「我が家の楽園」は最高のエール映画でSHOW?

 


我が家の楽園」は1938年公開のアメリカ映画です。
 
天才フランク・キャプラ監督&アメリカの良心こと俳優ジェームズ・スチュワート主演の名作です。
 
他にも主要な出演者には、ライオネル・バリモア、ジーン・アーサー、エドワード・アーノルドなど名優ぞろい。
 
日本がバブル時代にソニーが買収した米コロンビア映画が製作・配給して、第11回(1938年度の映画が対象:授賞式は1939年に実施)アカデミー賞作品賞を受賞。また、フランク・キャプラはアカデミー監督賞に輝きました。原作はピューリッツァ賞を受賞した戯曲だそうです。
 
冒頭の方で登場する以下のセリフが大変印象的で、好きなことを仕事にしてライフワークを生きようと考えている人にとっては最高のエール映画となるでしょう☆
 
「どうして好きなことを仕事にしない?生活費は、野に咲くユリを大切にするような人が面倒みてくれるさ」(ちょっと編集しています)
 
あと時間に追われているビジネスマンに対して「目がケイレンを起こしているぞ。忙しく働きすぎだ」と注意しているシーンがあるのですが、これって、ブルース・ウィリス主演の2000年のディズニー映画「キッド」に登場した忙しすぎる主人公も、まったく同じ症状でしたよね。もしかして、この映画のオマージュだったのかな?
 
あ!そういえば、あの映画の主人公も最初は「他人に別人になりすましてウソをつかせる仕事」をしていて、やがて自分の夢だったパイロットになろうと思っていた少年時代を想い出すんだった!やっぱり絶対、意識してるよね?監督のジョン・タートルトーブ☆
 
ちなみに余談ですが、本田健さんという<お金と幸せの関係>についてや<ライフワーク>について、何冊も本を出版している方を知ってますか?「ユダヤ人大富豪の教え」がベストセラーになった作家さんで、お金の専門家です。
 
以前、その方のセミナーに行った時に、実際にお話させていただく機会がありましたので、その際に名刺を渡して「好きなことを仕事にしようというテーマの映画があるので、本田健さんにピッタリですよ」と言ったら、「名刺の裏にメモさせていただいてもよろしいですか?」と僕にことわりを入れた後、「我が家の楽園」というタイトルをメモしていました。勉強熱心な方だな~と感心したものですが、せっかくならDVD1枚くらい持っていってプレゼントしてあげれば良かったかな?(笑)
 
本田健さんといえば、著書「普通の人がこうして億万長者になった」で紹介されている神王リョウさんという方も、最近、爆笑問題さんやナインティーナインさんのテレビ番組等で紹介されてました。
 
神王リョウさんは現在、夢を叶える お金持ちになるための学校(通信講座)を開いているようですね。
 
さて話を戻しますと、「我が家の楽園」はフランク・キャプラ監督とジェームズ・スチュワートがタッグを組んだ最初の映画でもありますね。
 
フランク・キャプラをご存知ない方のためにチョコっとだけ紹介しておくと、ハリウッド黄金期の1920年代~1940年代に活躍したイタリア出身のハリウッド映画監督で、元気をくれる映画第1位に輝いた名作「素晴らしき哉、人生!」の監督でもあります。また「スミス都へ行く」や「群衆」といった名作も監督しています。
 
面白いのは、今言ったような名作はアカデミー賞を受賞していないんですね(笑) でもキャプラは無冠で終わるような監督じゃありません。いえ、それどころか、なんと3度もアカデミー監督賞に輝いているんですね。「或る夜の出来事」「オペラハット」そして本作「我が家の楽園」で。
 
キャプラ監督について、もっと詳しく知りたい方はこちらの「フランク・キャプラ」特集ページをご覧下さいね♪
 
ジェームズ・スチュワートは、その人柄や演じてきた役柄から「アメリカの良心」と呼ばれていてフランク・キャプラ監督とは「素晴らしき哉、人生!」や「スミス都へ行く」「我が家の楽園」など複数の作品で主演を務めています。加えてエルンスト・ルビッチ監督の「街角 桃色の店」、ビリー・ワイルダー監督の「翼よ! あれが巴里の灯だ」、ヒッチ・コック監督の「裏窓」「めまい」「ロープ」などでも主演を務めている、スーパー売れっ子俳優でした。

 

また本作のヒロイン役ジーン・アーサーという女優さんは、キャリア・ウーマン役をやらせたらピカイチと言われた女優さんで、キャプラ映画の常連でもありました。「オペラハット」や「スミス都へ行く」「我が家の楽園」などに出演しています。僕も大好きな女優さんで、とっても綺麗なのに愛嬌と度胸があります(笑)
 
あとはドリュー・バリモアのおじいさんのお兄さん(大伯父)にあたるライオネル・バリモアなんかも主要キャラとして出演しています。
 
原題は「You Can’t Take It With You」で、意味は、「どんなにお金を稼いでも墓場までは持っていけない」という意味の慣用句だそうです。
 
アカデミー作品賞に輝いた作品なんですが、日本版もアメリカ版も予告が見つからず・・・(汗)かろうじて米人気映画レビューサイト「ロッテン・トマト」にクリップ映像が公開されていました
 
本作は、やりたくもない仕事を、つまらなそうに毎日やる人生は幸せとは、とても呼べないというのが大きなテーマ。自分の好きなことに打ち込んでいる人たちが、1つの家に集まって暮らしています。そこのお嬢さんに大企業の跡取り息子が恋をしたから、さぁ大変というお話。
 
お金のためだけに、やりたくない仕事を機械的にこなしていると無機質な人生を送ることになる。また、権力者に対して、お金をいくら稼いでも墓場までは持っていけないのだから節度をわきまえなさいと諭している作品でもあります。基本的にはコメディなんですが、人生についての知恵や経験から生まれた気づきも、たくさんちりばめられている映画です。
 
お金と幸せの関係を学びたい方、好きなことを仕事にすることの幸福感を疑似体験したい方にもオススメの1本です♪
 
そして、「我が家の楽園」は、他のキャプラ映画と同様、人間愛にあふれていて、エールを送ってくれている応援歌のような作品に仕上がってもいます。まさに不朽のライフワーク映画の1本です!ぜひ1度、観てみてくださいなヽ(´▽`)/
 
 
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「虹をつかむ男」は最高のエール映画でSHOW?



「虹をつかむ男」は1996年公開の日本映画です。
 
配給は松竹で、監督は山田洋次、主演は西田敏行です。
 
もう上の予告編を観て頂ければわかるとおり、全編通して「映画よ、永遠なれ!」という映画愛がタップリと詰った作品です。
 
ヒロイン役は、映画「男はつらいよ」幻のエピソードとなってしまった第49話「寅次郎花へんろ」に出演予定だった田中裕子。
 
そう、1996年の8月4日に寅さんこと渥美清さんが亡くなってしまったために松竹の看板番組であった山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズは続編を作ることができなくなってしまったんですね。僕も渥美さんの死去は、とってもショックでした。
 
本作「虹をつかむ男」は山田洋次監督から渥美清さんに捧げた映画です。そのため、エンディングでは渥美清さんがCG合成でバス停からひょっこり顔を出しており「敬愛なる渥美清さんへ この映画を捧げる」というクレジットが映されます。
 
また本作の中では、たくさんの名画が紹介されていますが、その中には「男はつらいよ」の映像も流れています。
 
個人的には、ノスタルジックになる映画といえば真っ先に本作「虹をつかむ男」が浮かぶくらい、完璧な作品だと思ってます。

 

あ、ちなみに田中裕子さんという、とっても可愛らしい女優さんのことを知らない人のためにチョコッとだけ紹介しておくと、歌手の沢田研二さん(ジュリー)の奥さんですね。沢田さんにとっては2度目の結婚。明治大学の文学部演劇学科を卒業しています。ちなみに、田中裕子さんとジュリーは「男はつらいよ」第30作の準主役とヒロインとして共演しており、これがきっかけで交際がスタートしたとも言われています。
 
「虹をつかむ男」には、他にも「男はつらいよ」ファミリーの方々がたくさん出演していて、満男くん役で有名な吉岡秀隆、さくら役で知られる倍賞千恵子、その夫ひろし役だった前田吟の3人は本作でもやはり親子という設定になってます(笑)
 
「男はつらいよ」おいちゃん役の下條正巳、おばちゃん役の三崎千恵子、源公役の佐藤蛾次郎なんかも、もちろん登場しています。あとは、田中邦衛も重要な役で好演。柳沢信吾、笹野高史らも登場しますよ。

考えてみたら田中邦衛と吉岡秀隆が共演しているシーンなんて、TVドラマ「北の国から」の世界ですよね!豪華キャストだな~☆


左が吉岡秀隆、右が倍賞千恵子↓

 


このへんでシノプシス(synopsis:あらすじ)を紹介しておきましょう。吉岡秀隆演じる30才前後のフリーター、亮(りょう)が、真面目なサラリーマンである父親と大ゲンカをして実家を飛び出すところから話は始まる。
 
「無遅刻・無欠勤を誇る親父の生き方が理解できない。果たして、それが本当に真面目だと言えるのだろうか?」
 
そんな亮のセリフが印象的でした♪言われたことを機械的にこなすような無機質な世界に耐え切れず、亮は四国の小さな映画館で館主の白銀活男(しろがね かつお:西田敏行)と出会いアルバイトとして雇ってもらう。
 
まったく儲かっていないように見えるが、白銀はいつも満面の笑顔。感動したお客さんの顔を見ていると世界一の金持ちになった気分になれると言う。
 
そんな白銀に魅かれる亮は安い給料でも働く価値があると精を出す。一方白銀には想いを寄せる女性(田中裕子)がいた。しかし自分の気持ちをなかなか言い出せないでいた・・・。さあ!どうやってフラれるか?それじゃ寅さんか(笑) まあ、そんなお話です☆

 

「虹をつかむ男」は、本当に素晴らしくて全体的に心がほっこりと温かくなるし、主人公の映画への想いに胸が熱くなり、情熱が沸々と湧き上がってくる、そんな作品なんですが、中でもセリフがイイ!
 
上記で挙げた2つのセリフ以外にも、田中裕子演じるヒロインが「ニューシネマ・パラダイス」を観た後に言った「イタリア言うたら、地球の裏側にある国やろ。その人たちが作った映画を観て、なんで四国にいる私たちが感動できるんやろ」と言うんですね。
 
それを受けて白銀活男は「なっ!これが映画や!!」と嬉しそうに語っていたシーンなんて、ほほえましかったですね♪(このセリフは上で紹介した予告編にも登場してます☆)
 
あとは、白銀活男が市役所から、作品のどこかをカットして上映時間を短くして下さいと言われた際には、「恐ろしいことを言いますわ。それはピカソの作品は多きすぎるからどこかを切り取ってしまえと言うのと同じことですよ」と言い返していましたが、まったく同感です。
 
最後にもう1つ、良い映画とはナンだろう?ということになり、「客が入っても入らなくても良い映画は良い映画だ。そして良い映画は観ているうちに、胸がつまされるような映画だ」と議論する場面もよかったなぁ~。。
 
 
あ、そうそう作中たくさんの名画が紹介されています。先に述べた「ニューシネマ・パラダイス」や「雨に唄えば」などの洋画はもちろん、「野菊の如き君なりき」「男はつらいよ」「東京物語」などの邦画についても絶対に観ておきたい名作ばかりが登場します。
 
というわけで、こちらのページで「虹をつかむ男」に登場した名画をすべてピックアップしておこう!という特集ページを作成しました。ぜひ合わせてご覧ください♪

 

ちなみに、このページでも何度か名前が出てきているジュゼッペ・トルナトーレ監督のイタリア映画「ニュー・シネマ・パラダイス」ですが、本作「虹をつかむ男」は、この映画と「男はつらいよ」を足して2で割ったような内容・構成になっていると感じます。
 
もちろん、それ以外にもオマージュはたくさんあって、例えば「雨に唄えば」のジーン・ケリーを真似たシーンなども組み込んでますけど、同じ「映画よ!永遠なれ!」という想いが、特に共鳴したんじゃないかなぁ~。
 
最後にタイトルですが、Wikipediaによると1947年のアメリカ映画「虹を掴む男(原題:The Secret Life of Walter Mitty)」からきているみたいです。日本公開は3年後の1950年。
 
この映画は2013年に「ナイト・ミュージアム」などで有名な俳優ベン・ティラーによって「LIFE!(原題:The Secret Life of Walter Mitty)」というタイトルでリメイクされましたので観た方も多いかも?僕も見ましたが、内容は普段現実世界ではうだつのあがらない男が、妄想の中では美女とスリリングな冒険の旅にでているんですが、そのうち現実世界でも勇気が湧いてきて意中の女性にアタックもするようになるという内容でした。
 
現実の世界では、なかなか意中の女性に告白できないでいる本作、山田洋次監督の「虹をつかむ男」主人公も、映画の中では主人公になりきって白馬の王子様として奮闘しているという設定なので・・・ということなのかな?
 
それにしても、邦題の「虹を掴む男」、なかなか思い切った意訳をしましたね。虹という実態のないものを掴んでしまうという、まさに夢を現実化させた男という意味でセンスは良いと言えるかもしれません。原題の「ウォルターの秘密の人生」っていうのも惹かれますけどね(笑)
 
それにしても、アメリカ映画のタイトルは、本当によく主人公の名前が入ってますよね。なんなら主人公の名前そのものだけでタイトルになっているものも多い。
 
それに比べて邦題では主人公の名前がタイトルになっている作品をあまり見ません。なぜか「鞍馬天狗」や「たそがれ清兵衛」、TVでは「遠山の金さん」「水戸黄門」など時代劇には多いんですけどね。邦題はどういう内容の映画なのかが想像できるようなタイトルになっていることが多いかな?この辺の違いは実に不思議なところです。

↓左側のDVDマガジン(見どころ解説DVD)は映画本編ではないので、ご注意を。

 

話を「虹をつかむ男」に戻しますが、1996年の本作と実はもう1作「虹をつかむ男 南国奮闘篇」というのが製作されています。こちらは「涙が何を生産する!?」というキャッチフレーズで、鹿児島県奄美諸島を舞台に全作から一変して明るくパワフルな作品になっています。
 
2作目でも、主人公が昔好きだった人と、相手が既婚であるにもかかわらず再会するという場面は「ニュー・シネマ・パラダイス」を彷彿とさせます☆2作目も僕は結構好きですよ。
 
ただ、やはり渥美清さんに捧げられた1作目では、渥美さんの偉大さや人柄の懐かしさなどが、どこか漂っているため、グンを抜いて素敵な映画になっていますね☆
 
虹をつかむ男」は、情熱溢れる可笑しくて温かい最高の映画です。ライフワークに興味のある方や、好きなことを仕事にする幸せを感じてみたいという方も、ぜひ観てみてください☆心を満たしてくれるエール映画です。
 
 
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「奇跡のシンフォニー」は最高のエール映画でSHOW?

 


奇跡のシンフォニー」は2007年公開のアメリカ映画です。
 
本作のあらすじは、ある夜パーティーを開催中のビルの屋上で、2人の若い男女が恋に落ち、初対面ながら結ばれる。2人は、バンド活動をしているロック・ミュージシャンの男性と、クラシック音楽のチェロ演奏者の女性だった。
 
しかし、諸事情から二人の若者はそれっきり離れ離れになってしまうことに。男性は運命の女性だと思っていた人と逢えなくなってしまい失意の中、音楽活動ができなくなってしまうまでに。
 
一方、女性も男性のことが忘れられずにいたものの消息はつかめないばかりか、その男性の赤ん坊を妊娠したことに気づく。だが厳格な女性の父親は、今後、娘の音楽家としての人生の妨げになると思い、手術が無事に終わった女性に、赤ん坊は死んでしまったと嘘をつき、こっそり孤児院に預けてしまう。
 
その後、赤ん坊は11歳になるまで孤児院で育ち、天才的な音楽の才能を持っていることが判明。音楽に対する情熱を持ち続けた少年によって、一時はバラバラになってしまった3人が、再び音楽に導かれるように引き寄せられていくという感動のストーリー♪
 
日本版の予告編はこちらのサイトでのみ公開されてました。アメリカ版はIMDbにアップされてましたので紹介しときます↓が、IMDbの動画はレスポンシブ対応されていないようなので横幅の狭いスマホなどでは映像の右側が切れてしまうかもしれません。そんな方は日本版をどうぞ。
 

主演は、映画「チャーリーとチョコレート工場」や「スパイダーウィックの謎」「最低で最高のサリー」などで知られるイギリスの俳優フレディ・ハイモア君。今や20歳を越えて大人ですが、本作公開時の2007年には15歳前後になりますね。
 
なんとなんと、フレディ君は映画「プロヴァンスの贈りもの」で主人公を演じたラッセル・クロウの少年時代を演じています。また、ハリウッド版「鉄腕アトム」の映画「ATOM」では、主人公アトムの声を担当しました。
 
ちなみに、最初は僕も勘違いしたのですが、映画「A.I.」や「シックス・センス」「ペイ・フォワード」などで有名になったアメリカの俳優ハーレイ・ジョエル・オスメント君とは別人です(笑)なんとなく雰囲気が似てますよね。ハーレイ君もすでに20代の青年となっていますが、Wikipediaによると、実は飲酒運転で逮捕されたり、マリファナ所持が発覚したりと、なかなか騒がしい毎日を送っているようです。
 
さて、本作「奇跡のシンフォニー」ですが、監督はアイルランドのカーステン・シェリダンという女性で、日本ではあまり有名ではないみたいです。他に「マジェラ・マギンティー事件」や「Disco Pigs(原題)」という映画などが代表作のようです。
 
お父さんも映画監督で、ジム・シェリダンという方だそうです。代表作は「父の祈りを」「ドリームハウス」など。
 
「奇跡のシンフォニー」主人公の母親役には、海外ドラマ「フェリシティの青春」に主演しブレイクしたアメリカの女優ケリー・ラッセル。映画「M:i:III」にもトム・クルーズ演じるイーサンの愛弟子として出演しました。あとラブコメ映画「ウェイトレス」や「ベッドタイム・ストーリー」「小さな命が呼ぶとき」などにも出演しているので、個人的には、なんとなく<素晴らしい恋人>や<良き奥さん>というイメージがあります☆
 
父親役はアイルランドの俳優ジョナサン・リース=マイヤーズ。映画「マイケル・コリンズ」「マッチポイント」などに出演しています。なんと偶然なのかヒロイン役のケリー・ラッセルとは「M:i:III」でも共演しています。ジョナサン・リース=マイヤーズは主人公イーサン率いるチームの一員として出演しています。

 

そして「奇跡のシンフォニー」には、大物俳優ロビン・ウィリアムズも出演しているんですね。
 
ロビン・ウィリアムズを知らない方のために説明しておくと、コメディ出身のハリウッドスターで、映画「グッド・ウィル・ハンティング」ではアカデミー助演男優賞を受賞。
 
その他「レナードの朝」や「今を生きる」「グッドモーニング, ベトナム」「フック」「ナイト・ミュージアム」など多数の大ヒット映画に出演している実力派俳優です。海外ドラマ「フレンズ」にも、ちょこっと出演してたりします(笑)



「奇跡のシンフォニー」、あとは映画「クラッシュ」「アイアンマン」「Ray/レイ」などへの出演で有名なテレンス・ハワードも出演しています。
 
配給はアメリカがワーナーで、日本ではなぜかワーナーでなく東宝東和でした。
 
ちなみに、原題は「August Rush」で、意味は直訳すると「八月の猛進」とか「八月の殺到」ですが、日本語字幕では「八月の興奮」と訳されています。作中、たまたま通りかかった車の広告に書いてあった文字から、少年のミュージシャン・ネームとしてつけられます。
 
まあ、少年は両親を探すために、自分の音楽をできる限り多くの人に聞いてもらいという願いを持っていましたから、人や注文が殺到するという意味もあるだろうし、3人の情熱が引き寄せられるというところから、興奮するという意味も含まれているのかもしれませんね。
 
 
奇跡のシンフォニー」を観ると、音楽を愛し続けた結果、同じ感性を持つ者同士が魅かれ合い、わかる人には、ちゃんと伝わり、逢うべき人とは必ず絆が生まれるという、ライフワークを生きる人にとっては必然とも言える、運命的なシンクロニシティ(意味のある偶然)を擬似体験することができます。
 
何かに夢中になりたい人、音楽を愛して止まない人へ贈るエール映画です。オススメ☆
 
 
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「グレイテスト・ゲーム」は最高のエール映画でSHOW?

 


グレイテスト・ゲーム」は2005年公開のアメリカ映画です。
 
なんと、こんなに素晴らしい映画なのに日本劇場未公開です!かろうじてDVDは発売されているようで良かったです。
 
主演は、映画「トランスフォーマー」シリーズや「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」の俳優シャイア・ラブーフ。シャイア・ラブーフはスピルバーグに見初められてドリーム・ワークス社の作品にたくさん出演しています。
 
原題は「THE GREATEST GAME EVER PLAYED」。『史上最高のゲーム』といったところでしょうか。配給はディズニー・ピクチャーズです。チョット意外。実話に基づいた物語なんですね。1913年の全米オープンという大会に、フランシス・ウィメットという実在したアマチュアのゴルフ選手が出場した際のドラマが描かれています。
 
予告編は日本版はもちろん見つかりませんでしたが、アメリカ版はYouTubeの公式チャンネルにて公開されてましたので、紹介しておきます↓

本作「グレイテスト・ゲーム」は、ゴルフの対決という意味ではサクセス・ストーリーな映画として紹介してもよかったし、夢をおいかけるという意味では「ライフワークを生きる映画」の1つとしてもよかったのですが、それ以上に親子の絆が素晴らしい描かれ方をしていたので感銘をうけ、「人間関係を癒してくれる映画」として紹介することにしました♪
 
あらすじは、労働者階級の息子でありながら、当時、上流階級のスポーツとされてきたプロゴルファーになりたいという夢を持つ青年の物語。夢に向かって努力はするが、なかなか厳しい世界。母親は応援してくれるものの、父親は息子に早く経済的に家族を支えて支えて欲しいと厳しくあたる。
 
やがて青年は夢をあきらめ、ゴルフショップで働くことになるが、そんなある日もう一度だけ大きなゴルフトーナメントに出場してみないかというチャンスが訪れる・・・、というお話。
 
監督は、映画「エイリアン2」や「ターミネーター」「アポロ13」などへの出演で知られる俳優のビル・パクストンがメガホンをとています。

左がシャイア・ラブーフ、右がビル・パクストン↓

 


他に共演者としては、映画「クラッシュ」「ゾディアック」「ベンジャミン・バトン」「シャッター アイランド」など数多くの作品に出演しているカナダ出身の俳優イライアス・コティーズがお父さん役を好演しています。
 
また映画「スパイ・ゲーム」や「ゼロ・ダーク・サーティ」、海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(スタニス・バラシオン役)などに出演しているイギリス人俳優スティーヴン・ディレインが主人公の憧れでもありライバルでもあるゴルフのスター・プレーヤー、ハリー・バートン役を演じています。
 
現実主義で厳格な労働者な父親と夢を追いかける息子との間の確執と和解を描いた泣ける映画で、親とちょっと距離を感じるとか、不仲であるとか、対立するところがあるとか、何をしても反対されたり、応援されていると感じられない、なんていう子供たちのための名作映画です。
 
グレイテスト・ゲーム」を観た時、ものすごい強さで親子関係によって生じた心の傷が癒されました。素直な感情を表現することの大切さを知ることができますよ☆
 
 
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「グッド・ウィル・ハンティング」は最高のエール映画でSHOW?

 


グッド・ウィル・ハンティング」は、1997年公開のアメリカ映画です。
 
監督は、映画「小説家を見つけたら」や「エレファント」のガス・ヴァン・サントで、主演・脚本は、この作品で大ブレイクすることになった幼馴染の2人。マット・デイモンとベン・アフレックです。
 
本作は見事、アカデミー賞とゴールデングローブ賞で脚本賞に輝きました。また、ロビン・ウィリアムズも出演しアカデミー助演男優賞を受賞しました。
 
めずらしく、日本版もアメリカ版も公式サイトやYouTubeの公式チャンネルで予告編が公開されていました。アメリカ版の予告はこちら。日本版は↓。


ヒロイン役には映画「オペラ座の怪人」や海外ドラマ「ザ・リッチズ」のミニー・ドライヴァー。イギリス出身のこの女優さん、シットコム「ウィル&グレイス」にもゲスト出演しているんですね。
 
また、ロビン・ウィリアムズ演じる心理学者の旧友として、スウェーデン出身の俳優ステラン・スカルスガルドが出演しています。ステラン・スカルスガルドは、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズや「マンマ・ミーア!」、「天使と悪魔」「アベンジャーズ」などに出演している近年、大活躍の俳優さんです。

左がロビン・ウィリアムズ、右がミニー・ドライヴァー↓

 


本作「グッド・ウィル・ハンティング」の舞台はハーバード大学。実はマット・デイモンの母校でもあるんですね。あらすじは、大学の掲示板に書かれた学生への課題である難解な数式の答えを、学内で清掃のアルバイトをしていた青年がいとも簡単に書き込んでしまう。
 
驚いた教授はケンカばかりの毎日を送っていた素行の悪い、しかし天才的な頭脳を持つ、この青年をなんとか更正させようとする。
 
しかし青年は過去の体験から精神に深い傷を負っていたため、なかなか心を開いてくれない。そこで旧友の心理学者を紹介し、マンツーマンのカウンセリングを行ってもらうことになるが・・・というお話。



本作で、一番、印象に残っているシーンは、なんといってもこのカウンセリングの時間に行われたロビン・ウィリアムズとマット・デイモン2人の会話です。特にロビン・ウィリアムズがマット・デイモンに向かって、しつこいくらい目を凝視しながら「君のせいじゃない」と何度も何度も言うくだり。あのシーンを観た時の感動は忘れられませんね。
 
あのシーンを見て、セラピストやカウンセラー、心理学者になろうと持った若者も多いんじゃないでしょうか。
 
配給は当時ディズニーの子会社だったミラマックスという映画会社が担当しましたが、この会社は今はフィルムヤード・ホールディングスという会社が親会社です。日本では当時、松竹の子会社だった松竹富士という会社が行いました。現在は解散して存在していません、というか松竹本体が行っています。ただ、日本の場合、予告編はなぜかワーナー・オンデマンドの公式YouTubeチャンネルで公開されていましたので、DVDの版権はワーナーが買ったのかもしれませんね。
 
さて、タイトルの意味ですが主人公の名前がウィル・ハンティングなので、ウィル・ハンティングが良いという意味でもありますが、Good=良い、Will=意志や未来にという意味、Hunting=獲得する、から考えるに、名前にかけて『良き者は何かを得るだろう』とか『素晴らしい意志を持つ者が未来を得る』などの意味も持たせていると思います。

 


僕の知り合いの中で、本作「グッド・ウィル・ハンティング」が1番好きな映画だという人は少なくありません。
 
また、このホームページでも「人生を変える映画」の1つとして紹介しようか、それとも「人間関係を癒してくれる」映画として紹介しようか非常に悩んだ作品です。それくらい素晴らしいエール映画なんです。
 
グッド・ウィル・ハンティング」は、観れば癒されるし、心がリセットされて勇気と元気をもらえる映画ですよ☆
 
 
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「レインメーカー」は最高のエール映画でSHOW?

 

↑写真は本作「レインメーカー」の時の写真じゃないです。どうしても見つからなかったので、すいません<(_ _)>ただ、二人ともだいたい、このくらいの若さの時の作品なので雰囲気はつかめるかなと☆
 
「レインメーカー」は1997年公開のアメリカ映画です。
 
マット・デイモンとクレア・デインズが主演ですが、共演者のダニー・デヴィート、ミッキー・ローク、ジョン・ヴォイトも強烈に印象の残っています。キャラ濃すぎ(笑)
 
マット・デイモンが弁護士になりたての青年を演じています。将来の期待に胸躍らせていたものの、知り合いに紹介してもらった就職先はミッキー・ローク演じる悪徳弁護士として有名な男の事務所。しぶしぶながら、そこで働くことになるものの、いきなり事務所がFBIに目をつけられボスはどこかへ姿を消してしまう始末。
 
仕方なくダニー・デヴィート演じる弁護士を目指してはいるものの万年、司法試験に落ちている男と、なんと、いきなり独立して事務所を構えます。しかも最初の訴訟相手は大会社の保険会社と海千山千のベテラン弁護士団に決まる。そんな時、病院で夫に暴力を振るわれケガしている女性(クレア・デインズ)と偶然知り合うが・・・というお話。
 
マット・デイモンといえば幼馴染のベン・アフレックと脚本を書き上げ主演を果たした「グッド・ウィル・ハンティング」で大ブレイクしましたが、なんと本作「レインメーカー」と同じ1997年公開の映画なんですね。「レインメーカー」が11月で、「グッド・ウィル・ハンティング」が12月にアメリカで公開されました。
 
ヒロインのクレア・デインズは本作の前年1996年に、ディカプリオと共演した「ロミオ+ジュリエット」でブレイクした女優さんで、最近では海外ドラマ「HOMELAND」に主演し数々の賞を総なめにしています。

今では、すっかり大人になった2人↓

 

監督は「ゴッドファーザー」シリーズで有名なフランシス・フォード・コッポラ。この人のお兄さんの子供、つまりフランシスから見て甥にあたるのが俳優ニコラス・ケイジなんですね。知ってました?
 
さて「レインメーカー」に話しを戻すと、製作に俳優マイケル・ダグラスの名前があるんですよ。知りませんでした。あ、ちなみに原題も「The Rainmaker」で、直訳すると「雨を降らす人」ですが、ここでは弁護士が主人公ということで雨をお金に例えた意味で使っていて「たくさんのお金を降らす=大金を稼ぎ出す人」という意味です。
 
誰がナゼそう呼ばれるのかは本編を観ればわかります。アメリカではパラマウントが、日本ではギャガが配給を担当しました。
 
そしてそして、このページの冒頭で述べたキャラの濃い共演者たちのことにも少し触れてきましょうかね♪5人ほど紹介しておきます。
 
ダニー・デヴィートは、映画「カッコーの巣の上で」「ツインズ」「バットマン リターンズ」などにも出演している俳優さんです。海外ドラマ「フレンズ」にも、ファイナル・シーズン10で、なんとストリッパー役で登場しています(笑)なんとなく海外ドラマ「サインフェルド」や映画「プリティー・ウーマン」のジェイソン・アレクサンダーに似ていますよね☆

ダニー・デヴィート↓


2人目は悪徳企業の弁護士役を演じたジョン・ヴォイト。ジョン・ヴォイトは、ブラピの実質的な奥さんである女優アンジェリーナ・ジョリーの実の父親です。知ってたかな?代表作としては「帰郷」「ミッション:インポッシブル」「エネミー・オブ・アメリカ」「ナショナル・トレジャー」などなど多数あります。
 
3人目はミッキー・ローク。マット・デイモン演じる青年が最初にお世話になる事務所のボスです。違法関係の事案にめっぽう強い弁護士役です(笑)ミッキー・ロークは一度俳優をやめてプロボクサーになり、その後再び俳優業に戻ってきたという少し変った経歴の持ち主。最近では「アイアンマン2」で悪役として登場しました。他にも「レスラー」「シン・シティ」「エクスペンダブルズ」などに出演しています。

左がジョン・ヴォイト、右がミッキー・ローク↓

 


4人目は、ヴァージニア・マドセン。なんとも愛らしい顔をした美人さんです。映画「サイドウェイ」が有名ですが、個人的には、なぜか「今宵、フィッツジェラルド劇場で」での彼女が記憶に残っています。また「こちらブルームーン探偵社」や「名探偵モンク」など、海外ドラマにも多数出演していて「フレイジャー」にもシーズン6の最後の方のエピソードに4話も出演しているんですね!
 
5人目は、テレサ・ライト。この方、なんとなんとアカデミー作品賞に輝いた「我等の生涯の最良の年」に主人公のフレデリック・マーチの娘ペギー役として出演していた女優さんなんです!ビックリでしょ?ほかにも「打撃王」という映画では伝説の俳優ゲーリー・クーパーの妻役を演じています。「ミニヴァー夫人」でアカデミー助演女優賞受賞。

左がヴァージニア、右がテレサ↓

 


あと不思議なのは、裁判官役で出演していたダニー・グローヴァーなのですが、Wikipediaによるとノンクレジットらしいです。全然気づきませんでした。友情出演ということなのかな?ダニー・グローヴァーって誰?という方のために説明しておくと、メル・ギブソンの出世作である映画「リーサル・ウェポン」シリーズで彼の相棒役を務めたアノ人です。
 
この映画は、まっすぐな志を持った青年と、現実的で戦略的な経験や知恵を持った大人たちが手を組んで悪徳企業や堕落した弁護士と対決するというお話。胸が熱くなると同時に、成功したはずの年配の弁護士達に向かって、マット・デイモンが言った一言がとても深く印象に残っています。すなわち、
 
「ぜひ知りたい。あなた方が、いつから堕落したのか」
 
レインメーカー」を観ていると、世の中捨てたもんじゃない、生きるために一生懸命になるのも悪くないと思えてくるエール映画です。
 
単なるサクセス・ストーリーにとどまらず、現実的なのに、とんでもないアメリカン・ドリームも見せてくれる魅力的な映画です。世の中の全ての悪を倒してやる!と言わんばかりの青年特有な実直さに良い刺激をもらえることでしょう。
 
案の定、日本版の予告編は見つかりませんでした・・・(^^; アメリカ版の予告は有名な人気映画レビューサイト「ロッテン・トマト」にありましたので紹介しておきますね
 
 
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「天国は待ってくれる」は最高のエール映画でSHOW?

 


天国は待ってくれる」(原題:Heaven Can Wait)は、1943年公開のアメリカ映画(20世紀フォックス配給)です。
 
天才エルンスト・ルビッチ監督の傑作映画で、ソフィスティケイテッド・コメディとか呼ばれてるようですが、要は気の効いたセリフがちりばめられており、とても洗練された恋愛映画だということです☆
 
カラー映画です。IMDbによるとルビッチ監督の作品の中で唯一完成したカラー映画なんだそうです。
 
ルビッチ監督の作品はどれもオシャレで粋(イキ)ですのでハズレなしなのですが、この作品はその上、感動的で、フランク・キャプラ監督の「素晴らしき哉、人生!」を彷彿させるくらい、1組の夫婦の人生を幸せと愛の観点から語っている名作です。
 
ルビッチ監督の映画は、どれもいつ観ても人間愛に溢れていて、ユーモアがあって人と人の絆を感じられます。世の中はそんなに悪いもんじゃないって思えてくるというか、すごく心を元気にしてくれますね。
 
予告編は日本版もアメリカ版も見つからず・・・。かろうじて、アメリカの有名な人気映画レビューサイト「ロッテン・トマト」に画質の粗い、編集が途中で切れてしまっているかのような紹介映像はありました。



主演は、ドン・アメチーという俳優とジーン・ティアニーという女優さんです。
 
ドン・アメチーは僕の大好きな俳優さんの1人で、映画、テレビ、ラジオ、舞台とマルチな活躍をした人で、映画「コクーン」ではアカデミー助演男優賞に輝いてます。その他エディ・マーフィー主演の映画「大逆転」や「星の王子 ニューヨークへ行く」、TVドラマでは「刑事コロンボ」の「二枚のドガの絵」というエピソードに弁護士役で出演してたりします。なんとなく雰囲気がケヴィン・クラインに似ていません?僕は最初同一人物かと思って混乱したことがありました(笑)
 
ヒロインのジーン・ティアニーは、Wikipediaによると1940年代に最も美しい女優さんの一人として挙げられていたそうです。たしかに綺麗で品があって、それでいて可愛らしくもあります♪クラーク・ゲイブルやヘンリー・フォンダといった名だたるスター俳優達と共演しています。

 

さて本作「天国は待ってくれる」のシノプシス(あらすじ)はというと、冒頭からいきなり、既に死んでしまった主人公(ドン・アメチー)が天国行きか地獄行きかを決めてもらうため、エンマ大王の元で自分の半生を語り始めます。
 
上流階級で不自由なく、のんびりと育った青年はプレイボーイとして名をはせていた。そんなある日、絶世の美女(ジーン・ティアニー)に出逢い声をかけたが逃げられてしまう。さらにその後、なんと従兄弟のフィアンセとして、その美女と再会することになる。一度は落胆して逃げ出そうとするも、彼女への想いをあきらめきれない青年は・・・というお話。
 
僕は、この映画を観るたびに大爆笑してしまいます(笑)最高に面白いです。ウィットに富んでいます。特に、ヒロインが10年ぶりに実家に滞在した、あの夜のシーンはどれも傑作です。(ちなみに、なぜか毎回この時のドン・アメチーを観るたびに、ブラピに似ていると思えてきます:笑)
 
また、やはり全編を通して気の効いたセリフのやりとりで溢れています。すさまじい程ねられた会話の応酬で、まるで舞台を観ているような気にさえなります。
 
「天国は待ってくれる」を観てるとなぜか、自分までジーン・ティアニーと結婚して彼女の大きな愛情に包まれたような気になって元気がでてくるんですね(笑)
 
だって本作を通して描かれていることは、「人生を心のまま素直に楽しめ!常識や独りよがりのお堅いプライド・世間体は、毎日を無機質なものにし、不満だらけの人生にしてしまうだけだぞ」と呼びかけているように感じるんですモンヽ(´▽`)/
 
特に印象に残っているセリフとしては、「幸せは本で学ぶようなことじゃない。ありのままの君でいてくれること、それこそが君の夫になる男の幸福となるんだ」
 
寂しくなった時や、ふと愛に迷った時などに、ぜひ観てみてください☆穏やかな気持ちにしてくれます。
 
天国は待ってくれる」、オススメのエール映画ですヽ(´▽`)/
 
 
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「エリン・ブロコビッチ」は最高のエール映画でSHOW?

 


「エリン・ブロコビッチ」は2000年公開のアメリカ映画です。
 
最高にスカッとする痛快なサクセス・ストーリーです!!ヽ(´▽`)/
 
主演のジュリア・ロバーツがカッコ良すぎるくらい男前です(笑)プロティ・ウーマンのイメージは完全に消し飛んじゃうくらい、頭脳明晰だけど、経済的にも愛情的にもドン底状態な女性エリン・ブロコビッチを演じています。
 
ストーリーは、3人の子供を抱えたシングルマザーが職探しをしているところから始まりますが、ひょんなことから小さな弁護士事務所で働くことになり、大企業相手に街の人達のため戦うことを決意します。
 
いわゆる公害問題だと思いますが、町の水に問題はないと言い張る弁護士や会社のお偉いさんに会議で町の水をコップに入れて出すシーンなんて痛快です。
 
ある意味シンデレラ・ストーリーなのですが、驚いたことにエリン・ブロコビッチは実在の女性で本作の内容は、ほぼ実話なんだそうです。ご本人も作中ウェイトレス役でカメオ出演しています。ちなみに、実際に相手取った大手企業はPG&Eという天然ガスや電力を供給する会社で、当時、エリン・ブロコビッチが史上最高額の和解金を勝ち取ったとしてアメリカで話題になったんだそうです。
 
ジュリア・ロバーツは「エリン・ブロコビッチ」での演技を絶賛され、アカデミー主演女優賞やゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞など多数の賞に輝きました。

 


ちなみにWikipediaによると、本作「エリン・ブロコビッチ」のワールドワイドの興業収入は250億円越えしてますね!
 
監督はスティーブン・ソダーバーグ。映画「オーシャンズ11」シリーズや「トラフィック」「マジック・マイク」「セックスと嘘とビデオテープ」などで有名です。「トラフィック」ではアカデミー監督賞を受賞しました。



共演者たちも結構すごいです。
 
映画「ダークナイト」や「サンキュー・スモーキング」「忘れた恋のはじめかた」のアーロン・エッカートや、イギリスのベテラン俳優で米ゴールデングローブ賞に3度も輝いているアルバート・フィニー。
 
女性では、海外ドラマ「24」で大統領役を演じた女優チェリー・ジョーンズ、そして海外ドラマ「CSI:科学捜査班」のキャサリン・ウィロウズ役で有名な女優で、2008年10億円近い年収を稼ぎ、フォーブス誌の「最も稼いでいる女性セレブ」第3位になったマーグ・ヘルゲンバーガーなどが出演しています。
 
予告編を紹介したいところですが、案の定、日本版は見つからず・・・(^^; アメリカの有名な映画レビューサイトロッテン・トマトに英語版があるくらいでした。
 
本作を見ていると、どんな状況にあっても生きる希望を無くさず、道を誤らず、自分の良心に従って懸命に努力する彼女の姿に、すごく勇気をもらえます。
 
そんな元気をくれる映画「エリン・ブロコビッチ」、オススメのエール映画です☆
 
 
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「ザ・エージェント」は最高のエール映画でSHOW?




「ザ・エージェント」は1996年に公開されたアメリカ映画です。
 
監督はキャメロン・クロウ。元メジャーな音楽雑誌「ローリング・ストーン」誌の記者で、22歳の時に書いた小説がベストセラーとなり、映画化された際に脚本を担当。
 
その後、映画監督となり2000年の映画「あの頃ペニー・レインと」ではアカデミー脚本賞を受賞しています。
 
キャメロン・クロウは「バニラ・スカイ」(2001)でもトム・クルーズと組んでますね。ただ、やっぱりキャメロン・クロウと言えば「ザ・エージェント」だし、もう1つ有名なのは元記者という手腕を活かして、あの伝説的な映画監督ビリー・ワイルダーに約1年間に渡り長期インタビューしたものをまとめた「ワイルダーならどうする?」という本が有名ですよね。
 
ちなみに、三谷幸喜さんもこの後テレビ番組の企画でワイルダーに直接会いにいってました。うらやましい~☆(この辺のことはワイルダー特集ページでどうぞ)
 
話しを「ザ・エージェント」に戻すと、主演はトム・クルーズ、ヒロインはレネー・ゼルウィガー、さらにキューバ・グッディング・Jrや、俳優ジョン・トラボルタの奥さんケリー・プレストンなんかも共演しています。
 
そしてそしてキューバ・グッディング・Jrは本作で念願のアカデミー賞助演男優賞に輝きました。

左がレネー・ゼルウィガー、右がキューバ・グッディングJr↓

 

この時の授賞式で喜び跳ねながら興奮してスピーチをした映像は有名で、まるで本作「ザ・エージェント」に出てくるシーンと同じ場面を見ているようで感動しました。
 
アカデミー賞を運営している団体の公式YouTubeチャンネルに公開されていたので紹介しておきますね↓こっちまで嬉しくなってきますよ(笑)


また、トム・クルーズはゴールデングローブ賞で主演男優賞を受賞。さらにWikipediaによると現在「ザ・エージェント」のワールドワイドな興業収入は270億円越えしてますね!
 
ちなみに、本作には何度かトム・クルーズのメンター(師匠)として成功したスーツ姿の年配男性が、人生の成功に必要な知恵や秘訣を語りかけているのですが、当初キャメロン・クロウ監督はこの役をビリー・ワイルダーにやってくれないかと依頼していたようです。その話を断られたという話から先述のインタビュー本「ワイルダーならどうする?」は始まっています(笑)
 
なお本作「ザ・エージェント」の原題は「Jerry Maguire(ジェリー・マグワイア)」で主人公の名前になっていますが、この男性が果たして実在の人物なのかは不明です。ただ、先程のメンター役の男性は英語版Wikipediaによると、実はソニー・エンターテイメント・ピクチャーズの知的財産部門のお偉いさんなんだそうです。たまたまキャメロン監督らと歩いていた時に出演を頼まれた素人さんとのこと。彼の役名はDicky Foxですが、こちらも実在のビジネスマンなのかどうかは、ちょっとわからないです。



ここまできてやっとですが、あらすじです(笑)。トム・クルーズ演じるジェリー・マグワイアはスポーツ・エージェント。スポーツ・エージェントとはプロのスポーツ選手たちに代わってチームや企業などと契約金などの交渉をする人のこと。
 
近年、高額な年棒ばかりを追いかけ選手との関係が悪化しつつあるエージェント業界に嫌気がさしたジェリーは社員全員に、もっと人と人との絆を大切にするビジネスモデルに変えるべきだと書いたレポートのコピーを配るが、それが原因であっけなく会社からクビを宣告されてしまう。
 
あせったジェリーは無理やり個人事務所を設立するが、社員はレニー・ゼルウィガー扮する秘書のドロシー1人。クライアントもキューバ・グッディング・Jrが演じるアメフトの中堅選手ロッド1人だけ。
 
最初はうまくいかないものの、粘り強く自分を信頼し続けてくれるロッドに次第に献身的になっていくジェリーは、ドロシーの支えとともに起死回生を目指すが・・・というストーリーです。



ちなみに、ジェリーがクビになった原因となった小冊子の内容はざっくり言うと下記のようなものです。
 
「ケガをした時も選手を守り抜くということ。最近はそれが忘れられてしまっている。もっと1人1人と親密な関係になって信頼し合うためには、どうしたらいいのか?答えは簡単。それは『クライアント数を減らす』こと。金額は低く、親身な配慮、自分とゲームを大切にすればいい」
 
そして、アメリカでは、この映画のあるセリフが2つほど大流行しました。
 
1つ目は「Show Me The Money!(金を見せろ)」です。これは、ロッドが俺が欲しいなら高額の契約金を提示してみせろ!という強気な交渉態度をとるシーンなどで、ジェリーに向かって叫ばれたセリフです。下の場面写真のように、ロッドはものすごく陽気というか強気というかうるさいくらいエネルギッシュでまっすぐな男なんですよ(笑)



もう1つは「You Complete Me(君が僕を完璧なものにする)」です。トム・クルーズがレネー・ゼルウィガーに向かっていう言葉です。789jun的に意訳すると「ただビジネスで成功するだけじゃ完全な幸せとは呼べない。それを一緒に喜んでくれる君のような存在が僕には必要なんだ。君がいて初めて完全な成功・幸せと言えるんだ」かな。これはロマンティックなセリフとして、結構有名で、よくパロディなどで登場します。
 
例えば、海外ドラマ「フレンズ」というシットコムでは、ロスという男性が片思い中の女性レイチェルに向かって「You Complete Me」と言いかけますが、反応が悪かったのを察知してすかさず「You Complete Me Kitchen」と言いなおします。「君のおかげで僕・・・の家のキッチンが最高のものになるよ」みたいな意味ですね(笑)
 
 
この映画をみると、結局、善人が懸命に努力すると幸せになれるんだという生きる希望が湧いてきます☆また、あきらめないことの大切さや、友情、信頼、愛情といった心の幸せをビジネスと結びつけることができるんだという気づきを得られました♪
 
ザ・エージェント」は元気が出る、超オススメのサクセス映画です。
 
最後に作中でジェリーのメンター役Dicky Foxが言う素敵なセリフを贈ります。
 
Hey, I don’t have all the answers. In life, to be honest, I failed as much as I have succeeded. But I love my wife. I love my life. And I wish you my kind of success.
 
「かくいう私も正直なところ、たくさんの失敗をしてきた。だが妻を愛し、自分の人生を愛している。願わくば、君も私と同じ種類の成功をしてほしい。できるはずだ」
 
 
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「キッド」は最高のエール映画でSHOW?

 


「キッド」は2000年に公開されたアメリカのディズニー映画です。
 
米ディズニー・オンデマンドというYouTube公式チャンネルに新しいバージョンの予告が公開されてましたので紹介↓

でも、以前の予告のほうが好きだったな♪スティーヴィー・ワンダーの「I Wish」が流れているバージョン。もっと言うと、この以前のバージョンの予告編、完璧な予告編だと思ってます。作った人は、おそらく天才です。すごすぎ!
 
どこがスゴイかというと、まず予告の入り方!セリフのタイミング、カット割り、構成、そして音楽のすべてが自然でスムーズな流れになっているんですね。見せ場の作り方も、セリフを浮き立たせている方法もピックアップしてある場面も音楽の使い方も曲のチョイスも最高です。これしか考えられなかったというくらいピッタリです。
 
そして、感情的にも、コミカルな部分と感動的な部分がシームレスに移行されていくし、ナレーションの声やタイミングもうますぎる。終わり方も最高!もう作品と呼べるレベルです。このBGMのインストゥルメント音楽は予告用に編曲されたんだろうか?と思えてきます。まさに、お手本のような予告編ですね。しつこいようですが、以前のバージョンの予告編の方です。
 
ちなみに、こちらのページでも言いましたが、日本の予告編はショパンの「別れの曲」をBGMに、森本レオさんがナレーションを担当という、感動もの的なまったく違った予告になってました(笑)
 
話しが少々それましたので戻します。監督はジョン・タートルトーブ。「ナショナル・トレジャー」「あなたが寝てる間に…」「クール・ランニング」など、個人的には大好きな作品を監督していることが多いです。
 
主演は、アクションのない映画でしかもディズニーには、めずらしい?ブルース・ウィリス。ただし本作「キッド」の中では、彼の出世作である映画「ダイハード」を彷彿とさせるような飛行場で飛行機をよけるというシャレの効いたシーンはあります(笑)
 
ヒロインはエミリー・モーティマーという女優さん。海外ドラマ「ニュースルーム」、映画「マッチポイント」「ラースと、その彼女」などに出演している綺麗な女性です。
 
ちなみに、タイトルの原題は「Disney’s The Kid」、なぜ「ディズニー版ザ・キッド」としたのかというと、同じく「キッド(原題:The Kid)」というタイトルで1921年公開のチャップリン映画があるんですね。結構有名な映画です。
 
なので、それと混同しないようにと「Disney’s」(ディズニー版)という前置きつけているんです。しかし邦題は、なぜかどちらも「キッド」になっています(汗)
 
さて、本作ジョン・タートルトーブ監督の「キッド」のあらすじは、39歳になる経済的には成功しているイメージコンサルタント役のブルース・ウィリスは、冷淡なビジネスマンで他人から嫌われ、肉親とも疎遠な状態。そんな彼の元にある日どういうわけか、まだ子供(6歳)だった頃の自分がタイムスリップ?して現れるんですね。
 
そしてその子は、未来の自分を見て、「もうすぐ40歳になるのに独身で恋人もいない。夢だったパイロットでもなければ、犬も買ってないなんて!」と泣き出してしまう。。。
 
やがて39歳の主人公は、自分がどうして今のような大人になってしまったのかを、子供の頃の自分と協力して探りにいくことになる。。というお話。
 
 
SFチックな感じがするかもしれませんが、とんでもない。自分の過去(インナー・チャイルド)を癒し、両親や親しい人たちとの和解をテーマにした映画なんです。もう観ているだけで、まるでセラピーを受けているかのように癒されまくりますよ☆
 
そしてエミリー・モーティマーがカワイすぎます(笑)↓



あと、秘書役で出演しているリリー・トムリンという女優さんもイイ味出してます。この人は海外ドラマ「ザ・ホワイトハウス」や「TVキャスター マーフィー・ブラウン」に出演していた女優で、映画も「今宵、フィッツジェラルド劇場で」や「レイト・ショー」等に出演しています。
 
 
本作は、そんな個性的な出演者たちが登場する、ユーモアがあって、優しくて、そしてカワイくもある最高の映画です。
 
そーいえば、フランク・キャプラ監督の「我が家の楽園」というライフワークについての映画があります。好きなことを仕事にしようというのがテーマで、忙しすぎるビジネスマンの男が、本作「キッド」の主人公と同じように目をヒクヒクと痙攣させているというシーンがあります。
 
ひょっとして、監督のジョン・タートルトーブは、キャプラ映画のオマージュとして登場させてるんじゃないかな~?だって、どちらも忙しすぎる仕事を辞めて自分の大好きな夢を取り戻そう!というのがテーマですからね♪
 
夢を忘れてしまった大人に贈る、勇気と希望と、そして情熱を取り戻してくれる温かい映画。それが「キッド」です☆ぜひ一度観てみてくださいヽ(´▽`)/
 
 
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