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「マット・デイモンさん、申し訳ない。番組終了のお時間です」

 

俳優のマット・デイモンと言えば、ハーバード大学に進学後に役者デビューし、親友のベン・アフレックとともに脚本を書き上げた「グッド・ウィル・ハンティング」が映画化。

この作品がアカデミー脚本賞を受賞するやいやな、映画「オーシャンズ」シリーズでジョージ・クルーニーやブラピと共演したり、主演した「レインメーカー」や「ボーン」シリーズなどが世界中で大ヒットするなど、今やハリウッドを代表するムービー・スターです。

そんなマット・デイモンを、なんとジョークのネタにし続けている司会者がいるんですね。

それがアメリカで人気の深夜のトークショー「Jimmy Kimmel Live!」でホストを務める、ジミー・キンメルという司会者。

この番組は2003年からアメリカのABCという放送局で平日月~金に深夜0時頃から放送しているトーク・ライブ・ショーですが、番組の最後の最後に必ず言うジョークというか、決まり文句みたいなものがあります。

それが、

「Apologies to Matt Damon, We Ran Out of Time」

すなわち、

「マット・デイモンさん、申し訳ない。番組終了のお時間です」

というもの。

これは、マット・デイモンがゲストとして出演する予定だったけど、番組の放送時間がなくなっちゃったのでキャンセルね、ということ。

ですが、実は、もともとマット・デイモンをゲストとして呼んではいません(笑)

でもナゼか毎回番組終了時に、ジョークとしてこのセリフを言うんですね。

それが視聴者にウケて、なんと1000回以上にわたってこのフレーズを言い続けています。

そして、とうとうネタにされていることを聞きつけたマット・デイモン本人が、本当に番組のゲストとして登場!



しかし、ジミー・キンメルが長々とマット・デイモンの経歴を紹介しすぎたために、登場と同時にちょうど番組終了の時間がきてしまいます(笑)

マット・デイモンは頭にきれ怒りまくるのですが、なんとコレ、ジミーとマットで事前に打ち合わせ済みの演技なんだそうです。

それにしてもマット・デイモン、いきなりネタにされ始めたというのに冗談に付き合ってくれて器がデカいですよね(´▽`)
 
 
さらにマット・デイモンが仕掛けます。

当時ジミー・キンメルが交際していた恋人の女優サラ・シルバーマン(「名探偵モンク」「スクール・オブ・ロック」などに出演)が作ったオリジナルソング、

「I’m Fxxking Matt Damon」(マット・デイモンとヤリまくってるわ)

のミュージック・ビデオに出演。



英語がわからない方のために一応簡単にご説明すると、

サラが冒頭、

「ハーイ。ジミー、私よ。私達もう5年以上付き合ってるわね。

でも、あなたに言わなきゃいけないことがあるの。

とても大事なことだから聞いてほしい」と言って曲がはじまります。

歌詞は、こんな感じ

サラ :  私、マット・デイモンとヤリまくってるの!
マット:  ああ、彼女はマット・デイモンとヤリまくりだぜ!

サラ :  ごめんなさい。でも、これが真実。

サラ :  私、マット・デイモンとヤリまくってるの!
マット:  彼女はマット・デイモンとヤリまくりだぜ!

サラ :  あなただと思ってしてる訳じゃない。

サラ :  私、マット・デイモンとヤリまくってるの!
マット:  ベッドの上でも
マット:  床の上でも
マット:  ドアマットの上でも
マット:  風呂の中でも
マット:  クルマの中でも
マット:  ミニ・バーでもね!

・・・(途中略)・・・

ラップ部分:

「コンコン、コンコン。誰か居ますか?」
「はい、どちら様ですか?」
「私、マット・デイモンとヤリまくってるの!」

・・・とまあ、こんな感じで続くわけです(笑)

驚くべきことに、なんと、この曲、2008年にクリエイティブ・アーツ・エミー賞でオリジナル歌曲賞を受賞しちゃってます!

悪ノリしてくれるマット・デイモンもスゴイですが、この曲に賞を授与しちゃうアメリカって懐が深いなぁ~(笑)
 
 
さらに、ジミー・キンメル VS マット・デイモンの戦いはヒートアップします。

今度はジミー・キンメルが、ものすごいお返しをしたんですね。

そう、今度はジミーが歌う「I’m Fxxking Ben Affleck!」(俺はベン・アフレックとヤリまくり!)という曲のMVをサラとマットに向けて発表します♪



自分の恋人がマット・デイモンと浮気をしているのなら、こっちはマットの親友ベン・アフレックとヤリまくってやるぜ!という訳のわからないリベンジをしたわけです(笑)

ベン・アフレックがノリノリで演じているのも可笑しいですが、

このビデオクリップには、なんと

 

ブラッド・ピット、
キャメロン・ディアス、
ロビン・ウィリアムズ、
ドン・チードル、
ドミニク・モナハン、
クリストファー・ミンツ=プラッセ、
クリスティナ・アップルゲイト、
レベッカ・ローミン、
さらには、
ハリソン・フォードまで登場しています!

 
 


また、本物の歌手も、

ジョーン・ジェット、
ピート・ウェンツ、
ペリー・ファレル
メイシー・グレー、
ジョエル・マッデン、
ベンジ・マッデン、
ランス・バス、
ヒューイ・ルイス、
ジョシュ・グローバン、
ミートローフ、
ディッキー・バレット

などなど多数参加しています♪

おふざけビデオに豪華すぎるでしょ(笑)

キャスト総勢で歌っている歌は「We Are The World」の替え歌で、感動的すぎるメロディーだし。

ちなみに、最後に「この曲をノーマン・メイラーの思い出に捧げる」というテロップが出てきますが、誰なんですかね?

たしかに同姓同名の作家はいます。自身の第二次世界大戦での体験を記した小説「裸者と死者」を発表した作家なんだそうですが、この曲とは、まったく無関係ですもんね?(笑)ナゾです。
 
 
この後も、

例えばマット・デイモンの新作映画「エリジウム」のインタビュー中に、突然ジミー・キンメルの番組で有名な名物警備員が乱入してプロモーションをメチャクチャにするなど、やりたい放題。

とうとうブチ切れたマット・デイモンは2013年、ジミー・キンメルの番組を乗っ取ってしまいます(笑)



ジミーをイスに縛り付けて、本当にマット・デイモンが番組ホストを務めてしまうという特別な放送回となりました。

駆けつけたゲストも豪華で、

アンディ・ガルシア、
シェリル・クロウ、
ベン・アフレック、
ロビン・ウィリアムズ、
ニコール・キッドマン、
ゲイリー・オールドマン、
エイミー・アダムスなどが生出演!





とくにニコール・キッドマンはスゴイ!

クールに見えて、登場であんなコトしちゃうんだ!?というくらい大胆でセクシーな悪ノリしてます(笑)

エイミー・アダムスも登場しながら、いきなりマット・デイモンとマウスtoマウスのキスしてますけどね。

さらに、中継のシーンになりアンディ・ガルシアが通りに出ると、マットが「ここはハリウッドだから、石を投げればスターにぶつかるだろう。やってみて」と告げ、アンディが投げると、石はリース・ウィザースプーンに当たります(笑)

で、リース・ウィザースプーンもスタジオに乱入。

あらに、アンディがもう1つ石を投げてみると、今度はデミ・ムーアに命中します(笑)

で、デミ・ムーアも参加!最終的にスタジオはこうなりました↓



スゴすぎ!

加えて、VTR出演では

ジェニファー・ロペス、
ジョン・クラシンスキー、
ロバート・デ・ニーロ、
ドン・チードル、
オプラ・ウィンフリー、

などのセレブたちがマットへ応援メッセージを送ってきます。

最後はジミー・キンメルの両親まで(笑)



そして、いよいよ番組の最後がきた際には、マット・デイモンがいつもの決まり文句でやりかえします。


「最後にジミー、何か言いたいことはある?おっと!残念、時間がありません。ここで番組は終わりの時間が来てしまいました、さよなら」

というわけです。いやはや、遊び心もここまでくるとアッパレです!さすが世界一のエンターテイメント国ですな☆
 
 
もっとも、この後2014年には、今度はジミー・キンメルが再び仕返しをしています。

マット・デイモンは、ジョージ・クルーニー監督・主演の新作映画「ミケランジェロ・プロジェクト(The Monuments Men)」に出演。

PRで主要キャスト一同で番組に出演したのですが、マットだけソファではなくてショボイ椅子が用意されていたり、まったく質問してもらえなかったりと嫌がらせをされます。

そして、最後にとうとう発言する機会がまわってきたかと思えば、タイミングよくスタジオが火事になって避難命令が下されることになるという(笑)



この二人の戦い、今後もまだまだ期待できそうですヽ(´▽`)/
 
 
あ、ついでにジミー・キンメル・ライブは、これ以外の企画もすごく面白いです。

例えばドッキリ企画で、

「もしも、わが子にショボすぎるクリスマス・プレゼントをあげたら」



というのや、街頭インタビューで小さい子に「お母さんがしゃべっていた今までで一番下品な言葉は何?」


というもの、あるいは「君が知ってる一番汚い言葉は何?」など可愛らしいものもあります。


あと僕の一番のお気に入りは「The Baby Bachelor」。これは「赤ちゃん達の、ねるとん」みたいな企画(笑)

これがまたカワイイんですよ♪



あとは、「ハロウィーン用のキャンディーを全部ママが食べちゃったんだと告白したら・・・」というのも超絶キュートです☆


子供ネタの動画はズルイですよね(笑)

おっと、最後に忘れちゃいけない、海外ドラマ「フレンズ」に出演していた女優ジェニファー・アニストン(レイチェル役)がジミー・キンメル・ライブ!に来た際には、あの懐かしのセット、モニカの部屋でコントを演じてくれました。

さらに、そこへ共演者だったコートニー・コックス(モニカ役)とリサ・クドロウ(フィービー役)がサプライズで飛び入り参加するという、伝説のシットコム「フレンズ」ファンには堪らない一幕となりましたね☆




「ジミー・キンメル・ライブ!」、いつかDlifeなどで「エレンの部屋」みたいに放送されるといいですね☆

「それでは、時間が来てしまいましたので、この辺で」(笑)

ちなみに「ジミー・キンメル・ライブ!」はまだですが、Hulu(フールー)では2014年11月現在、シーズン40以上続いているアメリカの長寿人気バラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」や、アメリカの若い女性に特に人気のリアリティー番組「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」などが配信中ですよん♪

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海外ドラマ「名探偵モンク」は最高でSHOW?

 

※このページにはネタバレも結構ありますので、ご注意を。

海外ドラマ「名探偵モンク」は、2002年から2009年までアメリカのケーブル局の1つUSAネットワークで放送されていた爆笑できる推理ドラマです(笑)

もう、このドラマ大好きで、たぶんお気に入りの海外ドラマのトップ5に入ります☆

「名探偵モンク」の紹介ビデオ(日本版)↓

お気づきですか?日本版の吹替えでは、モンク役を俳優の角野卓造さんが声を担当しています。(WOWOW版では千田光男さんが担当)

アメリカでも大人気だったようで、全8シーズンも続きました。ただし地上局でなくケーブル局なので1シーズンは16話程度です。それでも全125話あります。

実は2014年11月14日まで、Hulu(フールー)で、全8シーズン124話が配信されていました!

現在でもHulu(フールー)でシーズン1は全12話、観放題ですので、興味ある方はぜひ!オススメです♪(2014年11月30日現在)

あ!そうそう、現在シーズン1の第1話がHuluに加入していなくても誰でも無料で視聴できるようです。(2014年11月30日現在)⇒ Huluで「モンク」と検索してみてね☆

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あと、「名探偵モンク」は、めずらしく日本版DVDも全シーズン発売されています。

 

しかも今ならバリューパックが発売されているので、すごく安いです。僕がみた時は、たしかAmazonで2,500円くらいでした。
 
 
■ 「名探偵モンク」キャラクター紹介

主演のモンク役は、トニー・シャルーブという俳優さん。

トニー・シャルーブは、知る人ぞ知る大ヒットドラマ「ウィングス」(原題:Wings)にシーズン3からレギュラー出演。空港のタクシードライバー役を面白おかしく演じて人気を得ました。

ちなみに「ウイングス」で主演だったスティーヴン・ウェバーは、「名探偵モンク」にゲスト出演し(シーズン5第13話)、再共演を果たしています。

 

その他の海外ドラマでは、「Xファイル」「アリーmyラブ」、人気シットコム「フレイジャー」などにゲスト出演しています。

映画では、「マーシャル・ロー」「メン・イン・ブラック」「スパイ・キッズ」シリーズなどにも出演。

あと最近では「幸せの始まりは」に、なんと精神科医として出演していて笑いました。

ちなみに「メン・イン・ブラック」では、エイリアン役をやってます(笑)ジャック・ジーブスという名前の質屋の主人で、KとJに散々脅されまくった挙句、頭を吹っ飛ばされるという、あのお調子者のジーブスです。

「名探偵モンク」シーズン8内のエピソードでも、モンクが実は宇宙人なんじゃないかという話が登場しているので、別作品の映画とはいえトニー・シャルーブが本当にエイリアン役をやってるってのは、シャレがきいていて面白いですね(笑)

そんな、どんな役でもこなしちゃう名俳優トニー・シャルーブは、「名探偵モンク」で、ゴールデングローブ賞主演男優賞を1回(2002年)、エミー賞主演男優賞を3回(2003年、2005年、2006年)受賞してます。

めちゃくちゃ演技がウマイです!コミカルもシリアスもどちらも最高にウマイ。

演技はイェール大学 演劇大学院で学んだそうです。イェール大学はアメリカでハーバードと並ぶ秀才ぞろいの名門校。頭いいんですね。

この大学院は、アメリカのハリウッド・レポーター誌で、2014年版「世界の演劇学校ベスト25」堂々第1位に輝いてます。メリル・ストリープなんかも卒業生だそうです。

最近でも精力的に俳優活動をしていて、2014年には舞台に主演して、トニー賞主演男優賞にノミネートされたりもしています。

またトニー・シャルーブの奥さんは、女優のブルック・アダムスという人で、1992年、トニー・シャルーブが39才の年に結婚しています。ブルック・アダムスは「名探偵モンク」に合計5回ゲスト出演しています。(詳細は「名探偵モンク」ゲストスター一覧で)

 

続いてモンクの助手役、兼、看護役でもある女性役が、シーズン3の途中まではシャローナ役でビティ・シュラムという女優が演じています。

シーズン3の途中からは、ナタリーという女性が助手としてきます。演じているのはトレイラー・ハワードという女優です。

二人とも愛嬌があって大好きな女優さんです。両方とも、この「名探偵モンク」が代表作と言っていいでしょう。

 

シャローナには男の子が、そしてナタリーには女の子がいるという設定です。特にこのナタリーの娘のジュリー役の女優さんは今では20代になり、当たり前ですが、すっかり綺麗な大人の女性です。(IMDbの写真はコチラ

そしてシーズンが始まった時から亡くなってしまっていたモンクの妻トゥルーディ役は、シーズン2までは主に回想シーンや写真のみの登場でステリーナ・ルジッチという女優が演じ、シーズン3以降は僕も大好きな女優メロラ・ハーディンが演じてます。

メロラ・ハーディンは、海外ドラマ「ザ・オフィス」(米)でマイケルの上司役を演じているあの女性ですね。

 

さてさて、モンクは今紹介した助手たちに助けてもらいながら数々の何事件を解決していくワケですが、さらに忘れちゃいけない協力者がもう4人程いますね。

それが、元警官だった時の相棒でもあるリーランド・ストットルマイヤー警部と、ランドール・ディッシャー警部補、そして精神分析医の2人。

まずリーランド警部ですが、こちらはテッド・レヴィンというアメリカの俳優が演じています。

経歴は、モンク以外にも映画「羊たちの沈黙」での連続殺人犯役や「ワイルド・スピード」「SAYURI」「シャッター アイランド」「アメリカン・ギャングスター」などに出演しています。

ディッシャー警部補は、ジェイソン・グレイ=スタンフォードというカナダの俳優さんが演じてます。すごくコミカルな演技が多かったですが、意外と思いやりのある優しい側面も演じていましたね。

クリント・イーストウッド監督の映画「父親たちの星条旗」やスピルバーグ製作のドラマ「TAKEN テイクン」などにも出演してるみたいです。

そしてセラピストのクローガー先生役をスタンリー・カメルというアメリカの俳優が演じています。

海外ドラマ「刑事コロンボ」や「ジェシカおばさんの事件簿」など多数の作品にゲスト出演しています。残念なことに、「名探偵モンク」シーズン6を撮影している時期に、心臓発作で亡くなってしまっています。

そのためセラピスト役を引き継いだのがドクター・ベル役ヘクター・エリゾンド

ヘクター・エリゾンドは、映画「プリティ・ウーマン」「プリティ・プリンセス」シリーズや、海外ドラマ「刑事コロンボ」などに出演している有名な俳優さんですね。
 
 
■ 「名探偵モンク」に出演したゲストスター

レギュラーキャスト以外にも、「名探偵モンク」にはモンク役トニー・シャルーブの妻で女優のブルック・アダムスをはじめ、様々なゲストスターが登場しています。

例えば、海外ドラマからは、

 

「glee/グリー」のジェーン・リンチ、
ザ・メンタリスト」のティム・カン、
「バーン・ノーティス」のジェフリー・ドノヴァン、
「Hey!レイモンド」ブラッド・ギャレット、
サインフェルド」ジェイソン・アレキサンダー、
また、
24」からは、ビリー・バーク、ボブ・ガントン、グレン・モーシャワー、ジュード・チコレッラ、D・B・ウッドサイドなど、多数の俳優がゲスト出演してます。

さらに、映画からも、

 

プリティ・ウーマン」監督のゲイリー・マーシャル、
「プラダを着た悪魔」スタンリー・トゥッチ、
「世界にひとつのプレイブック」ジェニファー・ローレンス、
ビッグ」エリザベス・パーキンス、
「サイドウェイ」ヴァージニア・マドセン、

などなど、豪華キャストが出演しています!もっと詳しく知りたい方は、ゲストスター一覧表を作ってみましたので、下記のページへどうぞ☆

海外ドラマ「名探偵モンク」に出演したゲストスターを一覧にまとめてみた☆

ジェニファー・ローレンスが「名探偵モンク」に出演した時のことを語ってます↓

 
■ 忘れちゃいけない素晴らしい音楽

「名探偵モンク」で忘れちゃいけないのは、音楽が素晴らしいということ。

まずテーマソングに関しては、面白い逸話があって、シーズン1では歌のないテーマソングがオープニングに流れていたんです。

どんな曲かは、こちらの男性が2重録音?で演奏しています。ウマイにゃ~♪

あと、↓の予告編の中で最初に流れている曲ですので、チョコッと聞けます♪ジェフ・ビールという作曲家のインストゥルメンタル曲で、実は2003年にエミー賞テーマ音楽賞に輝いています☆



これはこれで、大好きなインストゥルメンタル曲だったのですが、実はシーズン2からは、オープニング曲が変わります。

歌つきで、ガラッと雰囲気の違う曲になったんですね。タイトルは「It’s A Jungle Out There」(意味は「外の世界はジャングル」:笑)。

歌詞がモンクが皆に外の世界がいかに不衛生かを訴えかけているものになっていて爆笑しました。こちらのファンサイトさんが歌詞の対訳を公開してくれています♪

この曲はピクサー映画「モンスターズ・インク」と「トイ・ストーリー3」で2度もアカデミー賞を受賞しているシンガー・ソングライターのランディ・ニューマンが作ったもので、2004年にエミー賞のテーマ音楽賞を受賞しています。

オープングソングが変わったことに驚いたファンの一部は、以前のテーマに戻してほしい!と抗議したようで、「名探偵モンク」のシーズン2第12話で、人気ドラマ俳優のもとへストーカーが「決してテーマソングを変えてはいけない」と言いにくるというエピソードがあります(笑)

ちなみにこのエピソードではエンディングで、シーズン1で使われていたインストゥルメンタル曲が流れていて笑いました。

モンクに対してもストーカーの女性が自宅まで訪ねてきて、「あなたのドラマが放送されても、決してオープニングソングを変更しないって約束して」と言われ、モンクが「わかった。約束するよ」と告げるシーンまであります(笑)

ちなみに、個人的には僕もオープニングのテーマ曲はシーズン1のままの方がモンクらしくて好きでした♪ヽ(´▽`)/

歌なしバージョンだけど↓で流れてるBGMがその曲です↓

余談ですが、主題歌が変わった理由としては、様々な憶測が飛び交っているようで、その1つがケーブルテレビだけじゃなく、地上波の放送局ABCでも放送されるようになったためにリニューアルしたという説があるようです。

真相は定かじゃないですが、これはスゴイことなので知っておいて損はないでしょう。元々「名探偵モンク」はNBCで放送する予定だったのですが、ヒットしないと思われたんですね。それで、NBCグループ傘下にあたるケーブルテレビ局USAで放送開始します。

しかし、予想に反して大人気となってしまい、アメリカ地上波の放送局ABCが再放送権を購入して、メジャーな局で全米放送されるようになったというわけです。

当時のケーブルテレビといえば、地上波の番組の再放送権を購入して放映するというスタイルが常識でしたが、なんと「名探偵モンク」では、この逆の現象が起こったというわけですね。

コレ以降、ケーブルテレビでもオリジナルドラマの制作が盛んになって、数多くの傑作が生まれるようになったとか。

テーマソングの話に戻すと、もちろんランディー・ニューマンも素晴らしい曲をたくさん作っています。その最たるものは、なんといっても「名探偵モンク」の最終回シーズン8の最終話で流れた曲「When I’m Gone」ですね!この曲、2010年のエミー賞で作詞作曲賞を受賞しています。

この曲は、モンク役トニー・シャルーブの名演技と、最終回の感動的すぎるシーンで使われていたということもあるのかもしれませんが、名曲だと感じましたね☆

「When I’m Gone」は、↓のファイナルシーズン(シーズン8)予告動画で流れていますので聞けますが、ほんのチョットネタバレになってるかも。

↓曲始めの00:57からスタートにしてあります。

いつ聞いても胸がジーンとして、「名探偵モンク」を全部見た人はわかるかと思いますが、モンクがある人と初めて対面した時のシーンが思い出されて、とっても幸せな気持ちになれます。

ちなみに、シーズン1のオープニングテーマは、映像と一緒に見たほうが雰囲気を味わえます。

嬉しいことに「名探偵モンク」シーズン1第1話は、Hulu(フールー)で、加入者じゃなくても誰でも無料でお試し視聴できるようになっています(2014年11月現在)

ぜひHulu(フールー)で「モンク」と検索してモンクワールドを堪能してみてください☆

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■ 忘れられない名シーン※ネタバレあり

789JUNが選ぶ名セリフ・名場面」のページにも書きましたが、「名探偵モンク」で特に秀逸だなぁ~!と思ったシーンを挙げておきます。

まずは、シーズン1第9話「消えた死体」のラストで、無音(身振り手振りだけで)の逮捕シーン!

言葉がないんです。誰にもセリフをしゃべらせないんですよ。こんな逮捕シーンみたことない。 モンクがめちゃくちゃカッコよかったです!
 
 
あと、最終8シーズンの最終話で、モリーと初めて対面するシーン。

モンク役のトニー・シャルーブが「モリー?」と言ってハグをする場面ね。

トニー・シャルーブの演技力の高さがわかる最高に感動する場面!モンクシリーズで一番好きなシーンです。
 
 
あと大笑いしたのは、シーズン2の第4話でモンクのことを脇でめちゃくちゃ褒めている警官がいるんですが、その警官、実は左右で違う靴下をはいていたためモンクが集中できないということで現場からつまみ出されるんですね(笑)

一見、集中して推理していると思いきや、そんなことを気にしていたのかと思い、このシーンは大笑いました。
 
 
シーズン5のEP12は、モンクが執事になるというエピソード!これも爆笑しました!天職すぎるんですもん(笑)
 
 
あ、そうそう同じくシーズン5EP16は、「フレイジャー」でブルドッグ役のダン・バトラーが犯人役。

ちなみに、モンク自身も「フレイジャー」にゲスト出演しているんですよね。ラジオ局で行われた公開アンケートで1人だけ「なんとなくフレイジャーが嫌いだ」と発言したことによってフレイジャーに、つけまわされるという、かわいそうな売店の店主役です(笑)
 
 
また、シーズン8のEP1では、モンクがアメリカの典型的なシットコムに出演しています(笑)

この回のゲストは映画「ビッグ」のエリザベス・パーキンスですが、さらに、このエピソードに出てくる架空のシットコムのキャストの1人を、海外ドラマ「シェイムレス」でギャラガー家の1人イアン役のキャメロン・モナハンが演じています。
 
 
シーズン6EP2では、オープニングテーマ曲がヒップホップ調になります(笑)なぜなら有名ラッパーのスヌープ・ドッグがゲスト出演した回だから。意外と歌詞がラップ向きで笑えます。
 
 
あと、エピソードでいえばシーズン3の16話では男の子を養子に迎えようとします。これがまたカワイイ&ジーンとする感動エピソードでもあります。これは結構、記憶に残ってるなぁ~☆ちなみに、シーズン7の11では犬を飼おうと奮闘しますよ(笑)
 
 
まだまだ、たくさんあるんですが、言い始めると全部になっちゃうので、この辺でヤメときます(笑)
 
 
■ 名探偵へのオマージュ

 

あくまで個人の意見ですが、「名探偵モンク」は「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」などへのオマージュがいくつか見られると感じました。

例えば、シーズン7EP2のように、「刑事コロンボ」同様にチェスの名人が犯人だったり、シーズン8EP9はコロンボで見たことあるようなゴミ収集所が殺害現場になっています。(余談ですが、このEP9の終わり方はすごく粋です!)

そして「名探偵モンク」の制作陣は、三谷幸喜さんのドラマ「警部補 古畑任三郎」もたぶん観てますよ。

だって例えば、シーズン1の最終話の飛行機の中での事件なんて、「警部補 古畑任三郎」の玉置浩二が犯人役やった回に似てるもん。

さらに、シーズン2のEP1だったかな?時計台から死体が落ちた事件で、モンクや犯人が「Q.E.D」(ラテン語で証明終了という意味のクオッド・エラッド・デモンストランダムの略)を口にするんですね。

これは、古畑任三郎スペシャルで、陣内孝則が数学者役で出演した際に決めセリフとして出てきました。とても印象的な使い方だったので覚えています。

あともう1つ、「消えた古畑任三郎」で今まで対決した犯人たちが刑務所から古畑に対するコメントを言うというシーンがありましたが、

これと、まったく同じように、今までモンクに逮捕されれた犯人たちがコメントするシーンが「名探偵モンク」シーズン7EP7の「100回目の罠」でありました。

また先ほど名シーンとして挙げた、シーズン1第9話「消えた死体」のラスト、無音(身振り手振りだけで)の逮捕シーンも古畑ぶしがでていると、考えすぎかもしれませんが感じますよね。

古畑任三郎のシーズン2の「偽善の報酬」の最後で犯人役の加藤治子が「私だったら何にも言わせないわ。最近のテレビは、しゃべりすぎよ」と言っています。このアドバイスに従ってみたのかな?とか、

もしくは、シーズン1の笑福亭鶴瓶(つるべ)が犯人だった「殺しのファックス」のラストのように、無言でドンドン犯人を追い詰めていくシーンをオマージュしているのかな?というか、このシーンは犯人のつるべえが無言で表情が変わっていくと言ったほうが適切か(笑)

考えてみれば、モンクが考える際に両手を少し挙げてポーズをつくりますが、あれなんかも古畑任三郎が考えたり、何かに気づいた時の指の動きによく似ていると言えば似ていますよね♪

ちなみに「名探偵モンク」は2002年から2009年に放送されたドラマで、一方、「警部補 古畑任三郎」は1994年に始まり、シーズン2は1996年、シーズン3は1999年、ファイナル・シーズンは2006年に放送していました。なので、「警部補 古畑任三郎」の方が先です。

本当にオマージュなのかどうかは知りませんが、「警部補 古畑任三郎」を見ていて影響されていたとしたら、なんとなく嬉しい(´ー`)

あと、オマージュと言えば、シーズン4の16話は、シドニー・ルメット監督の映画「十二人の怒れる男」(1957)のオマージュになっています。モンクが裁判員制度の陪審員の1人として呼ばれるというエピソードです。

ちなみに偶然にも三谷幸喜さんもこの映画のオマージュとして、「十二人の怒れる男」の設定を日本に置き換えたコメディ舞台・映画を製作しているんですよね。もう「名探偵モンク」の制作陣は、三谷作品が好きなんじゃないか?(笑)

というわけで気になったので、制作陣も調べてみると、総指揮はアンディー・ブレックマンと、デヴィッド・ホバーマンという人。

特にアンディのほうは「サタデー・ナイト・ライブ」やデヴィッド・レターマンのトークショー、アカデミー賞などのライターとしても活躍してきたクリエイターらしいです。

あ、そうそう、IMDbを見る限り主演のトニー・シャルーブ自身も制作プロデューサーとして名を連ねているようです。

■ オマケ


モンクには口癖が3つあります。

それを英語の勉強がてら覚えてしまいましょう☆

1つ目は、「後で必ず私に感謝するよ」

英語では、「You’ll Thank Me Later
 
 
2つ目は、「才能です。難儀なね」

英語では、「A Gift and A Curse
 
 
3つ目は、「経緯はこうです」

英語では、「Here’s What Happened
 
 
■ オマケ その2

 

「名探偵モンク」の本放送とは別に、ウェブ上でのみ公開された数分間×7話のミニシリーズがウェビソード (Webisode)として制作されています。

IMDbを見る限り2007年と書いてあるので、ちょうど「名探偵モンク」本放送ではシーズン5が放送されている頃ですね。ちなみに7つのウェビソードのうち4話が日本版DVDのシーズン5に収録さています。(字幕版のみ)

実はシーズン5は、日本版DVDに収録されなかったエピソードが1話あり全16話でなく全15話収録となっています。なぜカットされたかと言えば、モンクがハンセン病に対する差別的な発言をするシーンがあるためだそうです。見てみたかったですが、残念ですね。。。もちろんアメリカ本国のインポート版DVDを買えば英語音声・英語字幕ですが見ることはできます。

そんなこともあって、1話少ない分を補うためにWEBエピソードを追加したのかもしれませんね。どうせなら全7エピソード収録してほしかったけど(^^;

「モンクとクローガー先生」、「モンクとコンピューター」、「モンクと血液検査」、「モンク ジムへ行く」の4話が収録されていて、合計時間は8分です。1話約2分程度の本当に短いミニシリーズですね。

ちみに、残りの3話のタイトルは「Mr. Monk and the Book Signing」、「Mr. Monk at the Party」、「Mr. Monk at the Diner」です。
 
 
あとWEBエピソードとしては、2009年にモンクの子供時代を描いた「Little Monk」というシリーズもあります。こちらは全10話。なんか「古畑中学生」(2008)みたい(笑)

人気シットコム「シェキラ!」主演女優のベラ・ソーンがメインキャストの1人として出演しています。
 
 
■ オマケ その3

 

さらに「名探偵モンク」は、オリジナル小説も発売されています。読んだことはありませんが、オリジナル小説というくらいだから、きっと放送されたエピソードとは違うストーリーなのかな?

ちなみに執筆は「名探偵モンク」で3つのエピソードを担当した脚本家でミステリー作家のリー・ゴールドバーグ。
日本語版は現在ソフトバンク文庫から2冊発売されているようです。なお本国では既に15冊以上発売されている人気シリーズ化してるみたいです。
 
 
ちなみに僕は「名探偵モンク」をHulu(フールー)で全シーズン観ましたが、もう1度、DVDで全巻買って見直したいと思っていますヽ(´▽`)/それだけの価値があるドラマですよん☆
 
 
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イングリッド・バーグマンのすべて

 


イングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman, 1915-1982)は北欧スウェーデン出身の女優です。

イングリッド・バーグマンといえば、何といっても有名なのは映画「カサブランカ」(1942)で演じたヒロインのイルザ役でしょう☆

可愛かったですねぇ~!あの頃のバーグマン、めっちゃ綺麗で好きです。

一応、説明しておくと名画「カサブランカ」はマイケル・カーティス監督の映画で、イングリッド・バーグマンのお相手をしたのはハンフリー・ボガートという俳優。

この方、日本で言うなら高倉健さんのように渋くてタフガイな感じの人気スターです。

 

この映画の中でハンフリー・ボガートが、イングリッド・バーグマンを見つめながらグラスを傾けてこう言うんですね。

「Here’s looking at you, kid」

そう、「君の瞳に乾杯」という意味です♪名セリフが生まれた作品なのであります。

ちなみに山田洋次監督の映画「虹をつかむ男」で、ヒロインの田中裕子がやってた喫茶店の名前も、「カサブランカ」でしたね。

映画「カサブランカ」は、アカデミー作品賞、監督賞、脚色賞を受賞しました。

残念ながら「カサブランカ」ではイングリッド・バーグマンは受賞を逃しましたが、実は彼女、生涯でアカデミー主演女優賞を2回、助演女優賞を1回受賞しています。

さらにイングリッド・バーグマンは、ゴールデングローブ賞エミー賞、トニー賞なども授与されたことがある実力派女優なんです☆

これであとグラミー賞もらってたら、EGOT(イーゴット)ですよ!スゴイ!

 


では、イングリッド・バーグマンがアカデミー賞主演女優賞を受賞した2本の作品は何かというと・・・。

あ、その前に、まずスウェーデンにいたイングリッドは、1937年に21歳という若さで既に結婚しています。お相手は歯科医だったそうで、娘も1人生まれています。その後、単身渡米してきて1939年24才の年に初めてアメリカ映画「別離」に主演します。この映画はスウェーデン映画「間奏曲」のリメイクだそうです。


主演俳優は「風と共に去りぬ」や「ピグマリオン」で有名なレスリー・ハワード。この映画のヒットで、イングリッドはいきなりハリウッドで人気女優となります。

そして1941年には、「オズの魔法使」や「風と共に去りぬ」などを監督したヴィクター・フレミングの「ジキル博士とハイド氏」に出演。スペンサー・トレイシーと共演し、こちらもヒット作となりました。

ちなみに、イングリッドはこの頃から、「キング・コング」や「風と共に去りぬ」や「スタア誕生」などの製作を手がけた名プロデューサーのデヴィッド・O・セルズニックに評価され、女優としての彼女を支援してくれていたようです。

そして翌年1942年、「カサブランカ」に出演。

さらにその翌年の1943年には、米作家アーネスト・ヘミングウェイの小説「誰がために鐘は鳴る」が原作の映画「誰が為に鐘は鳴る」に主演します。

なんとこの時のお相手はゲイリー・クーパーです。アメリカのスーパースター的俳優ですね。

しかもIMDbによるとヘミングウェイに「ヒロインのマリア役をやるなら、髪の毛をショートに切らなければならないよ?」といわれ、イングリッドは迷わず「マリア役のためなら、髪だって切るわ!」とバッサリ切ったという逸話があるそうです。

 


で、1944年、いよいよアカデミー賞主演女優賞に輝いた作品、の1本目「ガス燈」(1944)に出演します。

実はイングリッド、「ガス燈」ではアカデミー賞のほかにもゴールデングローブ賞主演女優賞にも輝いています。

イングリッド・バーグマンは1915年生まれなので、「カサブランカ」が27才、「誰が為に鐘は鳴る」が28才、本作「ガス燈」は29才の時の作品になりますね。

 

「ガス燈」は夫が妻をジワジワと心理的に追い詰める策を講じるという、ちょっと怖いサスペンスなんですが、夫役はフランスの俳優シャルル・ボワイエが演じています。

そして監督は映画「マイ・フェア・レディ」や「フィラデルフィア物語」などで有名なジョージ・キューカーです。

あと、メイド役として出演している若い女優は、海外ドラマ「ジェシカおばさんの事件簿」でおなじみのアンジェラ・ランズベリーで、彼女にとって映画デビュー作だったそうです。

原作はイギリスの戯曲みたい。そのため舞台もロンドンですね。

 


さて、その後イングリッドは1945年、今度は名作「我が道を往く」の続編(もしくは前編)にあたる映画「聖メリーの鐘」に主演。監督はレオ・マッケリー。お相手の俳優は「我が道を往く」にも主演しアカデミー賞に輝いたビング・クロスビーです。

ビング・クロスビーという人は、俳優としても成功しましたが、さらに歌手としてもメチャクチャ有名です。

何せあのクリスマスソングの定番「ホワイト・クリスマス」(1942)、「サイレント・ナイト(きよしこの夜)」(1935)などを歌って大ヒットさせた歌い手さんですからね♪

イングリッドは「聖メリーの鐘」でゴールデングローブ賞主演女優賞に輝きます。

 


そして同じく1945年にアルフレッド・ヒッチコック映画「白い恐怖」に出演。製作は先ほど紹介した名プロデューサーのデヴィッド・O・セルズニック。お相手の俳優は「紳士協定」や「ローマの休日」のグレゴリー・ペックです!

それと、この映画の幻想シーンのイメージを画家のサルバドール・ダリが担当したことも話題になりました。

ちなみにヒッチコックはイングリッドを大変気に入っていたそうです。結局、イングリッドはヒッチコック映画に3本出演しています。

さらにヒッチコックお気に入りの女優はもう1人いて、グレース・ケリーがそうです。そのため、グレース・ケリーとイングリッド・バーグマンの2人は、「ヒッチコック映画の2大ヒロイン」「永遠の2大クール・ビューティ」などと呼ばれているみたい。

ちなみに、グレース・ケリーは後にモナコ王妃となりますし、イングリッド・バーグマンは、なんとスウェーデン語、ドイツ語、英語、イタリア語、フランス語の5ヶ国語を話せたというから知的な美女と謳われていたのもうなずけます。

下の動画は、1979年にヒッチコック(80歳の年)がアメリカ映画協会(AFI)より生涯功労賞を受賞した際に、お祝いのスピーチをしているイングリッド・バーグマン(64歳の年)です。ヒッチコックのことを「尊敬する天才」と称えています。



さて、そんなヒッチコック映画2本目は、翌年1946年の映画「汚名」。

こちらも製作は、やはりデヴィッド・O・セルズニック。ただし共演者は人気俳優のケイリー・グラントです。

この作品もイングリッド・バーグマンの代表的な作品の1つとなりました。

さらに1947年に舞台「ロレーヌのジャンヌ」でトニー賞主演女優賞に輝き、1949年には、ヒッチコック映画3本目の「山羊座のもとに」に主演します。

この映画「山羊座のもとに」で、イングリッドとヒッチコックは、演技や撮影方法に関してケンカをしていたそう。

ある時、「長回しが過ぎる!」とイングリッドが怒鳴ったのを聞いて、ヒッチコックが「イングリッド、たかが映画じゃないか」となだめたという逸話があります。

 


そして、1950年、イタリア映画「ストロンボリ/神の土地」に主演するのですが、なんと、この作品の監督ロベルト・ロッセリーニと、お互い既婚者ながら不倫。後にスキャンダルとなり、6年程ハリウッドから離れます。

結局、イングリッド・バーグマンとロベルト・ロッセリーニ監督はお互い離婚してから1950年に結婚。同年息子が生まれ、その後双子で女の子2人が生まれます。

なんと、この2人の女の子のうちの1人はイザベラ・ロッセリーニという女優です。え?知らないって?実は、イザベラ、あの「タクシードライバー」や「ディパーテッド」などで有名な映画監督マーティン・スコセッシの3番目の妻なんですね。結局離婚していますが。

イングリッド・バーグマンの娘がマーティン・スコセッシ監督の元妻ってのは、さすがに驚きました(笑)

ちなみに、その後イングリッド・バーグマンとロベルト・ロッセリーニ監督も1957年に離婚。イングリッドは、さらに翌1958年にスウェーデンの演劇関係者と3度目の結婚をします。こちらは約20年続きましたが、1975年、60才の年にイングリッドは熟年離婚をしています。

いやはや、情熱的ですよね。まさに恋愛と仕事に生きた女優ですね!

 


イングリッドのキャリアに戻りましょう。

1956年、不倫スキャンダルでハリウッドを離れてから約6年後に映画「追想」に出演します。いわばアメリカ映画復帰作だったのですが、なんとこの役で2度目のアカデミー主演女優賞を受賞しちゃいます(笑)ついでにゴールデングローブ賞主演女優賞も授与されています。

2度目の主演女優賞に輝いた瞬間の動画↓

残念ながら授賞式には出席できなかったようですが、代わりに共演もしていて親交のあった俳優ケイリー・グラントが受け取る役を代行してくれています。

「追想」は「さよならをもう一度」などで有名なアナトール・リトヴァクが監督。「王様と私」や「荒野の七人」で知られるユル・ブリンナーがお相手の俳優。

原作は、ロシアのアナスタシア皇女が革命で殺されたとされているが、実は生きているのでは?という有名な伝説を元にしているそうです。

この伝説はニコライ二世一家と、祈祷家ラスプーチンが関わっていて、日本でも「ルパン三世 ロシアより愛をこめて」や「名探偵コナン 世紀末の魔術師」などで扱われているテーマですね。

さてさて、翌年1957年にロッセリーニ監督とは離婚しますが、キャリアの方は再び順調になり、1959年にはテレビドラマ「ねじの回転」に出演し、エミー賞を受賞しています。

ちなみに、1982年のTVドラマ「ゴルダと呼ばれた女」で2度目のエミー賞を受賞しています。

そして、60歳の年1975年に3度目の離婚をする1年前の1974年に「オリエント急行殺人事件」に端役で出演。

なんとこの役で3度目のアカデミー賞(ただし今回は助演女優賞)に輝きます。

しかも受賞式でステージ上からイングリッド・バーグマンの名前を呼んだプレゼンターは、なんと海外ドラマ「刑事コロンボ」のピーターフォークと、「卒業」「明日に向って撃て!」で有名な女優キャサリン・ロスではないですか!豪華~ヽ(´▽`)/

助演女優賞を受賞した瞬間の公式動画↓

監督は「十二人の怒れる男」などで知られるシドニー・ルメット。原作はもちろんイギリスの推理作家アガサ・クリスティです。

この映画はキャスティングの豪華さも話題になるほどで、イングリッドのほかに「007」シリーズのショーン・コネリーや、ハンフリー・ボガートの妻ローレン・バコール。

さらに俳優ヴァンサン・カッセルの父ジャン=ピエール・カッセル、そして主人公の名探偵エルキュール・ポワロ役は「エリン・ブロコビッチ」の弁護士役でも知られるアルバート・フィニーが演じています。

ストーリーも好きだし、キャストも豪華なので、ぜひ一度見てみてください(´ー`)オススメ☆
 
 
イングリッド・バーグマンが出演した映画作品については面白いDVDセットが発売されています。

彼女が出た有名な作品ばかりを10本集めたDVDセットみたいです。なかなか斬新な売り方ですね♪

しかも10本もついてて、価格はAmazonでなんと1,944円(送料込み)でした。(2014年10月現在)

これは普通に買うよりかなりお得!チョットいいかも(笑)

ちなみに内容は、「カサブランカ」、「汚名」、「誰が為に鐘は鳴る」、「ガス燈」、「ジキル博士とハイド氏」、「ジャンヌ・ダーク」、「凱旋門」、「聖メリーの鐘」、「白い恐怖」、「山羊座のもとに」です。
 
 
最後に、イングリッド・バーグマンは1980年に自伝本を出版しています。

彼女が亡くなる2年ほど前になりますね。

もちろん、ロッセリーニ監督とのスキャンダルや、ヒッチコック監督とのエピソードなど、イングリッドの情熱的な、恋愛に生きた女優としての波乱万丈な人生を垣間見ることができる、貴重な著書と言えるでしょう☆
 
 
ちなみにイングリッド・バーグマンの出演作は、残念ながらHulu(フールー)では見つけることができませんでしたが、WOWOWスカパー!で何度か放送されているようです。要チェック!

WOWOW

 
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