊)
20.「道化の晩餐」La Cena Delle Beffe (1942 伊)
21.「どん底」Les Bas-fonds (1936, 仏)
22.不明
23.不明 (おそらく15と同じ。俳優はトト・ミニョネ?アントニオ・デ・クルティス?)
24.不明
25.不明
26.不明
27.「武器よさらば」A Farewell to Arms (1932)
28.「素晴らしき哉、人生!」It’s A Wonderful Life (1946)
29.「夏の嵐」Senso (1954 伊)
30.「どん底」Les Bas-fonds (1936, 仏)
31.不明
32.「神秘の騎士」Il Cavaliere Misterioso (1948 伊)
33.不明 (おそらく25と同じ作品)
34.不明
35.「自由の魂」A Free Soul (1931)
36.「夏の嵐」Senso (1954 伊)
37.不明 (おそらく34と同じ作品)
38.「熱砂の舞」The Son of the Sheik (1926)
39.不明
40.不明
41.「ベリッシマ」Bellissima (1952 伊)
42.不明
43.「ロビンフッドの冒険」The Adventures of Robin Hood (1938)
44.「グランドホテル」Grand Hotel (1932)
45.「ジキル博士とハイド氏」Dr. Jekyll and Mr. Hyde (1941)
46.不明
 
いや~イタリアの映画も結構入っていたりして、なかなか全部を知るには時間がかかりそうです。不明はあと12、3本あります。
 
ただ、これだけわかっただけでも、かなり嬉しいし、知らない映画は観てみるという楽しみがまた1つ増えました!
 
にしても、最後のキスシーンがよく見えないような傷まみれというか、水まみれというか、まるで噴水ごしに見ているような幻想的なキスシーンを持ってきたところにセンスを感じるじゃありませんか♪いつ見ても素敵な映画だなぁ~☆
 
仮にジュゼッペ・トルナトーレ監督が意図的にあの幻想的なキスシーンをラストに持ってきたとしたなら、皆さんは、なぜだと思いますか?
 
僕は主人公のトト(サルヴァトーレ)が青年時代にエレナに恋をして、雨の中でキスをしますよね。あの時の体験が忘れられないという意味合いを持たせているのだと思います。たとえ片思いでも最初の恋は忘れられないものですよね。
 
もしくは、大人になり2児の母となったエレナが久しぶりに再開したサルヴァトーレに告げたように、「あれは素敵な夢だったんだ」という淡い思い出として、よく見えないようなボケ味のかかったキスシーンにしたのかな。
 
それにしても、いつの世も、どこの国でも女性は男性よりも大人(現実的)だな~と思いませんか?(笑)
 
トトが町を出てから映画界で成功し有名になるまでの物語も、ぜひ見てみたいですね!
 
トリビアとして1つ、実はこのキスシーンのモンタージュを劇中で映写室から上映するよう支持された映写技師役として監督のジュゼッペ・トルナトーレさん自身がエキストラとして出演してます。
 
さて、そんなわけでラストのキスシーンについて見てきましたが、皆さんはいくつ知ってましたか?不明となっているところがわかっている方は、僕のホームページのお問い合わせフォームから、ぜひ教えてくださいませませ☆
 
余談ですが、山田洋次監督の「虹をつかむ男」と「虹をつかむ男2 南国奮闘編」は、この「ニューシネマ・パラダイス」のオマージュ的な要素を作品に取り入れていますよね☆
 
このラストシーンと同じような場面が「虹をつかむ男」にもあり、そこでは西田敏行さんが映画館で涙ぐみながら映画「男はつらいよ」の第1作を見ています。
 
そしてエレナと再開したトトが車の中で一夜を過ごすシーンは「虹をつかむ男2 南国奮闘編」で西田敏行さんと松坂慶子さんが船の中で一夜を過ごすシーンで表現されています。翌日にフラれるところまで忠実に(笑)
 
「虹をつかむ男」に登場した映画もいずれ全部ご紹介したいな~♪
 
 
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